おはようございます。今朝のコロちゃんは、まだ昨日までの「スキー&温泉旅行」の記憶が鮮明に残っていて余韻に浸った気分ですごしています。
コロちゃんは、昨夕に帰宅後直ぐにペットホテルにワンコを迎えに行きました。
コロちゃんの顔を見たワンコはシッポをブンブンと千切れんばかりに振りながら、コロちゃんの足下に全身をこすりつけて喜んでいましたよ。
おーおー、可愛いヤツめ。コロちゃんの顔を見て、全身で喜びを表してくれるヤツはお前だけだよ。(長男一家様・次男一家様ゴメンナサイ)
家に帰ると、直ぐにワンコと散歩に出かけましたよ。
さてはて、今日からコロちゃんは、また普段の生活に戻りましょう。まずは昨日までの旅行の報告をカキコキしなくてはなりませんね。
そしてそれが終わったら、何か「ネタ」を探しましょう。
というわけで、今日のブログは「自殺者数高止まり」をカキコキします。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「2023年の自殺者数と、自殺理由の経済問題」
☆「小中高生の自殺と、社会の中堅層の自殺」
☆「日本は生きづらい国なのだろうか?」
☆「コロちゃんの三つの教訓と、贈る言葉」
1.「昨年2023年の自殺者数は2.1万人」
コロちゃんが、「スキー&温泉旅行」の余韻も残る朝のひと時に、新聞をバサバサ読んでいると「自殺者数2.1万人、高止まり」との記事を目にしました。
昨日までの「明るい話題」と、打って変わって「暗い話題」になりますね。しかし、社会の現状はキチンと見つめないといけませんから、この「暗い話題」も取り上げてみましょう。
その報道の内容は、昨年2023年の自殺者数が2万1818万人となったとの記事でした。
コロちゃんは、昨年にこのブログで「自殺白書」の内容を投稿したことがありましたので、読みなおしてみました。
その内容は、「自殺者数の推移」を見ると、1998年に3万2863人とピークを迎えて、その後は減少し続けていました。
それが、その後の2019年の2万169人をボトムとして、再び増加に転じていると書いてありました。
下記のグラフをご覧ください。これは昨年10月に「厚生労働省」から公表された「自殺対策白書」の中のグラフです。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 自殺者数の推移」より
https://www.mhlw.go.jp/content/r5hs-1-1-01.pdf
出典:厚生労働省 令和5年版自殺対策白書 より(1月30日利用)
上記は、1978~2022年の「自殺者数の推移」のグラフです。「自殺者総数」は一番上で伸びている「緑色線」となっています。
このグラフの「自殺者数」の長期推移は下記の通りです。
「1998年(平成10年)3万2863人」がピークで、その時の3万人越えは1998~2011年の14年間ほど続いていました。
2011年以降は右肩下がりに減少していましたが、「2019年(令和元年)2万169人」にボトムを付けた後は、現在まで上昇に転じてきています。
そして、ここ5年間は2万人台の「高止まり」となっているというわけです。
コロちゃんは、この形は、あるグラフとよく似ているなと思いました。次にその「あるグラフ」を見てみましょう。
2.「自殺理由は、経済問題も多い」
コロちゃんが、上記の「自殺者数」の長期推移のラインを見て、よく似ているラインを描いていると思った統計とは「失業率」の長期推移です。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「独立行政法人 労働政策研究・研修機構 完全失業率、有効求人倍率」より
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0301.html
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 早わかりグラフで見る長期労働統計 より(1月30日利用)
上記のグラフは、1948~2022年の「失業率(灰色棒グラフ)」と「有効求人倍率(黒色太線)」です。
前項のグラフでは「自殺者数」が1998~2011年頃が、3万人を越える山の形で「高止まり」していましたが、このグラフも1998~2011年は二つの山の間で「高止まり」しています。
このグラフを見てみると、やはり「自殺者数高止まり」の背景には「経済問題」がかなりのウエートを占めているのではないでしょうか。
報道では、「自殺の原因・動機別」の数字も報じています。下記の通りです。
◎「自殺原因:動機別」
①「健康問題:1万2336人」
②「経済・生活問題:5157人」
③「家庭問題:4715人」
この報道を読みますと、自殺原因・動機は「健康問題」が一番の理由となっていて、「経済・生活問題」は2番目となっています。
