おはようございます。コロちゃんは、今「夏休み蓼科旅行」のお土産を開いて見ました。
この「お土産」は、「自分用」に購入してきたのですが、ナイショで「訪問ヘルパーさんと訪問リハビリのお兄さん」にもおすそ分けするつもりでいます。
以下のお菓子ですよ。なになに? 「長野の牛乳パン風味:フィナンシェ」だって?

はて? この「フィナンシェ」って何でしょうか?
(*´・д・)はて?
コロちゃんがポチポチ調べてみると、以下でしたよ。
◎「フィナンシェとは?」
①「フランス発祥の焼き菓子」
②「アーモンドバター、焦がしバター、卵白などを使い、長方形の型で焼くのが特徴」
③「フランス語で『金融家』を意味する」
④「証券取引所の近くの菓子職人が、忙しい金融マンがスーツを汚さずに食べられるように考案した」
ふむふむ、「長野」じゃなくて「フランスのお菓子」なんですね。
φ(゚Д゚ )フムフム…
それで、どれどれどんな味のお菓子なのかな?
(*´〇`*)ぁ〜ん(・Θ・)ぱくっ♪
一口食べてみると「しっとりして甘いお菓子」ですね。苦いコーヒーと一緒に食べると美味しいかも。
うんうん、なかなか「お茶請けに良いお菓子」ですよね。コロちゃんは、いつも旅行に行くと必ず「自分へのご褒美のお土産」を購入して帰ることにしているのですよ。
(*。_。)⁾⁾ゥンゥン
いつものお土産は「名物に美味いものなし※」がほとんどなのですが、今回の「蓼科旅行土産」は「当たり」でしたよ。
思わずもっと多く買って来れば良かったと思いましたよ。
(※名物に美味いものなし:志賀直哉の随筆「奈良」:「(奈良は)食ひものはうまい物のない所だ」より)
そんな「お土産に舌鼓を打ったコロちゃん」が、今日は「あなたの5年後の給料は上がっていると思いますか?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「賃金が上がらないと考えているから消費も増えないよと、5年後の給与変わらずが4割もいるよ」
☆「賃上げは全年代で進んでいるけど・・・、賃金が上がる社会が想像できないんだよ」
☆「ノルムは企業経営者の方だよと、日本はボーイング労組を見習え」
☆「コロちゃんと上がらない給料」

1.「賃金が上がらないと考えているから消費も増えないよ」
さて、今日は「あなたの5年後の給与は上がっていると思いますか?」をテーマに書きますね。
コロちゃんは「年金生活」ですから、毎年ある程度は上がると思っています。「年金」は毎年1月に「年金改定率(賃上げ)」が決まり、その年の6月支給分から実施されます。
今年「2025年6月支給の年金は、前年より1.9%アップ」でしたよ。これでは「毎年3%の物価上昇がある現在」では、「物価に追いつかない年金改定率」となっています。
この「1.9%増の年金所得」って、コロちゃんの場合は「月3000円増」なんですよ。
たいしたことないでしょう? とても「3%以上の物価上昇」には追い付きませんよ。
もし来年以降も、今年の「1.9%増程度」が続いたとすると「コロちゃんの5年後の年金は約10%増」ぐらいになるかと思われますね。
ただ、その時までの5年間の物価上昇率は「15%増」ぐらいにはなりそうですよ。
しかし、世の中の「現役世代の方々」は「5年後の給料は上がる」と見ている方は少ないようなのですよね。
今日は、先月7月に「内閣府」から発表された「経済財政白書」から、いくつかのデータで「現役世代」の方々の「意識」を探っていきたいと思いますね。

