【経済考】「死後の費用・目安」を知る

経済
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おはようございます。昨夜のことですが、コロちゃんにこのブログの「編集長&株主様」から☎がありました。

そこで、こんな内容の伝達がありました。

by<br>次男一家家長様
by
次男一家家長様

コロ、高齢者と年金の話が多すぎるぞ。

もっと幅広い話題を扱え!

例えば「100分de名著」の本の【読書考】なんか良いよ。

うーむ「高齢者の年金の話」が多くなるのは、コロちゃんが高齢者なんだからしょうがないじゃん。

毎日カキコキしていれば、どうしても「興味がある内容」を書いちゃうよ。それに「100分de名著」って初めて聞いたよ。

どれどれ・・・「100分de名著」ってこれかな?

「2011年のNHK・Eテレの教養番組:古今東西の名著の奥深さをプレゼンターが分かりやすく、楽しく解説する番組」

ふむふむ、それでどんな本を扱っているのかな?

・・・「太平記・共同幻想論・風と共に去りぬ」
ムリ(゚ロ゚)ムリ(゚ロ゚)ムリ(゚ロ゚)ムリ

コロちゃんには、そんな「教養」なんてないよー。
∑ヾ(;゚□゚)ノギャアアーー!!

自らの教養のなさを思い知ったコロちゃんですが、今日は「編集長&株主様」からちょっと控えろと言われた「高齢者とその子どもむけ」の「死後の費用・目安を知る」をカキコキしますね。

へへへ、コロちゃんは「天邪鬼※」なのですよ。
(  ̄3 ̄)~♪

(※天邪鬼:何かにつけて他人や世間に逆らうようなことをする人のこと:「古事記」と「日本書紀」に見る「天探女(あまのさぐめ)」に由来する悪鬼の呼び名)

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「葬儀・墓・遺品整理で230万円だってと、子ども世代も知るべきだよ」

☆「高齢者の4割は何も考えていないよと、孤立死は身近な問題と5割が感じているよ」

☆「生前に備えておくことは・・・?と、エンディングノートは渡してあるよ」

☆「少年コロちゃんと葬儀と、青年コロちゃんと葬儀と、老年コロちゃんと葬儀」

1.「葬儀・墓・遺品整理で230万円だって」

コロちゃんが、なぜ言いにくい「死後の費用・目安」等を持ち出したのかと言うと、日経新聞土曜版の「マネーの学び」という面の記事を読んだからです。

この「マネーの学び欄」は、「NISA、iDeCo、投信、年金、税金、住宅ローンなど」の数多くの「マネー情報」を取り上げている欄なのです。

コロちゃんがいつもよく読んでいるのは「年金関係の記事」ですね。「投資関係」はみんなスルーしています。

今日はその「マネーの学び」で「葬儀・墓・遺品整理で230万円」という見出しを見ましたので、じっくりと読んでみることとしました。

2.「高齢者の子ども世代も知るべきだよ」

昨年2023年の「死亡者数は157万5936人※」です。

(※厚生労働省:2023年人口動態統計月報年計の概況より)

平均寿命は「男性が81.05歳、女性が87.09歳※」ですから、その親を看取る子ども世代は50~60代が中心となります。

(※厚生労働省:簡易生命表(令和4年)」より)

