おはようございます。皆さん、「年賀状」はもう書きましたか? それとも「年賀じまい」をしていますか?
コロちゃんは、昨日「年賀状」を書き終わって、もう投函しましたよ。
毎年コロちゃんは、「年賀状」を「長男一家家長様」の持っているプリンターで印刷していたのですが、今年は「枚数」がとても少なくなってしまったので、手書きの「年賀状」ですませましたよ。
先日にコロちゃんは、12月も半ばを過ぎたのでそろそろ「年賀状を印刷しなきゃあなー」と思い、引き出しの奥から「過去の年賀状」を取り出してきたのですよ。
そうしましたら、「年賀じまいのお知らせ」と「喪中のお知らせ」が増えていて、「出す年賀状の数」が思ったよりも少ないのに気が付いたのですよね。
コロちゃんの「親族」も、もう「80代」に突入している方が多かったのですよね。
それにコロちゃんは、「現役時代」からリタイアして10年以上になりますから、年々「出す年賀状の数」が減っていたのです。
ちょっと寂しい気持ちもありますが、これも「時の流れ」なのでしょう。現在の若い方は「年賀メール」になっているでしょうしね。
そんなわけで、コロちゃんは昨日に「年賀状の印刷」をやめて「1枚1枚丁寧に手書きの年賀状」を書いたのですよ。
そして、ポストに投函を済ませましたよ。これで「お正月」がいつ来ても安心ですよね。
そんな「正月準備」を着々と進めたコロちゃんが、今日は「ジニ係数(社会格差)がジワリと拡大しているよ」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「社会所得格差が拡大しているよと、ジニ係数もジワリと拡大しているよ」
☆「ジニ係数の国際比較を見るよと、格差の縮小にはみんなから取ろう」
☆「コロちゃんと隣近所の小さな世界」

1.「社会の所得格差が拡大しているよ」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「所得格差の指数/再配分前は最大/23年ジニ係数」との見出しが目に入りました。
この「ジニ係数」って「社会の格差」を表す指数なのですよね。コロちゃんは、いつも「格差」の下の方に自分がいると思っていますから、この「記事」をすぐに読んでみましたよ。
この記事は扱いが小さいのですよね。たった「16行のベタ記事」なのですよね。
ただコロちゃんは、この「厚生労働省の所得再配分調査」は、「3年に1回」しか実施されませんから、いつも「興味を持って注目している」のですよね。
記事では、「所得格差を示す『ジニ係数』が・・・前回21年を上回り、調査を始めた1962年以降で最大となった」と報じていますよ。
そこでコロちゃんは、この記事の元ネタの「厚生労働省の所得再配分調査」を読んでみることにしましたよ。
なお、この「日経新聞」の「所得格差の指数/再配分前は最大/23年ジニ係数」との見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「ジニ係数もジワリと拡大しているよ」
冒頭の記事の「ジニ係数」とは、「社会における所得の不平等さを測る指標」です。
この「ジニ係数」の数字の評価は以下の通りです。
◎「ジニ係数の評価」
①「0.3~0.4」
・「少し格差はあるが競争の中での向上には好ましい面もある」
②「0.4~0.5」
・「一般に0.4を超えると格差が大きいとされ、社会不安のリスクが指摘されることが多い」
③「0.5以上」
・「是正の必要あり」
これらの➀~③の「格差の指標」では、「日本」はまだ「➀の0.3台」ですよ。
ちょっと安心しますよね。だけど徐々に増加してきていますから、ちょっと心配なのですよね。
それを頭に置いて、下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 所得配分によるジニ係数の変化」より
https://www.mhlw.go.jp/content/12605000/R05hou.pdf
出典:厚生労働省 令和5年 所得再配分調査報告書より:12月24日利用
上記のグラフは、「厚生労働省」が発表している「2011年~2024年」の「ジニ係数の推移」です。下に書き出しますね。
◎「ジニ係数の推移」
➀「2011年:0.3791」
➁「2014年:0.3759」
➂「2017年:0.3721」
➃「2021年:0.3813」
⑤「2024年:0.3825」(最大)
https://www.mhlw.go.jp/content/12605000/R05hou.pdf
(出典:厚生労働省 令和5年 所得再配分調査報告書より:12月24日利用)
