【社会考】「認知症」は怖いものなのか?

社会

おはようございます。いよいよ「梅雨入り」しましたね。コロちゃんが朝目を覚ましたら、もう外は「雨」が降っていましたよ。

どうやら今日は「丸1日雨っ降り」のようですね。いよいよ「ジメジメした梅雨」が続くようになりそうですよ。

コロちゃんちの「ペットカート」が大活躍しています。今朝もワンコを「ペットカート」に乗せて、近くの「道路の高架下」までガラガラと移動しましたよ。

ワンコは、雨の降らない屋根の下で、あちこちをクンクンと嗅ぎながら歩いていましたよ。今日はこの場所を、あと2回「散歩」に来るようになりそうですよ。

コロちゃんは、始まったばかりの「梅雨」が早く終わらないかなーと、思わず空を仰ぎましたよ。

たった「1日」で雨にゲンナリしたコロちゃんが、今日は「認知症は怖いものなのか?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「認知症の行方不明者が1万8000人もいるよと、認知症より寿命が伸びたことを喜ぼう」

☆「格差があると富裕層も死亡率が高くなるよと、認知症、覚悟があれば怖くない」

☆「コロちゃんと退職した団塊世代の先輩」

1.「認知症の行方不明者が1万8000人もいるよ」

コロちゃんが、朝新聞をバサバサ読んでいると「認知症不明者1万8121人/昨年全国警察に届け出」との見出しが目に入りました。

コロちゃんは、「認知症は高齢者の病い」と考えていますので、この記事はとても他人ごとではないと、ジックリと読んでみましたよ。

そうしましたら、これは「警察庁の令和6年年における行方不明者届受理等の状況」という発表によるものでしたよ。

コロちゃんは、さっそく探して読んでみましたよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「警察庁 認知症に係る行方不明者数の推移」より

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/R6_yukuefumeishakouhoushiryou2.pdf
出典:警察庁 令和6年年における行方不明者届受理等の状況より:6月11日利用

上記のグラフは、「警察庁」が発表した「認知症に係る行方不明者数の推移」です。下に一部をかきだしますね。

◎「認知症:行方不明者数」(1000人以下切り捨て)

➀「2015年:1.2万人」
②「2018年:1.6万人」
③「2021年:1.7万人」
④「2024年:1.8万人」

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/R6_yukuefumeishakouhoushiryou2.pdf
(出典:警察庁 令和6年年における行方不明者届受理等の状況より:6月11日利用)

あー、年々増えてきていますね。
( ̄Д ̄*)アー

そりゃ「高齢者の数」が増えていますから、減る方がおかしいかもしれませんね。だけど、これはコロちゃんは「他人ごと」ではないのですよね。

だって、もう「70代」だもん!
(゚Д゚)アッラー!

上記の「2024年の認知症の行方不明者1.8万人」のうちで、「死者数は491人」となっています。

この「死者の77%」が、行方不明になった場所から「5㎞圏内で死亡確認」されているそうですね。その「死亡場所の割合」は以下となっていましたよ。

◎「認知症行方不明者の死亡場所」(全491人)

❶「河川・河川敷:115人」
❷「用水路・側溝: 79人」
❸「山林     :71人」(ここまでで54%)
❹「田畑     :44人」
❺「路上     :37人」
❻「海・海岸   :31人」

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/R6_yukuefumeishakouhoushiryou2.pdf
(出典:警察庁 令和6年年における行方不明者届受理等の状況より:6月11日利用)

おー、「❶河川・河川敷:115人」が一番多いですね。
(o゚Д゚)オー

コロちゃんちの近くにも「河川」がありますね。あそこで死ぬのもイヤだなー。
(´ヘ`;)ウーム…

この「警察庁の発表」には、「認知症の行方不明者の死亡者(491人)の8割弱は、行方不明になった場所から5㌔県内で死亡している」としています。

だから「探すときはそこを探せ」と書いていますよ。

また「GPSの活用」を推奨していますね。「昨年GPSなどを介して発見した111名は全員生存していた」とも書いていましたよ。

コロちゃんは、少し前に「長男一家のたーくん(6歳)」が「小学校」に入学した時に「まもサーチ」という「GPS端末」を付けたと聞いていましたから、そんなのがあるのは知ってはいましたよ。

