【経済考】「借金」が雪だるまに?

経済
借金利息男性

おはようございます。昨日の午前中に、コロちゃんは楽天市場で「小型犬用のペットカート」をポチっと注文してしまいました。

お値段はなんと¥5999円!

清貧コロちゃんにとっては、清水の舞台から飛び降りるほどの、一大決断です。

あとはコロちゃんちに配達となってから、ワンコとの散歩後にゆっくりとご報告すれば良いかと考えていましたら、なんと配達されるのは翌日の今日だと、先ほどメールで連絡がありました。

コロちゃんは、思わず「えええぇ、はへーよ!」とビックリ。
(;゚д゚)エエーッ!!!

どうやらコロちゃんは、未だに「昭和の時代」を引きずっているようでした。

コロちゃんは、佐○急便からのメールに「午前中の配達希望」をポチっと押しましたよ。これで配達されれば、注文の「翌日配達」ということになりますね。

いやいや「令和のスピード」には、コロちゃんの「昭和頭」はなかなかついて行けない思いを持ちましたよ。

だけど「ペットカート」がいち早く届くことは、ワンコもコロちゃんも大歓迎ですから、ネットでお買い物も悪くないなと「1人と1匹」で思いましたよ。

ワンコの思いは・・・多分ですけど?
( `◔ω◔)ん?

今日は「借金が雪だるまに?」をカキコキします。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「金利は今後上がりますと、国の借金は1286兆円」

☆「借金には利子がつきますと、利子はどのくらいかな?」

☆「お国の借金は5倍増と、イギリスで起こったこと」

☆「コロちゃんは借金がキライです」

1.「金利は今後上がります」

既に皆さんもご存じの通り、「日銀」は先日の3月19日の「金融政策決定会合」で「マイナス金利を解除」すると発表しました。

報道では、もう次の「利上げ」に、向けていろいろな観測が浮かび上がっています。まず市場では年内にもう1度利上げすると見られていますね。

「植田日銀総裁」は、上記の発表時の記者会見で「緩和的な環境が続く」と発言したものの、「追加利上げ」は否定しなかったことが、「追加利上げもありうる」との観測となったようです。

エコノミストの見方では、2024、2025年の2年間で3回の利上げもありうると報じられていますね。

「日銀」でも「世界の中央銀行」でも、通常の利上げ幅は「0.25%」刻みとなることが普通です。

もし、来年2025年までに3回の利上げあったとすると、マイナス金利解除後の現在の政策金利が「0~0.1%」ですから「+0.75%」にもなります。

そうしましたら、一番影響を受けるのは「日本最大の債務者の日本国クン」かもしれませんね。

もちろん、今から先行きを簡単に予想できるわけではないですが、頭に置いておくことだとコロちゃんは思いましたよ。

なお、前回の利上げ局面を見てみると、2006年に「量的緩和」を解除後の4ヶ月後に「日銀」は0.25%の利上げをしていますね。

この「利上げ」は、今から17年も前のことですから、コロちゃんも全く覚えていませんでしたね。

はてさて、今回の次の利上げはいつになるでしょうね。

2.「国の借金は1286兆円」

今年の2月9日に「財務省」が、2023年12月末時点で「国債+借入金+政府短期証券=1286兆4520億円」と発表しています。

同年9月末よりも10兆8404億円増えたそうです。「過去最大」の金額とされています。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「財務省 普通国債残高の累増」より

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a02.htm
出典:財務省 わが国の税制・財政の現状全般  財政に関する資料より(3月21日利用)

上記の右肩上がりのグラフは、1965~2023年度末までの「特例公債+建設公債」のグラフです。2023年度末で1068兆円に達するとしています。

お国の「借金」はこの「国債」だけではありません。これ以外にも「政府短期証券」84兆4993億円と金融機関借入金49兆6167億円があります。

それらを全て合わせた「借金」の総額が、2023年12月に1286兆円にも達しているというわけです。

3.「借金には利子が付きます」

これらの「借金」には、当然の事として「利子」が付きます。

今回の「日銀」の「マイナス金利解除」は「政策金利(短期金利)」ですから、お国の借金である「国債の金利(長期金利)」とは違います。

「政策金利(短期金利)」は、期間1年以内のお金の貸し借りに使われる金利の事です。「日銀」が銀行に短期で貸し出す「無担保コールレート翌日物」などが代表的なものです。

