【経済考】「社会保障給付」が137兆円だってさ

経済

おはようございます。昨日コロちゃんは、朝のワンコとの散歩で「筋雲」を見て「秋の訪れ」を感じたことを書きました。

それが今朝のワンコとの散歩で、空を見上げると「一面のうろこ雲」が拡がっていました。

昨日は「筋雲」で、今朝は「うろこ雲」ですよ。コロちゃんは「この雲も秋の空なのかなー?」と思って、帰って来てからポチポチとさっそく調べ始めましたよ。

そうしましたら「正式な雲の名前巻積雲で、雲の下の気温が高く、雲の上の気温が低い時に対流によって発生する。低気圧や秋雨前線が近づいてきている時に現れることが多い」とありました。

また「天気が下り坂で雨が降る前兆」だそうですよ。

そういえば「来週は台風が接近する」と天気予報でも言ってましたね。やはり「秋の訪れ」が間近に迫っているようですね。

下記に、今朝の「うろこ雲」のフォトを添付しておきますね。どうか「秋の雰囲気」を味わってくださいね。

今日は「社会保障給付が137兆円だってさ」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「社会保障給付って何かな?と、社会保障給付の財源はどうなっているの?」

☆「社会保険料には5つの制度があるよと、1970年代と2020年代の違いは大きいよ」

☆「岸田総理の置き土産はどうなるのかな?と、コロちゃんと社会保障給付」

1.「社会保障給付って何かな?」

先日の7月30日に「国立社会保障・人口問題研究所」が、「社会保障給付費が2022年度に137兆8337億円となり、前年度に比べて0.7%減った」と発表しています。

コロちゃんは、普段から「社会保障給付」については注目していましたので、さっそくその「発表データ」を探して読んでみました。

「社会保障給付」とは「医療・年金・福祉その他」の「社会保障3分野」のことを言います。「福祉・その他」には「生活保護・介護」が含まれています。

この発表は、「国立社会保障・人口問題研究所」が「ILO基準」に基づいて毎年作成・発表しているものです。

それでは、最初にその「社会保障給付」がどのように推移しているのかから見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下にかき出します。

「国立社会保障・人口問題研究所 社会保障給付の年次推移」より

https://www.ipss.go.jp/ss-cost/j/fsss-R04/R04.pdf
出典:国立社会保障・人口問題研究所 令和4年度 社会保障費用統計より(8月23日利用)

上記のグラフは「国立社会保障・人口問題研究所」が発表した1970~2022年度の「社会保障給付の年次推移」です。

3本の「線グラフ」は、「年金・医療・福祉その他」のラインですが、最終年の2022年度は下記の内容となっています。

◎「2022年度の社会保障給付」

➀「年金   :55.8兆円:40.5%」
➁「医療   :48.8兆円:35.4%」
➂「福祉その他:33.3兆円:24.2%」

ざっと見ると、「➀年金:➁医療:➂福祉その他」で合計すると「137.8兆円」の巨額になっています。

また「4:4:2」の割合の給付で「年金給付」が一番多いですね。

上記線グラフは、最初の1970年から右肩上がりに上昇し続けています。

「福祉その他(生活保護・介護)」の最後の2022年度が前年度から急減しているのは、「コロナ禍」を受けた「雇用調整助成金」や子育て世帯への「臨時特別給付」が減った影響です。

そのような特例を除けば、上記グラフの「社会保障給付」は、年々増加しており今後も増加し続けると思われますね。

2.「社会保障給付の財源はどうなっているの?」

上記で2022年度には「137兆円の社会保障給付」がなされていましたが、その財源はどうなっているのでしょうか?

コロちゃんは、みんなから集めた「保険料」と「税金投入」がされているのは知っていましたが、詳しい内容は全く知りませんでしたが、このデータにはキチンと記載されていましたね。

◎「社会保障財源」

❶「社会保険料:77.3兆円:50.5%」
❷「公費負担 :64.2兆円:42.0%」

うーむ、「❶社会保険料:77.3兆円」は、会社から天引きされる「健康保険の自己負担」や、「医療費の自己負担」などですね。それが5割で残りの4割が「税金」ですか。
( ̄へ ̄|||) ウーム

それでは、この「❶社会保険料と❷公費負担(税金)」の推移を見てみましょう。多分右肩上がりなんだろうなー?

