【経済考】「(経済の)停滞が基本シナリオです」by官僚さん

経済

おはようございます。今コロちゃんは、近所のスーパーのお買い物から帰って来たところです。コロちゃんは、3日に1回のペースで、このスーパーに通っているのです。

今日買ってきたものは、「食パン・牛乳・レタス・豆腐・納豆等」です。全部で2000円弱でしたが、レタスが300円でした。

先日買ってきた「キャベツ」は400円でしたから、今年の野菜は一段と高くなりましたね。

コロちゃんは、なるべく「果物」も食べるようにしているのですが、「みかんやオレンジ」は軒並み「一袋600円」に値上がりしていました。

コロちゃんがいつも買う「フルーツ」は、「一袋398円」以内です。今日は見渡すと、そんな安い「フルーツ」はありません。

仕方がないので「一袋158円のバナナ」を買ってきましたよ。だけど「バナナ」って「フルーツ」に入るのかなー?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

なんか、ちょっと違うような気がしたコロちゃんでしたよ。
ヾノ´゚д゚`)チャウチャウ

今日は「(経済の)停滞が基本シナリオですby官僚さん」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「岸田元総理が『なんだこれは』と言ったよと、2023年のGDP成長率は1.2%増だったよ」

☆「経済成長を夢見て、もう30年以上が経ったよと、日本はもう経済成長が出来ない段階に達したよ」

☆「人口がピークを越えたら減っていくよと、日本は世界のトップランナー?だよ」

☆「成長で解決は夢物語だよと、コロちゃんとスフィンクスの謎」

1.「岸田元総理が『なんだこれは』と言ったよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると、面白い記事の内容がありました。

それは「自民『成長で解決』優先」と見出しの記事の内容にあったことなのですが、以下の内容でした。

それは、官僚が作成した「基礎年金底上げの原案」を、昨年2024年夏に当時の「岸田総理」に報告したところ、「停滞が基本シナリオという前提に『なんだこれは』と不満を漏らした」と言うのですよ。

コロちゃんは、この「(経済の)停滞が基本シナリオ」と頭の良い官僚さんも考えていたことに、思わず「やっぱり」とつぶやいてしまいましたよ。

それは「厚生労働省:社会保障審議会:年金部会」の「資料」を見ても、一応は「成長型経済移行・継続ケース」と「過去30年投影コース」の2コースが記載されています。

しかし、その「イラストの順番」とか、「将来の給付水準の上昇効果」などのイラストなどでは、明らかに「過去30年投影コース(停滞が基本シナリオ)」が前面に出ているように感じていたのですよ。

コロちゃんは、この「岸田元総理の『なんだこれは』発言」で、初めて頭の良い官僚さんも「今後の日本は低成長のママ継続する」と見ているんだなと思いましたよ。

それは「岸田総理(当時)」も不愉快になるでしょうね。「経済の好循環は失敗する」って官僚が考えているという事なんですからね。

だけど、その「官僚さん」の予想と見方はコロちゃんも同じですよ。

なお、このコロちゃんが注目した「岸田元総理」の「なんだこれは」発言が載っていた記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

基礎年金上げ策、自民党「成長で解決」優先 残る追及余地 - 日本経済新聞
自民、公明両党は21日、年金改革について24日召集の通常国会での対応を話し合った。焦点となる基礎年金(国民年金)の底上げ案は自民党が経済成長を優先して議論すべきだとの立場だ。発動する経済状況や追加の国庫負担など野党が追及する余地は残る。自民、公明両党の幹事長は21日、都内で会合を開き、通常国会に向けて意見を交わした。政...

2.「2023年の実質GDP成長率は1.2%増だったよ」

皆さんもご存じのように、「日本経済」は1991年のバブル崩壊以降「失われた30年」となり、今では「40年」に向けて絶賛進行中です。

一昨年2023年は「大手企業の賃上げは3.6%」でしたが、物価もまた「2023年に3.1%※」と上昇しており、日本全体の「2023年度の実質経済成長率は1.2%増」と低いままでした。

(※総務省統計局:2020年基準 消費者物価指数 全国 2023年(令和5年)平均:生鮮食品を除く総合より)

この上記の「2023年度1.2%増」は、そのほとんどが「外需(寄与度+1.5%㌽)によるものであり、「内需(寄与度は-0.2%㌽)」とされていますから、あまり自慢できるものではないですよね。

