おはようございます。コロちゃんは、ついさっきワンコのシャンプーを終えたところです。コロちゃんは、毎月1回ワンコをお風呂場でガシガシとシャンプーをしてやることにしているのです。
えっ、「お風呂に入れるのか?」ですか?
ヤダなー、どっかの「温泉猿」じゃないんですから、ワンコが「湯船でマッタリ」なんてするわけないでしょう。シャワーでガシガシですよ。
そして2度洗いした後は、新聞紙とバスタオルを敷いたベッドで、ドライヤーをガーガーかけるだけですよ。
コロちゃんは、やっとワンコのシャンプーを終えて、ホッとしていますよ
ワンコも気持ちよさそうに・・・ん? 嫌がってるのかな?
下記にベッドでこれからドライヤーを待っている濡れワンコのフォトを添付しますので、可愛いワンコの姿で心を洗ってください。
「ワンコ洗い」のフォトで「心を洗う」なんちゃって?
┌(┌^o^)┐・・・オヤジギャグ
あれれ、なんでみんな身体を引いているんですか? 帰らないでください、ブログを閉じないでください。
今日は、「非正規雇用は減り始めたの?」をカキコキします。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「あえて非正規が増えているってと、非正規雇用の最新情報を見てみよう」
☆「やむを得ず非正規雇用の数と、就業者数も非正規雇用者数も増え続けている」
☆「あれっ、非正規雇用を減らすって言ってなかったっけと、コロちゃんの非正規雇用の記憶」
1.「あえて非正規が増えているって?」
コロちゃんが、今朝新聞をバサバサ読んでいると、「あえて非正規雇用」を選択する若者が増えているって記事が目に入りました。
その記事によりますと「あえて非正規の働き方を選ぶ人が増えている」としています。
25~34歳の若者で、都合のよい時間に働きたいとして「非正規」になった人が増えており、「正規の職がない」ことを理由とした「非正規」が半減したと報じられています。
その理由として増えているのが「自分の都合の良い時間に働きたい」としています。
そして、全ての年代を見ても「正社員になれずにやむを得ず非正規となった人が減ってきている」とも報じています。
コロちゃんは、これはホントかな? と思ってポチポチ調べてみました。
だって、日本の「所得の減少」にしても、「雇用者総報酬」の低下にしても、「結婚や子どもの減少」にしても、その原因は明らかですよね。
それは、2000年頃から始まった「非正規雇用の増大」がその背景にあることはハッキリしているんですよ。
その「非正規雇用」の増加が、もし逆転して減少してきているならば、「朗報」だとコロちゃんには思えたんですよ。
2.「非正規雇用の最新情報を見てみよう」
「非正規雇用」のデータを見るには、「総務省」の「労働力調査」を見ればよいですね。
一番新しいのはどれかな・・・あ、これだこれだ。これを見れば最新の「非正規雇用」の動向がわかりますね。
先日の3月1日に発表になった、「総務省」の「労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)1月分」が最新データです。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「総務省統計局 非正規の職員・従業員数の推移」より
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf
出典:総務省統計局 労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)1月分 より(3月4日利用)
上記のグラフは、2022年1月~2024年1月の「非正規雇用者数」の推移です。
詳細なデータを見ると、「非正規雇用者数」は2146万人で、前年同月に比べ13万人の増加となっています。そして「5か月連続の増加」となっています。
なんだ「非正規雇用」は増えてるじゃん!
(+´Д`)ナンダ
それでは「全就業者数」を見てみましょうね。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「総務省統計局 就業者数の推移」より
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/gaiyou.pdf
出典:総務省統計局 労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)1月分 より(3月4日利用)
上記のグラフは、2022年1月~2024年1月の「就業者数」の推移です。
あらあら、今年2024年の1月の「就業者数」は6714万人で、前年同月に比べ25万人増えて、18ヵ月連続で増加しています。
「非正規雇用」が(5ヵ月連続)増えているだけではなく、「就業者数」も(18ヵ月連続)増えていますね。
しかし、上記のグラフの「実数ライン」は右下に下がり始めています。これはなぜか?
コロちゃんも良くわからずに調べてみましたが、「就業者数」には「休業者」も含まれていますから、その差かも知れませんね。
しかし「就業者数」はまだ増加しているのに「実数ライン」が下がってきているのは、いよいよ「女性と高齢者」の「労働力」が枯渇したきたのかな・・・?
σ( ̄^ ̄)はて?
