【生活考】私をスキー(温泉)に連れてって

生活

コロちゃんは、長男一家家長様の引率によって20年ぶりにスキー場に来ました。宿泊の宿に着きましたら、何と大浴場が「温泉」だったのです。

あら、うれしい。わざわざ温泉を探さなくとも良いですからね。それに、安く済みます。(^_^)

1.雪山の風景を久しぶりに見る

コロちゃんのここ10年近くの生活は、自分のがんの闘病と、その後の妻の闘病の連続でしたから、気楽な旅行に行く間も有りませんでした。

今回、冬の白銀の世界を観るのは20年ぶりです。

20年前は、家族みんなが、ワサワサと騒がしくもにぎやかな生活だったよなーと、ちょっと気分はセンチメンタルです。

ちょうどこのスキー場は、毎年訪れていた場所でしたね。なつかしいなー。

泊まる宿は、以前泊まっていた2軒隣。思い出すなー。

しかし、いつまでも追憶に浸っている余裕はありません。コロちゃんは、雪道を歩くのに四苦八苦してます。

腰という字に「かなめ」の字が入っている理由がわかりました。

コロちゃんの「かなめ」(腰)はヨボヨボでした。(๑′-﹏-๑)シュン

2.小学生なーちゃん、パパのスキー講習

女の子のなーちゃんは、パパのスキー講習を受けながら、いそいそとリフトで上に登っていきました。

やっぱり身体が柔らかいのでしょうか、直ぐにボーゲンを覚えた様子です。子どもは覚えるのか早いですねー。大したものです。

3.オレ様園児ターくんは

男の子のターくんは、ママとキッズエリアでそりを使って大滑降です。弾丸の様に一直線。

怖いもの知らずとはこの事です。

コロちゃんは、近くて見てるだけです。雪原を歩くだけで息が切れます。やっぱり20年の歳月は遠かったです。
(  ̄- ̄)トオイメ

4.なんか空いてるなー

青空と白い雪のコントラストは美しいんですけど、日曜日だというのにゲレンデには人の数が少ないですね。広いゲレンデに、スキーヤー・スノーボーダーがちらほらしか見えない。

コロナの影響なのか、スキー人口の減少なのかと思ってポチポチ調べてみました。

そうしたら、何とスキー人口が激減しているんです。

1998年の最盛期のピークには1800万人がスキー・スノーボードを楽しんでいたのに、下記の表では2013年に770万人に減少しています。

直近の最新のデータの2021年は、スキー人口が200万人、スノーボード人口が80万人、合計280万人となっているそうです。

なんと、最盛期の1/6以下とは、凄まじい減少ぶりです。

これでは、ゲレンデが空いているわけです。

https://www.mlit.go.jp/common/001257874.pdf
出典:国土交通省 観光庁 各種調査結果 事例等 平成27年6月より(2月13日利用)

ここまで、スキー・スノーボード人口が減っている中で、さらにコロナ禍で団体客が減少すれば、宿泊客も少なくなるのも当然かと思われます。

何回も入浴した大浴場は、いつも誰もいません。コロちゃんの独占浴場です。

今回の宿での、コロちゃん達の同宿者は、わずか3組。2月のスキー最盛期のはずなのに、これで経営は大丈夫なのかなーと思ってしまいました。

5.古き良き時代の「私をスキーに連れてって」

今から振り返ると、1970年代の高度成長の果実である「豊かさ」が庶民まで広く浸透して広がってきたのが、1980年代でした。

贅沢な娯楽である「スキー」が、若者の手が届くようになってきたのはその頃からでした。

スキー人口が右肩上がりに上昇してきた1987年に「私をスキーに連れてって」の映画が大ヒットします。

主題歌は松任谷由美の「スキー天国」、主演者は、原田知世、三上博史。

多くの若者がこの映画を見て、大挙してスキー場に向かいました。

このブームが、1998年の1800万人をピークとして、現在の280万人にまで落ち込むようになるとは、誰しもが想像もつかないことでしたね。

時代の変転とは、実に残酷なものです。

6.温泉に大満足

コロちゃんは、温泉は大好きなんですよね。妻が元気な頃には、一緒に近隣の日帰り温泉によく出かけていました。

自分と妻が「闘病」に入ってからは、ほとんど行けなくなってしまいましたが、今回は久しぶりに温泉に入ることが出来ました。

食前・食後と、合間を縫って、4回も温泉♨️に入って、大満足。にっこりです。

7.ターくん、大泣きする

ターくんとママさんとコロちゃんの「そり組」は、一足先に宿に戻ります。

お部屋に入ってお茶をいただき、ほっとしてたら、オレ様園児のターくんが「また滑りたい!」と大騒ぎ。

ママさんとコロちゃんが、いくら宥めても、全く言うことを聞きません。

1時間わめき続ける執念には恐れ入ります。

コロちゃんの子たちも、こんなだったかなー(ターくんのパパたちのことです)と思い起こしながら、頭を抱えました。

そこに「スキー組」が帰ってきます。

パパさんが話を聞くと「じゃあ、少しだけだぞー」とターくんを外へ出して、何と5分で満足させてご帰還。

宿の玄関前の、少しの斜面を2回滑ったら満足してニコニコ顔で帰ってきました。

パパさん、猛獣使いですね。さすが現役のイクメンパパだけあると感服しました。

コロちゃんには、とても真似は出来ません。

8.スキーはコスパが厳しいスポーツ

今回コロちゃんは、長男一家家長様のお誘いで、スキー(温泉)旅行に連れて行ってもらいましたが、実際に体験して経費とコストを見てみると、スキーが衰退していった理由がよくわかりました。

高いんです。お金がかかるんです

宿泊費、交通費、昼食費、スキー用具レンタル費用、リフト券等を積算すると、夏の海水浴や、遊園地とかの他のイベントと比べてもかなり割高です。

社会全体で、格差社会とか非正規雇用とかが指摘される昨今の世の中では、なかなかスキーに家族で行こうとは、お値段を考えると躊躇してしまう方が多いのではないかと思いました。

コロちゃんは、スキーは楽しいレクレーションだと思っていますから、子どもたちには団体スキーなりの機会をお安く提供するシステムがあればよいんだけどと考えてしまいました。

子どもたちが楽しみながら、成長する場所を作るのは大人のお仕事です。

ぜひ、子どもたちにスキーを体験できる機会を社会でつくっていただきたいと思います。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

anncaによるPixabayからの画像
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