ですから、現在親御さんが存命の50歳以上の「子ども世代」の方たちにとっては、「死後の費用」は知っておくべき「マネーの学び」なのですよ。

もちろん「当時者であるコロちゃん世代の方たち」にとっても、当然考えるべきことであることは言うまでもありませんね。

それでは、この新聞記事から「死後の費用」を見てみましょう。

➀「葬儀費用の平均は141万円だよ」

まず、最初に考えるのは「葬儀のこと」です。いくらコロちゃんが「清貧」だと言っても「葬儀」ぐらいはやらない訳にはいかないでしょう。

記事では、この「葬儀にかかる費用」を以下のようにあげています。

◎「葬儀費用」

❶「斎場は火葬場の利用料、葬儀一式にかかる基本料金」

❷「通夜や告別式の飲食費」

❸「参列者への返礼品」

❹「僧侶に渡すお布施」

この❶~❹の合計額を「平均141.4万円」としています。

この金額を記事では、20年前は200万円を超えていたとしています。その理由として多人数の「一般葬」が減り、少人数の「家族葬」が増えたことを挙げていますね。

確かに「平均寿命」は、20年前から相当伸びていますから、高齢になってから亡くなる方が増えたのでしょう。

「高齢者」は、すでに会社を退職してから長い時間が過ぎていますから、「葬儀」での会社関係者の出席は減っているのでしょう。

コロちゃんは、10年以上前に母の葬儀と、3年前に妻の葬儀を喪主として務めましたが、どちらも「家族葬」でかかった費用は、上記の平均額とほとんど変わりませんでしたね。

ただ「参列者」からの香典がありますから、実際の出費は上記の141万円よりは少し低くなりましたよ。

➁「お墓の平均費用は149万円だよ」

記事では、現在の「お墓」には下記の3種類あるといいます。

◎「お墓の費用と維持費」

➀「樹木葬 :63.7万円:維持費無料の場合が多い」

➁「納骨堂:80万円:維持費0~1万円」

➂「一般墓:149.5万円:維持費5000~1万円」

ふむふむ、「樹木葬」は「墓石」の代わりに樹木を拝むんでしょうね。「跡継ぎを必要としない永代供養」が特徴ですね。お値段は一番安いとなりますね。

「納骨堂」は見たことはありますよ。堂内にズラッと「骨壺」が並んでいる建物ですね。

そして「一般墓」が、昔ながらの「墓地と墓石」のお墓ですが、一番高くなりますね。

コロちゃんちは、10年以上前に母が亡くなった時に「一般墓」を購入して埋葬しましたよ。コロちゃんちから、車で30分ぐらいの所の森林の中にある霊園ですね。

上記の平均金額よりは少し高かったですね。母の遺産で購入しました。

しかし、この「墓の購入」は何ヶ所か下見をしたり、石材の選択やいろいろ奔走しましたから、大変な時間を費やしましたね。

だから、コロちゃんちには「お墓」は既にありますから、コロちゃんも死んだらそこに入ります。子どもたちはその分の負担は軽くなるでしょうね。

➂「遺品整理の平均費用は30~40万円だよ」

記事では、「遺品整理」にかかる平均費用を「一軒家で30~40万円、マンションで20~30万円」と紹介しています。

さらに「空き家になった場合の解体費用」を、東京23区では「住宅密集地で220万円、非密集地だと190万円」かかるとしていますね。

コロちゃんちは、東京から離れた「緑多き田園地帯(田舎です)」にありますけど、一応「住宅地」ですから、多分売れるんじゃないかなー・・・?

建物を解体すると「固定資産税が3~6倍」に増えるんですよね。

まあ、コロちゃんが死んだ後の話ですから、コロちゃんが心配することはないんですけどね。

だけど、上記のように見て行きますと結構かかりますよね。

「合計金額」をポチポチと合算しますと、「葬儀費用:141万円」+「お墓の費用:149万円」+「遺品整理費用:35万円」=「合計金額:325万円」にもなりますよ。

300万円オーバーですよ、おちおち死んでいられませんよね。

「落語」で「白木の棺はもったいないので、たくわんのつけ樽で間に合わす※」というネタがありますが、その内に安い「棺桶」が出来るんじゃないかと思っちゃうぐらいに高いですよ。

(※落語:片棒)

