【社会考】「子どもはいらない」って?

社会
hoiku26

おはようございます。コロちゃんは今朝ちょっと寝過ごしちゃいました。

いつもは5時に起きるのですが、今朝目が覚めたら4時30分・・・まだちょっと早いなーと、二度寝したら・・・あれれ?、もう6時なの?

「時の経つのは早いもの」ですね。そういえば「邯鄲の夢(かんたんのゆめ)」というのがあったなー、と頭に浮かびましたよ。

「邯鄲の夢」とは、古代中国のお話しです。

貧乏な書生が、邯鄲という都で栄華が意のままになる枕を仙人から借りて、うたた寝をしたところ、50余年の栄華を遂げたが、夢から覚めると炊きかけの粟も煮えていなかったというお話です。

コロちゃんは、二度寝しても「栄華」はありませんでしたし、起きたところも相変わらずの「清貧生活」でした。残念。
∑(✘Д✘๑ )オーマイガー

そのよう起き出して、ワンコと散歩に出かけたところ、「綺麗な朝焼け」が見られました。下記に添付しまね。

コロちゃんは、うたた寝で「栄華」や「富貴」は見られませんでしたが、その代わりに「綺麗な朝焼け」が見られましたよ。

今日は「大学生の2割が子どもを望まない」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「大学生2割子ども望まず、内閣府調査でも1/4が子どもゼロが理想」

☆「自由な選択なの?」

☆「コロちゃんの子ども観」

1.「大学生2割子ども望まず」

報道によれば、ある民間調査で「大学・大学院を2025年に卒業する見込みの学生のうちの、19.2%が子どもは欲しくない」と答えていると報じられています。

この数字は、前回の2024年卒業見込みの学生調査の13.1%から増加したとも伝えられています。

この「子どもが欲しくない」と回答した男女は、以下の割合となっています。

◎「子どもは欲しくない」

①「女性:23.5%」
②「男性:12.1%」

その「子どもを欲しくない理由」を尋ねた回答は、以下の通りです。

❶「うまく育てられる自信がない:57.4%」

❷「自分の時間がなくなる:51.4%」

❸「経済的に不安:51.0%」

そして「共働きを希望する学生」は、70.0%に達して、調査を始めた2016年以降で最高となったと報じられていますね。

その「理由」として一番多かったのは「一方の収入だけでは生活できないから(14.8%)」と、なんともため息が出そうな理由でしたね。

この調査では、子どもが欲しくないと答えているのは「男性(12.1%)」より「女性23.5%」の方が多いのです。

実際に子どもを産むのは女性なわけですから、その「女性」のほぼ1/4の方(23.5%)が「子どもは欲しくない」と答えている事実は重いですね。

その理由にある「❶うまく育てられる自信がない:57.4%」は、初めて親になる方なら皆そうですよね。

コロちゃんだって、自信なんかまったくありませんでしたが、試行錯誤でなんとか切り抜けてきたんですよ。まあ、時代が違うのでしょうけど、今はこの意識が当然となったのでしょうか?

「❷自分の時間がなくなる:51.4%」や「❸経済的に不安:51.0%」も、コロちゃん時代と子育ての条件はあまり変わっていないと思うんですが、どこが変わってきたのでしょうか?

他の調査も、ちょっと見てみましょう。

2.「内閣府調査でも、1/4は子どもゼロが理想」

コロちゃんは、疑問に思ったことは直ぐにポチポチと調べ始めるのです。思うような結果が見つからない事もありますけれど、大体は必要な情報は見つかるんです。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府男女共同参画局 理想の子ども数・女性」より

https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/html/zuhyo/zuhyo00-45.html
出典:内閣府 男女共同参画局 男女共同参画白書 令和4年版 より(2月5日利用)

上記のグラフは、内閣府が発表している「独身の女性」の「理想の子ども数」のアンケート調査結果です。

「回答結果」は下記の様に色別になっています。「0人、1人、2人、3人」が「理想の子ども数」です。

◎「理想の子ども数・独身女性20代」

①「ピンク色:0人:23.9%」
②「青色:1人   :7.6%」
③「黄色:2人  :39.8%」
➃「赤色:3人  :12.1%」

上記のグラフの「ピンク色:0人」が、「子どもゼロが理想」と答えた方となりますね。

このグラフを見ると「独身の20代女性」の23.9%が「ピンク色:子どもゼロが理想」と答えています。

ほぼ1/4の方たちですね。

上記で報道された「民間調査」での回答は以下の様でしたから、この答えは整合的です。

◎報道された「民間調査の回答:子どもは欲しくない」

①「女性:23.5%」
②「男性:12.1%」

ついでにこの内閣府調査の「独身男性」の回答も見ておきましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府男女共同参画局 理想の子ども数・男性」より

https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/html/zuhyo/zuhyo00-45.html
出典:内閣府 男女共同参画局 男女共同参画白書 令和4年版 より(2月5日利用)

