【社会考】「外国人就労改革」に自民がストップ

社会

おはようございます。コロちゃんは毎日散歩の時に、あれこれと考えることにしています。

古代ギリシャの哲学者の「アリストテレス」は、歩きながら考えることを行なっていて「逍遥学派」と呼ばれたそうですね。

「逍遥」とは「そぞろ歩き、散歩」を指すようですが、歩くことは毎朝のコロちゃんと同じ行為です

ただコロちゃん場合には、考える内容が「哲学」ではなくて、お昼に何を食べようかとか、今日のブログネタは何にしようかとか、なんとも「世俗的」なことを考えてますけど。

それでも毎日歩く続けることは、「身体の健康」にも「心の健康」にも良いことだと思っていますよ。

皆さんはお忙しいでしょうけれど、思考が行き詰った時には、歩くことで良い方向が見いだせることもありますよ。ぜひお薦めしますよ。

今日は「技能実習生制度に自民党がストップをかけた」をカキコキします。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「自民党が、技能実習生の新制度に・・・提言」

☆「外国人の転職条件を1年以上から⇒3年に留意しつつ少なくとも2年」

☆「逃げられたくなかったら給料を上げればいい」

☆「政治の混乱で何が起きるか?」

1.「自民党が、技能実習生の新制度へ、いちゃも・・・ゲフンゲフン・・提言」

外国人労働者の「技能実習制度」については、「法務省」が「技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議」を開いていろいろ検討をしていました。

その「有識者会議」の「最終報告」が、先月の11月30日にすでに「法務大臣」に提出されています。

この内容は、それまでの「転職が原則不可」だった「技能実習制度」を、「転職要件を満たせば1年で可」とするもので、高収入を求めて失踪が多発する事態を考慮したものとなっていました。

その「転職要件」は以下となっています。決して厳しいものではなく、実態に合ったものだとコロちゃんは思いましたね。

※「転職要件」
①「同一業務区分」
②「就労1年以上」
③「技能検定基礎級合格」
④「日本語能力試験A1以上合格(いちばんやさしいレベル)」

コロちゃんは、この内容をこのブログで投稿し、「いつまでも厳しい条件を付けているとそのうちに誰も日本にこなくなっちゃうよ」と主張しています。

その投稿記事を読んでみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

【社会考】「移民」か「スルー」か?

「新制度」は、「育成就労制度」と名をつけられて、来年2024年1月に開かれる「通常国会」で審議されて、可決した後の4月から施行される予定となっていました。

それが12月12日になって「自民党」の「外国人労働者等特別委員会」が、この「新制度」の「育成就労制度」に、いちゃも・・・ゲフンゲフン・・「提言」を出してきたのです。

2.「外国人の転職条件を1年以上から⇒3年に留意しつつ少なくとも2年」

この「有識者会議の最終報告」では、外国人労働者の「転職条件」として、現実習生制度の「原則3年は認めず」から、「原則1年超・経過措置として延長可能」と書き込んでいました。

それが、今回の「自民党」の「提言」では、一転して「3年間は特定の企業などで就労すべきだ」とする内容に戻っています。

コロちゃんは、この「自民党の提言」を読んでみました。主要な主張を下記に書き出します。

「各団体・参加議員から・・・地方から都市部への外国人材流出・・・懸念の声が上がった」

「地方から都市部への外国人材の流出による地方経済の停滞、人手不足による企業倒産の増加等の深い憂慮が示された」

そして、「検討を要請」として以下の点を挙げています。抜粋します。

○「外国人材の地方から都市部への流出に対する懸念に対しては、具体的対応を行なうこと。」

○「新たな制度での転籍の在り方については・・・3年間の育成機関に留意しつつ・・・少なくとも2年とすることを可能とするなど・・・配慮すること」

○「国は外国人材が国内法に違反し一定の処分が下された場合は、速やかに退去処分を行なうなど・・・。」

なお、上記では「自民党提言」の一部しか紹介できませんでしたので、全文をお読みになりたい方は下記のリンクのクリックをお願いします。

https://storage2.jimin.jp/pdf/news/policy/207230_1.pdf

3.「逃げられたくなかったら給料を上げればいい」

今回の「有識者会議」の「最終報告」が、条件付きで「転職を1年で可」とする内容となったのは、外国人を安く劣悪な環境で働かせて、失踪事件まで起きている実態を憂慮したからです。

「人権に配慮」して、外国人を受け入れる制度を整えなければ、人材がもう日本に来なくなってしまいます。

海外からは「現代の奴隷制度」と言われて、日本の評価を落としていたのですよ。

「自民党」は、全国政党ですから、地方の有力者からの陳情に対しては、なんらかの対応をせざるをえないのでしょう。

しかし問題の本質は、日本に来た外国人を「安く劣悪な労働条件」で使おうとする、一部の地方の企業主にあります。

「外国人労働者」に逃げられたくなかったら、日本人並みの賃金と労働条件を整えるのが本筋です。それを国の制度で2~3年間は縛り付けようなど、とんでもない考えだとコロちゃんは思いますよ。

「賃金を上げる」ことは、岸田総理が現在総力を挙げている「デフレ脱却」と「賃上げ」にも貢献できるのです。

地方の企業主の方たちにも、「賃上げ」で国策に貢献してもらいましょう。

4.「政治の混乱で何が起こるか?」

今のところ「政府」は、「有識者会議最終報告(1年で転職可)」と「自民党提言(3年に留意)」の二つの提言を基に新制度の詳細を詰めるとしています。

現在、自民党は安倍派の「政治資金パーティ疑惑」で、安倍派5人衆が全員政府の役職を辞任しました。

もう国会は閉会していますから、国会議員への「東京地検特捜部」の取り調べが粛々と進められています。

このような事態となると、政治の世界の「政策」の「調整・変更・決定」がマヒ・混乱する可能性が出てきました。

来年2024年1月に開かれる「通常国会」での「育成就労制度」の成立が、不透明になってきたなとコロちゃんは考えています。

政治の世界でよく語られる言葉があります。

「政治の世界は一寸先は闇」

最近では「岸田総理」も口にしたようですが、多くの政治家の方がこの言葉を口にしています。

自民党最大派閥として100名前後の国会議員を抱えた「安倍派」で、こんな爆弾が爆発するとは、今年の夏までは、誰も想像がつかなかったと思いますね。

今後、どう政界が動くのかは分かりませんが、いずれ着地する時にはより良い「日本」となっていることを、コロちゃんは心から願いますね。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

lisa870によるPixabayからの画像
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