おはようございます。昨日は、コロちゃんちに「長男一家」がそろって訪問してくれていましたよ。
「長男一家家長様」は、コロちゃんちの「居間がほこりだらけだよ!」と言いながら、「毛ばたき」でパタパタとお掃除をしてくれましたよ。
コロちゃんは、「腰痛」だし、そもそも「お掃除があまり好きでない」のですよ。
たぶん「長男一家の面々」も「コロちゃんってだらしない」って思っているんだろうなー。
お掃除の後には、みんなで「お昼」を外食で食べてから、その後に「近くの城山の神社」に歩いて向かいましたよ。
この「城山の神社」は、麓から急角度の長い階段がずーっと続いているのです。コロちゃんとワンコは、その麓で「Uターン」して帰ってきましたよ。
コロちゃん(70代)もワンコ(16歳)も、高齢で急な階段は登れないですからね。
もう30年以上前になりますが、当時のコロちゃん一家がみんなでこの「城山の神社」に歩いて訪れたこともありましたね。
それが今では、「子どもたち一家」が登って行くのですから、「時の経つのは早いもんだ」とコロちゃんは思いましたよ。
そんな久々に「城山神社」の麓を訪ねたコロちゃんが、今日は「50代の転職4割が年収増だって」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「転職が中高年に広がっているって?と、転職者数全体が増えているわけではないよ」
☆「あれれ? 中高年もさほど高くないよと、50代の転職で4割が年収増ってホントなの?」
☆「転職後に職場で孤独を感じたが6割だよと、転職すると退職金が減るよ」」
☆「コロちゃんと現金入りの給料袋」

1.「転職が中高年に拡がっているって?」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「50代の転職4割が年収増」との見出しが目に入りました。
コロちゃんは、今から40年前の「30代」で「転職」をしたことがありましたから、最近の「転職事情はどうなっているのかな?」と、ちょっと興味を持ってこの記事を読んでみましたよ。
そうしましたら、「転職が中高年に広がっている」、「年齢層別の転職者の伸びは45歳以上で目立つ」と報じていましたよ。
さらに「転職後に年収がアップした人の割合が50代で4割に上がったとの民間調査がある」や「35歳転職限界説は過去の話だ」と記載されていましたよ。
また以下のような記事が書かれていました。
◎「10年前と比べた10歳ごとの年齢層別の転職」
①「25~34歳 :横ばい」
②「35~44歳 :減少」
➂「45~54歳 :増加」
④「これ以上の年齢層:増加」
この記事では、上記で見るように「転職者数は24年も25~34歳が76万人と最も多く、若手や中堅が転職市場の主役だが、中高年が少しずつ比率を高めている」と報じているのですよ。
そして「リクルートエージェントの集計データ」によると「24年までの10年間で転職者の総数は約3倍に増加。40代と50代の合計は約6倍で50代に限ると12倍だ」と報じています。
コロちゃんは、この「50代に限ると12倍だ」にビックリしましたよ。思わず「ホントかなー?」と呟きましたよ。
コロちゃんには「日本社会」が、そう急激に変わっているとは思えなかったのですよ。
そこで、この「日本の現在の転職事情」をちょっと調べてみようと思いましたよ。
なお、この「日経新聞」の「50代の転職/4割が年収増」の記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「転職者数全体が増えているわけではないよ」
さて冒頭の新聞記事で「中高年の転職者が増えている」ことを読んだコロちゃんは、さっそく「そのデータ」を探してみましたよ。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「総務省 転職者数の推移」より
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/pdf/youyaku.pdf
出典:総務省統計局 労働力調査(詳細集計)2024年(令和6年)平均結果の要約より:6月16日利用
上記のグラフは、「総務省」が発表した「転職者数の推移」です。下に書き出しますね。
◎「転職者数の推移」
①「2014年:291万人」
②「2015年:299万人」
➂「2016年:307万人」
④「2017年:311万人」
⑤「2018年:330万人」
⑥「2019年:353万人」(最多)
⑦「2020年:321万人」(コロナ禍)
⑧「2021年:290万人」(最小)
⑨「2022年:303万人」
⑩「2023年:328万人」
⑪「2024年:331万人」
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/dt/pdf/youyaku.pdf
(出典:総務省統計局 労働力調査(詳細集計)2024年平均結果の要約より:6月16日利用)
うーん、上記を見ると「転職者数」はここ10年でさほど増えているわけじゃないですよね。
( ̄へ ̄|||) ウーン
「⑧2021年:290万人」が「最小」の300万人割れをしていますが、これは「⑦2020年のコロナ禍」の影響でしょう。
ここ10年間(2014~2024年)は、「転職者」は「コロナ禍の2020年の290万人」を除けば、ほぼ「300万人台」で推移しています。
冒頭の新聞記事では「リクルートエージェントの集計データでは24年までの10年間で転職者の総数は約3倍に増加」と報じていましたが、こちらのデータでは増えていませんね。
これは「都市部のアンケート調査」と「全国調査」の違いによるものなのでしょうか?