上記のグラフは、内閣府が発表している「独身の男性」の「理想の子ども数」のアンケート調査結果です。

「回答結果」は下記の様に色別になっています。「0人、1人、2人、3人」が「理想の子ども数」です。

◎「理想の子ども数・独身男性20代」

①「ピンク色:0人:30.9%」
②「青色:1人   :9.3%」
③「黄色:2人  :32.2%」
➃「赤色:3人   :8.0%」

こちらのグラフでは、「20代の独身の男性の30.9%」が「ピンク色:子どもゼロが理想」と答えています。

こちらの調査では、1/4以上の男性が「子どもゼロが理想」と答えています。

どうやら、現在の20代の若い男女は、結婚しても「子どもはいらない」と考えている方が、1/4以上いらっしゃるように変わってきたようですね。

3.「自由な選択によるものなの?」

このように見ていくと、20代の若い男女には「子どもを持たない」という選択肢が当たり前のようになってきていると思われます。

コロちゃんが青年だった1970年代は、ほとんど「皆婚社会」と言っても過言ではない社会でしたから、その後いつの間にか、「子どもゼロ」希望が1/4~1/3に達するように変化してきたとなります。

(1970年:生涯未婚率:男性1.70%、女性3.33%)

この「子どもを持たない選択」が、若者たちの「自由な選択の結果」だとしたら、あれこれ高齢者が口を出す理由はないのですが、はたしてこれは「自由な選択の結果」なのでしょうか?

コロちゃんがポチポチ調べても、なかなか「子どもを持たない理由」は出てこないのですが、「理想の子ども数を持たない理由」は、あちこちで調査されています。

内閣官房が作成した「資料集」には、2021年の「理想の子ども数の調査」が2.25人との記載がありました。

そして、その「理想の子ども数を持たない理由」が下記のグラフです。内容は下に書き出します。

「内閣官房 理想の子ども数を持たない理由」より

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_mirai/dai1/siryou5-3.pdf
出典:内閣官房 参考資料集 理想の子ども数を持たない理由(妻の年齢別) より(2月5日利用)

上記のグラフでは「35歳未満女性」の77.8%の方が、「教育にお金がかかりすぎるから」を「理想の子ども数」を持たない理由としてあげています。

この様な調査結果を見ると、現在20代の学生や若い方が「子どもを持ちたくない」との理由には「子育てや教育にお金がかかりすぎる」ことが大きな理由となっているのではないでしょうか。

4.「現在の社会保障制度が内包する矛盾」

現在の「社会保障制度」は、「若い世代」が「高齢の世代」を支えることで成り立っています。だから「若い世代」が一定数存在することが「制度の前提」となっています。

しかし、一方で「年金や介護」の社会保障制度が充実していれば、頼るべき子どもをつくらずとも、その方の老後は「社会」が支えてくれるようになります。

そうなると「個人の自由な選択」としては、お金がかかる子どもをつくらずに、老後は「社会保障制度」に頼ることが「合理的な選択」となります。

これは「市場のパラドックス」なのではないでしょうか。

現行の「社会保障制度」自体の中に、「制度を掘り崩す仕組み」が内包されているのです。

そうだとしたならば、「子どもを持つ」という「個人的な事情」に、国家が介入して「子育ての負担を軽減・肩代わり」することが「解」となると、コロちゃんは考えますね。

そう考えると、岸田総理の「異次元の少子化対策」はまだまだ生ぬるいとなりますね。

コロちゃんは無責任に言いますけれど、大学院まで含めた「教育の完全無償化」や「子どもが3人いても働けるような労働福祉政策」を提案しますよ。

この様な課題には、「行政府」がよほどのことを行なわなければ、「国民意識の転換」は出来ないと思いますよ。

5.「コロちゃんの子ども観」

コロちゃんは、幼い時に父親を失いましたので「父親のロールモデル」を知りません。ですから、試行錯誤で自分の子どもたちに接してきました。

子どもたちが、まだ2~3歳の頃に、あるスーパーの屋上に置いてあった「象の乗り物」に乗せて遊ばせたことがあったのです。100円を入れて数分間前後に動く遊具ですよ。

まあいわゆる「子どもだましのような遊具」なのですが、父親として子どもを遊ばせる感覚を感じたコロちゃんの最初の経験ですね。

そこで、喜んでいる子どもを見ていて、コロちゃんは深い満足感を憶えたのです。このような「のどかな時間」は、当時のコロちゃんは経験が無かったのです。

コロちゃんは、それまで苛烈な生き方をしていましたから、この時に人生の「新しいシナリオ」を開いたように感じましたね。

人それぞれで、外国へ行ったときに「人生の新しいシナリオ」を見つける方もいるでしょう。また「結婚」が「人生の新しいシナリオ」の開始になる方もいらっしゃるでしょう。

コロちゃんは、この「幼い子どもを遊ばせる一瞬」で、「人生の新しいシナリオ」を開いた思いを感じたのです。

これは単に「コロちゃんだけのこと」かもしれませんが、「子どもを持ち、育てる」ことは楽しくも面白きことであります。

そして、苦しくも大変なことでもありますが、新しい発見をもたらしてくれるものだと、コロちゃんは今現在も思っています。

だから他の全ての方たちにも、「子どもを持ち育てる」という道に一歩踏みこんで、人生の幅を豊かに拡げてもらいたいと思っていますよ。

コロちゃんの余計な出しゃばりの一言ですから、どうぞお笑いください。これがコロちゃんの「子ども観」ですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Lars Borris JensenによるPixabayからの画像

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