2.「5年後の給与変わらずが4割もいるよ」
最初は「あなたの5年後の給与はどの程度になりますか?」への回答を見てみましょう。
これは「経済財政白書」に記載されていましたよ。意外と皆さんは「給与が上がる」とは考えていないんですよね。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 5年後の給与の増加予想」より
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je25/pdf/all_01.pdf
出典:内閣府 令和7年度経済財政白書より:8月22日利用
上記のグラフは、「内閣府」が発表した「5年後の給与予想」です。「20~50代」が対象ですから「現役世代」になります。下に書き出しますね。
◎「5年後の給与予想:全年代」(小数点以下切り捨て)
①「低下 :18%」
②「変わらない:38%」(最多)
③「0~5% :14%」
④「5~10% :13%」
⑤「10~20% :7%」
⑥「20%以上 :7%」
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je25/pdf/all_01.pdf
(出典:内閣府 令和7年度経済財政白書より:8月22日利用)
うーむ、上記を見ると「5年後の給与が②変わらないが38%」で「最多」ですよ。それに「5年後には給与が➀下がるが18%」と2割近くもいますよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム
確か「春闘の賃上げ率」は、以下でしたよね。
◎「春闘賃上げ率:連合発表」
①「2023年:3.58%」
②「2024年:5.10%」
③「2025年:5.25%」
上記の「春闘賃上げ率」を見ると、「①2023~③2025年の3年間」で合計すると「10%以上の賃上げ」がなされているはずなんですよ。
このことを、「経済財政白書」では下記のように記載しています。
「5年間で 10%以上上昇という見通しは必ずしも非現実的なものとは言えない」
「比較的若い年齢層においても、今後5年間で年2%程度以上のペースの賃上げを想定しているのは全体の2割程度にとどまり、持続的な賃金上昇に確信を持てていない・・・賃金の据置きを想定するという意味でのデフレマインドが依然として一定程度染み付いている様子がうかがえる」
つまり「現役世代」は、まだまだ「今後賃金が上がることを信じていない」という「マインド」があると言うのです。
うーん、どうなんでしょうね。これって「心理・メンタルの問題」なのでしょうか?
( ̄へ ̄|||) ウーン
コロちゃんは、ホントに給料が上がっているのかを、ちょっと調べてみましたよ。これは、上記の「経済財政白書」でも言及していますね。次に見てみましょう。

3.「賃上げは全年代で進んでいるけど・・・」
この「経済財政白書」では、「給与計算代行のペイロール社のビッグデータ」を引用しています。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 給与計算代行サービスのからみた年齢別所定内給与の伸び」より
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je25/pdf/all_01.pdf
出典:内閣府 令和7年度経済財政白書より:8月22日利用
上記のグラフは、「内閣府」が発表した「給与計算代行会社のビッグデータ」による「年令別所定内給与の伸び」です。下に書き出しますね。
◎「年令別所定内給与の伸び」(小数点以下切り捨て)
①「2024年」
・「20代:5%増」
・「30代:4%増」
・「40代:4%増」
・「50代:1%増」
②「2025年」
・「20代:7%増」
・「30代:5%増」
・「40代:5%増」
・「50代:3%増」
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je25/pdf/all_01.pdf
(出典:内閣府 令和7年度経済財政白書より:8月22日利用)
おー、確かに全体で増えていますね。特に「20代が➀2024年が5%増で、②2025年が7%増」と大幅に増えていますよ。
(o゚Д゚)オー
だけど、やっぱり「50代は➀2024年が1%増で、②2025年が3%増」って増え方が低いですよ。50代と言えば「子どもの教育費」や「老後の準備など」で一番苦しい時期ですけどね。
どうやら「現役世代」で一番割を食っているのは、「50代」かも知れないとコロちゃんは思いましたよ。
ただ上記のデータを見ると「賃金が上がり始めた」ことには間違いがありません。。
だけどコロちゃんは、上記の「データ」は「給与計算代行会社のデータ」ですから、一部の「大企業のデータ」かも知れないと思いましたよ。
そこで「厚生労働省の毎月勤労統計のデータ」も見てみましたよ。次に見てみましょう。