うーむ、「➀の2011年の0.3791」から「③の2017年の0.3721」まで「ジニ係数」は、一旦は下がったのですよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
それが、その後今回発表の「⑤2024年の0.3825」までジワリと拡大していますよ。
そしてコロちゃんが気が付いたことなのですが、上記のグラフの中に「ジニ係数の改善度の指数」があるのですよ。下記ですよ。
◎「2024年のジニ係数の改善度の指数」
(小数点以下切り捨て)
➀「社会保障による改善度」
・「31%」
➁「税による改善度」
・「4%」
https://www.mhlw.go.jp/content/12605000/R05hou.pdf
(出典:厚生労働省 令和5年 所得再配分調査報告書より:12月24日利用)
これは興味深いですよ。「社会の格差(ジニ係数)を是正する」のは、「社会保障(年金・医療・介護)の保険料」と「税金」で行なっているのですよね。
その「格差是正のための割合」が、ほとんど「➀の社会保障に片寄っている(31%)」のですよ。「②の税はたったの4%」でしかありません。
これって、「社会保障(年金・医療・介護)負担を削減」すると、「ジニ係数が上がってしまう(格差が拡大する)」ってことになりますよね。
だからと言って「格差是正」のために、「➁税による改善度の4%」を上げるのは「至難の業」ですよね。
コロちゃんは、ここを見て「日本は格差の是正」には、上記の「➀社会保障による改善度の31%を増やす」か、「➁税による改善度の4%を増やすか」の「2者択一」なのだと思いましたよ。
さて、これって「究極の選択」ですよね。
無難なのは「➀社会保障による改善度の31%を減らさずに」「➁税による改善度の4%をちょっと増やす」ことでしょうか。
コロちゃんは、後者の「➁税による改善度の4%を増やす」に力点を置きたいと思いますが、皆さんはいかがでしょうか?

3.「ジニ係数の国際比較を見るよ」
さて、今度は「ジニ係数」の「国際比較」を見ておきましょう。果たして「日本」は「世界の先進国」と比べて「格差の大きな国」なのでしょうか? 下記でしたよ。
◎「日本と主要国のジニ係数」
➀「アメリカ:0.485」(2023年)
➁「日本 :0.382」(2022年)
➂「イギリス:0.355」(2020年)
➃「イタリア:0.331」(2020年)
⑤「ドイツ :0.296」(2019年)
⑥「フランス:0.292」(2019年)
⑦「カナダ :0.280」(2020年)
➇「韓国:0.331」(2020年)
⑨「中国 :0.47 」(2019年)
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/2024/05/d2024_5T-14.pdf
(出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構 データブック国際労働比較2025より:12月24日利用)
(➀日本は厚生労働省 所得再配分調査報告書より:➁アメリカは米国勢調査局:⑨は中国国家統計局より)
あっらー、「➁日本の0.382」は「➀アメリカの0.485」を除けば、G7で一番「格差が大きい国(ジニ係数が大きい)」となっていますよ。
(゚Д゚)アッラー!
なさけねー!
(_ _。)ガックリ
上記は「G7諸国(①~⑦)」の「ジニ係数」です。「ジニ係数が大きい(格差が大きい)」順に並べてみました。参考までに「⑧韓国:0.331」と「⑨中国:0.47」も調べてみましたよ。
「日本」は、お隣の「⑧韓国:0.331」よりも「格差が大きい」のですよ。
なお「⑨の中国:0.47 」ですが、上記の「ジニ係数の定義」では、「一般に0.4を超えると格差が大きいとされ、社会不安のリスクが指摘されることが多い」とされています。
コロちゃんは、「中国は権威主義国家」で大衆の不満を強権で押さえつけることによって、かろうじて「社会騒乱」を防いでいると見ていますよ。
上記の「主要国のジニ係数」は単純には比較できないようですけれど、それでもコロちゃんは「日本」で社会不安が広がることがないように、もっと「格差の縮小」を進めて欲しいと考えていますよ。

4.「格差の縮小にはみんなから取ろう」
さてここで、ちょっとコロちゃんの考え方を書きますね。
どんな世の中でも「お金持ち」と「貧乏人」は必ずいますよね。コロちゃんは、そのうちの「貧乏人」の枠にはいりますが、それでは一体それぞれ「何人ぐらい」いらっしゃるのでしょうか?