まだ2024年度は終わっていませんが、「物価上昇で実質賃金が低下している」以上、内需である「個人消費の回復」とはならないのではと、コロちゃんは見ていますよ。

3.「経済成長を夢見て、もう30年以上が経ったよ」

頭の良い「官僚さん」が、経済予測を「停滞が基本シナリオ」と見るのも無理はないですよね。

これまで30年以上、様々な「経済政策」を駆使してきても、ちっとも「経済成長率」が上向かないのですからね。

コロちゃんは、これまでにも以下の風景を見てきました。

◎「過去の大型経済対策」

➀「1990年代の財政政策(政府がお金をバラマキ)」
➁「2000年代の規制緩和(非正規雇用の拡大)」
③「2010年代の金融緩和(アベノミクスの低金利)」

その結果、上記の政策では「経済成長が出来ないこと」だけはハッキリわかりましたよ。

このコロちゃんの見解は、これまでにも何回も書いていますから、これ以上は触れません。たまには違ったことも書かないと、叱られちゃいますからね。

そこで、次にコロちゃんの大胆な「将来予測」を書いてみますね。

4.「日本はもう経済成長が出来ない段階に達したよ」

コロちゃんは、1970年代の高度成長の真っただ中で成長して、その後の「衰退し続けた日本」を見続けてきました。

そして1990年代後半のバブル経済と、その「崩壊の全過程」を実際の目で見てきました。

更にその後の「衰退し続ける経済」を見る中で、これは「日本経済がもうピークが過ぎた」のではないかと考え始めたのですよ。

すなわち「もう経済が成長しない段階」に達しているのではないかと言うことですね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「労働政策研究・研修機構 実質GDPの増加率」より

https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0001.html
出典:独立行政法人:労働政策研究・研修機構:早わかり グラフで見る長期労働統計より:1月23日利用

出来れば、「江戸時代~現在」までの「実質GDP成長率のグラフ」があれば分かりやすいのですが、そんなものは学者でないと作れないでしょうね。

上記は「労働政策研究・研修機構」が発表している1955~2023年の「実質GDP成長率」のグラフです。

上記グラフの1955年~2023年の「実質GDP成長率の推移」は、大きく言うと3つの期間に分かれます。下記ですね。

◎「実質GDP成長率推移」(後段のカッコ内はコロちゃんが勝手に付けました)

➀「1956~1973年度:平均9.1%」
(高度成長期)
➁「1974~1990年度:平均4.2%」
(一億総中流時代)
➂「1991~2023年度:平均0.8%」
(失われた30年)

https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0001.html
(出典:労働政策研究・研修機構:早わかり グラフでみる長期労働統計より:1月23日利用)

コロちゃんは、この「黒い太線ライン」が、大きく上下しながら「右下がり」に落ちてきているのは「政治家の経済政策の誤り」によるものではないと考えています。

それは「歴史的な必然」なのではないかと思っているのですよ。

そのように考えると、現在の「中国」が、上記の日本の「➁1974~1990年度:平均4.2%」の段階になりますね。

昨年2023年の「中国のGDP成長率は5.2%」と発表されています。ただこの数字には異論がうわさされていますけどね。

コロちゃんの上記の考えが正しければ、もう「中国」もこの後だんだん「実質GDP成長率」が下がっていくと思われますよ。

5.「人口がピークを越えたら減っていくよ」

既に「日本の人口が減少していることは、誰もが知る所だと思われます。コロちゃんは「人口減少」も「必然」だと考えていますよ。

もちろんこの「人口減少」は、上記した「もう経済成長が出来ない段階」の一要因となっています。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「労働政策研究・研修機構 1920~2070年 人口の推移」より

https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0101.html
出典:独立行政法人:労働政策研究・研修機構:早わかり グラフで見る長期労働統計より:1月23日利用

上記は「労働政策研究・研修機構」が発表している1920~2070年の「人口推移」のグラフです。2022年以降は「推定値」ですね。

もうあまり言葉にすることはないですよね。「日本」はもう人口が増えることはないのですよ。「日本の総人口のピーク」は、2008年の1億2808万人です(※)。

(※国土交通省:人口構造の変化より)

あとは「減るばかり」となることがすでにハッキリしています。

「経済成長(付加価値の増加)」は、「労働増加」+「資本増加」+「イノベーション」です。

上記のうちの「イノベーション」は、事前に計算できません。いつ起こるのかわかりませんからね。

そして「人口」が減り、「資本」が海外投資や海外株式に流れているようでは、「日本のGDP成長率」が上がることはないとコロちゃんは考えましたよ。

「人口」が減るのは防がないでしょうし、「企業」の海外投資を国内投資に強制することも、「NISA・iDeCo」の海外投資を国内投資に強制することも出来ないでしょうね。

6.「日本は世界のトップランナー?だよ」

世界の先進国で「人口減少」が進んでいます。それは決して「日本」だけの事ではありません。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「国立社会保障・人口問題研究所 将来の人口増加率の推移 2006~2060年」より

https://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/18879104.pdf
出典:国立社会保障・人口問題研究所:将来人口推計の国際比較:日本と主要先進諸国の人口のゆくえより:1月23日利用