4.「賃金が上がる社会が想像できないんだよ」
これは「独立行政法人:労働政策研究・研修機構」が集計して発表していました。グラフのバックデータから書き出しますよ。
元データは「厚生労働省の発表した毎月勤労統計」ですよ。下記でしたよ。
◎「月間現金給与総額:事業所規模30人以上」(1000円以下切り捨て)
◎「労働者1人平均月間現金給与額」(1万円以下切り捨て)
➀「1995年:40.8万円」
➁「1996年:41.3万円」
③「1997年:42.1万円」(ピーク)
④「1998年:41.5万円」
⑤「1999年:39.6万円」
⑥「2000年:39.8万円」
⑦「2001年:39.7万円」
⑧「2002年:38.7万円」
⑨「2003年:38.9万円」
⑩「2004年:37.7万円」
⑪「2005年:38.1万円」
⑫「2006年:38.5万円」
⑬「2007年:37.8万円」
⑭「2008年:38.0万円」
⑮「2009年:35.6万円」(ボトム)
⑯「2010年:36.1万円」
⑰「2011年:36.3万円」
⑱「2012年:35.8万円」
⑲「2013年:36.1万円」
⑳「2014年:36.7万円」
㉑「2015年:36.1万円」
㉒「2016年:36.5万円」
㉓「2017年:36.2万円」
㉔「2018年:37.2万円」
㉕「2019年:37.5万円」
㉖「2020年:36.5万円」
㉗「2021年:36.8万円」
㉘「2022年:37.9万円」
㉙「2023年:38.6万円」
㉚「2024年:39.7万円」
https://view.officeapps.live.com/op/view.aspx?src=https%3A%2F%2Fwww.jil.go.jp%2Fkokunai%2Fstatistics%2Ftimeseries%2Fxls%2Fg0401.xlsx&wdOrigin=BROWSELINK
(出典:独立行政法人:労働政策研究・研修機構:早わかり:グラフでみる長期労働統計バックデータより:8月22日利用)
いやいや、疲れたー。やっと書き終わったよ。
ε- ( ̄、 ̄A) フゥー
しかし、こうやって「➀1995年:40.8万円」~「㉚2024年:39.7万円」」の30年間を見ると、正に「失われた30年」ですね。
この「30年間(1995~2024年)」で全然賃金が上がっていませんよ。ずらっと「30万円台の給与」が並んでいますよ。
上記でコロちゃんがわざわざ「30年間の給与➀~㉚」を書いた理由は、この「30年間給与が横ばいだった」と言うことに注目したからです。
これって、1990年代半ばに「20歳前後で社会に出た若者」は現在50代になっていますよね。その方々は「賃金が上がる社会を知らない」のですよ。
20代で社会に出てから、ずっと「賃金が横ばいの社会」しか見ていないのですよ。
これって「ノルム(社会規範)」になりませんか?
つまり「現在の会社員の皆さん」は、それまでの「社会人の人生の中」で給与が上がることを経験したことが無かったから、「5年後に給与が上がる自分の姿」が想像できないのではないでしょうか。
その結果、上がった給与を「消費」に使わずに貯蓄に回す方も多いのではないかと思われますよね。
いやいや、給与が上がったと言っても、下記程度ですよ。
◎「毎月勤労統計のデータ」
㉘「2022年:37.9万円」
㉙「2023年:38.6万円」(0.7万円増)
㉚「2024年:39.7万円」(1.1万円増)
うーむ、確かに上がってはいますけど、この程度では「物価上昇率が3%台」ですから、その分をカバーできていないですよね。
(´ヘ`;)ウーム…
これでは、とてもとても「消費が増える」とはコロちゃんには思えませんよ。

5.「ノルムは企業経営者の方だよ」
今日は「あなたの5年後の給料は上がっていると思いますか?」を、「経済財政白書」から引用して探ってみました。
どうやら「現在の会社員」には「給料は上がらないと言うノルムがある」らしいですよ。
「ノルム」とは、「人々の共通の認識」を意味し「社会的な習慣や規範意識」のことを言いますね。
この「会社員」の「給料が上がらないと言うノルム」を払拭しない限り、「消費は増えず」に「経済の好循環」には進まないと言うわけです。
つまり悪いのは「給料が上がらないという意識(ノルム)」だと言うのですよ。
しかし、コロちゃんは思ったのですよ。上記で見てきたように「給料が上がらなかった30年間」が、その「会社員のノルムを形成した」んですよね。
だったら、これは「企業経営者の給料を上げなくとも良いよねと言う意識(ノルム)」が一番悪い「戦犯」でしょう。
コロちゃんは「経済財政白書」のこの部分を読んで、悪いのは「給料が上がらないノルムを持った会社員」と言わんばかりの記載には、思わず「違うだろ!」と突っ込みましたよ。
オイオイ!( *゚∇)/☆(ノ゚⊿゚)ノ
要するに「企業経営者」は、30年間も「物価が上がらないんだから、給料を上げなくともかまわない」とのノルムにとらわれていたのですよ。
その結果、ここ数年はちょっとばかりの「賃上げ」をしても、「将来間違いなく賃金が上がる」とは誰も信じなくなったという事なのでしょう。
「会社員」は「企業経営者の姿勢」を信用しなくなったのですよ。
そりゃ「30年間もろくな賃上げをしなかった」んですからね。信用を無くすのも、当たり前だとコロちゃんは思いましたよ。

