【経済考】「安いニッポン」の原因は賃上げ不足?──実効為替レートで見えた日本経済の弱点

経済
イラストは生成AI(ChatGPT)で作成したものです

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「安いニッポンの原因と理由が分かったよと、安いニッポンは良いところ無しだよ」

☆「風が吹けば桶屋が儲かる理論だよと、安いニッポンの根本原因は賃上げの停滞だよ」

☆「賃上げで円安から円高にするのは無理じゃないかなー?と、コロちゃんと電車の車両基地」

1.「安いニッポンの原因と理由がわかったよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながらiPadで「新聞の電子版」をポチポチ読んでいると「円安の根本原因は賃上げの停滞か/実効為替レートで新研究」と言う見出しが目に入りましたよ。

コロちゃんは、この見出しを読んで「日本経済の失われた30年」と言われた「経済停滞の理由」が分かるかと興味を持ったのですよね。そこでじっくりと読んでみましたよ。

そうしましたら、この記事では「円が海外でどれほど購買力を持っているのか」を知ることができる「実質実効為替レート」についての「経済学の新しい知見」を紹介していたのですよね。

「実質実効為替レート」とは、円/ドルなど特定の2通貨間だけでなく、貿易相手国の通貨も含めた多数の通貨に対する円の総合的な「通貨の実力」を示す指標です。

この「実質実効為替レート」が、「現在の日本」は「円高のピークだった1995年の1/3に沈んで」おり「安いニッポン」となってしまったのですよね。

この記事の結論は「1990年代以降の実効為替レートの円安傾向は・・・日本から見た『逆バラッサ・サミュエルソン効果』が働いてきた」というものなのですが、これでは何のことかわかりませんね。

そこで、記事をじっくり読んでみると、「理論が当てはまらない日本」として、その「理論(バラッサ・サミュエルソン効果)」を、以下のように紹介しているのですよ。

◎「バラッサ・サミュエルソン効果(BS効果)」

①「貿易財の生産性上昇」⇒
②「貿易財の賃金上昇 」⇒
③「非貿易財も賃金上昇」⇒
④「非貿易財の価格上昇」⇒
⑤「物価上昇     」⇒
⑥「実効為替レート上昇」
(貿易財の生産性が上がると物価上昇を通じて実質実効為替レートも上がる)

コロちゃんの理解では、上記の「①②の貿易財を扱う企業は輸出の大企業」で、「③④の非貿易財を扱う企業は国内の中小企業」です。

つまり、上記の「①~⑥」の意味は、「普通の経済理論(BS効果)」では、「①輸出大企業の生産性が上昇する」と「②輸出大企業の賃金が上がる」となっています。

その後は「③の国内中小企業の賃金上昇」に繋がって、「④の国内商品価格の上昇」から「⑤の物価上昇」へと進み、「⑥実効為替レートの上昇(高いニッポン)」になるはずなのですよね。

これって、まるで「風が吹けば桶屋が儲かる※」みたいですよね。

(※ある出来事が巡り巡って、一見無関係に見える意外なところに影響を及ぼすというたとえ)

まとめれば、「普通の経済理論(BS効果)」では、最初に「①貿易財の生産性上昇(大企業の生産性向上)」があれば、最終的には「⑥実効為替レートの上昇(高いニッポン)」に進むはずなのです。

それが、なぜか「1990年代以降の日本」では、当てはまっていないと思われるのですよ。何しろ「現状は安いニッポン(実質実効為替レートが安い)」ですからね。

つまり「経済理論(BS効果)が成り立っていない」ということを、この記事では「逆BS効果が働いてきた」と表現しているのですよね。

もちろん、こんなややこしい「経済理論」を「記者」が主張しているのではありません。記事では「米カリフォルニア大サンディエゴ校の菊池信之介助教授」と紹介していますよ。

コロちゃんはこの「記事」を読んで、「なんだ(円安による)物価の上昇を止めるには賃上げすればいいんじゃないの」と思ったのですよね。

その「経路と理由はややこしい」ですから、次に詳しく書いてみますね。

なお、この「日経新聞」の「円安の根本原因は賃上げの停滞か/実効為替レートで新研究」と言う見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

円安の根本原因は賃上げの停滞か 実質為替レートで新研究 - 日本経済新聞
1ドル=150円台の円安はすっかり日常となった。「安いニッポン」ともいわれて久しいが、なぜ安いのか。その理由については、日米の金利差を用いて説明するエコノミストから産業構造の変化に着目する学者まで、様々な見方がある。この問題について、経済学者が特に注目するのが「実質為替レート」の動向だ。私たちがふだん目にする1ドル=○...

2.「安いニッポンは良いところ無しだよ」

最初に「実質実効為替レートが安い(安いニッポン)」だと、どんなことが起きるかを見ておきましょうね。

コロちゃんが見た「安いニッポン」の悪い点は以下でしたよ。

◎「安いニッポン(実質実効為替レートが安い)」

①「国内の物価が上がる」
 ・「エネルギー、食料などの輸入物価が上昇」
 ・「その為に国内物価も上昇する」

②「海外企業による買収が増える」
 ・「海外からは円が安く見える」
 ・「不動産価格が上昇」

③「日本が貧しい国になる」
 ・「賃金が上がらない」
 ・「消費が増えない」

上記は、コロちゃんが考えた「安いニッポンの悪い点」ですが、一番気になるのは「①の国内物価が上がる」ですよね。

それでは、どうしたらこの「安いニッポン」から「高いニッポン」へと脱皮できるのでしょうか?
(。・_・?)ハテ?

