おはようございます。現在のコロちゃんのリアルタイムは、午後4時です。ついさっきワンコの散歩から帰ってきましたが、今日の散歩はあちこちをお買い物に寄ってきました。
まずは「ショッピングモール」に行きまして、そこの「郵便ポスト」に先日「長男一家様宅のプリンター」で作成した「年賀状」を投函してきました。
その後に「100均ショップ」+「ドラッグストア」+「スーパー」で「お買い物」をしてきました。
なぜコロちゃんが、午後の散歩時にこんなに忙しく「お買い物」をしているのかと言うと、明日は「眼科」、あさっては「整形外科」への通院の日なのですよ。
ホント12月って「師走」ですね。コロちゃんも走り回っていますよ。だけど、これであとは「病院通い」を終われば、年末年始を心おきなく迎えられますよ。
そんな生活をしているコロちゃんが、今日は「女性社長が増えたって?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「女性社長割合、過去最高でもたった8.4%だよと、女性の正規社員が増えているよ」
☆「女性の賃金格差を見てみようと、女性の年金格差もあるよ」
☆「コロちゃんと居心地の悪さ」
1.「女性社長割合、過去最高でもたった8.4%だよ」
コロちゃんが朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると、「女性社長割合/過去最高も8.4%どまり」との見出しが目に入りました。
コロちゃんは、普段から「ジェンダー問題」には注目していますから、この記事をじっくり読んでみましたよ。
そうしましたら、この調査は「帝国データバンク」が、「全国約119万社の事業会社を対象に女性が社長を務める企業について分析を行なった」としていますね。
その結果は、見出しにあるように「過去最高でも8.4%」と1割未満だったとしていますね。
コロちゃんが、ポチポチと「帝国データバンク」の発表を探して見たら、過去の「調査結果の推移」が記載されていました。下記ですよ。
◎「女性社長比率:1990~2024年」(少数点以下切り捨て)
➀「1990年:4%」
➁「2000年:5%」
➂「2020年:6%」
④「2024年:8%」
https://www.tdb.co.jp/resource/files/assets/d4b8e8ee91d1489c9a2abd23a4bb5219/3f3fad963d664d308e5764be06d94033/20241128_%E5%85%A8%E5%9B%BD%E3%80%8C%E5%A5%B3%E6%80%A7%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%80%8D%E5%88%86%E6%9E%90(2024%E5%B9%B4).pdf
(出典:帝国データバンク:全国「女性社長」分析調査:2024年より:12月10日利用)
ウププ、これは何というか「牛歩?」、それとも「カタツムリ?」でしょうか。一向に進んでいませんね。
(´艸`)ウププ
中国では、女性を「半辺天(天の半分を支える人)」と言っているそうですけど、実際には「中国共産党指導部」の中で女性はほとんどいません。
日本も、中国と同じで「憲法上は男女同権」とは言っても、その中身は全然違いますね。日本だって「女性」は男性より少し多い数がいらっしゃるはずなんですけどね。
コロちゃんは、「中国・韓国・日本」の3ヶ国での「男女差別の数字」を見る都度に、「儒教文化の影響」を考えますね。
だって、この3ヶ国はどう見ても「欧州」のような「女性活躍の国」には達せそうもないですよ。
コロちゃんだって、今更「儒教の教え」が現在の「日本」に残っているとは思えませんが、どこか「根っこのところ」で、社会文化の底流に流れているように感じていますよ。
皆さん、上記の「女性社長8.4%」の新聞見出しを見て、どのような「女性社長の姿」が頭にうかびましたか?
コロちゃんは、「仕事をバリバリやるキャリアウーマンの姿」を想像しましたけれど、実はそうではないみたいですよ。
この「帝国データバンクの調査」では、女性社長の年齢構成も調べています。下記ですよ。
◎「女性社長の年齢構成」(少数点以下切り捨て)
➀「60~64歳:13%」(ボリュームゾーン)
➁「70~74歳:12%」
➂「75~79歳:11%」
https://www.tdb.co.jp/resource/files/assets/d4b8e8ee91d1489c9a2abd23a4bb5219/3f3fad963d664d308e5764be06d94033/20241128_%E5%85%A8%E5%9B%BD%E3%80%8C%E5%A5%B3%E6%80%A7%E7%A4%BE%E9%95%B7%E3%80%8D%E5%88%86%E6%9E%90(2024%E5%B9%B4).pdf
(出典:帝国データバンク:全国「女性社長」分析調査:2024年より:12月10日利用)
いやいや、これはコロちゃんと同い年の「社長さん」も多いみたいですよ。「女性社長」ってみんな「お年寄り」なの?