そこで「日本の就労者数の長期推移」を見てみると、下記の様になっていました。
◎「日本の就業者数」
➀「2001年:6412万人」
➁「2012年:6280万人」
③「2019年:6724万人」
(国土交通省:就業状況の変化より)
➍「2024年1月:6714万人」
この上記の「2001年①6412万人」から「➁2012年:6280万人」の10年間は、132万人減少しています。
しかし、その後は「15~64歳(生産年齢人口)」が減少する中、「女性・高齢者」の就労者が増えて、全体の「就労者数」も増加し続けてきました。
しかし、2019年(6724万人)から2024年(6714万人)の間では10万人のげんしょうとなっています。
上記のデータを見ていると、ひょっとすると「就労者数」のピークが近いのか、それとももうピークを過ぎているのかもしれないと、コロちゃんは考えましたよ。
3.「やむを得ず非正規雇用の数」
「総務省」の「労働力調査」では、「やむを得ず非正規雇用」に就いている方の数も記載されています。
2023年の調査では、「正規の職員・従業員の仕事がないから:196万人」と、200万人近い「非正規雇用」の方がいます。
(総務省:労働力調査:詳細集計:2023年:令和5年:平均結果の要約より)
報道では「2013年よりも145万人少なかった」とポジティブに報じていますね。
ただ、コロちゃんが詳細を見てみますと、確かに「正規の職員・従業員の仕事がないから」は、2019年以降の5年間は「対前年比でマイナス」となっていますね。
要するにこの「2019~2023年」の5年間は、「正規の職員・従業員の仕事がないから」は、徐々に減少してきているようです。
そして「自分の都合の良い時間に働きたいから」が712万人もいます。これも2019以降は対前年比で2020年を除いた年全てで増えています。
この「やむを得ず非正規雇用者数」の減少と、「自分の都合の良い時間に働きたいから」の増加が、今日読んだ新聞報道の根拠となっているようですね。
(-ロ_ロ-)✧φ))ナルホド!!
「総務省」の「労働力調査」でも、わざわざ一つ項目を増やして、この内容を「小見出し」に大文字に記載しています。下記のようにですね。
「非正規の職員・従業員についた主な理由で最も多いものは、『自分の都合のよい時間に働きたいから』で712万人」
だけど、上記の内容をわざわざクローズアップして強調している様子がミエミエと、コロちゃんは感じましたよ。
コロちゃんが調べてみて思ったことは、「統計数字」をどう読むのかですが、「マクロの数字」を扱うのですから「ポジティブ」に解釈するか、「ネガティブ」に解釈するかの分かれ道がありますよね。
上記のように「やむを得ず非正規雇用者196万人」が、今もいるのですよね。
これを5年前より減ったと報じるのか(2019年より41万人減少)、それとも「まだ196万人もいる」と報じるのか。
コロちゃんが読んだ新聞記事の最後のところには、以下の記載がありました。
「育児や介護のために非正規雇用を選ぶ人も多い。仕方なく非正規を選んだとは位置付けられない層だが、厚労省の担当者は育児と介護と両立できるなら正社員として働きたい層が一定いると見ている」
そりゃ「非正規雇用者」が6714万人もいれば、そのような層も一定数いることは当たり前でしょう。
しかし今もっとも重点を置くべき「国家のお仕事」は、困っている人に手を差し伸べることでしょう。
コロちゃんは「報道機関」は、「非正規雇用を減らす」という「社会的弱者」に寄り添う報道をするべきだと思いましたよ。
ヽ(`Д´)ノプンプン
4.「就業者数も非正規雇用者数も増え続けている」
上記の様に、コロちゃんがポチポチ調べたところ、今年2024年の1月の「就業者数」は6714万人で、前年同月に比べ25万人増えて、「18ヵ月連続で増加」していることがわかりました。
そして「非正規雇用者数」は2146万人で、前年同月に比べ13万人の増加となっています。また「5か月連続の増加」となっています。
この「非正規雇用者数」の推移を見てみますと、下記のようになっていました。
◎「非正規雇用者数推移」
❶「2019年:2073万人」
❷「2020年:2100万人」(27万人増)
③「2021年:2075万人」(25万人減)
➍「2022年:2101万人」(26万人増)
⑤「2023年:2024万人」(77万人減)
(黒丸は増加、白丸は減少)
過去5年間を遡ると「コロナ禍」がありましたから、この「非正規雇用者数の動向」はなかなか読みにくいですけれど、ここ5年間の「非正規雇用者数」は、1年ごとにアップダウンしているようです。
上記で「就業者数」と「非正規雇用者数」のトレンドを見ても、今後も「増加する」か、それとも「減少に転じる」のかは、現段階ではまだわからないとなりましたね。
コロちゃんは、そろそろ「非正規雇用者」の「女性・老人」からの「労働動員」が限界に達するのではないかと考えていましたから、ちょっと残念な結果となりました。
よし、来月もこのデータをチェックして、「非正規雇用者数」が減り始める転換点を見てみようと考えているコロちゃんでしたよ。
5.「あれっ、非正規雇用を減らすって言ってなかったっけ?」
ここまで、コロちゃんが「非正規雇用が減ったかどうか」を調べてポチポチしてきましたが、残念ながらまだ「増え続けている」ことがわかりました。
