【社会考】「取締役」は老人クラブだって?

社会

おはようございます。今朝コロちゃんがワンコとの散歩を終えて、足洗の洗面器に「ワンコの足」を入れると、「ジャリジャリ」との音が聞こえてきました。

「洗面器の水」が「シャーベット状」に凍っていたのですよ。ワンコは素知らぬ顔でシッポを振っていましたけれど、ワンコは冷たく感じないのかなー?

コロちゃんは、昨日の午後の散歩時に、梅の花が咲き始めている木を見ました。どうやら、「春の気配」は少しずつ感じられ始めましたが、今朝はまだまだ寒かったですね。

今朝の気温はちょうど「0℃」と、まだまだ「真冬の真っただ中」の気温でしたよ。

冬の寒さが苦手なコロちゃんが、今日は「取締役会は老人クラブだって?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「老いるニッポンだねと、社会の指導層の年齢を見るよ」

☆「高齢化の弊害は何か?と、最高齢者って誰かな?」

☆「皆さんの引退年齢を見ておこうと、コロちゃんと老害の時代」

1.「老いるニッポンだね」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「老いる日本の取締役会」という見出しが目に入りました。

コロちゃんも「高齢者」ですが、すでに「リタイア」してから10年以上が経っています。しかし、この記事は「上場企業の取締役」の「高齢化」がますます進んでいると報じています。

コロちゃんは、「頑張るなー」と思いつつも「老害」という言葉が頭に浮かびましたよ。

この記事によると「上場企業の取締役の平均年齢は約62歳」で、「70歳以上の比率は18%」に高まったと報じています。

「70歳以上」ってコロちゃんと同じ年代だよね。ようやるわ。
(ノД`)ハァ

記事では「高齢役員は経営に関する経験値が高い一方、デジタルなどに弱い傾向がある」としていますが、「年齢の多様性が必要」との趣旨を書いていましたね。

さらに「海外の取締役の平均年齢」と比較をしていますね。下記ですよ。

◎「日本と海外の取締役の平均年齢」(小数点以下切り捨て)

➀「日本  :62歳」
➁「アメリカ:61歳」
➂「英国  :60歳」
④「ドイツ :59歳」
➄「韓国  :59歳」
➅「香港  :54歳」

へー、「企業取締役」の平均年齢は、主要国ナンバー1なんだ?
( ¯ㅿ¯)へー

だけど、これってあんまり「自慢」はできないよね。もっと「若返り」はできないのかなー?
( ̄へ ̄|||) ウーム

なお、この「日経新聞」の「老いる日本の取締役会」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

老いる日本の取締役会 サンリオは「老若経営」で再成長 - 日本経済新聞
上場企業の取締役で高齢化が進んでいる。平均年齢は2011年の約59歳から24年に約62歳になり、70歳以上の比率は7%から18%に高まった。高齢役員は経営に関する経験値が高い一方、デジタルなどに弱い傾向があるとの指摘が出ている。幅広い年齢層から取締役を起用する「年齢の多様性」と株価の関連性は高いとの分析もある。取締役会...

2.「社会の指導層の年齢を見るよ」

コロちゃんは、自分が「リタイヤ」しているからって、高齢者が働くこと自体には反対はしていませんよ。

だって「生活のために働かなきゃいけない高齢者」もいますし、「働くことが生きがいの高齢者」もいらっしゃるでしょうからね。

だけど「社会の指導層」はまた別ですよ。その方たちは「指導者」としての重要なお仕事である「後継者の育成」に失敗したから、ご自分が辞められないのですからね。

だからコロちゃんは、「高齢になってもまだ現役の指導者」は、「後継者の育成に失敗した欠陥のある指導者」と見ているのですよ。

そのような目で「社会のエスタブリッシュメント(指導層)」の年齢を見てみましょう。以下ですよ。

◎「社会のエスタブリッシュメントの年齢」

➀「石破総理       :68歳」
➁「十倉経団連会長    :74歳」
➂「新浪経済同友会代表幹事:65歳」
④「小林日本商工会議所会長:75歳」
➄「政府省庁:事務次官  :62歳」
➅「石破内閣平均年齢   :63歳」

うーむ、「➁十倉経団連会長:74歳」と「④小林日本商工会議所会長:75歳」は、コロちゃんよりも「お兄さん」ですね。頑張るなー。
( ¯ㅿ¯)へー

そして「➄政府省庁:事務次官:62歳」は、「役職定年」ですからこの年以上の方はみな退官となっていますね。

いわゆる「政界・財界・官界」の「エスタブリッシュメント」の中では、「財界」の高齢化がハッキリと浮き出ていますね。

上記の「新聞記事」でも見出しが「老いる日本の取締役会」でしたから、「経済界」の高齢化が際立っているとコロちゃんは思いましたよ。

3.「高齢化の弊害は何か?」

若い時にどんなに「能力が高く実績がある方」でも、「高齢化」による能力の低下は避けられません。

「高齢者」は、加齢によって、「感覚・知覚・記憶・思考・知能」といった精神機能の中でも「記憶力・分析力・学習力」が低下しやすいとされています。

ここでは「高齢者」が「社会の指導者を務めるリスク」という視点で、以下のデータをご覧ください。

それでは「国立長寿医療研究センター」が「40歳以上の住民を対象とした老化に関する疫学調査」の結果を見てみましょう。

➀「情報処理スピードは50代がピークだよ」

最初は「情報処理スピード」です。60代・70代の「社会の指導者」が務まる数値かどうかを良くご覧くださいね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「国立長寿医療研究センター 情報処理スピード得点」より

