おはようございます。今朝のコロちゃんは、ワンコとの散歩を今年初めて「半袖シャツ」で歩いてきましたよ。
昨日までは、必ず「長袖の上っ張り」を羽織って歩いていたのですが、今朝の外気温は18℃もあったのですよ。
いつも「寒がりのコロちゃん」も、この気温なら大丈夫と半袖で歩いてきましたら、風もない良い陽気でしたよ。
ワンコは・・・変りませんね。暑くとも寒くとも、ワンコはピョコピョコ歩いているだけですよ。
コロちゃんは、今いつ「ワンコの衣替え」をしようかと悩んでいますよ。そろそろ「毛皮の夏バージョンへのカットの時期」が近づいてきたのですよ。
コロちゃんは、いつも「1年に1回、毛皮のカット」をしているのですよ。だいたい「梅雨の最中か梅雨明け時期」にすることが多いのですが、もうそろそろですよ。
もちろん、バーバーマンはコロちゃんですよ。いつやろーかなー?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?
そんな「バーバーコロちゃん」が、今日は「就職氷河期世代への支援と現状を見るよ」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「就職氷河期世代の老後備え支援だってと、就職氷河期世代の不本意非正規雇用は35万人だよ」
☆「就職氷河期世代の賃金はいまだに低いよと、なぜ就職氷河期世代の賃金を上げないのか?」
☆「責任を取って給料を上げてねと、コロちゃんと新卒就職」

1.「氷河期世代の老後備え支援だって」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「氷河期世代の老後備え支援」との見出しが目に入りました。
この「就職氷河期世代」とは、「1993~2004年の間に社会に出た人」を指しており、2025年現在ではだいたい「45歳~55歳」になりますね。
コロちゃんの2人の子どもたちは、この「1993~2004年」から少し後に「社会」へ出ました。ですからコロちゃんの子どもたちは「運が良かった」のですよ。
だけど、そんな「社会へ出る年」が数年違っただけで「一生が変わる」なんて「理不尽」としか言いようがないですよね。
だからコロちゃんは、この「就職氷河期の若者たちの姿」を、自分の「子どもたち世代の問題」として見ているのですよ。
冒頭の「氷河期世代の老後備え支援」の記事の扱いは小さいですよ。たった20行しかありません。
それでも「就職氷河期世代等支援に関する関係閣僚会議」を開いて、「2026~28年度の3ヶ年計画で就職氷河期世代支援プログラムの基本方針を決めた」と報じています。
ここで「氷河期世代」の「現在の支援」ではなく「老後備え支援」と書いてあるのは、大きな意味があるのですよ。それは、以下を全部読むとよくわかりますよ。
さてコロちゃんは、さっそくこの「内閣府の関係閣僚会議」の資料を読んでみることにしましたよ。

2.「就職氷河期世代の不本意非正規雇用は35万人だよ」
コロちゃんが、「就職氷河期世代等支援に関する関係閣僚会議」の資料を読んでみると、だいたい以下のような内容でしたよ。
◎「新たな就職氷河期世代等支援プログラムの基本的な枠組みより」
①「2024年時点で不本意非正規雇用が35万人が存在するほか、この世代の無業者は3万人増加し、44万人」
②「親の加齢に伴い、働きながら家族の介護を行う者も増加。家族の介護を行う有業者が10年前の同年代と比較して25万人増加」
③「支援の3本柱」
・「就労・処遇改善に向けた支援」
・「社会参加に向けた段階的支援」
・「高齢期を見据えた支援」
上記の「支援プログラム」は、2019年と2022年に引き続き行われるもので3回目になります。
コロちゃんが読んだ感想としては、「就職氷河期世代」の「親世代」の高齢化に伴う「介護問題」と、将来の「自身の低年金の問題」が生じて来たと思われます。
上記の「③支援の3本柱」のうちの「高齢期を見据えた支援」にご注目ください。詳細は以下ですよ。
◎「高齢期を見据えた支援」
❶「就職氷河期世代の賃金上昇率は相対的に小さく、上の世代と比較した賃金カーブも、その増加は緩やかなものとなっている」
❷「金融資産の保有額も、10 年前の40 代と比較し、500 万円以下の貯蓄の世帯の割合が大きくなっている」
❸「持家率が低下する中で、高齢期の住宅確保が課題となることも想定される」
❹「このため、今後、就職氷河期世代の多くが高齢期を迎えることを踏まえ、今から、それらの者の高齢期における課題を想定した支援を行う」
上記で、「就職氷河期世代」は今後高齢となった時には「困窮すること」がもう明らかだと言っているのですよ。
上記の「高齢期を見据えた支援」の中には、「70歳までの高年齢者就業確保措置を行う場合の拡充について検討を行う」との記載がありました。
ここでは「就職氷河期世代」の将来は、「70歳まで働くこと」を前提に考えているように読めましたよ。
コロちゃんは、もう70代は「人生の最後の時期」ですから、ゆっくり「引退して過ごしたい」ですよ。だから「70代まで働かせようとする政策」には違和感を感じていますよ。
なお、この「内閣府」の「新たな就職氷河期世代等支援プログラムの基本的な枠組み(案)」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_hyogaki_shien/kankeikakuryokaigi/dai2/siryou2.pdf