この結果を上記のデータで、きちんと確認したところで、コロちゃんはふと気が付きました。
「あれ? 岸田総理は非正規雇用を減らすって言ってなかったっけ?」byコロちゃん
そこでポチポチ調べてみました。その調査結果が以下です。
➀「2021年12月の岸田総理の国会所信表明演説」
「非正規雇用の方を含め、学び直しや職業訓練を支援し、再就職や、正社員化、ステップアップを強力に進めます」
➁「2023年3月の岸田総理の記者会見」
「希望する非正規雇用の方の正規化に加え・・・若い世代の所得向上を実現します」
③「2023年6月の参議院本会議での岸田総理の答弁」
「様々な施策を通じて、正社員化を希望する非正規雇用労働者を支援しているところであり・・・」
➃「2023年9月の岸田総理の表明」
「岸田文雄首相は・・・経済対策で『非正規労働者の正規化の加速』を掲げると表明した」
よーく報道をチェックしてみると、「岸田総理」は「非正規雇用の正社員化」には言及していますが、「非正規雇用を減らす」とは一言も言っていませんでしたよ。
あららー、確かに岸田総理はウソはついてないわー。
( ゚ー゚)タシカニ
だけどね、普通「非正規雇用から正社員化を進める」となったら、「非正規雇用を減らそうとしている」って思うでしょう。
それに「一部の非正規雇用を正社員化」しても、それ以上の人数が「非正規雇用」となっていたら、「所得の減少」や「婚姻数の減少」への対策にならないでしょうに。
今問題になっている「消費の減少」だって「雇用者総報酬の減少」の問題だとされているんですから、コロちゃんは、てっきり「岸田総理」は「低賃金の非正規雇用を減らす」のだと思っていましたよ。
それじゃ「日本」では、まだまだ「非正規雇用」は増え続けるんですね。何しろトップが「非正規雇用を減らす」とは一言もいってないんですからね。
コロちゃんは、ちょっとがっかりしましたよ。
(_ _。)ガッカリ…
6.「コロちゃんの非正規雇用の記憶」
コロちゃんが、まだ若い20前後の1970年代前半の頃の事です。当時のコロちゃんは、まだしっかりした就職をする前でした。
その当時にコロちゃんは、東京都板橋区の「凸版印刷の工場」で、日雇いのアルバイトについたことがあります。
早朝にその工場の入り口に行くと、アルバイト用の窓口があり、先着順に1日限りのアルバイトに雇ってくれるのです。
そして1日間、朝8時~17時まで働くと、夕方には直ぐにアルバイト料が支払われます。当時で1日1250円だったように記憶していますね。
この当時はビール1本(350ml)132円、ラーメン1杯100円、サラリーマンの月収11万円の時代でしたね。
ですから、1日働いて1250円の収入を得ると、数日間の「活動費・生活費」には十分となりました。
もっと稼ぎたい人は「工事現場」での肉体労働に行きましたね。こちらは1日働いて2500円となりました。上記の楽な「印刷工場アルバイト」の2倍の稼ぎです。
この仕事の「人集め」は、江東区の「山谷」が有名でしたが、コロちゃんは当時の住居に近い「高田の馬場」の公園からアルバイトに出かけたことがありましたね。
上記の「山谷」は「あしたのジョー」のボクシングジムがあったところで有名ですね。(もちろんコミックの中の話です)
(あしたのジョー:1968年:作画:ちばてつや:原作:高森朝雄:少年マガジン)
当時は「やくざの手配師」が人集めを仕切っていたことを思い出しましたね。
「労働者派遣法」の最初の立法は1986年です。それまでは、昔ながらの手配師が工事現場の人入れ業を行なっていたのでしょう。
記憶をたどると、コロちゃんは1度だけ「山谷」から1週間の「飯場での寝泊まり」してのアルバイトをしたことがありましたね。
飯場にはおばちゃんがいて、1日3食の食事は「飯場」で出るんですよ。そしてお酒は一人お銚子1本までと決められていて、会計は帳面につけて後で成算するようになっていましたよ。
この当時は、1円も持たなくとも「飯場」で働けるような、うまい仕組みがあったのですよ。
そういえば「山谷ブルース」という曲もありましたね。
「♬今日の仕事はつらかったー、あとは焼酎をあおるだけ―♪」
(山谷ブルース:1968年:作詞作曲歌:岡林信康:日本ビクター)
まだ若かったコロちゃんの青春の一コマでした。
今から思えば、この当時の「アルバイト」というのは、まだ若い人間が一時期の収入を手にするためのものでした。田舎からの「出稼ぎ労働者」も多かったですね。
今の「非正規雇用」のように、一生その暮らしをするとは誰一人考えていませんし、事実としてこの時代は、いつでもだれでも「正社員」になれる時代でした。
当時の「日本」は、まだまだ「高度成長」の真っただ中で、成長街道を驀進していた時代でしたよ。
コロちゃんは、当時を振り返ると、なぜこの後の「日本」は「非正規雇用」を増やしちゃったのかなと愕然とする思いを持ちますね。
かつての様に、若い時のアルバイト程度にとどめておけば、こんなひどい時代にならないですんだのではないかとの思いを持たざるを得ませんね。
せめて、いまからでも「非正規雇用」を少しでも減らす道へ進んで欲しいと、コロちゃんは心から思いますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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