これに対して「長期金利」は、「10年もの国債の金利」を言います。

このように「短期金利・長期金利」と分かれていますが、お国の借金である国債金利の多くは「長期金利」なのです。

「国債金利」は、残存年数が長いほど、将来の金利変動リスクにさらされる期間が長くなるため、その金利は高くなります。

ですから、「日銀」の現在の「政策金利(短期金利)0~0.1%」よりも、「国債金利」は必ず高くなります。

4.「利子はどのくらいかな?」

以下のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 名目長期金利」より

https://www5.cao.go.jp/keizai3/econome/r6chuuchouki1.pdf
出典:内閣府 中長期の経済財政に関する試算より(3月21日利用)

上記のグラフは、「内閣府」が作成した2013~2033年の「名目長期金利の推移」です。2022年以降は「予想」ですね。

2033年までの「長期金利」を二つのケースに分けて「予想」しています。

◎「長期金利予想」

➀「成長実現ケース:2033年:3.4%」

➁「ベースラインケース:2033年:1.2%」

報道では、この「➀成長実現ケース:2033年:3.4%」の場合の、借金の利子である「利払い費(1年間の支払い利子額)」は22.6兆円に膨らむと報じられています。

この「利払い費22.6兆円」は、「2023年度利払い費:7.6兆円」の3倍となる金額だと報じられていますね。

「日本経済」の成長が実現すればするほど、「借金の利払い費」は増えていくという構造ですね。

もちろん、全ての借金がいきなり高い金利に変わるわけではなく、国債の償還に伴って順次借り換えが進んでいくこととなります。

しかし「金利のある世界」に帰ってきた以上、借金をこれ以上増やさない知恵が必要だと、コロちゃんは考えていますよ。

5.「お国の借金は5倍増」

次に「お国の借金」の推移を見てみましょう。皆さんは、国の借金がもう凄く増えていることはご存じですよね。どのくらい増えているのかを見てみましょう。

◎「国の借金(国及び地方の長期債務残高)」

①「1989年度 :254兆円」
②「2023年度:1286兆円」

上記の34年間に「借金」は、5倍以上に膨れ上がっています。「雪だるまの様な借金」とはこのことですね。

後の世代の為にも、これ以上「借金が増えない」ようにしてもらいたいと思いますけど、もう無理でしょうね。

このツケは必ずいずれ払う時が来ますね。世の中に「タダ飯(フリーランチ)」と「打ち出の小槌」はないのです。

6.「イギリスで起こったこと」

世の中には「国の借金はいくら増えても大丈夫」という方もいらっしゃいます。それは昔の「無頼派の小説家」などではなく、今の政界の中にもたくさんいらっしゃいます。

例えば「自民党」の「責任ある積極財政を推進する議員連盟」の方たちですね。「積極財政」という言葉は、「借金をいくらしてもいいから予算を増やせ」という意味なのですね。

ただ先日も報道で「岸田総理」が2022年の10月に、当時の日銀黒田総裁の後継選びに関して、周囲に以下のように語っていたと報じられていました。

「(大規模金融間を)下手に修正してどんな影響が出るかわからん。英国みたいになるのは怖い」

この「岸田総理」が語った「英国みたいになるのは怖い」とは、以下の事です。

○「2022年にイギリスで起こったこと」

2022年10月に、イギリスのリズ・トラス首相が辞任を表明しました。首相就任から44日での辞意表明は、イギリスの政治史上最短だそうです。

なぜ、こんなことになったのでしょうか?

トラス首相は、首相に就任して最初の打ち出したのが、約450億ポンド(約7兆円)の「大型減税案」です。

その「減税案」には、「所得税の最高税額の引き下げ」、「法人税率の引き上げ凍結」などが盛り込まれたものだったそうです。

その結果、「これほどの大規模の減税の財源確保は大丈夫か」となり、市場では通貨、株式、国債が同時に売られるトリプル安が起こりました。

英国では、「ライアビリティ・ドリブン・インベストメント」(LDI)と呼ばれる資金運用を行う「年金基金」が増えていました。

その「年金基金」は、英国債の急落による担保価値の急落によって、追加の「担保支払い要請(マージンコール)」に直面したのです。

「金利が上昇」すると、「国債価格は下落」します。この関係は、以下の例を知るとよくわかります。

例えば金利2%の国債があるとします。この国債を100円分買えば、1年間で2円を受け取ることができますよね。

しかし、もし国債の金利が3%に上がってしまうと、既に購入して担保にさし入れていた2%の国債の利子は2円のままですから、1円分魅力が落ちてその分「国債価格」が下落してしまいます。