3.「就職氷河期世代の賃金はいまだに低いんだって」
「就職氷河期世代」と聞いても、その当時者以外にはなかなかその「実像」が見えてこないですよね。
そりゃそうですよ。コロちゃんだって、成人した子どもたちの先輩世代が「正規雇用か?それとも非正規雇用か?」なんて知る訳がありませんからね。
そこで、最近コロちゃんが読んだ「日経新聞の経済教室の論考」をご紹介しますね。これをざっと読めば、「就職氷河期世代の現在位置」がだいたいわかりますよ。
この「論考」は「玄田有史東大教授」の「氷河期世代は今/雇用は改善/賃金なお低く」と題されています。

①「就職氷河期世代は見えにくいよ」
「玄田教授」は、最初に「日本企業の雇用慣行」として以下を提示しています。
◎「高度成長期の日本企業の雇用慣行(主に男性)」
➀「安定した長期雇用」
②「年功賃金の恩恵」
ところが1990年代半ばから2000年代前半の「深刻な不況期」に学校を卒業した世代は、上記の「日本型雇用システムから排除された世代」となったというのです。
その結果の「時代を象徴する言葉」が以下です。
❶「フリーター(卒業後に非正規雇用で生活)」
❷「ニート、ひきこもり」
これって、みんなから見えにくいんですよね。
他の若者たちは「普通に働いている」のですからね。住んでいる所の「隣・近所」で噂になっても、ハッキリしたことは分かりませんよ。
コロちゃんが「不本意非正規雇用の数」を調べてみたら、「2013年には342万人、2024年に180万人※」となっていました。
(※厚生労働省 非正規雇用の現状と課題より)
これは「就職氷河期以外の数」も入っていますから多いですが、この方たちも「社会の中」で認知されにくい存在となっていますね。

②「氷河期世代は、もうニート・ひきこもりが多いわけじゃないよ」
冒頭の「新聞記事」で、「就職氷河期支援プログラム」をご紹介しましたが、過去2回行なわれたこの政策で成果はあったと「弦田教授」は言うのです。
その結果、以下のようになったと「弦田教授」は記載しています。
◎「現在の就職氷河期世代の現状」
①「40歳代の正社員率や就業率は、氷河期世代では前の世代と比べても男性でほぼ匹敵する水準になり、女性ではむしろ上回る状態が確認できる」
②「氷河期世代にフリーターやニートが高い割合で含まれると言う言説は、若年期には確かに当てはまっていたが、中年期になるともはや事実とはかけ離れている」
へー、そうだったんだ?
( ¯ㅿ¯)へー
ここで「弦田教授」は、今では「就職氷河期世代」は、もうほとんど「正社員化」が進んでいるというのですよ。
コロちゃんはまだまだ「就職氷河期世代」の「非正規雇用」は、その前後世代より高いと思っていましたよ。
それでは、いったい何が問題として残っているのでしょうか? 次を見てみましょう。

③「就職氷河期世代は、給料が低いよ」
それでは、「就職氷河期世代」の「非正規雇用が正規雇用」になり、「万々歳でもう良かったね」となるかというと、そうではないと「弦田教授」は言うのですよ。
ここで「弦田教授」は「40~44歳の大学・大学院卒の実質賃金の比較」を出しているのです。下記ですよ。
◎「40~44歳の大学・大学院卒の実質賃金(平均月給)」
①「バブルの隆盛時に卒業した世代」
(1986~1990年卒)
・「男性:50万円台半ば」
・「女性:40万円を上回る」
②「1990年代後半卒(就職氷河期世代)」
・「男性:40万円台」
・「女性:30万円台後半」
③「2000年代前半(就職氷河期世代)」
・「男性:さらに下がる」
・「女性:さらに下がる」
上記を見てもわかりますが、例え「正規雇用」になっても、「就職年次が違っただけ」で「所得が低い」のが「就職氷河期世代」なのだと言うのですよ。
コロちゃんは、これを見て「コロちゃんの子どもたち」の顔を思い浮かべましたよ。特に「長男」は「就職氷河期の最終年」から数年後の「就職」でしたからね。
この「就職氷河期世代」の「低い給料の理由」と、「今後の見通し」を次に見てみますね。