(゚Д゚)アララ
「高齢者支配」も、また「儒教文化の特徴」じゃないでしょうか?
なんでも「儒教」に結びつけるのは、あまり良くないかとは思いますが、そうでも考えないとこの実情は説明がしにくいとも感じていますよ。
「政府」は、昨年12月に「第5次男女共同参画基本計画」で、2025年までの新しい成果目標として、「東証プライム市場上場企業役員に占める女性の割合を19%とすること」と決定しています。
しかし、とてもとても実現は出来そうにありませんね。だって、上記でみた「2024年の女性社長さんはわずか8%」なんですからね。
それを来年の2025年には、2倍の「18%」なんて「無理ゲー」でしょう。これが「日本の経済界の現状だ」と言うことでしょうね。
2.「女性の正規社員が増えているよ」
コロちゃんは、上記の通り「ジェンダー問題」には関心がありますから、いつもキョロキョロと社会を見渡していますが、先日に「女性正社員が非正規を上回った」との新聞記事を読みました。
この「女性の正社員の数が非正規を上回る」のは、なんと2003年以来21年ぶりなのですよ。
コロちゃんは、これは「重大な転換点だ」と感じましたよ。そもそも「日本経済」が低迷している理由の一つに、「消費の低迷」があります。
その「消費低迷」の理由には、「非正規雇用の増加」があります。そして、「非正規雇用の増加」が始まったのが2002年ごろからなんですよ。
➀「女性の非正規雇用は2002年から増え始めたよ」
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「厚生労働省 雇用形態別にみた役員を除く雇用者数の推移 男女別の推移」より
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/20/dl/20-1-1-2_02.pdf
(出典:厚生労働省 就業者・雇用者の動向より:12月10日利用)
上記のグラフは、「厚生労働省」が発表している2002~2020年の「雇用形態別に見た男女別の雇用形態の推移」です。
これを見ると「女性の非正規雇用者率数」の推移が分かるのです。
上記グラフの、真ん中の「緑色点線が女性の非正規雇用数」です。そして、その下の「エンジ色点線が女性の正規雇用者数」です。以下に書き出しますね。
最初は「女性の非正規雇用者数」で、次に「女性の非正規雇用者数」を書き出します。
◎「女性の非正規雇用者数(緑色点線)」
➀「2002年:1021万人」
➁「2019年:1475万人」
➂「2020年:1425万人」
◎「女性の正規雇用者数(エンジ色点線)」
❶「2002年:1052万人」
❷「2019年:1160万人」
❸「2020年:1193万人」
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/20/dl/20-1-1-2_02.pdf
(出典:厚生労働省 就業者・雇用者の動向より:12月10日利用)
上記の「女性の雇用形態の推移」を見ると、いくつかのことが分かります。下に書きますね。
➀「2002年には、非正規雇用(1021万人)より、正規雇用(1052万人)の方が31万人多い」
➁「その翌年には、非正規・正規雇用者数は逆転し、2019年には非正規雇用(1475万人)が、正規雇用(1160万人)との差は315万人にまで拡大している」
➂「2020年には、非正規雇用(1425万人)が、正規雇用(1193万人)より多いが、差が232万人に縮小している」
これを、大きな流れで見ると、2000年代に入ってから「女性の非正規雇用」は増加してきましたが、コロナ禍前の2019年を頂点として、その後は「女性の正規雇用化」が進んでいると見えますね。
➁「女性の正規雇用者は2019年から増え始めたよ」
なお、上記した2020年以降の「女性の雇用形態の推移」をコロちゃんが調べた結果は、以下でしたよ。
◎「女性の非正規雇用者数」
➀「2021年:1413万人」
➁「2022年:1432万人」
➂「2023年:1441万人」
◎「女性の正規雇用者数」
❶「2021年:1221万人」
❷「2022年:1250万人」
❸「2023年:1268万人」
(出典:総務省統計局:労働力調査より:12月10日利用)
上記を見ると、「非正規雇用者数」は、コロナ禍以降増えているんですよね。しかし「正規雇用者数」は、それを上回って増え続けています。
上記の数字を合わせて見ますと、「2019年以降」には「女性の正規雇用者数」は増え続けていますね。
