【社会考】「裏金事件」で略式起訴だって

社会

おはようございます。今日のコロちゃんは「長男一家」のところに来ています。

今日は「長男一家」の「パパさんとママさん」の2人ともがお仕事で、子どもたちが「夏休み」で自宅で留守番をしていますので、コロちゃんが呼び出されたのですよ。

「長男一家の子どもたち」は、「なーちゃん(小5)」と「たーくん(小1)」の2人なのですが、「夏休み中」なのです。

普段の「ママさんのお仕事日」は、学校で「子どもたちを預かる制度」があるらしいのですが、「夏休みの全期間」と言うわけではない様で、その「穴の開く日」にコロちゃんが呼び出されました。

まだ「小学生2人だけの留守番」では、ちょっと不安ですものね。

コロちゃんは、「長男の家」の居間でこのブログを書いていますが、目の前では「なーちゃん(小5)」がiPadで「お絵描き」をしていますし、「たーくん(小1)」はアニメを見ていますね。

コロちゃんって、子どもと遊ぶのがヘタですよね。少しぐらい遊んでやりたいのですが、何をしたらよいのか分かりませんよ。

そんな「留守番コロちゃん」が、今日は「裏金事件で略式起訴だって」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「安倍派5人衆の荻生田議員の秘書が略式起訴だよと、検察審査会は2回あるよ」

☆「政治とカネの問題はなくならないねと、政党交付金と政治献金の2重取りはダメだよ」

☆「自民党の参院選敗北は裏金事件も理由の一つだよと、コロちゃんと質屋さん」

1.「安倍派5人衆の荻生田議員の秘書が略式起訴だよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「荻生田氏秘書/略式起訴へ/自民裏金/地検、検察審議決受け」との見出しが目に入りました。

コロちゃんは、やっと「裏金事件の中心人物の秘書が罰せられることになったか」と思い、この記事をジックリと読んでみましたよ。

そうしましたら、以下の記載がありましたよ。

「自民党派閥の政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は派閥からの寄付金2000万円を政治資金報告書に記載していなかったとして、荻生田衆院議員の秘書を略式起訴する方針を固めた」

コロちゃんは、これを読んで以下のことを考えました。

◎「コロちゃんの感想」

➀「裁判を行なわない罰金刑の略式起訴は軽すぎる」

今回検察の選択した「略式起訴」とは、軽微な罪に課せられるものです。裁判は行なわれませんから、この事件の詳細が明らかになるわけではありません。

それに「略式起訴の場合」に言い渡されるのは「罰金刑のみ」です。お金で済むんなら「荻生田議員とその秘書」にはダメージはほとんどないでしょう。

②「検察当局が、第2段階の検察審査会で強制起訴されるのを忌避したのではないか」

この「略式起訴」は、「第1段階の検察審査会」の出した「起訴相当」を受けて検察が判断したものです。

もし再び「検察」が「不起訴」とした場合には、この後に「第2段階の検察審査会」で「強制起訴」される可能性が出てきます。

コロちゃんは、この「荻生田議員秘書の裏金事件」の処理を、これ以上長引かせたくない「検察の意図」をちょっと感じましたね。

もちろん「素人のおじいちゃん」の感想ですから、何の根拠もありませんけどね。

ちょっと、この「検察審査会」については、わかりにくいと思いますので、次にちょっと見ておきましょう。

なお、「日経新聞」のこの「荻生田氏秘書/略式起訴へ」の記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

萩生田氏秘書を略式起訴へ 自民裏金、検察審議決受け地検 - 日本経済新聞
自民党派閥の政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は派閥からの寄付金約2千万円を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、萩生田光一衆院議員の秘書を同法違反罪で略式起訴する方針を固めた。関係者への取材で分かった。東京第5検察審査会が6月に「起訴相当」と議決していた。一連の事件で検察審の議決を受けて刑事責任を追及するの...