コロちゃんには判断が付きませんが、もし今「転職をお考えの方」は、「転職が増えているから私も」とは安易に考えないほうが良いかもしれませんよ。
それでは「40代・50代」の「中高年層の転職者数」はどうなっているのでしょう?

3.「あれれ? 中高年もさほど高くないよ」
次に「40代・50代の転職者」がどのくらいいらっしゃるのかを見てみましょうね。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「総務省 年齢階級別転職入職率」より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-2/dl/gaikyou.pdf
出典:厚生労働省 令和5年雇用動向調査結果の概況より:6月16日利用
上記のグラフは、「厚生労働省」が発表した「年齢階級別転職入職率の推移」です。この「転職入職率」とは「入職者のうち入職前1年間に就業経験のある者」のことを言います。
「パート(点線)」と「一般(実線)」とに分かれていますので、「一般(実線)」をご紹介しますね。
最初は「男性」で、後から「女性」を下に書き出します。
◎「転職入職率:男性:2023年」(小数点以下切り捨て)
①「19歳以下 :18%」(ボリュームゾーン)
②「20~24歳:15%」
➂「25~29歳:13%」
④「30~34歳: 9%」
⑤「35~39歳: 8%」
⑥「40~44歳: 5%」
⑦「45~49歳: 4%」
⑧「50~54歳: 4%」
⑨「55~59歳: 5%」
⑩「60~64歳:10%」
⑪「65歳以上 : 6%」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-2/dl/gaikyou.pdf
(出典:厚生労働省 令和5年雇用動向調査結果の概況より:6月16日利用)
あらら、「正社員の男性」で見ると「⑧50~54歳:4%」と「⑨55~59歳:5%」の「50代の中高年層」は、別に高くないじゃん!
( ¯ O¯)アララ!
一番多いのは、「①19歳以下 :18%」と、次は「②20~24歳:15%」と「➂25~29歳:13%」のやはり「若者の転職入職率」が高くなっていますよ。
それでは、次に「女性の転職入職率」を見ておきましょう。下記でしたよ。
◎「転職入職率:女性:2023年」(小数点以下切り捨て)
①「19歳以下 :23%」(ボリュームゾーン)
②「20~24歳:17%」
➂「25~29歳:14%」
④「30~34歳:12%」
⑤「35~39歳:10%」
⑥「40~44歳: 7%」
⑦「45~49歳: 7%」
⑧「50~54歳: 6%」
⑨「55~59歳: 4%」
⑩「60~64歳: 6%」
⑪「65歳以上 : 3%」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-2/dl/gaikyou.pdf
(出典:厚生労働省 令和5年雇用動向調査結果の概況より:6月16日利用)
はー、こちらの「女性の転職入職率」も「男性」と同じ傾向ですよね。
( ¯ O¯)ハー
上記の「男性」よりも、いくらか「転職離職率」が高いようですが、それでも「中高年の50代の割合は4~6%」と決して高いとは言えませんよ。
冒頭の「新聞記事」では、「リクルートエージェントの集計データ」によると「24年までの10年間で転職者の総数は約3倍に増加。40代と50代の合計は約6倍で50代に限ると12倍だ」でした。
これを読む限りは、「40代・50代の転職者数が増えている」ようなイメージを持ちますよね。
しかし、上記の「厚生労働省」のデータを見ると、特に「40代・50代の転職者」が他の年代と比べて多いとは思えませんね。
ただ「転職入職率」とは「入職者のうち入職前1年間に就業経験のある者」の割合ですので、「40代・50代の転職者」は長期の勤務者の方で増えているのかも知れませんね。
ただコロちゃんは、この「記事」の「進む高齢化『35歳限界説』今は昔」という小見出しはちょっと書きすぎじゃないかと思いましたよ。
これって「日経新聞」が、「雇用の流動化で生産性向上を進めたい」から、それに合う「民間企業のアンケート調査結果」を引用したってことは・・・あるのかなー?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?