https://www.ncgg.go.jp/ri/advice/04.html
出典:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 在宅医療・地域医療連携推進部ホームページより:2月20日利用

上記のグラフは、「国立長寿医療研究センター」が発表している「情報処理のスピード得点」の「年齢変化」です。

上記グラフを見ると、「情報処理のスピード」のピークは「50代半ば」です。それ以降は急激に低下していきます。

もちろん「70代」も低下の真っ最中です。

このような「加齢による精神的な能力変化」からは、誰も逃れられません。どんなに「偉い方」でも「優秀な方」でも例外はありませんよ。

➁「70代になると知識力(経験値)も低下するよ」

次は、上記の「新聞記事」でも「高齢役員は経営に関する経験値が高い」と評価された「知識力」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「国立長寿医療研究センター 知識力の得点」より

https://www.ncgg.go.jp/ri/advice/04.html
出典:国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 在宅医療・地域医療連携推進部ホームページより:2月20日利用

上記のグラフは、「国立長寿医療研究センター」が発表している「知識力の得点」の「年齢変化」です。

グラフは70歳を頂点として右肩下がりに推移していますね。グラフの中では「緩やかに低下する」との記載があります。

上記の新聞記事でも「高い評価」を与えた「経営に関する経験値」も、どうやら「70歳以降」は年々下がる結果が出ていますね。

コロちゃんは、我が身の現在の状態から「高齢」になると、以下のような諸症状を体感していますよ。

◎「コロちゃんの70代の体感」

❶「記憶力や判断力の低下」
❷「注意力や集中力の低下」
❸「持続力の低下」
➍「緩慢な動作」
❺「物忘れ」

もちろん「政財界に君臨する高齢者の方々」は、コロちゃんなど足下にも及ばない素晴らしい能力を持っていたのでしょうけど、やはり「人間」であることには違いがないでしょう。

必ず年齢が進む都度に、上記の❶~❺の諸症状からは逃れられないとコロちゃんは思いますよ。

4.「最高齢者って誰かな?」

コロちゃんは、ここまで書いていて「はて、政界・経済界の最高齢者って何歳なんだろう?」って思いあたって調べてみましたよ。

なかなか「政治家の年齢一覧」が見つからなかったのですが、どうやら現在の「国会議員」で「80代」の方は以下の2人のようでしたよ。

◎「国会議員80代コンビ」

➀「麻生太郎副総裁 :84歳」
➁「小沢一郎氏   :82歳」

おー、凄いとしか言いようがないですね。だけどお二人とも「後継者」っていないのかなー?
(o゚Д゚)オオォォォ

そして現在の「石破内閣」の構成は「19人中3人が70代、半数を超える11人が60代」と報じられていますね。これは「おじいちゃん内閣」ですね。女性は2人だけですよ。

また「上場企業の社長の最高齢者」も調べて見ましたけれど見つかりませんでしたね。あんまり「自慢」にはならないから明らかにしていないのかも知れないと思いましたよ。

ただ「全国の社長年齢」ですと、「60代26%・70代19%・80代5%」となるようでしたね。「80代の社長さんも5%程度」はおられるようですね。

コロちゃんは、「フジテレビの中居正広スキャンダル報道」の中で、「日枝取締役相談役(87歳)」がまだ現役の「取締役」を務めている姿を見てビックリしましたよ。

この「日枝氏」は、2006年の「ライブドア事件」の時に「ホリエモン」と対峙する「フジテレビ会長」としてよくマスコミに登場していましたからね。

あれから、もう20年近く経っているのにまだ現役なのですから、なんとも・・・たくましいものですよ。
(゚Д゚)アッラー.マダイタノ?