だけどコロちゃんが「まもサーチ」を付けるの?
(´・д・)エエーッ

まだいいよね? 大丈夫だよ? 必要ない・・・よ?
(。ŏ﹏ŏ)ウーン

2.「認知症より寿命が伸びたことを喜ぼう」

さて上記で「昨年2024年の認知症の行方不明者と死者」について見てきましたが、コロちゃんは「認知症」は恐れなくとも良いと考えています。

それはコロちゃんの考え方なのですが、「日本は文明が進んだから認知症患者数も増えて来た」と考えているのですよ。

つまり「平均寿命が伸びた事」や「乳児死亡率が低い事」と、「認知症患者数が増えた事」は同じ「文明化の証」だと思うのですよ。

そもそも、なぜ「認知症患者数が増えたのか」というと、「日本社会の平均寿命が延びたから」でしょう。

なぜ「平均寿命が延びたのか」というと、それは「十分な栄養が取れるように食生活が改善されたこと」と、「国民の医療体制が整ってきた」からだと思うのですよ。

ちょっと「欧米」と比較をしてみましょう。

最初は「平均寿命」からですよ。どこの国でも「女性」の平均寿命の方が男性よりの長いですから、比較は「女性」のみとしますね。

◎「平均寿命:女性」

①「日本  :87.14歳」
②「フランス:85.75歳」
③「アメリカ:80.20歳」

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life23/dl/life23-15.pdf
(出典:厚生労働省 令和5年簡易生命表の概況 平均寿命の国際比較より:6月11日利用)

ほら、「日本」は世界でも最高レベルに「平均寿命が長い」のですよ。これに比べると、アメリカは酷いですね。「日本」よりも7歳近く低いですよ。
(  ̄O ̄)ホラ

また「乳児死亡率」でも「日本」は低いですよ。下記ですよ。

◎「乳児死亡率(1歳未満死亡率:1000人あたり)」

①「日本  :1.8人」
②「フランス:4.1人」
③「アメリカ:6.9人」

ほらほら、これも「日本は素晴らしい」でしょう?
(  ̄O ̄)ホラホラ

これも「日本の医療体制」が他の先進国よりも整っているからだと思うのですよね。

それに「寿命が伸びたこと」を喜んで、その為に「認知症が増えた」ことだけを悲しんだり忌避したりするのは理屈が通らないとコロちゃんは思っていますよ。

だからコロちゃんは「認知症を恐れることはない」、むしろ「平均寿命が伸びて充実した老後を過ごせる期間が伸びた」と喜ぶ方が前向きで良いと考えていますよ。

3.「格差があると富裕層も死亡率が高くなるよ」

ここでちょっと、コロちゃんが「平均寿命と死亡率」を考えていて、見つけたことをご紹介しますね。

これは「がん社会を診る」という「日経新聞のコラム」です。書いていたのは「中川恵一東大教授」でですね。

このコラムでは、「米国の死亡率、富裕層も高い」と見出しで書いています。その内容は以下でしたよ。

◎「所得と寿命の関係」

①「所得と寿命の関係は上に凸の曲線状になる」
②「所得がある程度上がると寿命はほとんど伸びなくなる」
③「低所得層は所得がわずかでも増えれば、劇的に寿命が伸びる」

ざっと、上記のように「平均的な所得レベルに多くの国民が集まることは平均寿命のアップに繋がる」というのですよ。

つまり「平均的な所得レベルに多くの国民が集まる(格差が小さい国)」は、「平均寿命が長い」となっているのですよ。

さらに「格差はお金持ちの寿命にもマイナスの影響を与える」と、実に興味深い事も書いています。下記でしたよ。

◎「米国の死亡率」

①「米国の死亡率は、北欧・西欧と比べて2.2倍」
②「米国のもっとも豊かな群でも、北欧・西欧の最も貧しい群と同程度の死亡率」

この「米国の死亡率が高い事」について、「中川教授」は以下のように書いていました。

「格差は国全体の死亡率を高めるのみならず、富裕層にもストレスや不安を与えるため、健康状態にマイナスに作用します」by中川教授

格差は「富裕層の寿命も縮める」のですよ。コロちゃんは「日本」がやがて「アメリカ」のようにならないことを祈りますよ。

このコラムを読んで、コロちゃんは「アメリカの富裕層」じゃなくて良かったなと思いましたよ。

まあ、コロちゃんじゃあどこの国へ行っても「富裕層」とは縁がなさそうですけどね。
(´罒`)ニシシ

なお、この「日経新聞」の「米国の死亡率、富裕層も高い」のコラムをお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

米国の死亡率、富裕層も高く 格差社会のストレスや不安が影響 - 日本経済新聞
資本をベースにした富は、労働による富より蓄積が速いため、資本主義経済が続く限り格差は拡大し続けます。富の再分配は革命や戦争の後に発生します。長く続く「パクスアメリカーナ」は米国の格差を拡大してきました。同じ現象が、戦後の長い平和を謳歌してきたわが国にもあてはまります。トランプ大統領が進める関税引き上げと減税は、米国内の...