2.「検察審査会は2回あるよ」

皆さんも「検察審査会」という言葉自体は聞いたことがあるかと思います。ただあんまり「普通の人」には縁がないところですよね。

それでは普通「事件」が起きてから、どのように「捜査と裁判」が行われるのかの動きをちょっと見てみましょう。

下記をご覧ください。内容は下に書き出します。

「裁判所 検察審査会の概要」より

https://www.courts.go.jp/links/kensin/seido_gaiyo/index.html
出典:裁判所 検察審査会の概要 より(8月4日)

上記のイラストにもあるように、「検察官」が「不起訴処分」にした案件を、「国民の中から選ばれた11人」が、もう一度「処分内容」を再検討するのが「検察審査会」です。

下記に書き出しますね。

◎「事件発生から検察審査会までの流れ」

①「事件発生」⇒
②「警察」⇒
 ・「起訴の場合 ⇒裁判所」
 ・「不起訴の場合⇒検察審査会」
 (被害者・告発人が納得できない場合)

ふむふむ、「事件の処理」が納得できなかった場合に、被害者や告発人が「検察審査会に訴えられる」と言うわけですね。
φ(゚Д゚ )フムフム…

この「検察審査会」が設置された目的は、一般国民の目線で「検察官の判断」をチェックすることです。

メンバーは、選挙権のある国民から「くじ」で選ばれます。そして、申し立てがあった「案件」は、以下の流れで審査されます。

◎「第1段階の検察審査会で止めたかったのかな?」

この「検察審査会」には、第1段階と第2段階と2回あります。今回の「萩生田議員秘書の場合」は、第1段階で「略式起訴」となり終結となりましたけれどね。

下記をご覧ください。内容は下に書き出します。

「裁判所 検察審査会審査の流れ」より

https://www.courts.go.jp/links/kensin/shinsanonagare/index.html
出典:裁判所 検察審査会の審査の流れ より(8月4日)

上記のように、「検察審査会」に申し立てされた案件は、国民から「くじで選ばれた11人」によって「検察審査会」に掛けられます。

「検察審査会」では、通常はその案件の検察官の「不起訴処分」が正しかったかどうかを検討し、判断します。

その「審査結果」は、多数決によって以下の3点のどれかの選択となります。

①「不起訴相当」
②「不起訴不当」
③「起訴相当」

上記「①不起訴相当」の場合は、「検察官の不起訴処分は相当」という判断となりますので、そのまま「事件」は終結します。この採決は11票の過半数で6票以上です。

「②不起訴不当」の場合は、「検察官の不起訴処分には納得できない。もう一度捜査をして起訴・不起訴の処分をすべき」となります。

再審査せよとの判断で、「検察官」のところへ再度送付されます。そして「検察官」が再度「起訴・不起訴」の判断を行ないます。

「③起訴相当」は、過半数ではなく11人中8人以上が「検察官の不起訴処分は間違っている、起訴するべき」という判断をした場合には、もう一度「検察官が判断する」となります。

ですから「冒頭の荻生田議員秘書の第1段階の検察審査会」では、「③起訴相当」が出されていましたから、「11人中8人以上」が「最初の不起訴処分は間違いだった」と判断したということになりますね。

冒頭の「新聞記事」では、以下のように記載しています。

「(秘書は)違法性を十分認識していながら荻生田氏に相談せず、到底許されない悪質なもの。このような事案を起訴猶予にすることを続ければ虚偽記載はなくならない」

おー、「検察審会」はかなり厳しく批判していますね。
(o゚Д゚)オー

コロちゃんは、「2000万円もの金額の裏金」を、秘書が「ボス」である「荻生田議員」に一切ナイショにしていたとは思えないのですが、「議員が知っていた」と認めるわけにはいかないのでしょうね。