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 所得階層別の世帯数の割合(2023年)」より
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/1101/shiryo_01.pdf
出典:内閣府:経済財政諮問会議:足下の経済状況と今後の課題より:12月24日利用
上記のグラフは、「内閣府」が「経済財政諮問会議」で発表した「所得階層別の世帯数の割合」です。下に書き出しますね。
◎「所得階層別の世帯数の割合」(小数点以下切り捨て)
➀「950万円以上 :15%」(富裕層)※
➁「550~950万円:21%」(中流層)※
➂「300~550万円:27%」(中流層)※
④「300万円未満 :35%」(貧困層)※
(※かっこ内はコロちゃんが勝手に書いたものです)
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/1101/shiryo_01.pdf
(出典:出典:内閣府:経済財政諮問会議:足下の経済状況と今後の課題より:12月24日利用)
おー、わかりやすいですね。
(o゚Д゚)オー
一番上の「➀950万円以上:15%」は「富裕層」でしょう。
そして「➁550~950万円:21%」と「➂300~550万円:27%」が「中流層」で、一番下の「300万円未満:35%」が「貧困層」とコロちゃんが勝手に書きました。
さらにこの時点の「2023年の世帯数:5600万世帯」をかけ合わせて計算すれば、日本の「階層構造」がハッキリ目で見えるようになりますよ。以下でしたよ。
◎「日本の階層分布数」(総世帯数:5600万世帯:2023年:10万世帯以下切り捨て)
➀「富裕世帯数: 840万世帯」
➁「中流世帯数:2600万世帯」
③「貧困世帯数:1900万世帯」
上記は、コロちゃんがざっくり計算したものです。素人のおじいちゃんのザックリ算ですから、かなりおおざっぱなものですよ。
さて、それではこの「階層分布」から、どのようにして「格差の縮小」が出来るのでしょうか?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?
誰だって、自分のところから「金」を吸い上げられるのが嬉しい方はいませんよね。
だから「①富裕世帯840万世帯」+「②中流世帯2600万世帯」から、お金を吸い上げて「③貧困世帯1900万世帯」に与える政策は実現性がないでしょう。
もちろんそれが出来れば「格差の縮小」になるのでしょうけれど、選挙がある「民主主義国家」ではまず無理だと思いますよ。
それにこの「日本の階層分布」を見ると、なぜ「国民民主党」の人気が高いのかがよくわかりますよね。
だって「年収の壁178万円」は、どうみても「➁の中流世帯数:2600万世帯」に向けての「政策」ですよね。
それと対照的なのは「立憲民主党」ですね。「政策」が「③貧困世帯数:1900万世帯」に向けてのものですから、これでは「多数の支持」は得られませんよね。
今の「日本」で、一番多い「階層分布」は「➁の中流世帯数:2600万世帯」なのですよね。この「層」を巻き込まないと「選挙や世論調査」では勝てませんよね。
それでコロちゃんのプランですが、「①~③の全部」からお金を吸い上げて、それを「全部に配ること」です。
もちろん「吸い上げる配分」と「配る配分」には差をつけますよ。
それならば、「みんなからお金を吸い上げる」のですから「格差」はありますが、抵抗は少なくなると思います。
そして「みんなにお金を配る」のですから、「お金持ちには少なく」、「貧乏人には多く」が原則となります
ここのポイントは、「貧乏人」だけではなく、必ず「お金持ち」と「真ん中の層」にも、ちょっとは配ることですよ。そうでないと「反対者が多く」なりますからね。
どうでしょうね。素人考えのコロちゃんのプランですけれど、例えば「消費税の増税案」なんかはお勧めですよ。
この「消費税の増税」でしたら、「お金持ちからは多く」「貧乏人からは少なく」吸い上げることが出来るのですよ。
特に「消費税増税」なら、「なかなか取りにくい高齢世代」からも吸い上げることが出来ますよ。ただ「消費税は低所得者ほど負担が重い」という面もありますから、そこには工夫が必要でしょうけどね。
しかし、コロちゃんは「みんなから取って、みんなに配る」のが実現可能な「格差の縮小プラン」だと考えていますよ。
だけど、今のところ「日本の政党」で「消費税増税」を掲げている政党は一つもありませんよね。やっぱりこれってダメなのかなー?
