おはようございます。今朝は曇り空でしたが、気温があまり高くなく、さわやかな気候でした。ワンコも気持ちよさそうに歩いていましたね。
どうやら、「梅雨の中休み」のようです。今の内に洗濯をしっかりやっときましょう。
今日は、だいぶ以前にもらった「10万円」のことについて、ポチポチします。
1.みなさん「10万円」のことを憶えていますか?
皆さん、だいぶ以前に「10万円」を気前よくもらったことを憶えていらっしゃいますか?
えっ? コロちゃんももらったのって?
はい、いただきましたよ。銀行口座に「ドン!」って、気前よく入金されていました。
送金してくれたのは「お国」です。
コロちゃんちは、その時には妻も健在でしたので、2人分の「20万円」を気前よくいただきました。
そのお金は「特別定額給付金」です。「新型コロナ」の経済的影響への対策として全国民に支給されました。
なに? コロちゃんに「コロナの経済的影響」があったのって?
そういえば、コロちゃんは「年金生活」ですから、別に経済的影響はなかったですね。だけど、お国がkくれるって言うのを断るのもね~。
(^。^)ノドモドモ
「コロナ対策の特別定額給付金」は、お国が、2020年の4月に国民全員に「10万円」を支給することを決めて、夏にかけて配り終えています。
当時の総理大臣は、安倍晋三氏でした。
この「10万円」支給の予算は、12兆8800億円です。
財源は補正予算で充当しましたが、最終的には国債発行です。
国債発行ということは、「借金」です。返済するのは将来世代です。つまり、私たちの子どもや孫世代ですね。
どうですか、皆さん、思い出しましたでしょうか。
大体「お金」というのは、貸したりあげたりしたことは覚えていますけど、もらったことは忘れていることがほとんどです。
この「10万円」も、ほとんどの方は、もうもらったことは忘れていて、返済することなんか誰も考えていないのではないかと思われます。
だけど、必ず請求書は誰かにはまわるんですよね。忘れたころにね。
2.「コロナ」はもう終わったの?
現在は、2023年の6月ですが、つい先日の5月8日まで、日本全国で「コロナ」の患者数や死亡者数の発表が毎日のニュースで流されていました。
先月の5月8日に、「新型コロナ」の扱いが2類(結核等)相当から、5類(インフルエンザ等)に変更となりました。
その日以来、一気に世の中の雰囲気が変わりました。
多くのイベントも再開され、マスクはまだ着用者が多いものの、観光地などは多くの人出がにぎわうようになっています。
これも、日本の国民性なのでしょうか、世の中の雰囲気が一気に「コロナ後」に変貌し、つい先月に「5類移行」したとは思えないほど、「コロナ」は遠い昔のような感覚があふれています。
おそらく、このまま自然に世の中の話題から「コロナ」が消えていくのでしょう。
まだまだ「コロナ」は、高齢者や基礎疾患のある方には、怖い病気なんですけど、世の中の雰囲気は、もうほとんど気にしてはいないように見えます。
3.「コロナ」で使われた予算
上記で見たように、2020年の「特別定額給付金」は、全国民に「10万円」を配りました。その予算総額は12兆8800億円です。
それ以外にも、お国は、多額のお金を「コロナ対策」で使っています。
その総額がいくらになるのかを、コロちゃんは、あちこちポチポチと調べてみましたが、どうもはっきりしません。
「令和2年度(2020年度)だけで77兆円」としている報道があります。
「2021年に会計検査院が発表した2021年度の決算報告書には、3年間に政府が取り組んだ新型コロナ関連施策の執行状況として94兆4920億円」との報道もありました。
また、以下のようなレポートもありました。
「政府の2020年度~2022年度補正予算・予備費(コロナ対策等)の概要
・2020年度 1次補正~3次補正予算:合計73兆円(うち予備費9.65兆円)
・2021年度 補正予算34.5兆円、予備費(当初予算)5兆円
・2022年度 1次補正予算2.7兆円、予備費(当初予算5兆円+補正予算追加1.12兆円)
2次補正予算29.6兆円(うちコロナ対策は緊急包括支援交付金1.5兆円、ワクチン関1.2兆円、地方創生臨時交付金7500億円など)」
この上記の金額をすべて合計しますと、150兆円を超えています。
なぜ、このように「コロナ」予算が不明なのかというと、理由の一つは「補正予算」にあるかと思います。
巨額の補正予算を組んで、その「使い残し」が繰り越されていますので、最終支出金額がなかなか判明しないのです。
つい先日の報道記事の中にも「20年度以降、合わせて114兆円にも積もり積もったコロナ関連予算」という表現がありました。
いろいろ読んでみると、3年間の「コロナ予算」が100兆円を超える規模だったことは間違いがないと思います。
そして、「コロナ対策費」の総額がわからない理由として、施政者が発表する気がないからだと、コロちゃんは考えています。
日本の官僚機構は優秀ですから、調べる気になれば「コロナ対策の総額」がわからないはずはないと思うからです。
おそらく、発表する気がないか、それとも発表する時期を見ているかのどちらかだと、コロちゃんは思っています。
4.「コロナ」の出費は誰が払うの?