今回の「検察官」は「検察審議会」の「③起訴相当」を受けて、今度は「略式起訴」を選択しました。これで「秘書」が「罰金」を払えば事件は終結します。

もし、今回再び「検察」が「不起訴処分」を出したならば、間違いなく「告発人」は「第2段階の検察審査会」へ審査請求をしたでしょう。

そうなると、第2段階の「検察審査会」での結論は、「起訴議決」と「起訴議決に至らなかった」の2択となります。

もしそこで、前者の「起訴議決」となると、裁判所が「検察官の職務を行う弁護士」を指定し「検察官」に代わって「強制起訴⇒裁判」へと進むことになります。

「政治家」にとって、何度も「裏金事件への関与」を報道される方がはるかにダメージが大きかったでしょう。

だからコロちゃんは、今回の「荻生田議員秘書」が「略式起訴(罰金刑)」となって、「荻生田議員」はホッとしていると思っていますよ。

それに「検察当局」にとっても、何度も「検察審査会」の国民の代表に、ダメ出しされることはイヤだったとコロちゃんは思っていますよ。

3.「政治とカネの問題はなくならないね」

コロちゃんは、「政治とカネの問題」は過去にずいぶん見てきましたよ。だから今回の「自民党の裏金事件」を最初に聞いた時には「またか!」と思いましたよ。

コロちゃんが、頭に浮かんだ「政治とカネの事件」を以下に書いてみますね。

◎「過去の政治とカネの事件」

➀「1988年:リクルート事件」
 (未公開株を政治家にバラ撒いた:売却益6億円)
②「1992年:佐川急便事件」
 (自民党副総裁に5億円献金)
③「2001年:日本歯科医師会連盟事件」
 (自民党橋本派に1億円献金)
④「2022年:薗浦健太郎事件」
 (自民党議員が4600万円の収入を政治資金収支報告書に未記載」

ちょっと振り返って思い出すだけで、ざっと上記の「政治と金の事件」が頭に浮かびましたよ。もう30年以上も繰り返し続いているのに一向に無くならないのは、「処罰が軽いから」でしょうね。

それに「政治資金規正法」は、「ザル法だ」と言われていますからね。

コロちゃんは、一度悪いことをしたら「2度と政治家には戻れない処分」をした方が良いのじゃないかと思っていますよ。

4.「政党交付金と政治献金の二重取りはダメだよ」

皆さん、つい先日に「政党交付金」が各政党に交付されたとこをご存じですか?

この「政党交付金」は、毎年4回に分けて支給されているのです。7月18日に公布されたのは2回目となります。以下でしたよ。

◎「政党交付金」(1000万円以下切り捨て)

①「自民党   :34.0億円」
②「立憲民主党 :20.4億円」
③「日本維新の会:8.2億円」
④「公明党   :6.6億円」
⑤「国民民主党 :4.9億円」
⑥「れいわ新選組:2.2億円」
⑦「参政党   :1.2億円」
⑧「社民党   :0.7億円」
⑨「日本保守党:0.4億円円」
(日本共産党はこの制度に反対していますので0円です)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA187TY0Y5A710C2000000/
(出典:日経新聞 政党交付金9党に78億円 7月18日記事より:8月4日利用)