この様に「金利」と「国債価格」は、シーソーのように、一方が上がればもう一方は下がる関係にあります。

この場合は、イギリスの「年金基金」は、国債を担保とした運用をしていたわけですから、「金利が上昇」した結果「担保の国債価格が下落」していまいました。

そして、その下落した分の「追加担保」を出さなくてはならなくなってしまったのです。当然にして「国債価格が下落」した分は、「年金基金」の損失となっています。

資金捻出のために保有する国債の売却に追い込まれた「英年金基金」は、全体で25兆円の損失が発生したと報道されています。

イギリスでは、「財源の裏付けのない減税政策」を発表しただけで、予想外の英国の年金基金への大きな打撃を受けてしまったのです。

「持続可能ではない政策」が社会・経済に与えるマイナスの影響は、決して無視できるものではありません。

今回のイギリスの金融市場の混乱は、大きな国民負担を生み出しました。これでは、トラス首相も即時辞任せざるを得なかったようです。

コロちゃんは、このニュースを聞いた時に、「経済」というものはストレスを高めすぎると、脆弱性が増してクラッシュすることもあるのだと思いましたね。

例えば、コップ一杯に水を注いで、盛り上がった水が臨界点を過ぎると、零れ落ちるようなものと、コロちゃんは理解していますよ。

現在の「日本」の「債務残高」は、「GDPの258.2%※」と既にGDPの2倍以上となっています。もちろん世界1位と自慢できないランキングとなっています。

(※財務省:日本の借金の状況:2023年より)

このイギリスの「トラスショック」は、経済・社会のひずみを軽視したために起きた「強制リセット」です。

日本では巨額の「借金」を国が抱えています。このような「強制リセット」が起こる可能性はゼロではないとコロちゃんは考えていますよ。

7.「コロちゃんは借金がキライです」

上記の様に、今日は「日銀のマイナス金利解除」後の動きを予想して考察してみましたが、よく考えて見ると、コロちゃんはそもそも「借金がキライ」だったことを思い出しました。

コロちゃんの「こらいまれ」の長い人生の内で、借金をしたのは以下の3回です。

❶「1970年代前半のオートバイ購入のローン」

❷「1980年代後半の住宅ローン」

❸「2000年代前半の教育ローン」

コロちゃんは、長い人生で上記の三つのローンを借りた以外には他に無かったですね。

あまり意識はしていませんでしたが、コロちゃんがローンを使わなかった理由として「未来・将来は何があるかわからない」という意識があったのだと思いますね。

コロちゃんは、ローンを組むことによって、「将来の選択肢」が減るのを忌避したのだと思います。

だって、仕事にしても明日に上司とぶつかって辞めることもあるかもしれませんし、明日会社が倒産することもあるかもしれません。

それらの万が一に備えて、できるだけ「フリーハンド」でいるには、ローンは足かせになりますから、手を出さなかったのだと思いますね。

コロちゃんは、自分の「自由が束縛される」のは、若い時からキライなのです。

えっ、「それで良く結婚して子どもをつくれたね?」ですか?

そりゃ、その場合は自分で好きになって結婚して、自分の選択として子どもを得たのですから、それは「納得の結果」なのですよ。

そのような場合は、自分で選択した結果ですから「自由の束縛」にはならないというのが、コロちゃんの考えなのです。

あらら、ちょっと恥ずかしいなー、「好きになって結婚」だなんて。
❤ぽっ(///o///) テレテレ💕

話がだいぶそれちゃいましたけど、皆さんもあまり「借金」はしない方が良いですよ。人生の「選択肢」が狭まりますからね。

どうか「日本国クン」を、反面教師にした方が良いですよ。

その「日本国クン」も、コロちゃんとは長い付き合いですから(こらいまれ期間)、アイツのことはよーく知っていますよ。

けっこう良い所もあるヤツですけれど、最近は「借金は増やす」わ、「周りにお金をバラ撒くわ」で、問題が多いのですよ。

早く「真人間」になって欲しいと、コロちゃんはいつも思っているんですよね。根は良いヤツだと思いますから、早く立ち直って欲しいですね。

今日のブログは、5000文字で3時間30分でしたね。やっぱりこの位の字数・時間が今のコロちゃんのカキコキの実力なのでしょうね。

まだまだ、精進が足りないようですから、また頑張りますね。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Peter SchmidtによるPixabayからの画像
PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました