【社会考】「トランプ大統領」のアメリカは何を考えているのか?

社会

おはようございます。現在のコロちゃんのリアルタイムは「午後3時」です。

なぜこのような時間に、ブログを書き始めているのかというと、今週末に「次男一家」がコロちゃんちに「帰省」してくることになっているのです。

そうなるとコロちゃんは「原稿を書く時間」が無くなりますから、事前に「原稿を書きためておく」のですよ。

出来れば「3話」は書いておきたいですね。そうすれば「帰省中の次男一家」と心置きなく遊ぶことが出来ますからね。

そんなわけでコロちゃんは、ついさっき「今日の原稿ノルマの1話」を書き終わりましたから、今「3時のおやつ」を食べ終わった後に「2話目」を書き出し始めたという訳なんですよ。

そんな「夏休み帰省でやる気満々なコロちゃん」が、「トランプ大統領のアメリカは何を考えているのか?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「アメリカの貿易収支の赤字をどう考えるのか?と、経済安全保障の地政学と日本の茨の道」

☆「利払い費が軍事費を上回っても、ホントに大丈夫なのか?と、日本が選択する道は・・・?」

☆「トランプ大統領に配慮する必要はないよと、コロちゃんとデフレ経済」

1.「アメリカの貿易収支の赤字をどう考えるのか?」

アメリカの「トランプ大統領」は、日本からの輸入品に対して8月1日から25%の関税を課すとしたと報じられています。

一部の「エコノミスト」からは、今年「2025年の経済成長率がマイナスになる」のではないかとも報じられていますね。

そんな時に「日経新聞」をバサバサ読んでいたコロちゃんは、土曜日の「書評欄」の「経済論壇から」というコーナーで、「米コロンビア大学教授の伊藤隆敏氏」の以下の紹介に目を止めました。

「トランプ大統領は貿易収支の赤字を問題視するが、経済学的にみれば米国の赤字縮小は意味がない」

「日本の今後について伊藤氏は、米国につくのか、中国につくのか、欧州と組んで自由貿易の旗を振り続けるのか、究極の3択だと見る」

上記の「伊藤教授の主張の紹介」では、「中央公論7月号に掲載」と書いてあります。

そこでコロちゃんは、さっそく「中央公論7月号」を「図書館」から借りだして来て、その「伊藤教授」のご主張を読んでみることにしましたよ。

UnsplashIan Taylorが撮影した写真

2.「経済安全保障の地政学と日本の茨の道」

コロちゃんが借り出してきた「中央公論7月号」の「伊藤教授のご主張」は、「経済安全保障の地政学と日本の茨の道」と題する「インタビュー記事」でした。

この中で「伊藤教授」」は、「トランプ関税」の目的は以下だというのです。

「アメリカからの輸出を増やすこと・・関税による増収分をアメリカ国内の減税の原資にあて、貿易赤字を縮小できればそれに越したことはない」

そして「関税引き上げはアメリカに取ってプラスに働かないと思いますが?」とのインタビューアーの質問に対しては、「教科書的にはその通りです」と答えているのです。

しかし、「国全体の経済構成としては、利益よりもコストが大きくなる」が、「それ以上にアメリカの製造業を復活させるためなら、消費者の利益を損なってもいいと考えている」というのですよ。

ただ「10%程度の関税(鉄鋼とアルミは25%)で自動車産業や鉄鋼産業が復活するとは考えにくいというのが現在の経済学者の見立て」だとも答えていますね。

そして「2~3年後には、トランプ関税の結果として国内生産がその程度増えたのか、数字で明確にわかるでしょう」とありますから、コロちゃんは2~3年後を楽しみにしていますよ。

そして「トランプ大統領は貿易収支の赤字が問題だ」と言っていますが、「伊藤教授」は、「経済学を研究する立場からすると、アメリカが貿易赤字を縮小することに意味はない」と断言しているのです。