(´ヘ`;)ウーム…

5.「コロちゃんと隣近所の小さな世界」
さて今日は、「ジニ係数(社会格差)がジワリと拡大しているよ」をテーマに考察してみましたよ。コロちゃんが「消費税増税論者」となったのは、そんなに前ではないのですよね。
確か「2010年代の終わりごろ」からでしたね。それ以前は「生活が苦しくなる消費税はなくせ」と考えていたのですが、それでは「社会保障費」が到底まかなえないと考え始めたのですよね。
なお、上記の「みんなから取ってみんなに配るプラン」は、コロちゃんの独自案ではありません。
「ベーシックサービス」という考え方で、「井出英策慶応大学経済学部教授」が具体的なプランを発表していますよ。下記の本ですよ。
よろしかったらお読みくださいね。2021年発行の本ですが、興味深い本ですよ。
今日は「格差の話」でしたから、最後の「コロちゃん話」は格差が小さかった「1960年代の少年コロちゃんの話」を書きますね。
今から60年以上前の「1960年頃の日本」は、あまり「大きな格差のない社会」でしたよ。当時のコロちゃんは、まだ「小学校に上がる前後の小さな少年」でしたよ。
だけど、この時代に「大きな格差がない社会」だった理由とは、1945年の敗戦によるインフレで「日本中がみな貧しくなった結果」だったのですよね。
「戦争と戦後のインフレと財産税」は、「戦前のお金持ち」を全部一掃して「国民のほぼ全員を貧しい庶民」に落としたのです。
「財産税」とは、「1946年に最高税率90%」で施行された「税制」です。この「財産税」により、「戦前の富裕層はほぼ全員が庶民に落ちた」とされています。
また「1945年10月から1949年4月までの3年6か月」の間に、「消費者物価指数は約100倍となった」とされていますね。
この結果「戦後の日本」では、歴史上例がない「みんな等しく貧しい平等な社会」が出現したのですよ。
こんな形の「平等な社会」なんて誰も求めていなかったのですけどね。
そんな「貧しく平等な社会」で、少年コロちゃんは「学校」から帰ると元気に家の周りを走り回って遊んでいましたね。時代は「1960年頃」のことでしたよ。
少年コロちゃんは、いつも鼻水を垂らして、大きなつぎあてが「ズボンの膝」にはあててありましたよ。
この当時の少年コロちゃんの住んでいた「隣近所」には、多くの家々がありました。
コロちゃんは、裏の家に「テレビ」が「初めて入った日の記憶」がうっすらと残っていますね。夕方になると、隣近所の子どもたちが大勢「テレビのある家」に押しかけて、並んで見ていたのですよ。
今ではとても考えられませんが、当時は「子どもは隣近所のみなが見守る」のが当たり前の時代だったのですよ。
また、裏の家の「おばさん」が、家の裏口のガラス戸を「ガラガラ」と開けながら「いる―?」と声を掛けながら、平気で勝手に入って来ていましたね。
そんな時には、少年コロちゃんの「祖母」が、「お茶と漬物」を出して来て「茶飲み話」を長々としているのが常でしたね。
その当時の記憶として、呼びもしないのに毎日来て「茶飲み話」をするおばさんに「少年コロちゃん」が腹が立ったことがあったのですよね。
その時少年コロちゃんは泣きながら「もう帰れ!」と地団太を踏んで、「ほうきにタオルを引っ掛けて」立てかけたのですよ。
みなさん、この「ほうきを逆さに立てかけてタオルをかける習俗」をご存じですか?
これは「長居する客」に早く帰ってほしいという気持ちを込めた「おまじない」なんですよ。
「掃き出す」と「払う」という箒の機能と、「この世とあの世が逆さま」という考え方が結びついた「縁起担ぎの風習」だと言われていますね。
一説では「京都の風習だ」とされていますが、そんな「風習」をなぜ少年コロちゃんが知っていたのか?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?
今となってはわかりませんよね。それにこの時に少年コロちゃんが「どんなことに腹が立ったのか?」も、すっかり忘れてしまっていますね。
ただこれらのことが「日常茶飯事」にあるほどに、当時の「隣近所の行き来」は濃密に行なわれていましたね。
えっ、「その後そのおばさんはどうしたの?」ですか?
(´・д・)エッ
コロちゃんは知りませんよ。そのまま泣きながらどっかへ走って行きましたからね。
ただ、家に戻った時にはもういませんでしたから、たぶん「しょうがない子どもだ!」とか言いながら帰ったのでしょうね。
この様に「少年コロちゃんの世界」には、「貧しくともお互いに行き来しながら助け合う隣近所の小さな社会」がありましたよ。
今振り返ると「子どもたちをお互いに見守り合う」という機能は確かにありましたね。その代わり「家族のプライバシー」などは、まったくない「煩わしい地域社会」でもありましたよ。
今だったら、こんな「開放的な隣近所のあり方」は耐えられませんよね。それこそ「余計なお世話の世界」でしたよ。
今日の「コロちゃん話」は、「1960年頃」にあった「小さな地域社会の風景」でしたよ。日本にこんな時代もあったと、軽く読み流していただければ嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)
おしまい。








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