しかし、多くの場合は複数の理由の積み重ねから、出口のない選択を強いられて自殺への進む方が多いのではないかと思われますね。
「自殺」においては、「経済問題」は「家庭問題」の発生とも結びつく大きな理由となると、コロちゃんは考えていますよ。
3.「小中高生の自殺と、社会の中堅層の自殺」
2022年に「小中高生の自殺」は過去最多に増加していました。
昨年2023年は、2022年より7人減となったものの、小学生13人、中学生152人、高校生342人が自殺しています。
子どもの自殺は悲惨の一言です。
成長期の不安定な精神状態をフォローしてくれる大人たちがいなかったのかと考えてしまいます。
また令和4年(2022年)の自殺統計を見ると、男性1万4746人と女性7135人と男性の方が倍多くなっています。
これは、未だに「男性が生活を支える」という社会意識の反映があるのではないでしょうか。
年齢別に見ると、総数では「50~59歳」が4093人と最も多く、次いで「40~49歳」(3665人)、「70~79歳」(2994人)の順で多くなっています。
「男性の自殺者」は、40代50代の「社会の中堅層」が多いのです。
これも「経済問題」が大きく影響しているのではないかと、コロちゃんは思いましたよ。
これらの「自殺対策」は、厚生労働省でもいろいろ行なっているようですが、社会の「経済問題」を解決すること、ハッキリ言うと多くの方の「所得」を増やすことが一番効果的だと思いますよ。
だけど、それを行なうことが一番難しいのが現実だとも思いますけれどね。
4.「日本は生きづらい国なのだろうか?」
上記の様に日本の「自殺者数」の現状を見てきましたが、コロちゃんはこの様な実態は日本だけなのだろうかと疑問を持ちました。
どこの国でも、「貧富の差」や「格差」はあると思います。そして「社会制度の違い」や「宗教の影響」もあるでしょう。
しかし、こと「生きやすさ」に焦点を当てた時に、「日本」は「生きやすい国」なのでしょうか?
それでは、次に「自殺死亡率の国際比較」を見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。
「厚生労働省 G7各国の自殺死亡率より」
https://www.mhlw.go.jp/content/r5hs-1-1-07.pdf
出典:厚生労働省 令和5年版自殺対策白書 より(1月30日利用)
「自殺死亡率」とは、「人口10万人当たりの自殺者数」の事です。
上記のグラフは、G7各国の「自殺死亡率」ですが、「日本」がトップに君臨しています。
やはり「日本」は「生きづらい国」のようですね。
G7各国の順位は以下の通りです。
①「日本 16.4」
②「アメリカ 14.1」
③「フランス 12.1」
④「ドイツ 11.1」
⑤「カナダ 10.7」
⑥「イギリス 8.2」
⑦「イタリア 6.3」
国が違うと、文化や民族性の違いで「生きやすさ・生きづらさ」で違いが出て来るとは思います。とりわけ、欧米はキリスト教の影響で「自殺を容認しない宗教観」があるのかもしれません。
しかしそれを勘案しても、やはり「人口10万人あたりの自殺者数」が、「日本」はイタリアの3倍近い数とは多すぎますね。
どうやら「日本」は、残念ながら先進国の中では断トツに「生きづらい国」のようですね。
コロちゃんは、為政者や社会の指導層の方たちに、この「生きづらさ」を何とか変えて欲しいと心から願いますよ。
5.「コロちゃんの、三つの教訓」
コロちゃんは、「こらいまれ」年代ですから、今までの人生で失敗や悩みを抱えることも多々ありました。
その都度に頭を抱えて、ストレスにさらされてきました。その時に救いとなったのは「家族の存在」や、「趣味の読書」に没頭することでした。
家族は、コロちゃんの悩みとは関係なくそれぞれが生きていますから、否応なくコロちゃんを悩みの世界から実生活に引き出してくれます。
それらの実生活に時間を費やしている内に、だんだんとストレスは解消していくことが多かったですね。
また、これは「池上彰さん」が著書で書いている内容なのですが、「人生に辛いことがあったら読書に逃げ込めばよい」との言葉がありました。
コロちゃんは、池上さんのこの言葉に出会う前から、辛い時には「読書の世界」に逃げ込んで、別の人生や多様な価値観に浸っていました。
そうしていると、いつの間にかストレスが軽減されてきて、また立ち向かおうという気力が湧いてくるのです。
コロちゃんは、「人間はさほど強いものではない」と、常々思っていました。特にコロちゃんはメンタルが弱いとの自覚もありました。
コロちゃんは、もう70年も生きていますから、思うようにいかないことをイヤっというほど経験しています。
むしろ、コロちゃんの人生は、「うまくいかなかった」り、「失敗したりしたこと」の連続でした。
(うまくいったことはないんかーい!)