コロちゃんは、これは「良い方向へ向かっている」と思いましたよ。
とにかく「女性の非正規雇用者」は、所得も低いし、老後の「年金」も少なくなりますから、現在も苦労が多いだろうし、「老後の不安」も大きいと思うのですよ。
今後「女性の正規雇用化」をどんどん進めて、「所得と年金を上げること」を実現していただきたいですね。
3.「女性の賃金格差を見てみよう」
ここでちょっと、「男女の賃金格差」の現状を見ておきましょう。現在の社会の「賃金格差」は、「男女間」と「正規・非正規雇用間」で大きなものがあります。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「総務省統計局 性別に見た賃金」より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/dl/02.pdf
出典:総務省統計局:令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況より:12月10日利用)
上記のグラフは、「総務省統計局」が発表している「性別にみた賃金」です。
一目で「男性の賃金カーブ」が「女性の賃金カーブ」より高いことが見て取れます。詳細を下に書き出しますね。
◎「性別にみた賃金」(1000円以下切り捨て)
➀「~19歳 :男191万円 :女188万円」
➁「20~24歳:男229万円:女119万円」
③「25~29歳:男267万円:女245万円」
④「30~34歳:男302万円:女259万円」
⑤「35~39歳:男337万円:女270万円」
⑥「40~44歳:男371万円:女276万円」
⑦「45~49歳:男396万円:女281万円」
⑧「50~54歳:男417万円:女285万円」(女ピーク)
⑨「55~59歳:男427万円:女281万円」(男ピーク)
⑩「60~64歳:男334万円:女246万円」
⑪「65~69歳:男293万円:女217万円」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/dl/02.pdf
(出典:総務省統計局:令和5年賃金構造基本統計調査 結果の概況より:12月10日利用)
ふー、疲れた。やっと書き終わったよ。
ε- ( ̄、 ̄A) フゥー
上記のように「女性」は「男性」よりも、全年代において「賃金」が低く、「男性は20~24歳の賃金を100(229万円)」とすると、「55~59歳が186(427万円)」でピークとなります。
しかし、「女性は20~24歳の賃金を100(119万円)」とすると、「50~54歳の130(285万円)」でピークとなる「格差」があるのです。
この「全年代の正社員の男女の賃金格差」を、平等に改めなければ「経済の好循環」などあり得ないとコロちゃんは考えていますよ。
4.「女性の年金格差もあるよ」
今年2024年の7月に「厚生労働省」は、「年金の財政検証」を発表しています。
その中では、「老後の年金には男女格差」があり、それは「将来世代」まで続くことが示されていました。
下記をご覧ください。
➀「男性:今年50歳:65歳になった時の年金額:平均月14.1万円」
➁「女性:今年50歳:65歳になった時の年金額:月平均9.8万円」
➂「男性:今年20歳:65歳になった時の年金額:月平均15.5万円」
④「女性:今年20歳:65歳になった時の年金額:月平均11.6万円」
上記を見ると、「女性の年金額の低さ」が目につきますね。ハッキリ言って「生活ができません」。
現在の「所得」から計算される「年金額」では、「単身女性」では相当苦しくなりますね。
昨年2023年の「65歳以上の単身高齢者」の家計支出は、「月15.8万円※」です。
(※総務省統計局:家計調査報告 家計収支編:2023年平均結果の概要より)
現在の「年金制度」だと「老夫婦」ならば、生活ができるのですよ。しかし、いずれは現在のコロちゃんと同じように、連れ合いを亡くして「おひとり様」となります。
「厚生年金」に加入していた会社員の夫と、死別した女性の場合は、「遺族年金」を受給できます。
しかし、その「遺族年金」は「夫の報酬年金の3/4」でしかありません。実際の「遺族年金」の受給額は「月10万円未満が65%」とされています。
これも到底「生活できる年金額」ではないですよね。これらの「男女の年金格差」をなくすためには、現役時の「男女の賃金格差をなくす」しかないのですよ。
だから、コロちゃんは「現在の若い女性」の方たちの「老後不安を無くす」ためにも、「男女の賃金格差」や「男女差別全般」をなくしていくことが必須の課題だと考えていますよ。