つまり「アメリカは基軸通貨の特権があるから、例え貿易赤字が継続しても、米ドルを発行すればいくらでも資金が入ってくる例外的な国だ」と言っているのです。

最後に「日本は辛い立場にあると言えます」と、日本の今後について発言していますが、以下でしたよ。

「アメリカについていくのか、中国につくのか、ヨーロッパの組んで自由貿易の旗をふりつづけるのか、あるいはその三者でなくグローバルサウスと手を組むのか」

この最後の「グローバルサウス」については、「すでに中国が手を伸ばしている・・・中国との争いを避ける意味でも、その選択肢を取ることは出来ないでしょう」と続けていますから、残りは3択ですよ。

うーむ、「伊藤教授」は、「日本の未来」は、以下の3つの選択だというのですよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

◎「日本の未来の選択肢」

①「アメリカについていく」
②「中国につく」
③「ヨーロッパと組んで自由貿易の旗を振り続ける」

はーあ、つい先日の7月9日に「石破総理」が「千葉県での街頭演説」で、アメリカのトランプ関税について「日本を舐めるな」と発言したことが頭に浮かびましたよ。
(ノД`)ハァーア

だって、上記の「②中国につく」はあり得ないとコロちゃんは思っていますよ。そうなると実質的な選択肢は「①アメリカ」と「③ヨーロッパ」の2択になりますよね。

しかし、遠くの「③ヨーロッパ」では安全保障で頼りになるのかなー?
(*´・д・)はて?

だけど「①アメリカ」だって「防衛費を3.5%にしろ」でしょう?

あと10兆円以上もどっから出すんだよー。
(o_o ;)コマッタ

まさか「消費税3%値上げで防衛費を調達」なんてならないでしょうね。

まあ、この辺はコロちゃんの感想ですが、「中央公論7月号」の「伊藤教授」のインタビュー記事は、だいたい上記の内容でしたよ。

3.「利払い費が軍事費を上回っても、ホントに大丈夫なのか?」

上記で「伊藤教授」は「経済学を研究する立場からすると、アメリカが貿易赤字を縮小することに意味はない」と断言しています。

しかし、新聞を読んでいると、時々「アメリカの経常赤字」と「対外債務の膨張」を危険視する報道を見かけます。

アメリカの「米議会予算局(CBO)」によると、昨年2024年の「利払い費」は「防衛費」を上回ったとしています。

さらに「2035年には利払い費が防衛費の1.7倍に膨れ上がる」としています。問題なのはこれが「持続可能なのか」ですよね。

先日の報道では「アメリカのベッセント財務長官」が、「対外債務27兆㌦(約3900億円)を放置すれば、リーマンショック級の危機になる」と発言したと報じられています。

どうやら「アメリカのベッセント財務長官」は、貿易赤字をこのまま増やし続けるといずれ「破滅的事態」が避けられないと考えているようですよ。

ただ上記した「伊藤隆敏教授」は、「アメリカは基軸通貨の特権があるから例外的な国で問題ない」と書いているんですよね。

コロちゃんは、素人のおじいちゃんなので、「伊藤教授」と「ベッセント財務長官」のご発言のどちらが正しいのかは分かりませんよ。

ただ、このような考え方で「現在のアメリカのトランプ大統領の関税政策が実施されている」ということですよね。

だったら「中途半端な妥協や値切り」は通じないだろうなー。
ヾ(・ε・。)ムリダョ…

何とも「経済」とは難しいものだと、コロちゃんは思いましたよ。

4.「日本が選択する道は・・・?」

上記で「石破総理」の「日本を舐めるな発言」を取り上げましたが、もちろんこれは「選挙用の発言」です。この言葉一つで「日本の将来の戦略路線」が確定したわけではありませんよね。

しかし、コロちゃんはちょっと気になっていた「発言」が「筒井経団連会長のインタビュー記事」にあったんですよ。

この「筒井経団連会長のインタビュー記事」は、去る6月1日の「日経新聞」に1ページを丸々使って掲載されていました。

この中で「トランプ氏の米国とどのように向き合っていくつもりか?」との問いには、以下のように発言なさっていました。

「とにかく一喜一憂しないことが大事だ」by筒井経団連会長

そしてコロちゃんがピピっと気になったところが、以下の「安全保障についても米国との関係を見直す必要があるか?」への返答です。

地政学リスクが高まり、世界各地で様々なイベントが起こる可能性が高まってきている。日本の安全保障の見直しの過程に入っているのではないか。これ以上のコメントは控えたい」by筒井経団連会長

うーむ、何とも「意味深」と感じるのはコロちゃんだけでしょうか?
( ̄へ ̄|||) ウーム

これの「日本の安全保障の見直しの過程」ってのは、「日米安保体制を見直す」ってことですよね。

これは「アメリカから離れる方に見直す」のか、それとも「アメリカにより近づくように見直す」のかどっちでしょうね?

だけど「近づく方に見直す」んだったら、もっと別の表現の「安全保障はアメリカと緊密に」とか言いそうなものですよね。

文脈的には「離れる?」、・・・いやいや、邪推は止めましょう。

とにかく「筒井経団連会長」の「日本の安全保障」についての考えは、「見直しの過程に入っている」とのことの様でしたよ。

なお、この「日経新聞」の「筒井経団連会長」の「インタビュー記事」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

トランプ政権の外圧、構造転換に生かせ 筒井義信経団連会長 - 日本経済新聞
トランプ米大統領の登場で国際社会の秩序が覆り、企業は前例のない判断を迫られる場面が増えている。「財界総理」と称される経団連会長に5月29日に就任した筒井義信氏は眼前の変化を構造改革の好機と語る。日本生命保険の経営者として培われた視座は、マネーを動かす投資家の目線でもある。ひと味違う企業社会の新リーダーに世界と日本の今を...

5.「トランプ大統領に配慮する必要はないよ」

さてここでコロちゃんの考え方を書いておきましょう。だけどコロちゃんは「市井のおじいちゃん」ですから、たいしたことが言えるわけではありません。

その上で感想を書いてみますね。

まず「トランプ大統領」は、「本気でアメリカに製造業を戻そう」としているようですね。だから「関税」でも妥協は難しいでしょう。

そうなると「日本」や他の国が目指すべきことは、「トランプ大統領」が物価の上昇に耐えかねて「関税政策を変更せざるを得なくなること」ですね。

もちろん、それは「トランプ大統領」に「アメリカに製造業を戻すこと」を断念させるわけですから、よほどの「物価上昇」でなければ「政策変更」はしないでしょう。

だから「日本の輸出企業」は、「関税分」を自社で負担して「アメリカ市場で値上げしない」ことが一番悪いですね。

丸々「関税分」を堂々と上乗せして「高い値段」で輸出すれば、「アメリカの物価」は上がりますよ。そして「トランプ大統領」には、なるべく早く「関税政策」を放棄してもらいたいですね。