まあ「日経新聞」は、経済の「オピニオンリーダーとしての意図」があるのかも知れませんね。

4.「50代の転職で4割が年収増ってホントなの?」
さて、最後に冒頭の新聞記事であった「50代の転職で年収が4割増」となっているのかを調べてみましょうね。
これは、上記で引用しました「厚生労働省」の「令和5年雇用動向調査結果の概況」に記載がありましたよ。下に書き出しますね。
◎「転職入職者の賃金変動状況」(2023年:小数点以下切り捨て)
①「増加した :37%」
②「変わらない:28%」
➂「減少した :32%」
うーむ、確かに「①増加4割」は間違いないですが、「②変わらない3割」「➂減少3割」ですか。
( ̄へ ̄|||) ウーム
この「4:3:3」の割合だと「賃金が増えないが6割」とも言えますよ。なかなか、リスクが高い決断ですね。
もう一つ「40代・50代の増加の割合」を見ておきましょう。
◎「転職入職者の賃金変動状況:増加の割合:2023年」(小数点以下切り捨て)
①「19歳以下 :44%」
②「20~24歳:52%」(最大)
➂「25~29歳:44%」
④「30~34歳:44%」
⑤「35~39歳:38%」
⑥「40~44歳:41%」
⑦「45~49歳:37%」
⑧「50~54歳:34%」
⑨「55~59歳:27%」
⑩「60~64歳:11%」(最小)
⑪「65歳以上 :20%」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-2/dl/gaikyou.pdf
(出典:厚生労働省 令和5年雇用動向調査結果の概況より:6月16日利用)
うーん、上記を見ると「50代の年収増の割合」は、「⑧50~54歳:34%」と「⑨55~59歳:27%」ですね。
( ̄へ ̄|||) ウーン
だから「50代の年収増」は「27~34%」ですから、「4割」には届いていませんね。
「冒頭の新聞記事」の「転職後に年収がアップした人の割合が50代で4割が上がったとの民間調査がある」は、この「厚生労働省」の発表からは確認できませんでしたね。
むしろ、上記を見ると「⑥~⑨の40代・50代」は、「①~⑤の10代・20代・30代」よりも「転職後賃金が増加した者の割合は低い」となっていましたよ。
これはやはり「50代転職4割が年収アップ」は、都市部のアンケートによる片寄りか、それとも「新聞記者の意図」かも知れないとコロちゃんは思いましたよ。

5.「転職後に職場で孤独を感じたが6割だよ」
コロちゃんは、1980年代に「転職」を経験しましたが、その時に一番悩んだのは「人間関係の構築」ですよね。
コロちゃんは、そんなに「コミュ力」がある方ではありませんでしたから、最初はなかなか「職場の人間関係」にスムーズに溶け込めなかったのですよ。
おそらくこの「悩み」は、多くの「転職者」が最初に感じることだと思われますよ。
そこで「パーソルキャリア社」の「転職者の転職後の悩みと相談相手に関する意識調査」から、いくつか「転職者の悩みの実態」を見てみましょう。下記でしたよ。
◎「Q.あなたは転職後に孤独を感じたことがありますか?」(小数点以下切り捨て)
①「とても感じた :25%」
②「やや感じた :33%」
➂「あまり感じない:21%」
④「感じない :19%」
file:///C:/Users/hp/Downloads/d22215-369-pdf-0.pdf
(出典:パーソナルキャリア社:転職者の転職後の悩みと相談相手に関する意識調査より:6月16日利用)
うーむ、「孤独を感じた」が、合計で58%と「約6割」ですね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
だよなー、コロちゃんも「転職直後」には、ずいぶんプレッシャーを感じていましたよ。
(・д・`*)ダヨナー
その後どうやったっけなー? お酒を飲みながらのお付き合いも大分したし、そうそう「囲碁クラブ」に入ってましたよ。
もう一つだけ、この「パーソナルキャリア社」の「意識調査」を見ておきましょう。
◎「Q.あなたは転職後の悩みはありましたか?」(小数点以下切り捨て)
①「人間関係:28%」
②「労働時間:25%」
➂「給与 :21%」
file:///C:/Users/hp/Downloads/d22215-369-pdf-0.pdf
(出典:パーソナルキャリア社:転職者の転職後の悩みと相談相手に関する意識調査より:6月16日利用)
やはりみんな「①人間関係:28%」で悩みますよね。これは「年令が高い」ほど悩みが深くなるのではないでしょうか。
コロちゃんは、「転職後の職場」で「同期の仲間たち10人」で「年に1回の家族ぐるみの旅行会」をつくって「人間関係」を深めていましたよ。
だけど、そのような「グループ」は「昭和の時代」だったから「成立した」のではないかと思われますよ。
今の時代だったら、どうするのかなー?
