おはようございます。今朝のワンコとの散歩は、真っ暗でしたが空を見上げると厚い雲で覆われていました。
どうやら、久方ぶりの「冬の雨」のようです。山沿いの地方では雪の予報が出ていますが、コロちゃんちの辺りでは雪にならないよね?
コロちゃんの住む地方ですと、ひと冬に1~2回は雪になることが多いですから、コロちゃんはお空を見上げて「雪だけは勘弁してね」とお祈りしましたよ。
もう大分前の事ですが、コロちゃんの住む地方で大雪となって、近隣の住宅のカーポートの屋根が軒並み潰れたことがあったんですよ。
コロちゃんちは大丈夫でしたけど、お隣の家のカーポートの屋根が落ちて大騒ぎとなったことを憶えていますよ。
「腰痛コロちゃん」じゃあ、とてもではないですけど「雪かき」などは出来ませんから、降らないで欲しいですね。
今日は天気も良くありませんから、コロちゃんはいつも通っている「図書館」にでも行きましょう。そして読みたい本でも借りてきましょう。
今日のブログのテーマは「あなたは図書館に行ってますか?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「読書こそわが喜びと、図書館の現在」
☆「図書館数、利用者数、貸出冊数、帯出者数の推移」
☆「21世紀出生児縦断調査と、コロちゃんの場合」
1.「読書こそわが喜び」
コロちゃんの趣味は「読書」です。
子どもの時から、ずいぶん夢中になって読んでいたことを思い出します。とにかく「乱読」の傾向がありましたね。
書籍は、書店で回遊しながら探すこともありますし、「ブック〇フ」で立ち読みしながら探すこともしばしば行なっていました。
そして、何よりも「図書館」にはいつも通いましたね。
コロちゃんは、若い時には東京の北部地域に居住して、何回も引っ越しをしていましたが、どこに引っ越しても最初に行なうことは、その地域の図書館を訪ねることでした。
いつも毎回10冊程度は貸し出しを受けて、毎晩夢中で読書を楽しんでいました。
あの高名な「池上彰さん」が、「なんのために学ぶのか」という本の中に「つらくなったら本の世界に逃げればいい」という言葉がありました。
コロちゃんはこの言葉には痺れましたね。
コロちゃんの若い時代は「激動の時代」でした。コロちゃんもその中で一生懸命に力を振り絞って生きてきたのですが、悩みや苦しみは大きかったのです。
その時にコロちゃんの救いになったのは、「読書」だったのです。
コロちゃんは、ずいぶんと「雑多な読書」にメンタルを救われた記憶を持っていますよ。
なお、この「池上彰さん」の「なんのために学ぶのか」は、ぜひ子どもたちや孫たちにも読んでもらいたいと思った本ですので、下記にご紹介しますね。
2.「図書館の現在を見てみよう」
上記のように、コロちゃんの人生と切っても切れない関係にあった「図書館」ですが、現在の「図書館」を取り巻く状況の変化を見てみようと考えました。
参考にしたのは、「文部科学省」が3年に一度行なっている「令和3年度(2021年)社会教育統計」です。
この「調査」は、図書館だけではなく「公民館・博物館・青少年教育施設等」も調べています。
このブログで扱うのは、この調査の内の「図書館」だけですが、まず最初に「図書館数」から見てみましょう。
①「図書館数の推移」
それでは、日本全国の「図書館数の推移」を下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「文部科学省 施設数の推移」より
https://www.mext.go.jp/content/20230323-mxt_chousa01-000023559_1.pdf
出典:文部科学省 令和3年度社会教育統計(社会教育調査報告書)の公表について(1月16日利用)
上記のグラフは、「平成11年度(1999年度)」~「令和3年度(2021年度)の「公共施設数」の推移です。
上から二番目の「茶色線」が「図書館数の推移」です。緩やかな右肩上がりで推移しています。図書館数は増えているのです。下記に書き出しますね。
◎「図書館数」
①「2002年度(平成14年度):2742」
②「2011年度(平成23年度):3274」
③「2021年度(令和3年度) :3394」
3年ごとの調査なので、きっちり10年ごとの比較ではありませんが、ざっくりいうと20年ほど前から2021年までの間に650ヶ所ほど「全国の図書館数」は増えています。
この理由なんですけれど、コロちゃんはちょっと考えたことがあるのです。
どこの自治体でも人口減少で予算が苦しい中で、なぜ「図書館数」は増えたのでしょう?