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 社会保障財源の推移」より

https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-09-07.html
出典:厚生労働省 令和2年版 厚生労働白書より(8月23日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表している1989~2017年の「社会保障財源の推移」です。

グラフの上の方の青色線グラフが「社会保険料」で、下の方の黄土色線グラフが「公費負担(税金)」です。

グラフを見ると、ジワジワと二つの線グラフが上昇しています。やっぱり右肩上がりですね。

これを見ると、今後も「社会保険料と公費負担」が共に上昇し続けるだろうと、誰しもが思うでしょうね。

昨日にコロちゃんは、このブログで「借金の重みで潰れそうだよ」という内容で、国の予算の国債(借金)が積み上がっている現状への懸念を書いていますが、その原因がこれですよね。

今後の「日本」では、少子高齢化によって間違いなく「社会保障財源」は増加するでしょう。

それでは、その増加分を上記の「❶社会保険料と❷公費負担」のどちらで負担するのか。

ハッキリ言うと、これは「加入者が負担する❶社会保険料」を増やすのか、それとも「国の税金である❷公費負担」を増やすのかとの「2者択一」ですよね。

政治家たちは、「税金で負担するから増税を」とは言いたくないでしょうから、安易な「加入者負担」を増やす方を選択するのではないでしょうか。

上記のグラフがジワジワと上昇しているのも、その表れでしょう。しかし、その「ジワジワ戦略」がいつまで有効かはわかりませんね。

おそらく、どこかで「いい加減にしろ」という怒りの臨界点が訪れるのではないかとコロちゃんは思っていますよ。

3.「社会保険料には5つの制度があるよ」

上記の「社会保障給付」の財源は「社会保険料と公費負担」です。「自己負担(+雇用者負担)と税金」ですね。

その「社会保険料」は、以下の5つの「社会保険制度」によるものです。

◎「社会保険料」

➀「健康保険料」
➁「介護保険料」
➂「厚生年金保険料」
➃「雇用保険料」
⑤「労災保険料」

上記の①~⑤の「社会保険料」のうちの、①~③の3つの「社会保険料の自己負担分」をここで取り上げてみますね。

➀「健康保険料は月1万円弱だよ」

最初は「➀健康保険料」です。「健康保険」は制度が5つに分かれていますし、所得によって「健康保険料」が違ってきますからなかなかわかりにくいですね。

下記の表をご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 各保険者の比較」より

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000172084.pdf
出典:厚生労働省 保険より(8月23日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表している「各保険者の比較」です

「健康保険」は、以下の5つに分かれています。

◎「各保険者」

➀「市町村国保(自治体健保):1716万人」
➁「協会けんぽ(中小企業) :3639万人」
➂「組合健保(大企業)   :2913万人」
➃「共済組合(公務員)    :884万人」
⑤「後期高齢者医療制度(75歳以上):1577万人」

この上記の①~⑤の加入者一人当たりの健康保険料は以下になります。ただこれは「1人当たりの平均金額」です。実際の保険料は所得によって増減しますので、だいたいの目安とお考え下さい。

◎「加入者一人当たりの健康保険料」

➀「市町村国保 :8.5万円(月7100円)」
➁「協会けんぽ :10.7万円(月8900円)」
➂「組合健保 :11.8万円(月9800円)」
➃「共済組合:13.9万円(月1万1600円)」
⑤「後期高齢者医療制度:6.9万円(月5800円)」

うーむ、コロちゃんは自分の健康保険料は知っていても、他の「健康保険料」は全く知りませんでしたよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

コロちゃんの「健康保険」は、もう会社を退職していますから「国民健康保険」です。令和6年度の「健康保険料」は7.6万円(月6300円)です。

収入が年金のみですから、この月6300円は決して安いものでは有りません。しかし、それでも全国平均の「➀市町村国保 :8.5万円(月7100円)」よりは、少し低いですね。

上記の表を見ると「➃共済組合:13.9万円(月1万1600円)」が一番高いですね。そして「⑤後期高齢者医療制度:6.9万円(月5800円)」が一番安いです。

「➃共済組合:13.9万円(月1万1600円)」が高いのは、給与が高いのでしょうか?