上記のグラフは、「国立社会保障・人口問題研究所」が発表した2006~2060年の「世界の先進国」の「将来推計人口の推移」です。

ざっと見て、全体が右下に下がってきていることが確認できます。内容を、グラフの本文から下に書き出します。

◎「世界の先進国の将来人口の推移」

➀「日本」
・2006年から人口増加率がマイナス、このグラフの諸国の中で最も減少率が高い。

➁「ドイツ」
・2006年から人口増加率がマイナス。

③「スイス」
・2038年に人口増加率がマイナスに転じる。

➃「イタリア」
・2039年に人口増加率がマイナスに転じる・

➃「オーストラリア
・2049年に人口増加率がマイナスに転じる。

➄「スペイン」
・2051年までに人口増加率はマイナスに転じる。

上記の「日本」を除く各国は、人口の「自然減」は既に始まっていますが「社会増(移民)」の存在が全体の人口減少を遅らせているとの記載があります。

しかし「移民」も無尽蔵ではありません。それで上記のような「先進国の人口減少」は、もはやデフォルトとなっています。

この様子を見ていくと、コロちゃんは「人口が大きく減少している日本」は、「世界の先駆けとなった日本」「トップランナーの日本」と思うのですが、皆さんはいかが思われるでしょうか?

7.「成長で解決は夢物語だよ」

ここまで書いて来て、冒頭の「岸田元総理が『なんだこれは』と言ったよ」に戻りますね。

途中であちこちに「道草」を食っていましたので、もう冒頭の「岸田元総理が『なんだこれは』と言ったよ」を忘れているかと思われます。

この「岸田元総理の発言」は、「基礎年金底上げ案の『停滞が基本シナリオ』という前提への不満の言葉」だったのですよ。

つまり「岸田元総理」は、将来の「基礎年金の底上げ」について「成長して解決」を考えて(望んで)いたのです。

「政治家」の方は、目の前に「厳しい現実」がある場合に、「冷静に分析する方」と「希望を優先する方」がいらっしゃいます。

まあ「政治家」という職業は「夢と希望を語る」ことも必要ですけどね。

だけど、今の「日本経済」の現状を「成長して解決する道」は、ここ30年間希求しても誰もがなしえなかった道です。

だからコロちゃんは、いくら熱望しても「ダメなものダメ」と思いますよ。いまさら「日本が成長して問題解決」は無理ですよ。

もう「30年間以上も『成長して問題解決』との夢」を見てきたのですから、そろそろ「夢」から目覚めてくれなくては困りますよね。

コロちゃんは、この新聞記事で「頭の良い官僚さん」も同じことを考えていたことを知って、ますます確信を深めましたよ。

8.「コロちゃんとスフィンクスの謎」

コロちゃんは、ここまで書いてきて「スフィンクスの謎」が頭に浮かびましたよ。

「スフィンクスの謎」は有名ですよね。

ギリシャ神話に出て来る「女性の顔と胸、ライオンの胴・足・尾を持つ怪物スフィンクス」が問いかけた「朝に四脚、昼に二脚、夕に三脚はなーに?」という謎です。

その謎を「テーベ国の王子のオイディプス」が、「それは人間だ」と喝破するのですが、その意は「朝はハイハイをする赤ん坊で、昼は青年・壮年で、夜は杖を突く老年」というわけですよね。

そうですね。誰しもが「幼年・少年・青年・壮年・老年」という年齢からは逃れられません。

この「スフィンクス」の謎の分類を当てはめると、コロちゃんの人生は以下でしたよ。

◎「コロちゃんの人生の時代区分」

➀「20代:サークル活動の時代」
➁「30代:子育ての時代」
③「40代:ボーイスカウト・ボランティアの時代」
➃「50代:仕事熱中時代」
➄「60代:がんとの闘いの時代」

コロちゃんは、ざっと上記の「人生の各時代」をすごしてきました。

「➀20代:サークル活動の時代」と「➁30代:子育ての時代」が「青年時代」ですね。

そして「③40代:ボーイスカウト・ボランティアの時代」と「➃50代:仕事熱中時代」が「壮年時代」でした。

最後の「➄60代:がんとの闘いの時代」が、つい最近の事ですが「老年時代」で、今はその「続編の終末の時代」に足を踏み込んだところです。

コロちゃんは、いまさら過去の時代に戻れるものではないですし、再び戻りたいとは毛頭考えてはいませんよ。

だから「日本国クン」も、いさぎよく「老大国」としての道を歩んだ方が良いという事で、今日は締めたいと思いますね。

今日は、「(経済の)停滞が基本シナリオですby官僚さん」をテーマとして、「岸田元総理と官僚さんのやり取りの報道」から、垣間見えた「官僚さんの本音」へのコロちゃんの感想を書いてみました。

元々コロちゃんの想像ですから、その「信ぴょう性」はあまり深く考えないでください。ただ「こんな考察もあるよ」という程度で軽く読んでいただければ嬉しいですよ。

コロちゃんは、社会の一面を切り取るという視点で書いてますが、まだまだヘタですので今後にご期待ということでご寛恕くださいね。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

ChristianeによるPixabayからの画像
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