5.「コロちゃんと居心地の悪さ」
コロちゃんは、「女性が差別されたり、貧しい者が苦しんだりする姿」を見たり聞いたりすると、胸がザワザワするのですよ。
これは「なぜか?」と考えてみると、「差別と貧困」はコロちゃんの少年時代には、ごくありふれたもので、身の回りで良く見聞きしていたのです。
少年コロちゃんの時代は1960年代でした。
あとから見れば、すでに「日本経済の高度成長」は始まっていましたが、その成果が社会の隅々までいき渡るのは、その後の1970年代後半を待たなければなりません。
少年コロちゃんは、その当時に見聞きした「差別と貧しさ」を、自分とは「関係がない」とは思いませんでしたよ。
もし、どこかで1歩踏み出す足を間違えば、その1線を容易く落ちたかも知れないと感じていたのです。
その「他人ごとではない!」との感覚が、今もコロちゃんの全身に染みわたっているのですよ。
その後の「青年時代」の結婚後には、もう「日本も豊かな先進国」に駆け上っていましたから、コロちゃん自身の生活は「一億総中流時代」となっていましたが、心はそうは変わりません。
コロちゃんは、今でも「差別と貧しさ」を見聞きすると、全身で「居心地の悪さ」が顔を出すのですよ。
コロちゃんが青年時代に読んだ小説に、「松本清張」の「霧の旗」と言う「推理小説」がありました。
これは「無実の貧しい青年が殺人事件の犯人とされる推理サスペンス小説」でしたが、「映画」にもなりましたね。
「映画」では、女優の「倍賞千恵子」さんが主演していましたよ。
コロちゃんはその内容を、もうすっかり忘れていますが、主人公の女性のセリフに「貧乏人は救われんのですねえ」と言うのが、どっかにあったような?
あれは「小説だったのか?、映画だったのか?」、今も「その言葉だけ」は記憶に残っていますね。
この時代には、まだ「貧しさ」を知っている人々が周りに沢山いましたから、「松本清張」の描く「貧しい主人公」に感情移入ができたんだと思いますよ。
作家の「松本清張」の作品には、「貧しさ・怨念」を描いた小説が多いですね。生涯で作品数は700以上と言われていますが、コロちゃんは青年時代にすっかり耽溺して読み漁っていましたよ。
今では「時代状況が違います」から、読んでも共感出来ないと思われますよ。
だけどコロちゃんの視点だと、今後の日本は再び「貧しさが表面に浮かび上がる時代」が訪れるのではないかと思っていますよ。
6.「今の若者は、貧しさに共感よりも恐怖を感じる?」
上記でコロちゃんが「貧しさに共感する」と書きましたが、これは少年コロちゃんの時代に目の前によく見た光景だったからです。
しかし、1980~1990年代に生まれた現在は30~40代の「社会の中堅層の方たち」は、「一億総中流の黄金時代」に育っていたのではないでしょうか。
「貧しさ」を眼にすることも、身を持って体験した方も少なくなった時代に成長したのではないかと思われます。
その方たちにとって、「貧しさ」は「共感ではなく恐怖」になっていると言うのが、コロちゃんの仮説ですね。
いつ「貧しさに滑り落ちるか分からない恐怖」。
よく言われる「将来不安」とは、その事なのではないかと、コロちゃんは思っていますよ。「知らない事」は恐怖を呼び起こします。
今の日本社会の「子どもの貧困率」は「11.5%※」です。
(※厚生労働省:2022年国民生活基礎調査より)
小学生の1クラスの30人学級でしたら「貧困世帯の子どもが3~4人」はいる計算になります。だけど、その事実は、ほとんど目に見えないと思われますね。
だからこそコロちゃんは、今の社会の底流で進んでいる「貧しさ」に関心を持ち、出来るだけ実情を知っていただきたいと考えていますよ。
それが「貧しさ」を、「恐怖」から「共感」へとつなげる道だと思っていますよ。
今日は、「女性社長が増えたって?」と言うテーマから、「女性の正規社員が増えている」という明るい話題と、いやいやまだまだだよと「女性の賃金と年金」の実態を赤裸々に書いてみました。
最後の「コロちゃんの居心地」は、どうでもよい「独り言」のようなものですが、「男女格差と貧しさを見つめるコロちゃんの視線」とお考え下さいね。
「ヘタレのコロちゃん」は、自分をさらけ出しながら、コロちゃんが見る「世の中の出来事」を伝え続けたいと思いますので、またこのブログへお立ち寄りくださいね。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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