それとも平均年齢が高いのかも知れませんね。

そして「⑤後期高齢者医療制度:6.9万円(月5800円)」が一番安いのは、「弱者保護」の当然のことだと思いますね。

ただ、この上記の金額が、今後も増額されていくのでしょうね。

〇「各医療制度の保険料率の推移は右肩上がりだよ」

それでは、上記の「健康保険の料率の推移」を見てみましょう。多分右肩上がりでしょうね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 協会けんぽと健保組合の保険料率の推移」より

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg1/291108/shiryou1-4.pdf
出典:内閣府 各医療制度による保険料率の推移より(8月23日利用)

上記のグラフは「内閣府」が発表した平成20年度(2008年)~平成29年(2016年)の「協会けんぽ(中小企業)と健保組合(大企業)」の「保険料率の推移」です。

毎年の「健保組合(大企業)」の「保険料率」の上昇ぶりがすごいですね。

それに対して「協会けんぽ(中小企業)」の方は、平成24年(2012年)から「10%」で推移しています。

その理由は、「協会けんぽ」の財政が安定しているからではありません。2010年から医療給付額の16.4%の国庫補助がなされているからです。

何のことはない、「協会けんぽ」は税金で「10%」の保険料率をやっと維持しているのです。だけど、それがいつまで続くでしょうか。コロちゃんは長くはもたないと思いますよ。

さらに、あと二つの「健康保険制度」の「保険料率の推移」を見ておきましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 協会けんぽと健保組合の保険料率の推移」より

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg1/291108/shiryou1-4.pdf
出典:内閣府 各医療制度による保険料率の推移より(8月23日利用)

上記のグラフは「内閣府」が発表した平成20年度(2008年)~平成29年(2016年)の「後期医療制度(75歳以上)と市町村国保(国民健康保険)」の「保険料率の推移」です。

これも「右肩上がり」ですよね。このままの上昇がどこまで続けられるのでしょうか。

これからも「医療費」は上昇することが確実となっていますが、その負担はそれに合わせてどこまでも上昇させるわけにはいかないでしょう。

コロちゃんのような高齢者の負担が、毎月1万円を超える金額になると、さすがに生活への影響が出てきますよね。

「健康保険料」の値上げもどこかに限界があるとコロちゃんは思いますよ。

➁「介護保険料は月6000円だよ」

「介護保険料」は、年齢や収入、住んでいる市区町村などによって異なります。そして「介護保険料」が徴収されるのは40歳以上となっています。

2024年度の介護保険料の基準額は、65歳以上(第1号被保険者)で月額平均6225円、40~64歳(第2号被保険者)で月額平均6216円となっています。

それでは過去の「介護保険料の推移」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧下さい。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 介護給付と保険料の推移」より

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/special/reform/wg1/291108/shiryou1-8.pdf
出典:厚生労働省 給付と負担より(8月23日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表した2000~2025年年度の「介護給付と保険料の推移」です。

ここでは「介護保険料の推移」を見てみましょう。

「介護保険制度」が始まったのは2000年のことでした。その時の「介護保険料は2911円(全国平均)」でした。

それが、2020年度には「6771円(全国平均)」まで上昇しています。この20年間で2.3倍に膨れ上がりましたね。

コロちゃんの支払っている「介護保険料」は、2024年度で8万2000円(月6800円)ですから、2024年度の介護保険料の基準額(65歳以上)の6225円よりは少し高い金額となっています。

介護保険料は、3年に1度改定されており、年々値上がり傾向にあります。「厚生労働省」は、2040年度にはおよそ9000円に達すると推計していますね。

このように「介護保険料」も年々上昇する見込みになっています。

➂「厚生年金保険料は月収30万円で2万7500円だよ」

「厚生年金保険」の保険料は、毎月の給与と賞与に保険料率をかけて計算され、事業主と被保険者とが半分ずつ負担します

「保険料率」はすべて18.3%です。たとえば「標準報酬月額」が30万円だとすると、その18.3%は5万4900円の半分の2万7450円となります。

しかし、この「保険料率18.3%」は昔からそうだったわけではありません。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 厚生年金の保険料率の推移」より

https://www.mhlw.go.jp/topics/nenkin/zaisei/zaisei/04/04-17-14.html
出典:厚生労働省 厚生年金の保険料率の推移より(8月23日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表した1950~2020年の「厚生年金の保険料の推移」です。

「制度」が発足した昭和17年(1942年)には「4.9%」だった「厚生年金保険料」が、グラフの右側の2020年には「18.3%」と3.7倍にまで増えています。

この「厚生年金保険料の推移」を見ると、今後は「18.3%」から更に増えないとは誰も言えないとコロちゃんは考えましたよ。

だけど「月収30万円」で「月2万7450円」ですか。これ以上増やせるかなー?