「図書館」は「行政サービス」ですから、おそらく「図書館設置」に住民の要望が多かったのではないかと思ったのです。
コロちゃんが平日の昼間に「図書館」を訪れると、周りは高齢者ばかりです。
日本の高齢者の増加が、全国で「図書館需要」を生み出したのではないかと、コロちゃんは考えたのですが、いかがでしょうか?
この「図書館の増加」は利用者の立場からは、とても良い事なのですが、次に「利用者数」を見てみましょう。
②「図書館1施設当たりの利用者数の推移」
次は「図書館1施設当たりの利用者数の推移」です。下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「文部科学省 利用者数の推移」より
https://www.mext.go.jp/content/20230323-mxt_chousa01-000023559_1.pdf
出典:文部科学省 令和3年度社会教育統計(社会教育調査報告書)の公表について(1月16日利用)
上記のグラフは、「平成13年度間(2001年度間)」~「令和2年度間(2020年度間)の「利用者数」の推移です。
「平成13年度間(2001年度間)」という表示は、「平成13年4月1日~平成14年3月31日の間」にという意味となります。
上記のグラフの、上から三番目の「茶色線」が「利用者数の推移」です。利用者数はゆっくりと減少していますね。下記に書き出します。
◎「利用者数」
①「2001年度間(平成13年度間):5万3016人」
②「2010年度間(平成22年度間):5万7991人」
③「2020年度間(令和2年度間) :4万2374人」
上記で「図書館数増加」を見てきましたのに、こちらでは「1館当たりの利用者数」は減少しているのですよね。
ただ、2020年度はコロナ禍の影響もありますから、これだけでは利用者が減少傾向とまでは言えないかもしれませんね。
次には、肝心の「図書館の貸し出しの本」の数と「帯出者数」を見てみましょう。
好きな本を本屋さんで購入して読んでいる方もいらっしゃると思いますけれど、「読書好き」でしたらまずは「図書館」に行こうとされますからね。いろいろ参考になると思いますよ。
③「図書館の貸出冊数と帯出者数の推移」
「図書館の貸出冊数」は、「貸し出しされた本の数」ですね。以下に書き出しますね。
◎「貸出冊数」
①「2001年度間(平成13年度間):5億2082万2278冊」
②「2010年度間(平成22年度間):6億8234万3518冊」
③「2020年度間(令和2年度間) :5億3077万5145冊」
この「貸し出し冊数」を見ると、10年前からは、1.5億冊減少しています。ただ20年前に比べれば、1000万冊は増えていますね。
これも、コロナ禍の影響があったのかもしれませんね。
次に「帯出者数」を見てみましょう。「帯出者数」とは、「図書館」から本を借り受けた延べ人数の数です。一人で1年間に12回借り受ければ、12人としてカウントされます。
◎「貸出冊数」
①「2001年度間(平成13年度間):1億4309万9696冊」
②「2010年度間(平成22年度間):1億8756万2478冊」
③「2020年度間(令和2年度間) :1億4248万9684冊」
この「貸し出し冊数」も、上記の「帯出者数」と同じ動きになっています。10年前と比べると4500万冊も減少しています。
この減少の動きが今後も続くのかどうかは、次の「令和6年度」の調査を待たなければ分かりませんね。
ただ「図書館数」は、「①2002年度(平成14年度):2742」から、「③2021年度(令和3年度) :3394」と、650ヶ所も増えています。
それにもかかわらず「図書館利用者数」「貸出冊数」「帯出者数」の全てが増えずに逆に減少していると言う事は、「読書人口」自体が減少に向かっているように思われます。
この数字は「読書習慣」の衰退を表しているのかもしれません。
なお、この「文部科学省」の「令和3年度(2021年)社会教育統計」を、お読みになりたい方は下記のリンクのクリックをお願いします。
https://www.mext.go.jp/content/20230323-mxt_chousa01-000023559_1.pdf
3.「21世紀出生児縦断調査」
「文部科学省」が、昨年2023年10月13日に「第21回21世紀出生児縦断調査(平成13年出生児)」という「調査報告書」を発表しています。
この「調査報告書」は、「2001年に生まれた赤ん坊(その年代の男女)」を、ずっと追いかけてその「男女世代」の「変化」を調べるものです。
ですから、今回21回目の「調査対象者」は「21歳の若者たち」となっています。
それでは、文部科学省が調査をした「21歳の若者の読書習慣」を見てみましょう。今の若者たちが、毎月何冊ぐらい本を読んでいるのかがわかるとは楽しみですね。