これを、冒頭の「記事」の「逆バラッサ・サミュエルソン効果」から考えてみましょう。

3.「風が吹けば桶屋が儲かる理論だよ」

コロちゃんは、この「バラッサ・サミュエルソン効果(BS効果)」を読んで、「風が吹けば桶屋が儲かる理論だ」と思いましたよ。

この「風が吹けば・・・」とは、「落語」の以下の内容ですよ。

◎「風が吹けば桶屋が儲かる」

①「風が吹いて砂埃が立つ」
②「砂が目に入り盲人が増える」
③「盲人が増え三味線が多く必要になる」
④「三味線の胴に張る猫の皮の需要が増える」
⑤「猫が減る」
⑥「猫が減りネズミが増える」
⑦「ネズミが桶をかじる」
⑧「桶の買い替えや修理が増える」
⑨「桶屋が儲かる」

あー、なんか書いててちょっと笑っちゃいましたよ。
(-。-)アホー

「落語」のネタですから当然「可笑しい」のですが、この「可笑しさ」って、こんなにうまく「つながる訳はない」とみんな考えるからですよね。

その上で、冒頭の「バラッサ・サミュエルソン効果(BS効果)」を見ると、やっぱり「うまくつながらなかったこと」が分かりますよね。

最後まで「つながれば」「高いニッポン」となるはずなのですが、途中で途切れてしまっているから「安いニッポン」となっているのですよね。

冒頭に書いた「BS効果」をもう一度下に書きますね。

コロちゃんが考える「目詰まり部分」を途中で「カッコ内に記入」しますよ。この「目詰まり部分」を解消すれば「高いニッポン」に向かうはずですよ。

◎「バラッサ・サミュエルソン効果(BS効果)」

①「貿易財の生産性上昇」⇒
②「貿易財の賃金上昇 」⇒
 (ココで断絶)
③「非貿易財も賃金上昇」⇒
 (賃上げではなく円安で物価高)
④「非貿易財の価格上昇」⇒
⑤「物価上昇     」⇒
⑥「実効為替レート上昇」
(貿易財の生産性が上がると物価上昇を通じて高いニッポンに進む)

上記のように、コロちゃんは「②輸出大企業の賃金上昇」はある程度進みましたが、その後の「③国内中小企業の賃金上昇」との間が切れていると思いましたよ。

そして、もう1つ「③国内中小企業の賃上げ」が十分でないのに、「円安による輸入物価上昇」と「国内物価上昇」が起きたと見ていますね。

この「2つの断絶」が解消されない限り、「安いニッポン」は解消されないとコロちゃんは思いましたよ。

なお、冒頭の記事の「菊池助教授」は、「日本は賃金上昇率が他国より低いことが、実質為替レートの減価(安いニッポン)としてあらわれている」と書いていますよ。

4.「安いニッポンの根本原因は賃上げの停滞だよ」

この記事では、「もし円安の根本原因が『生産性に合わない(低い)賃金』であるなら、賃上げの機運を高めることが安いニッポンを克服するカギとなるためだ」と書いていますよ。

つまり「現在の安いニッポン」からの脱却には、「もっと幅広い中小企業を含めた賃上げが必要だ」としているのですよね。

だけど、これって「経済の好循環路線」と同じ考え方ですよね。

この「経済の好循環路線」は、「岸田元総理」によって「2021年10月」から始まったのですが、それからもう「4年半」も経っていますね。

その結果は「円安」はより進んでいますし、一向に「成果」は見られませんし、まだ「道半ば」どころか「高市総理」に「大転換」されちゃいましたね。

現在は「責任ある積極財政」ですが、これは「政府投資⇒経済成長⇒税収増」の道筋ですから、これでは「安いニッポン」からの脱却はできそうもないとコロちゃんは思いましたよ。

5.「賃上げで円安から円高にするのは無理じゃないかなー?」

さて、ここでちょっとコロちゃんの考え方を書いてみますね。

コロちゃんは、上記の「安いニッポンの根本原因は賃上げ不足だ」との指摘を読んで、「確かにそうかもしれないけれど、それでは現実的にもっと賃上げが実現するのか?」と思いましたよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「経済産業省 実質為替レートの推移」より

https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/shin_kijiku/pdf/023_s01_00.pdf
出典:経済産業省 経済産業政策新機軸部会 第3次中間整理参考資料集より:3月15日利用

上記は、「経済産業省」が発表した「1964~2024年」の「名目・実質実効為替レートの推移」です。

コロちゃんが注目したのは、下の「赤色ラインの実質実効為替レートの推移」の「右側の2021~2024年」の部分ですよ。

この「2021~2024年」は、ちょうど「岸田元総理の経済の好循環の時期」なのですよね。この期間は「岸田元総理」が力を入れて「経済の好循環で賃上げ」を呼び掛けて実現していたのですよね。