なお、この「制度発足の1942年」は、太平洋戦争の口火を切った「真珠湾攻撃(1941年)」の次の年です。

コロちゃんは、「戦争」で死者が出ることを見据えた、遺族対策としての「厚生年金制度発足」を思い浮かべましたよ。

だいたい歴史を見ると、「増税」や「新制度発足」は「戦争」の時に行なわれることが多いのです。「非常時」ですから、反対者が少なくなるからだと思われますね。

以上、上記のように5つの「社会保険制度」のうちの3つを見てきました。

下記の➀~➂の3つですね。➃⑤は省略しました。

◎「社会保険料」

➀「健康保険料」
➁「介護保険料」
➂「厚生年金保険料」

➃「雇用保険料」
⑤「労災保険料」

上記のように見て行くと、どれもが今後「少子高齢化」によって「財政がひっ迫」することは間違いがありません。

しかし、これ以上「保険料」を値上げすることも難しいのも事実でしょう。

お金を生み出す「魔法の杖」はありませんから、対策は「保険料を値上げする」か、「税金を投入する」かの2択しかありません。

次の総理大臣に誰がなるにしろ、この課題は必ず浮かび上がります。

コロちゃんは「政治家」たる者はキチンと正面から、この「財源問題」を取り上げるべきだと考えていますよ。

どこまでも「社会保険料」を上げることは出来ないのですから、ハッキリと「上限」を約束して、それで不足する分は「増税して充当する」のが本筋です。

「少子高齢化」は、もう避けられない現実なのですから、今後も「社会保障給付」は増え続けるでしょう。

それを「取りやすい所から取る」との安易なやり方はもうやめるべきですよ。正面から「不足する財源は増税で」と言うべきでしょう。

コロちゃんは、新しい総理大臣がどのよう姿勢で、この「社会保障の財源問題」に立ち向かうのかを、興味津々で見つめていきたいと思っていますよ。

4.「1970年代と2020年代の違いは大きいよ」

コロちゃんが、青年コロちゃんだったのは1970年代です。その頃は給料も安かったですが、上記で見て来た「社会保険料の負担」は軽かったのです。

まず「介護保険制度」がありませんでした。「介護保険制度」は2000年の発足です。

そして1970年の日本人の平均年齢は「30.5歳」です。2020年の「47.2歳」とは大きな違いです。「平均年齢」が若いと、国としての「医療費」が少ないのです。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「財務省 国民負担率の推移」より

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a04.htm
出典:財務省 わが国の税制の概要より(8月23日利用)

上記のグラフは「財務省」が発表している昭和50年(1975年)~令和6年(2024年)の「国民負担率の推移」です。

「国民負担率」とは、上記で見て来た「社会保障負担率+租税負担率」の合計した値です。上記グラフの「青色線グラフ」が「国民負担率」になります。

青年コロちゃんだった時代は、一番左側の「昭和50年(1975年)の国民負担率25.7%」でした。

それが今年2024年には、一番右側のグラフの「45.1%」にまで上昇しています。なんとこの50年間に19.4㌽も上昇しています。

コロちゃんが、思わず「今の若者たちは大変だねー」とため息をついたのも当然ですよね。
ε=( ̄。 ̄;Aハァー

5.「岸田総理の置き土産はどうなるのかな?」

岸田総理は、先日の8月4日に次期自民党総裁選挙に出馬しないと表明しています。ただ、岸田総理は次の総理に「置き土産」を残していくんですよね。

コロちゃんが報道で知った「岸田総理の置き土産」は次の4つです。

◎「岸田総理の置き土産」

❶「少子化対策:年3.6兆円を確保し現金給付や保育サービスの拡充にあてる。その内の1兆円は医療保険に上乗せして集める支援金」

❷「防衛予算の拡充:2027年度までに総額43兆円確保。必要な追加財源は14.6兆円(税外収入で4.6~5兆円、決算剰余金で3.5兆円、歳出改革で3兆円、残りは所得・法人・たばこ税の引き上げ)」