皆さんご存じのように、先月5月8日に「新型コロナ」の「5類移行」に伴って、今回のパンデミックは一段落しました。
そうなれば、次に考えることは、今まで使った巨額の「コロナ対策費」の後始末です。
今回の「コロナ禍」は、現在の私たちが被った災害ですから、私たちの世代で対策に取り組んで、私たちの世代が費用負担を担うのが当たり前の考え方だと思います。
まさか、将来の子どもたちや孫たちに、私たちの世代の「災害対策費」を押し付けるのは、筋が通りません。
一昨年にもらった「10万円」の財源を、子どもや孫につけ回すのは、いくら何でも酷い贈り物なのではないでしょうか。
5.「東日本大震災」の前例
私たちの世代がうけた大きな災害の例として、2011年の「東日本大震災」があります。
あの大きな地震は、関東地方でも「震度5強」が連続して襲うなど、記憶している方も大勢いらっしるかと思います。
あの「東日本大震災」では、東北地方中心に12都道府県で2万2318名の死者・行方不明者が発生しました。
また大きな津波で、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害が発生しています。
その復興予算総額は、およそ38兆円とされています。この費用はどのようにしたのでしょうか。
2011年3月11日の東日本大震災発生からおよそ1か月後に、当時の菅直人総理大臣が「東日本大震災復興構想会議」を開いています。
そして、その場で早くも「震災復興税」が提起されています。
その「震災復興税」は、法人税・所得税・住民税にそれぞれ上乗せされる形で徴収されるもので、2023年の現在でも一部徴収され続けています。
その「復興増税」への考え方は、以下の通りです。
「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源については、今を生きる世代全体で連帯し負担を分かち合うことを基本とする」
この時には民主党政権でしたが、大きな災害に対して、同時代のみんなで復興を担うと、今から思えば当然の姿勢を示していたのです。
6.「請求書」の宛先に思いを巡らせよう
上記で見たように、2011年の東日本大震災の時には、震災1か月後には、早くも復興会議を開いて「復興増税」の素案が出されていました。
今回の「コロナ禍」が「5類移行」して、既に1ヵ月以上過ぎていますが、この「コロナ禍」で使われた100兆円を超える予算の財源をどうするかの議論は聞こえてきません。
つい先日の6月16日に、岸田内閣の「骨太の方針」が発表されました。
「骨太の方針」とは、政権の重要課題や翌年度の予算編成の方向性を示すものですが、そこでは「コロナ予算の後始末」については一切触れられていません。
すくなくとも、現段階では「コロナ予算の後始末」は、政権の重要課題ではないのでしょう。
しかし、コロちゃんは、この「コロナ予算」の「請求書」を子どもたちや孫たちにつけ回すことは、正しいこととは思いません。
自分たちが受けた災害の被害と対策の「請求書」は、今の世代で支払うべきだと考えます。
皆さん、いかがでしょうか。コロナ後の行楽に出かける時や、マスクを外した時にでも、2年前に受け取った「10万円」の請求書の宛先について、一度ぜひ思いを巡らしてみてください。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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