(*´・д・)はて?
この「パーソナルキャリア社」の「調査」には、以下の記載がありましたよ。
「社外の人間、それも『同じ問題に直面したことがある、もしくは、その問題を解決したことがある』経験者が、転職者にとっては『悩みを十分に相談できる相手』となり得そうです」
なるほど、だけど「そんな都合の良い経験者が身近にいる人」って少ないんじゃないかなと、コロちゃんは思いましたよ。
まあ「普段から多くの友人をつくっておけ」という事でしょうね。コロちゃんには、なかなか「転職」はリスクが多いと感じましたよ。

6.「転職すると退職金が減るよ」
次に「退職金」を見てみましょう。よく「転職すると退職金が減る」と聞きますよね。
「日本企業」の「退職金」は、勤続年数が長いほど有利となるように設計されているために、転職によって勤続年数が短くなると、受け取る「退職金」も減少します。
そこで「転職を経験せず、同一企業に勤続して定年退職したときに受け取る退職金」と、「一度だけ転職を経験してその後定年退職した場合の退職金」の比較した調査を見つけました。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「独立行政法人 労働政策研修・研究機構 転職による退職金減少率(2019年)」より
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/2022/documents/useful2022_17_p263-276.pdf
(出典:独立行政法人:労働政策研究研修機構:労働移動に伴う賃金・所得変動:ユースフル労働統計 2022より(6月16日利用)
上記のグラフは、「独立行政法人:労働政策研究・研修機構」が発表した「転職による退職金減少率」です。
このグラフの本文には、詳細な「退職金減少率」が記載されていますので、下に書き出しますね。上から順に「大学卒・高校卒:高卒以上の生産労働者」の順になります。
◎「大学卒:転職による退職金減少率(管理・事務・技術労働者、総合職相当)」(小数点以下切り捨て)
➀「25歳: -7%」
➁「30歳:-26%」
➂「35歳:-40%」
④「40歳:-47%」(最大)
⑤「45歳:-48%」
⑥「50歳:ー39%」
⑦「55歳:-23%」
◎「高校卒:転職による退職金減少率(管理・事務・技術労働者、総合職相当)」(小数点以下切り捨て)
➀「25歳:-17%」
➁「30歳:-30%」
➂「35歳:-37%」
④「40歳:-43%」(最大)
⑤「45歳:-38%」
⑥「50歳:ー30%」
⑦「55歳:-17%」
◎「高卒以上の生産労働者:転職による退職金減少率(生産労働者)」(小数点以下切り捨て)
➀「25歳:-22%」
➁「30歳:-38%」
➂「35歳:-47%」
④「40歳:-52%」(最大)
⑤「45歳:-47%」
⑥「50歳:ー36%」
⑦「55歳:-19%」
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/kako/2022/documents/useful2022_17_p263-276.pdf
(出典:独立行政法人:労働政策研究研修機構:労働移動に伴う賃金・所得変動:ユースフル労働統計 2022より:12月15日利用)
まあ、もっともな話なんですが、転職すると全員が「退職金」は減りますよ。ただ、その内でも「40歳の減少率」が最大となっています。以下ですね。
◎「40歳時点で退職者の退職金減少率」
❶「大卒 :ー40%」
❷「高卒 :ー43%」
❸「生産労働者:ー52%」
これを見ると、「転職をするならば若いうち」か、それとも逆に「高齢になってから」の方が退職金の減り具合は少ないとなりますね。
ただ、これは上記で書いているように、「転職を経験せず、同一企業に勤続して定年退職したときに受け取る退職金」と、「一度だけ転職を経験してその後定年退職した場合の退職金」の比較です。
だから、何回も「転職した方」にはあてはまりません。
コロちゃんは、自分が何回も「転職」をしておきながら、皆さんには「経済的にはなるべく転職しない方が良いですよ」との立場なんですよ。
特に「最近はみんなが転職を考えている」とか、「転職はスキルアップのチャンス」とかの風潮に乗せられない方が良いと考えていますよ。
何しろ、上記で見てきたように「現在の日本の転職事情」は、報道されているように「活発化」はしていないかも知れませんよ。
コロちゃんが見た限りでは、「転職希望者数」は増えていますが、実際の「転職者数」はさほど増えていないと思われますよ。

7.「コロちゃんと現金入りの給料袋」
今日は「50代の転職で4割が年収増だって?」をテーマに、いろいろ考察してみました。
「転職」がテーマでしたが、コロちゃんは最近の「コロちゃん話」で何回か「コロちゃんの転職」を書いてきましたので今日はそれは書きませんよ。
ですから、「転職で年収増」の繫がりで「現金の給料袋がなくなった日」について書きますね。
皆さん、会社からの「毎月の給料」はどのようにして受け取っていますか?