(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッ
まあ、そんな時にコロちゃんが自分に言い聞かせていたことがあります。次の「教訓」をお読みくださいね。
①「がんばらない」
大体において、人生で困難に陥っている時は、既に頑張っているのです。むしろ頑張り過ぎている時こそが、人生の困難時なのでしょう。
頑張って、頑張って、頑張って、頑張る中でどうしようもなくなっているからこそ、真剣に悩み、夜も寝付けないほどストレスをため込んでいるのです。
そういう時には、「転身する」という道もあるんだと、自分に言い聞かせましょう。
コロちゃんの経験ですと、社会的関係についての悩みは、個人の力のみでは解決できないことも多いですね。
また、いくら個人が頑張っても、「時代的制約」や「運不運」もありますから、行き詰った時には「あきらめる」ことも一つの有力な選択肢となります。
コロちゃんは、35歳の時に転職して人生の岐路を大きく変えました。
その選択が正しかったのかどうかは、未だにわかりませんが、その結果が現在なのですから悪い選択ではなかったなと、今では考えていますよ。
コロちゃんは、現在の「清貧ライフ」に満足していますからね。
②「ケ・セラ・セラ」
「ケセラセラ (Que Sera, Sera)」 は、スペイン語で「なるようになるさ」という意味だと言われています。
もちろんコロちゃんがスペイン語がペラペラであるわけはなく、同名の「ソング」が広く歌われていたから知っているだけです。
もともとは「ヒッチコック監督」の映画「知りすぎていた男」の主題歌として、主演女優で歌手の「ドリス・デイ」が歌った曲でした。
青年コロちゃんが口ずさむほど親しんだ日本の「ケ・セラ・セラ」という曲は、 「1956年、歌:ペギー葉山、訳詞:音羽たかし」で歌われていて、この歌手は当時の「NHK紅白歌合戦」にも出場しています。
曲調は哀愁に満ちて、何となく投げやりでアンニュイな気分が漂う雰囲気に満ちています。
若い青年コロちゃんが力を尽くして生きていたなかで、なかなか思うように物事が進まない時に、ひとり「ケ・セラ・セラ(なるようになるさ)」と、この曲を口ずさんだことを思い出します。
そうなんですよ、どんなに頑張っても必ず良い結果をもたらすとは限らないのです。
「ケ・セラ・セラ(なるようになるさ)」、人生は成るようにしか成らないことも多いんです。
そう考えれば、自分を過度に責めることはないと、ひとり自分に言い聞かせたことも何回もありましたね。
青年コロちゃんは、たくさんの「黒歴史」の記憶を持っていますよ。ただ、誰でもそのような記憶はあるのが当たり前だと思いますよ。
③「あれは酸っぱい葡萄に違いない!」
人生を生きている中で「高い目標」を持つことを否定するつもりはありません。誰しもが己の持つ可能性を高く引き出すために多くの努力を重ねていると思います。
しかし、だからと言って必ずしも「高い目標」に届くとは限りません。
その時に青年コロちゃんは「あれは酸っぱい葡萄に違いない」と、コロっと転進するように心がけていました。
この言葉は、皆さんもご存じの通り「イソップ寓話」の中の「狐とブドウ」のお話しです。
この話の中で、ぶどうを狙うきつねが『あんなぶどう、きっとすっぱいにきまってる』と言ってあきらめたのは負け惜しみではありません。
心を前に向けるためです。
青年コロちゃんは、残念ながら高い目標に届かなかったことを否定的に捉えることはしないで、「あれは酸っぱい葡萄に違いない!」と、堂々と正面から負け惜しみ、その後に転身してきたのです。
もちろん、コロちゃんはちょっとは残念でしたよ。
だけど「心をどす黒く燃やすようなくやしさ」は味合わずに済みました。それは「前向きの転進」だったからだと、今振り返って思いますよ。
6.「コロちゃんの、贈る言葉」
この上記の三つの「教訓」は、全てコロちゃんが生きてきた中で実践してきたことです。
できますれば、人生で「深刻な問題に直面した方」全てに、コロちゃんからの贈る言葉としたいと思います。
コロちゃんのこの経験(教訓)が、少しでも皆さんのお役に立てれば嬉しいですね。
コロちゃんも、今後いずれ「人生の終活」の幕が開く日を迎えるでしょう。
その時に今までの人生を振り返って、満足して目を閉じるためにも、上記しました「三つの心得」を今後も実行していきたいと思ってますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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