④「就職氷河期の、賃金が改善する見通しは薄いって」
「弦田教授」は、上記の「就職氷河期の平均月給が低い理由」を、以下のように書いていますね。
◎「就職氷河期の平均月給が低い理由」
①「中途採用で正社員になった場合も多く勤続年数が短い」
②「企業で役割給・職務給の導入が進み『年功賃金のフラット化』が進んでいる」
③「勤め先で十分な訓練や教育を受けなかったと感じている割合が以前の世代より多い」
④「企業に65歳までの継続雇用が義務づけられたため、賃金の年功的度合が弱められた」
ざっと、上記の「①~④」の理由で、「就職氷河期世代の賃金が低く抑えられている」というのですよ。
その結果、「今後人手不足が続いたとしても、賃金増加はより若い世代に集中し、氷河期世代を含む中高年の賃金が改善する見通しは暗い」と、「弦田教授」は書いていますよ。
なんかなー、これじゃ「就職氷河期世代」は「学卒後」に「非正規雇用」を強いられて、その後10年以上たってから、やっと「正規雇用」になっても安い給料では「踏んだり蹴ったり」ですよ。
そして、「その後の就職氷河期世代」の行く末でも、かなり厳しい事を「弦田教授」は書いているのですよ。次ですよ。

⑤「70歳以上まで働いてね」
さて「その後の氷河期世代」ですが、やっと「正社員になっても安い給料」で終わりにはなりません。その後の「長い老後」が待っています。
それを「弦田教授」は、下記のように書いているのですよ。
「氷河期世代は生計維持のための自己防衛に迫られ、倹約生活に加え、高齢になっても出来る限り働いて収入を得ることを希望する場合が多くなるとみられる」
うーむ、そうなっちゃいますよね。
(´ヘ`;)ウーム…
「給料」も安いし「年金」も低くなったら、高齢になってもいつまでも「働くしか道はない」か・・・。
(o´д`o)=3ハァーア
ここで「弦田教授」は、以下の提案をしているのですよ。
「氷河期世代以降の高齢者の生計確保に向け、70歳までの就業確保を(企業の)努力義務から『義務』へと転換する合意の形成と実施のタイミングが重要となる」by弦田教授
あらら、そりゃ「大学教授」だったら「頭脳労働」ですから70歳まで働いても大丈夫でしょうけど、「肉体労働」では無理がありますよ。
(;゚д゚)アララ..
さらに重ねて書いていますよ。下記ですよ。
「氷河期世代が60代後半に達する30年代半ばまでには、70歳までの就業確保の義務化に一定の見通しが得られることが望ましい」by弦田教授
「弦田教授」は、今後の「就職氷河期対策」を「高齢者が自己責任で高齢まで働くことで解決するプラン」を強く推奨していますね。
次はコロちゃんの考えを書いてみますね。
なお、この「弦田教授」の「氷河期世代は今/雇用は改善/賃金なお低く」と題した「日経新聞の経済教室」の「論考」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


4.「なぜ就職氷河期世代の賃金を上げないのか?」
コロちゃんが、上記の「弦田教授」の「論考」を読んだ感想は、なぜ「就職氷河期の賃上げを主張しないのか?」ですよ。
コロちゃんも知りませんでしたが、ここで「就職氷河期世代」は現在「正社員」として働いていても、その前後の世代より「低い賃金」を余儀なくされている事実を知りました。
これは「就職氷河期世代の責任」ではないですよね。ただ単に「1993~2004年に社会へ出た」だけですからね。
そのために「将来は厳しい老後が予想される」となっているようですが、だったら「就職氷河期世代の賃金」を前後の世代と「同じレベルの賃金」に上げればいいじゃないですか。
そうすれば、なにも「就職氷河期世代だけが70歳まで働く」とならないで済みますよ。
コロちゃんは、「石破総理+筒井経団連会長」が「45~55歳も5%以上の賃上げをしてください」と言えば良いと思いますよ。
そうすれば「就職氷河期世代」が、その前後の世代を比べて「賃金が低い」ことを解消できるでしょう。
コロちゃんは、冒頭の「新たな就職氷河期世代等支援プログラム」を読んでいて、「ずいぶん周到な施策だな」と感じた点があったのですよ。以下ですよ。
◎「高齢期を見据えた支援」
①「希望に応じた高齢期の就業機会の確保」
・「65歳超雇用推進助成金の充実」
②「住宅確保の支援」
・「低廉な公営住宅の供給」
・「高齢者が着実に入居できるセーフティネット登録住宅の供給」
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/shushoku_hyogaki_shien/kankeikakuryokaigi/dai2/siryou1-1.pdf
(出典:内閣官房 就職氷河期世代等支援に関する関係閣僚会議:配布資料より:6月7日利用)
上記の支援策って、もう「就職氷河期世代は70歳まで働いても、その後は住宅で困るだろうから、今から住むところを政府で準備しておきましょう」ってことじゃないですか。
コロちゃんは、「政府の役割」は「高齢になったら生活や住宅で困らない政治」を行なう事だと思うのですよ。
それが、事前に「就職氷河期世代は高齢になった時に生活や住居で困ること」がわかっているのですよね。
その原因である「現在の低い所得」を放置し、「70歳まで働くこと」を前提とした対策をたてているのはおかしいと思いますよ。
ヾ(#`・з・´)ノ彡プンプン