それにもかかわらず、上記のグラフの「2021~2024年の実質実効為替レート」を見ると、右肩下がりに下がっています。

グラフの「2021~2024年の部分だけ」を下に拡大しますね。

ほらほら、「2021年~2024年」も右下下がりに下がって(安いニッポン)になっていますよね。
(  ̄O ̄)ホラホラ

これって、「岸田元総理」が実現した程度の「賃上げ」では、「実質実効為替レート」を「円高」にするには「力不足だった」ということを示唆しているとコロちゃんは思いましたよ。

そして、既に「総理大臣」は「経済政策の大転換」を叫んでいる「高市総理」に変わりました。

コロちゃんは、この様子では今後も「賃上げ → 円高」という経済の回路は成立しないのではないかと思いましたよ。

まったく「残念なこと」ですよね。
(ノД・`)ザンネーン

6.「コロちゃんと電車の車両基地」

今日のテーマは、「安いニッポンの原因は賃上げ不足?」をテーマに考察してみましたよ。

コロちゃんは、このような「経済の新知見を読むのが大好き」なのですよね。だって「社会の新しい側面を見た」ように感じるのですよね。

そこで今日の「コロちゃん話」は、かつてコロちゃんが「通勤電車であったこと」を書きますね。

コロちゃんが「日本経済」に興味を持ち始めたのは、「2000年代の小泉政権(2001年~2006年)」の頃でした。当時のコロちゃんは40代の終わりから50代に入った頃でしたよ。

当時のコロちゃんは、「小泉元総理の新自由主義改革」をどう考えたらよいのか、分からなかったのですよね。

だって「保守」って言ったら、普通は「過去の体制の維持・持続」ですよね。それが当時の「小泉元総理」は「聖域なき構造改革路線」を突き進んだのですよ。

今から振り返れば、この「新自由主義の小さな政府」が「医療体制の弱体化」や「コロナ禍時の保健所の削減による被害拡大」をもたらしたとわかります。

しかし、当時の「(旧)民主党」ですら「小泉改革の頭を引っ張る」と言っていたぐらいに、世の中の見方もコロちゃんの考えも混乱していたのですよね。

そこで当時の「40代のコロちゃん」は、ボチボチと「経済書」を読みだしたのですよね。

主な「読書時間」は「通勤時間」でした。コロちゃんは「会社」まで、片道「1時間強の通勤時間」がありましたから、「往復で2時間」は充分読書時間が確保できましたよ。

そこでコロちゃんの「悪い癖」は、「集中力」がありすぎるのですよね。夢中で「読書」に入り込むと、「到着駅」を乗り過ごすことが多々ありましたよ。

これが「帰り」ならばまだ良いのですよね。それが「行き」に乗り過ごすと「会社に遅刻の危機」でしたよね。何回あったかなー?
(´ヘ`;)ウーム…

いやいや、「帰りの乗り過ごし」でも「酷い目」にあったことがありましたよ。その日は「夜勤明け」で早朝に帰宅の途中でした。

いつものように「読書」にいそしんでいたコロちゃんは、ふと気が付くと「周囲が静か」なのに気が付きました。

顔を上げると「車両内」には誰もいません、コロちゃん1人だけなのですよ。慌てて周囲を見渡すと、あらー、あらららー?
(゚Д゚)アッラー!

「窓の外」を見渡すと、周りは「空の電車の車両」がたくさん並んでいましたよ。コロちゃんは、いつの間にか「電車」に乗ったまま「車両基地」へと入ってしまったのです。

このときは焦りましたよ。だって「非常ボタン」で「ドア」を開けて降りても、ここは「車両基地」で近くに駅はないのですからね。

そこで、コロちゃんはトントンと電車内を「先頭車両」に向かって歩き出したところ、先頭には「運転手さん」が座っていました。

「すみません、乗り過ごしたらここにいたのですけれど、どうしたらよいですか?」byコロちゃん

「あと5分経ったら始発駅に入りますから、それまで車内で座っていてください」by運転手さん

はー、良かったー。
(o´д`o)=3ハァー

どうやら「終点」で「回送」となった電車が、次の「始発時間」までの待ち時間に「車両基地」で待機となっていたらしいのですよね。

これが「深夜の回送電車」だったら、最後に乗客が残っているか確認するのでしょうけれど、早朝の一時の待機時間は、車内の見回りまではしないようなのですよ。

コロちゃんは、この時の「運転手さん」の「なんだこいつは?」と言う「不審な目」を憶えていますよ。

それに、この「始発電車」が「始発駅」に到着した時の「並んで待っていた乗客」が「なぜ始発電車なのに乗客がいるの?」と言う「白い目」も。

皆さん、読書するのは良いですけど、周囲の様子が分からないほどはダメですよ。

「人生は長い」ですから、「恥ずかしい目にあったこともたくさんあるよ」と言う「コロちゃん話」でしたよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)

おしまい。

イラストは生成AI(ChatGPT)で作成したものです

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