❸「GX:20兆円規模の経済移行債計画、財源はこれから」

➍「半導体:補助金依存からの脱却を目指し政府保証を付ける案を検討」

新聞で報じている「岸田総理の置き土産」は、だいたい上記の内容でしたが、どうやら詳細がまだ未定の計画が多いようですね。

どれも「巨額の予算措置」が必要な政策ばかりです。岸田総理は「これらをやる」とは決めましたが「財源」は先送りしていました。

これらを、全て次の総理大臣が引き継ぐのか、それとも方針を転換するのかは、今のところは全く不明ですよね。

コロちゃんは、今日上記で「社会保障給付の拡大」の中で、「社会保険制度」の財政がひっ迫している現状を見てきましたが、上記の❶~➍の政策も財源がハッキリしていません。

そもそもコロちゃんは、「政策を発表するけど財源は後から決めるやり方」は怪しからんとおもっていますよ。

「家庭の家計」の場合をみてみましょう。

コロちゃんが、「今年の夏はハワイに行くことにしたよ。予算のことは後で考えようね」と言ったら、亡き妻が「ふざけんな!」と言って化けて出てきますよ。

大事な政策を決めるならば、一番最初に決めることは、政策の中身よりも「財源」でしょう。そして、その「確保できる財源の範囲内で出来る政策」を発表するのが当たり前のことでしょう。

それを岸田総理は、上記の4つも「財源は後でという政策」を置き土産に残していきました。だったら「退職金でも返納せーよ※」とコロちゃんは思いましたよ。

(※総理大臣の退職金については4年で524万円と書いているサイトがありましたが、岸田総理は3年ですからわかりませんでした)

どうやら次の総理となる方は、何をやるにも「財源」を探しながらでなければ、何もできない「貧すれば鈍す※」の状態になりそうだと、コロちゃんは思いましたよ。

(※貧すれば鈍す:貧乏だと頭の働きまでも鈍くなる:語源は古くからの知恵という説と古代中国の「論語」の「小人窮すれば斯に濫す」からとの説がある)

6.「コロちゃんと社会保障給付」

上記のように「社会保障給付」について、いろいろ調べながら書いてきましたが、現在のコロちゃんは、下記の「社会保障給付の恩恵」を得ています。

◎「2022年度の社会保障給付」

➀「年金   :55.8兆円:40.5%」
➁「医療   :48.8兆円:35.4%」
➂「福祉その他:33.3兆円:24.2%」

上記の「➀年金」については、2ヶ月に1度15日に「年金受給額」が銀行口座に振り込まれてきます。それがコロちゃんの所得の全てですが、ささやかながら「清貧生活」を保てています。

これは、コロちゃんがほぼ40年間会社に勤めてきたことの結果ですが、「賦課方式」で今の若い世代の方が負担してくださっているのですから、コロちゃんは感謝していますよ。

そして「②医療」でも、高齢者となると「病院通い」がお仕事と言えるほど誰しもが通っています。コロちゃんも、現在3ヶ所の病院・診療所へ定期的に通っています。

さらに「➂福祉その他」ですが、コロちゃんは現在介護保険の「要支援1」に認定されています。そのおかげで、毎週「訪問ヘルパーさん」と「訪問リハビリのお兄さん」のお世話になっています。

現在では、上記の「社会保障給付の➀~➂の全て」のお世話になっているのが「こらいまれ年代のコロちゃん」なのです。

これは世の中のほとんどの高齢者に言えると思います。

だからこそ、コロちゃんは現在の制度が「持続不可能」になることには恐怖を憶えますね。

今日のブログで、「社会保障給付」のあれこれを詳しく調べながら、周辺事情を書いてみました。

その結果は、お読みになった通りに、今後も増え続ける「社会保障給付額」に対して、その「財源である負担と税金の実態」には、何とも心細い思いを持ちましたよ。

この不安というのは、いわゆる「制度の持続可能性」ですね。

もちろんこれらの制度は「政府の優秀な官僚さん」たちが、知恵を絞って構築なさっているのだとは思います。

しかし、どの財源も「給料から天引きされている社会保険料などの自己負担」か「税金」の組み合わせです。

その基本はどれも変わりません。だからコロちゃんは調べれば調べるほど、不安は募りますね。

だからこそコロちゃんは、「増税してでも制度を安定させる」と言ってくださる「大胆な政治家」の登場を期待していますよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Silvia SchenkによるPixabayからの画像
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