5.「皆さんの引退年齢を見ておこう」

まあ、上記の「政治家や企業経営者」の皆さんは、好きでその年齢まで働いていらっしゃるのですから、ご本人は結構だと思いますよ。

しかし、これらの方々は「世の中のお手本」」となる方たちですよね。いわば「いつまで働くかのロールモデル」です。

コロちゃんが、このことをどう考えているのかを書く前に、世の中の普通の「会社員の方々」は何歳ぐらいまで働いているのでしょうか。

「平均実効引退年齢」と言う数値があります。これは「40歳以上の就業者のうちで労働市場から引退した人の平均年齢」です。

この調査は「OECD」が公表しています。2020年の日本の「平均実効引退年齢」は下記になっています。

◎「平均実効引退年齢:2020年」(小数点以下切り捨て)

➀「男性:68歳」
➁「女性:66歳」

コロちゃんは「大腸がんを発症※」したために62歳で退職せざるを得ませんでしたが、多くの皆さんが「年金受給年齢の65歳」を越えて働いていることがわかりますね。

また「内閣府」が「高齢者の経済生活に関する調査」で、60歳以上の就労希望をアンケート調査しています。下記ですね。

◎「何歳まで収入を伴う仕事をしたいか?」(小数点以下切り捨て)

➀「65歳くらいまで      :25%」(ボリュームゾーン)
➁「70歳くらいまで      :21%」
③「75歳くらいまで      :11%」
④「80歳くらいまで      : 4%」
⑤「働けるうちはいつまでも : 20%」
⑥「仕事をしたいとは思わない:13%」

https://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/r01/zentai/pdf/s2.pdf
(出典:内閣府:令和元年度 高齢者の経済生活に関する調査結果より:2月20日利用)

上記を見ると「➀65歳くらいまで:25.6%」が「ボリュームゾーン」となっています。

コロちゃんは、「①65歳くらい25%+➅思わない13%=38%」が「引退年齢」としては「ボリュームゾーン」で適度な年齢だと思いましたよ。

なお、参考までに「健康寿命※」を見ておきましょう。

(※健康寿命:健康上の問題で日常生活に制限なく過ごせる期間)

「2022年の健康寿命」は「男性72.57歳、女性75.45歳※」となっていますよ。

(※厚生労働省:国民生活基礎調査より)

上記の調査を見ると、国民の多くは「65歳で引退」しています。そして、その後もせいぜい働くのは70歳前までの方が多いと思われますね。

そもそも、その後も働き続けると引退後の「健康寿命」が残らなくなってしまいますね。

このような「国民の皆さんの現状」を見ると、コロちゃんは「政治家や企業経営者の方々」は、せいぜい70歳までには引退していただきたいと思いましたよ。

そして「国民のあるべき老後の姿」を率先して示していただきたいですよ。

そして、まだまだ社会への貢献がしたいというならば、「ボランティア」でも「NGO(非政府組織)」でも道は沢山あるよとコロちゃんは考えましたよ。

6.「コロちゃんと老害の時代」

コロちゃんが20代だった1970年代は、大人たちに挑戦するような雰囲気が社会に充満していましたね。

「老害」は今だけのことじゃなかったのですよ。それは1970年代の日本でも同じだったのですよ。

「政治の世界」では、金権政治が広がっていて汚職などは日常的に見られました。元総理大臣の「田中角栄氏」が、「ロッキード社から5億円のわいろ」で逮捕されたのが1976年です。

「田中氏」は否定していましたが、当時のマスコミでは「5億円ぐらいの献金はいくらでもあったから、いちいち覚えていないのだ」と言われていましたね。

「政治家」だけではなく、「検察庁」や「警察」ですら「ウラ金」をつくっていたことは、当時は常識とされていましたよ。

そんな時代に、当時の若者たちは強く反発していったのですが、そのような空気も1970年代を過ぎて1980年代に入ると「一億総中流」の豊かさに、全て押し流されていったように思えますね。

1970年代当時も「老害」はあったのですが、その時の「老害の当事者」は賢かったのでしょう。うまく若者たちを取り込んでいきましたね。

だから若かったコロちゃん達は、当時の高齢者に負けたのですよ。その結果が現在の「老害大国日本」ですよ。

ただ、これは「経済成長の余裕のなせる技」でしたよ。今ではとても同じことは出来ませんよね。

当時を知るコロちゃんとしては、現在の高齢の「政治家・企業経営者」の皆さんたちが、早く若い方にバトンを渡すべきだと考えていますよ。

だって彼らは「失われた30年」を指導していたかたたちなのですからね。もうそろそろ責任をとって身を引いても良いと思れれますよ。

昔から「未来は若い人のものだ」というじゃないですか。

この言葉を現実のものとすることが、「日本」のためにも、早く引退する「高齢者」のためにもなると、コロちゃんは考えていますよ。

今日は「上場企業の取締役が老人ばかりになっている」との報道を読んで、ちょっとコロちゃんがわが身の責任も顧みずに「早く引退しろよ」と書いてみましたよ。

コロちゃんは「老人大国・日本」の姿には、もう飽き飽きしているのですよ。いつまでも「老人がのさばっている社会」に活力など産まれる訳はありません。

そんな気持ちを忌憚なく書いてみましたよ。もし、ちょっと書きすぎて筆がすべったところがありましたらお詫びしますね。

ただそれも「明日の日本」のためだと、ご容赦お願いできればコロちゃんは嬉しいですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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