4.「認知症、覚悟があれば怖くない」

さて、今日のテーマは「認知症は怖いものなのか?」を考えてみました。

コロちゃんの答えは、上記で書いたように「充実した老後を過ごせる期間が伸びた」と喜ぶべきだというものでしたが、ちょっと「老後の心得」を考えてみたいと思いますね。

少し前にコロちゃんは、「編集長&株主様」から「もっと哲学とか歴史とか違った視点の考察を書け」と言われているのですよ。

だけどコロちゃんの頭をいくらゆすぶっても、「老後の心得」の「哲学・歴史」は落ちていません。

そうですねー、確か「文学」では「一年有半※」なんかがありましたよね。

(※1年有半:1901年:中江兆民:医師から喉頭がんで余命1年半と言われ書いたエッセイ集)

もちろん、こんな「明治時代の本」をコロちゃんは読んでいませんよ。

そこでちょっと「認知症をどう考えれば良いのか」と考えてみると、「覚悟があれば良い」のではないかと思ったのですよ。

この「覚悟」とは、「人間は誰かに世話してもらえないと生きていけない存在だ」ということです。

誰しもが「子どものうちは親の世話」にならなければ生きて行けませんよね。

そして「大人になると妻の世話」にコロちゃんの場合はなりましたよ。いろいろ面倒を見てもらいました。

この「大人の場合」は、1人で生きている方もいらっしゃるかもしれませんが、それでも社会で生きている以上は「誰1人の世話にならない方」は、そうそういないのではないでしょうか、

そして「今日のテーマ」の「老後の生活」では、いずれは必ず「人の世話」にならないわけにはいかないのですよ。

ただ、それが「ちょっと早いか遅いかの違い」があるだけですよね。

コロちゃんは以前読んだ「長寿期リスク※」という書籍の内容を思いおこすのですよ。

(※長寿期リスク:著:春日帰キスヨ:2024年:光文社新書)

この本では「80歳以上で在宅暮らしを続ける時期の高齢者の生活をヨタヘロ期」と名付けています。そして、その「ヨタヘロ期」は誰もが逃れられないというのですよ。

これは「ヨタヘロ期」だけでなく「認知症」もまた同じでしょう。

むしろ誰もがいずれは「ヨタヘロ期・認知症」を経験するのではないでしょうか。それが「重いか、軽いか」は別としてですよ。

このように「覚悟」をしておけば、「ヨタヘロ期も認知症」も怖くはないでしょう。

そうすれば、いざ「認知症」と自覚をした時には、「おー、とうとう来たか」あるいは「ふーむ、意外と遅かったね」と冷静に迎えられるのではないかと、コロちゃんは考えていますよ。

さあ、ここで一句をひねりましたよ。

「認知症、覚悟があれば怖くない」。

お笑いくださいね。
(*ノ∀`)アハハ

どーかなー? これで、ちょっとは「文学的視点」となるかなー?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

5.「コロちゃんと退職した団塊世代の先輩」

さて最後の「コロちゃん話」ですが、今日は「認知症と老後の生活」つながりから、2000年代初頭の「コロちゃんと先輩の話」を書きましょう。

2000年代の初頭ですから、当時のコロちゃんは50代でした。その頃の「会社の団塊世代の60代の先輩」との会話になります。

その先輩は、若い時に「住宅」を購入していたのですが、60歳で退職した後に再び「新築住宅」を購入して引っ越したというのですよ。

その先輩は「短時間勤務の嘱託」としてまだ働いていましたが、コロちゃんとの「世間話」の中でこんな事を言っていたのですよ。

「前住んでいた家が高く売れたから、思ったより新しい住宅の費用が安くすんだよ。俺は運が良かった」by先輩

「団塊世代」とは1946~1949年生まれの方を言います。

この世代が「住宅を購入し始めた時代」は、30代に突入した1970年代後半~1980年代にかけてになります。

「バブル経済」の1986~1991年よりは、大分以前となりますから、この先輩は「住宅ロンダリング」の「出世双六」に成功したのでしょうね。

何ともうらやましいと思ったコロちゃんでしたよ。

この先輩は「携帯電話の待ち受け画面」の孫のフォトをコロちゃんに見せながら、「こいつは年金支給日になると、ちゃんと覚えていて小遣いをせびりに来やがるんだ」と嬉しそうに話していましたよ。

コロちゃんは、この先輩とは気が合ったのかいつも仲良く話していましたね。彼は「68歳」まで嘱託で働いた後に「リタイア人生」に入っていきましたよ。

コロちゃんは、当時この先輩みたいに「68才までは無理でも、せめて65歳までは働きたいな」と思ったことを憶えていますよ。

しかし現実はシビアですよね。

コロちゃんは「60歳の誕生日」の翌月に「大腸がん」が判明して、その後の長い「闘病生活」の後に退職することになってしまったのですからね(※)。

(※その後大腸がんは完治しました)

あの先輩は今でも元気で「リタイア生活」をおくっているかなー?

何しろ、身体も声も大きな元気のある先輩でしたね。コロちゃんには彼の元気な姿しか思い浮かびませんよ。

「先輩、充実した老後をお過ごしくださいね」byコロちゃん

コロちゃんも負けずに元気に生きていますよ。だけど、こうやって先輩とコロちゃんの闘病を振り返ってみると「人生は運が90%だ」と思いますよ。

生きてきた時代で、「幸せ・不幸せ」のかなりの部分が決まっているように思ったコロちゃんでしたよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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