〇「定期昇給マジックにダマされちゃダメだよ」
もう1つ指摘しておきますけど、「5%の賃上げで充分」ではありませんよ。
「春闘の賃上げ」は、「定期昇給」+「ベースアップ」で構成されます。この「定期昇給分」は、実は「賃上げ」ではありません。その理由は以下ですよ。
だいたい「日本企業の定期昇給分は2%程度」と言われています。
この「定期昇給」は、毎年一定金額が上昇しますが、経営者にとっては「毎年高い給与の定年退職者」と「低い給与の若い新入社員」が交代しますので「賃金総額」は変わりません。
ですから「ベースアップ」こそが、「真水」の経営者の「負担増加分」なのです。
ここに「定期昇給のマジック」があります。
「定期昇給2%+ベアゼロ」だと、「社員は年齢が上がるごとに毎年2%の賃金上昇」を実感しますが、経営者にとって「賃金総額は変わらない」のです。
だから、「春闘賃上げ5%」と言っても「真水の賃上げは3%」でしかないのですよ。
そして「現在の物価上昇率は3%以上」となっています。これでは「春闘賃上げ5%(実際の真水の賃上げは3%)」では「実質的な賃金上昇率はゼロ」ですよ。
この様に見ていくと、「会社員の給料が上がらないと言うノルム」を払拭するためには、まず「会社経営者が賃金を上げなくとも良いと言うノルム」を先に無くさなければなりませんよ。
それも「5%程度」ではダメですよ。それでは「物価上昇」で打ち消されてしまいますからね。少なくとも「10%以上」の賃上げは絶対に必要ですよ。

6.「日本はボーイング社労組を見習え」
冒頭では「5年後の給料が上がっているか?」を問うていました。
コロちゃんは、昨年11月に「アメリカのボーイング社の労働組合」がストライキで妥結した金額を憶えていますよ。それは以下でしたよ。
◎「アメリカ・ボーイング労働組合妥結事項」
①「4年間で38%の賃上げ」
②「一時金の支給:1.2万㌦」(177万円)
おー、「①4年間で38%」というと「1年では9%強」となりますよ。高いですよね、「5%」どころではないですよ。
(o゚Д゚)オー
この「ボーイング社労組」を、日本の労使は見習わなければなりませんよ。
コロちゃんは、「給料は毎年上がるものだとのノルム」を「企業経営者の皆さん」が肝に命じない限り、「社員の給料は上がらないとのノルム」はなくならないと思っていますよ。
繰り返して言いますよ。悪いのは「給料を上げようとしない企業経営者」ですよ。別に「ない袖を振れ」とまでは言いませんよ。
豊富な「内部留保のごく一部」を「社員に給料」として払えばいいのですよ。
参考までに、「企業の内部留保」を下に書き出しておきますね。
◎「利益剰余金の推移(内部留保金)」(1000億円以下切り捨て:カッコ内は前年比)
①「2019年:475兆円」
②「2020年:483兆円」(8兆円増)
③「2021年:516兆円」(33兆円増)
④「2022年:554兆円」(38兆円増)
⑤「2023年:600兆円」(46兆円増)
➅「2024年:636兆円」(36兆円増)
https://www.mof.go.jp/pri/reference/ssc/results/r5.pdf
(出典:財務省 年次別法人企業統計調査(令和5年度)結果の概要より:8月22日利用)
いやー、儲かってまんなー。これだけありますが「全部出せ」何て言いませんよ。ちょっとだけでいいんですよ。
c(・。・)チョッチダケヨ