①「21歳の若者たちの読書量」
以下のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「文部科学省 この1ヵ月間に読んだ書籍の数」より
https://www.mext.go.jp/content/20231013-mxt_chousa01-000032195_01.pdf
出典:文部科学省 第21回21世紀出生児縦断調査 より(1月20日利用)
上記のグラフは「この1ヵ月に読んだ書籍の数」です。
グラフの一番上が「紙の書籍・本」です。21歳の若者たちが、読んでいる本の冊数は以下の通りでした。
◎「1ヵ月間に読んだ書籍の数」
①「0冊 62.3%青色」
②「1冊 19.7%茶色」
③「2~3冊 12.3%灰色」
④「4冊以上 5.8%黄色」
この結果を見ると、21歳の若者の6割は「紙の本」は一冊も読まないとなっていますね。
②「21歳が小学4年生だった頃の読書量」
この「調査」のグラフには、上記の「調査対象21歳」の年代の方たちが、小学校4年時(10歳)の時の2010年に実施された「調査結果」も並べて記載されています。
下記のグラフをご覧ください。重ねて言いますけど対象者は「小学校4年生(10歳)」ですよ。
「文部科学省 この1ヵ月間に読んだ書籍の数・第10回調査」より
https://www.mext.go.jp/content/20231013-mxt_chousa01-000032195_01.pdf
出典:文部科学省 第21回21世紀出生児縦断調査 より(1月20日利用)
上記のグラフの上が「本」で、下のグラフが「雑誌・マンガ」です。小学4年生(10歳)の子どもたちが1ヵ月間に読んだ本の数は以下の通りです。
◎「1ヵ月間に読んだ書籍の数」
①「0冊 10.3%青色」
②「1冊 19.7%茶色」
③「2~3冊 31.9%灰色」
④「4冊以上 38.1%黄色」
この「小学4年生(10歳)」の読書数を見ると「0冊(青10.3%)」となっています。
「21歳時」には「0冊(青)62.3%」でしたから、「小学4年生10.3%」の時の方が「0冊」の割合が大幅に少ないのです。
わかり易いように、下記に「〇小学4年時」と「●21歳時」を並べてみます。
◎「読書数 0冊」
〇「小学4年 10.3%」
●「21歳 62.3%」
◎「読書数 1冊」
〇「小学4年 19.7%」
●「21歳 19.7%」
◎「読書数 2~3冊」
〇「小学4年 31.9%」
●「21歳 12.3%」
◎「読書数 4冊以上」
〇「小学4年 38.1%」
●「21歳 5.8%」
これにはビックリしますよね。
本を読まない(0冊)のは、11年前の「小学4年 10.3%」よりも、2022年の「21歳 62.3%」の方がはるかに多いのです。
「1冊」はどちらも変わらない数字ですが、「2~3冊」と「4冊以上」は、「小学4年生」時の方が「21歳の若者」よりも本を読んでいるのです。
その理由としては、ハッキリと書いてはいませんが、動画投稿サイトやSNSの普及が一因かもと報じられていますね。
コロちゃんとしては、もっと読書した方が人生は豊かになるよと、ジジ臭くアドバイスをしたくなりましたね。
d(^▽^*d)いいよ!いいよぉ~!!
だけど、絶対嫌われるだろうなー。
(๑′-﹏-๑)シュン
なお、この「21世紀出生児縦断調査」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
https://www.mext.go.jp/content/20231013-mxt_chousa01-000032195_01.pdf
4.「コロちゃんの場合」
今の若者の間で「本離れ」が進んでいるのかについては、ネットで調べたところでは異論もあるようです。
そういえば「若者の読書離れというウソ」という本も出版されていました。コロちゃんも今度読んでみますね。
今日、コロちゃんはこのブログのカキコキを途中でお休みして、いつも通っている「図書館」に行ってきたんですよ。それで6冊借りてきました。
ほら、これですよ。下記にフォトを添付しますね。今日からしばらくはこの本の「読書三昧」ですよ。
コロちゃんは、この本を読む前の「宝物を抱えている」ような感じが好きなんです。
ただ、読んでみるとがっかりすることが多いんですが、たまにホントにピカッと光るような本に当たると、天にも昇るような気持ちになりますね。
さてさて、ではコロちゃんは、この辺で皆さんとお別れして、読書に入りまーす。
( ̄^ ̄)ゞ敬礼!
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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