だけどこの「関税」で、「日本のGDP成長率は下がる」でしょうね。最悪「マイナス成長」になるかも知れませんね。あー、腹立だしい!
(#°Д°)ムカッ

そして「日本の選択肢」についても、一言書いておきましょう。上記の「伊藤教授」は「三択だ」と言ってましたね。下記でしたよね。

◎「日本の未来の選択肢」

①「アメリカについていく」
②「中国につく」
③「ヨーロッパと組んで自由貿易の旗を振り続ける」

これは、なかなか「悩ましい選択」ですよね。出来ればどれも「選びたくない気持ち」が沸き上がりますが、そうもいかないでしょう。

そこでコロちゃんは「コウモリ」になることをお薦めしますよ。

何も急いで「旗幟」を明らかにすることはないんですよ。

あっちフラフラ、こっちフラフラで、「世界の情勢」の風向きが良くなるまで、引き延ばしをすることをお薦めしますよ。

コロちゃんは、現在の「日本」が「中国」の1/4の規模のGDPであっても、アジアに於いては無視できるような規模ではないと思っています。

何しろ「日本」は「中国」のお隣にあって、引っ越しできませんから「今後末永くお付き合い」せざるを得ないのです。

だから「アメリカ様の顔色」と「中国様のご機嫌」を、堂々と伺いながら「コウモリになりましょう」というのがコロちゃんの考えですよ。

別に「トランプ大統領の顔色」や「習近平国家主席のご機嫌」に従う必要なんか、これっぽっちもありませんよ。「伺う」ぐらいで充分ですよ。

「日本」は「我が国の国益」に忠実に歩めば良いと思っていますよ。

まあ「石破総理」を始めとした「日本の総理大臣」は苦労するかと思われますが、コロちゃんは「頑張ってくださいね。ご苦労様です」と声を掛けたいと思っていますよ。

これが、現在のコロちゃんの正直な本音ですよ。

6.「コロちゃんとデフレ経済」

さて今日のテーマは「トランプ大統領のアメリカは何を考えているのか?」との経済のお話でした。そこで「経済」繫がりで、コロちゃんの過去の「デフレ体験」を書いてみますね。

日本の「デフレ経済」とは、「1990年代後半から2013年頃」まで続いたとされています。「デフレ」が始まったのは、今から30年程前のことになりますよね。

当時のコロちゃんは「40代の働き盛りのおっさん」でした。2人の子どもたちは「中学から高校生」の時期でしたね。

この頃のショッキングな記憶としては「マクドナルド:ハンバーガ-:1個¥59円」がありました。2002年のことでしたね。

この時のリアルタイムでは、前年の2001年に「日本政府」がやっと「デフレ認定」をしています。それまでの1990年代末には「まだデフレなのか、デフレでないのかの論争」をしていました。

当時の社会では「どうやら日本はデフレらしい」と思い始めた段階で、「デフレは悪」とはまだ考えられていませんでしたね。

コロちゃんの記憶では、「デフレは安いモノが買える良い社会現象だ」と多くの方は受け止めていたように感じていましたよ。

そんな時にコロちゃんの「次男」が、近隣にあった「マクドナルド」で「ハンバーガーを10個」を買って帰宅してきたのです。

「次男」は、「見て見てこんなにあって、たったの600円だよ」と嬉しそうに袋を広げたのですよ。

コロちゃんと妻と長男が、それぞれ「おー、安い安い。みんなで食べよう 」と喜んで大騒ぎしましたよ。

その時に「妻」は「お金を出すよ」と言ったのですが、「次男」は偉そうに「いいや、これは俺のおごりだよ!」と胸を張ってのたまわったのですよ。

それから家族みんなで「1個59円のマクドナルドハンバーガー」を、美味しくいただきましたよ。

あの時の「次男」は、確か「中学生」でしたよね。当時の「お小遣い」はいくらだったのかなー?

コロちゃんは、妻に「子育て」は全部丸投げしていましたから、毎月の子どものお小遣いの金額を知らなかったのですよ。

たぶん「月3000円」ぐらいだったような?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

この様に「日本のデフレ経済」は、その後は「デフレスパイラル」と言われて「悪者」扱いされましたが、リアルタイムでは「中学生のお小遣い」で家族にハンバーガーを奢ることが出来たものでしたよ。

この時のコロちゃんちでは、「デフレの恩恵」をみんなで喜んでいましたよ。

「デフレが悪いものだ」との考えが広く認識されるには、まだ5年以上の時がたたなければなかった頃のお話でしたよ。

あの頃はコロちゃんは「お仕事」で頑張っていたし、妻も元気に「パート」に出ていましたよね。

そして子どもたちは、真面目かどうかはともかく「高校生・中学生生活」を満喫していた良い時代でしたよ。

このような時代を通り抜けて来たことを、コロちゃんは今楽しく思い出しますよ。

今日の「コロちゃん話」は、コロちゃんちの「デフレの記憶」でしたよ。当時の「時代の風景」が、いくらかでもお伝えできれば嬉しいですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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