5.「責任を取って給料を上げてね」
今日は「就職氷河期世代の支援と現状を見るよ」をテーマに、その「周辺情報」を調査して考察してみました。
コロちゃんは、現在の「就職氷河期世代」が、その前後世代より未だに「給料が安いまま」との事実は知りませんでしたよ。
さらに、その「給料が安いこと」は「過去の非正規雇用期間が長かったこと」と合わせて、将来の「年金受給額が低くなる」ことも予想されているとは、何とも不幸なことですよね。
これは、全て「1993~2004年の間に続いた就職氷河期が悪い」のですが、これは「天災」ではありません。
全て当時の「政府と企業」が、それぞれの「意志と責任」で行なったことなのですよ。
だから、コロちゃんはその責任者の方たちは「責任を取って就職氷河期世代の賃金を上げて謝罪すべきだ」と思いましたよ。
いずれにしろ、将来の「就職氷河期世代」が高齢になった時には「低年金」と「居住する場所」で困難が予想されているのですよね。
だったら「70歳まで働ける制度」や「低廉な公営住宅の供給」の前に、現在の「45~55歳の方たちの給料を上げる方」が安上がりで、将来の「国民負担」も少なくなるのではないでしょうか。
それに「給料」を上げれば、一番大切な「就職氷河期世代の安定した生活」が得られると思いますよ。

6.「コロちゃんと新卒就職」
さて今日の「コロちゃん話」は、この「就職氷河期(1993~2004年)」の数年後に「新卒で就職」していったコロちゃんの子どもたちのことを書いてみますね。
コロちゃんの「長男」が「新卒就職」をした時には、まだいくらかは「就職氷河期の余波」は残っていたのかも知れません。
「長男」はコロちゃんに「就職先の相談」をしていましたが、何しろコロちゃんは自身は低学歴で「新卒就職」をしたことがありませんから、適するアドバイスが出来ませんでした。
だって「経験がないんだもん!」。
(・ω・)シランガナ
親が「高学歴」でないと、「その子ども」にはこんなところにもハンデがありますね。
そんな中で「長男」が「不動産業界を見ているよ」と言ってきたことがありました。その時コロちゃんは、「子どもが不動産屋さんってのはイヤだな」と答えたことを記憶していますね。
コロちゃんが青年時代だった1970年代は、「製造業が全盛の時代」でした。コロちゃんの意識には、そんな過去の「日本企業の全盛期のイメージ」があったように思いますね。
現在の日本では、「第2次産業の製造業」よりも「第3次産業のサービス業」の方が、はるかに大きくなっています。
(※第1次産業5%:第2次産業29%:第3次産業64%:2020年国勢調査より)
それでもコロちゃんは、若い時のイメージである「製造業の方が安定して硬い仕事だ」から抜けきれていなかったのですよ。
まあ「長男」はその後「別の業界」を選択して就職していきました。
また「次男」は、学校の推薦で「新卒就職」していきましたからコロちゃんの出番はありませんでした。
何とも「新卒就職」については「頼りないコロちゃん」でしたよ。この点ではコロちゃんは「高学歴の親」をうらやましく思いましたね。
ただ、この「新卒就職」で「就職氷河期世代」は一生が決まることになったのを見ると、何ともやるせない気持ちにコロちゃんはなりましたよ。
もっと「中高年の給料が上がる道」はないものかなー?
(´ヘ`;)ウーム…
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。

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