ほとんどの方が「銀行振り込み」だと思われますが、なかには昨年2024年からは「PayPayだよ」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
コロちゃんの若い時代であった1970~1980年代は、ほとんどの会社が「現金入りの給料袋」での手渡しだったのです。
コロちゃんが長年勤めた会社では、毎月25日に支給されていました。
朝会社へ行くと、ハンコを持っていき「現金入りの給料袋」を受け取って「授受簿」にペタンとハンコを押して受け取ります。
その「給料」を準備するためには、「給料日」の前日に会社の事務員さんが「銀行」に行き「大金」を引き出してきていました。
その後「事務室」で「全員分の給料の袋詰め」を行なっていたのです。その夜は、それらの「給料袋」は「金庫」に保管されていたようでしたね。
さて、時代は1980年代の後半のことでした。コロちゃんの会社の同業者の営業所で、その「給料袋の入った金庫」を狙った泥棒が出たのです。
その会社では、いつものように「給料日の朝」に「金庫」を開けようとしましたら、鍵穴に鍵が入らないという事態が発生したというのですよ。
当然大騒ぎになりましたよね。そこで、手を尽くして「金庫」を開けてみたら「中にあるはずの現金入りの給料袋がない」ということがわかりました。
「鍵穴」には「瞬間接着剤」が挿入されていたらしいですよ。その後「犯人」は逮捕されましたが、この「犯人」は内情に詳しい「退職した社員」だったそうです。
これ以来、一晩「金庫内」に「現金入りの給料袋」を寝かせておくリスクを避ける為に、一斉に多くの会社で「銀行への給料振り込み」が進んだように思われますね。
もちろんコロちゃんの会社でも、その後直ぐに「現金入りの給料袋」は無くなりましたよ。
さて、それで困ったのは「それまで奥さんに内緒で給料袋から小遣いを抜いていたお父さん」です。ごまかしようがなくなってしまったのです。
さらに、もっと影響が大きかったと思われたのが「親父の権威の低下」です。
やはり「現金」はパワーがあるのですよ。毎月「親父」から「妻」に手渡しで「現金」が渡されると、それは「男の働きの結果の手渡し」になるわけですよ。
それが「銀行振り込み」となると、「妻」は毎月「お金」が振り込まれてきますが、そこには「親父」の存在は見えてきません。
逆に「親父」は、妻からお小遣いを貰う存在に変ってしまったのです。
コロちゃんもそうでしたよ。コロちゃんが現役時代には「妻から毎月5万円のお小遣い」をありがたく頂戴していましたよ。
ははー、毎月ありがとうございましたー。
(m*。_。)mアリガトーゴザイマスー
今日の「コロちゃん話」は、「現金入りの給料袋」がなくなると同時に「親父の権威」もなくなったという「時代の流れ」についてでしたよ。
まあコロちゃんの場合は、「現金の給料袋」がなくなる以前から「権威」なんてありませんでしたけれどね。
コロちゃんって、「ちっちゃい人物」なのでしたよ。今もちっちゃいですよ。
c(・。・)チッチャイヨ
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。

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