へー、ほとんどの政党が「億円単位の税金」を受け取っているんですね。
( ¯ㅿ¯)へー

この「政党交付金」って、1994年に始まったのですよね。

その時の説明では、確か「政党」への「企業・団体献金」を禁止して、その代わりに「国民一人当たり¥250円」の「政党交付金」を税金から交付するとされていましたよ。

当時「国民一人あたりコーヒー1杯分」と言っていましたよ。

ところがその後に、「政党交付金も受け取る」けれど、「企業・団体献金も受け取る」に骨抜きにされちゃいましたよ。

これって「2重取り」じゃないですか。「カネのかからない政治はどこ行ったの」ってコロちゃんは言いたいですよ。

5.「自民党の参院選ボロ負けは裏金事件も理由の一つだよ」

さてここでコロちゃんの考え方を、ちょっと書いてみますね。

上記でちょっと書いたように、「萩生田議員の秘書」が独断で「2000万円」を「裏金」にしたとはコロちゃんには思えないんですよね。

それに、もし本当に「秘書の独断」だったとしたら、それは「萩生田議員の管理能力がなかった」と言うことになりますよね。

そんな「管理能力のない国会議員」に、国政が任せられるとはコロちゃんには思えませんよ。

この「萩生田議員」「は、「旧安倍派」では「5人衆」」として派閥の重鎮として君臨していました。今回の「裏金議員」はこの「旧安倍派」が一番多かったのですよ。

コロちゃんが調べた「旧安倍派の収支不記載額は13.5億円」となっていましたよ。実に巨額ですよね。

現在報道では「萩生田議員」は、「石破総理の参議院選挙の敗北の責任」を追及し「石破おろし」の急先鋒だと伝えられています。

しかし「参議院選挙」での「自・公両党の敗北」の理由の一つは、この「裏金事件」でしょう。

コロちゃんは、「萩生田議員」に「石破総理の責任を追及する資格はないよ」と思っていますよ。

6.「コロちゃんと質屋さん」

コロちゃんって「お金に汚いヤツ」ってキライなんですよ。これは若い時からずーっとそうですよね。もうコロちゃんの心の中心には、そんな価値観がドッシリと居座っていますよ。

今日は「裏金事件で略式起訴だってと、時事問題を扱って見ました。

最後の「コロちゃん話」は、「お金」繫がりで「コロちゃんが若い時に質屋さんを利用した話」を書いてみますね。

時代は1970年代の初め頃で、コロちゃんと妻が一緒になった直後の頃の話です。

当時の若きコロちゃん夫婦は、共働きでしたがとにかく「金がありません」でした。2人とも「活動的」過ぎたのですよね。

それぞれ多くの友人たちが回りに数多くいて、毎晩のようにいろいろな面々との集まりがありました。当然お金は出て行きます。

1970年代と言うと「時代は昭和の真っただ中」です。飲み会が連日ありましたよ。日中は、皆働いていまいしたが、夕方になると必ず「集まり」があったのです。

多くの仲間たちと、毎日飲みながら「話し、議論し、討論し、激論する」、そんな時代でしたね。

そんなコロちゃん夫婦は、毎月月末になると「金欠病」と言う病いにかかったのですよ。しかし、当時はまだ「サラ金」と言うものもありません。

みなお金が無くなると「会社から前借する」か、「友人から借りるか」・・・それとも「質屋さん」へ行くかしかなかったのです。

そんな時に「友人に借りを作りたくなかったコロちゃん」は、最後の「質屋さん」を選択しました。

しかし、「質屋さん」と言うものは「質草(担保物件)」と言うものがないと、お金を貸してくれません。

当時のコロちゃんちには、その「質草」になるような「価値ある物件」などはあるはずもなかったのですが、唯一「妻」の持っていた「着物」がありました。

確か「妻の成人式で着た着物」でしたね。コロちゃんは、妻と相談してこの「着物」を持って「質屋さん」を訪ねて、無事「3000円」を借り出したのですよ。

それで次の「月給日」までの生活費を無事得ましたよ。何とも「貧しい生活」でしょう?

だけど、1970年代初頭の「20代の若者の生活」なんて、皆こんなものでしたよ。まだまだ「日本は貧しい暮らし」がデフォルトだったのですよ。

さて、この「質草」になった「妻の着物」ですが、当時妻は「もう着ることもなさそうだから、流しちゃってもいいわよ」といっていましたね。

しかし、そんなことは絶対に出来ません。

コロちゃんは男として「そんなことは出来ない」と、断固として「質屋」に翌月に「受け出し」に行ったのですよ。

だけど「男として…」なんて言うぐらいならば、「質屋で借りる方が情けない」と、みんなから言われるかもしれませんね。
(;´д`)トホホ…

コロちゃんは、「若い時の貧しさ」を「恥だ」とは思っていませんよ。

むしろ、この時代に「お金を質屋で借りるほど活動的だった」とポジティブに評価していますよ。

今日の「コロちゃん話」は、20代の頃の「質屋通いのエピソード」でしたよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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