7.「コロちゃんと上がらない給料」
今日は「あなたの5年後の給料は上がっていると思いますか?」をテーマに考察してきました。
コロちゃんは、悪いのは「給料を上げなかった企業経営者だ」と断言しましたが、皆さんはいかがお考えでしょうか。
最後の「コロちゃん話」は、コロちゃんの「上がらなかった賃金」を書いてみますね。
コロちゃんは、1980年代に転職をし、その後「60歳の定年」までその会社で勤務し続けてきました。この会社の給与体系は「業績給」の割合が高く、営業成績の良い社員は高い給料を得られました。
もちろん、その逆の「営業成績」の悪い社員は低い給料しか得られませんでしたよ。
コロちゃんは、自分で言うのもなんですが、最初から「営業成績は良好」で「退職時」まで高給を得ることが出来ましたよ。
この「業績給の難点」は、「年功給」の割合が低い事です。
「年功給」とは「若い時には低い給与で年を取るほど高い給与」となる制度のことです。日本のほとんどの会社は「年功給制度」となっています。ちょっと見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「労働政策研究・研修機構 賃金カーブ」より
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0405.html
出典:労働政策研究・研修機構 早わかり グラフでみる長期労働統計 賃金カーブより(8月22日利用)
上記は、1976年(黒点線)・1995年(赤点線)・2024年(青実線)の「性別、年齢階級別」の「賃金カーブ」です。
グラフの「男性」の「賃金カーブ」だけを見てみましょう。以下でしたよ。
◎「男性の賃金カーブの特徴」
①「1976年:黒点線」
・「賃金カーブのピーク」
・「50~54歳:18.7万円」
・「20~24歳を100とすると185」
②「1995年:赤点線」
・「賃金カーブのピーク」
・「50~54歳:42.3万円」
・「20~24歳を100とすると212」
③「2024年:青実線」
・「賃金カーブのピーク」
・「54~59歳:44.4万円」
・「20~24歳を100とすると189」
https://view.officeapps.live.com/op/view.aspx?src=https%3A%2F%2Fwww.jil.go.jp%2Fkokunai%2Fstatistics%2Ftimeseries%2Fxls%2Fg0405.xlsx&wdOrigin=BROWSELINK
(出典:労働政策研究・研修機構 早わかり グラフでみる長期労働統計 賃金カーブより:8月22日利用)
上記を見ると、「普通の年功給の会社」では「賃金カーブのピークが50代」にあるのです。
それも「1976年・1995年・2024年」で、一番高かったのが「②1995年:50~54歳の42.3万円」でした。
この時点の「20~24歳の男性の給与を100」とすると、「50~54歳」では「212%」を支給されています。
これが「2024年」になると「賃金カーブのピーク」は「54~59歳だった男性」に変ります。この時点の「20~24歳の男性の給与を100」とすると、「189%」にしかなりません。
30年間にこれだけ「賃金カーブ」の山が低くなったのです。
このように「1995年から2024年」にかけて、「年功給の会社」においては「賃金カーブ」が低くなってきました。
コロちゃんが幸運だったのは、この時代(30年間)に「業績給」の割合が大きな「給与体系の会社」に勤務していたことですね。
コロちゃんは、最初から「高い業績給」を受け取っていましたから、その後は「退職時」までほとんど同じ「業績給」を維持・支給されていました。
ですから「不況」で手取りが減って「住宅ローン」を払えないということは、この「会社に勤務していた28年間」で一度もありませんでしたよ。
コロちゃんがこの会社に転職したのは、1980年代の後半でした。
その時点では「将来年齢が上がれば給与が高くなる」と言う理由で、「年功給のある会社」に就職する方がほとんどだったと思いますね。
それが、まさか20~30年後に「賃金カーブの山が低くなる」なんて、誰一人予想もしませんでしたよ。
そのように考えれば、コロちゃんは「運が良かった」と痛感しますよね。
まだ若い時から「年功給制度のあった会社」よりも「高い給与」が受け取れて、「子育てと家族4人の生活」ができました。
その後の「給与」は横ばいであっても、「50代になってから賃金カーブの山が低くなる」よりはマシだった思いましたよ。
これがコロちゃんの「上がらない給与の実態」でしたよ。いまから振り返っても「悪くない人生だった」と思っていますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。

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