と思っていましたら、なんとさすがに「沢庵のつけ樽の棺桶」はありませんでしたが、「段ボールの棺桶」はすでにあるそうですよ。

名称を「エコ棺」と言い、お値段は5~20万円だそうです(木棺は4~100万円)。いやいや、コロちゃんは知らなかったですよ。

しかも「安い木棺」よりもお値段が高い「エコ棺(段ボール棺桶)」があるとは、驚きですね。

コロちゃんは安いので良いですよ。棺桶の中から「おい!これは安物じゃないか!」と文句言ったりはしませんよ。

3.「高齢者の4割は何も考えていないよ」

今日のコロちゃんは、新聞の記事から「死後の費用・目安」を見て、自分の場合はどうかなと考えたのですが、それでは世の中の多くの「高齢者の方々」はどのようにお考えになっているのでしょうか。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 今後起こるかも知れない事への備え」より

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2015/html/zenbun/s1_3_3.html
出典:内閣府 平成27年版高齢社会白書より(8月4日利用)

上記のグラフは「内閣府」が発表している「2015年の高齢社会白書」の中にある「今後起こるかも知れない事への備え」のアンケート調査結果です。

下記の3つの項目について「考えていない方の割合」を見てみましょう。

◎「今後起こるかも知れない事への備え:考えていない」

❶「終末期医療について:あまり考えていない22.8%+全く考えていない19.0%=41.8%」

❷「葬儀について:あまり考えていない19.4%+全く考えていない16.2%=35.6%」

❸「お墓について:あまり考えていない14.3%+全く考えていない22.2%=36.5%」

うーむ、ざっと4割の高齢者が「考えていない」ですね。結構多いですね。だけど、高齢者は必ずいずれ死ぬんですけどね。

先行きに間違いなく待っている「死去」の準備を、4割もの方が考えていないのは、楽天的と考えるべきなのか、それとも言葉にしたくないのかも知れませんね。

何しろ「日本は言霊の国※」で、口に出すと実際に起きてしまうから黙っているという国ですからね。

(※古代日本では言葉には不思議な力が宿っており、発した言葉どおりの結果が起きてしまうとされていた)

だけど、後の事を考えるとハッキリと話し合っていた方が良いと思うけどなー。
(*ᴗˬᴗ)⁾⁾⁾ヨロシク

4.「孤立死は身近な問題と5割が感じているよ」

上記では4割の「高齢者」が「葬儀やお墓」については「考えていない」とありましたが、一方「孤立死」への不安は大きくなっているようです。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 孤立死を身近な問題と感じるものの割合」より

https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2021/html/zenbun/s1_2_4.html
出典:内閣府 令和3年版高齢者会白書より(8月4日利用)

上記のグラフは、「内閣府」が発表している「令和3年版高齢社会白書」の中にある「孤立死を身近な問題と感じる者の割合」です。

上から2番目のグラフが、コロちゃんと同じ「1人暮らし」の高齢者ですね。下に書き出しますね。

◎「孤立死を身近な問題と感じる者の割合:1人暮らし」

➀「孤立死:とても感じる15.9%+まあ感じる34.8%=50.6%」

➁「孤立死:あまり感じない31.4%+全く感じない16.3%=47.7%」

おー、これは真っ二つに分かれましたね。ほとんど5割で分け合っています。まあコロちゃんも「孤立死」は全く感じていませんね。

だってコロちゃんちには、週に3回も「訪問ヘルパーさん」と「訪問リハビリのお兄ちゃん」が来るんですから、たとえ家の中で倒れて死んでても、直ぐに発見してくれるでしょうからね。

しかし、上記の二つのアンケート調査を見ていると、「高齢者の半分」は死んだ後の葬儀やお墓のことも、孤立死することも考えていないとなりますね。

それとも、死んだ後の葬儀やお墓のことは考えていないけど、孤立死だけは考えている高齢者もいるのかなー?

コロちゃんは、何事も「用意周到にする」ことが好きですから、「葬儀もお墓も孤立死」も一応考えていますよ。

あとは「棺桶を段ボール」にするかどうかを決めるだけですよ。
(^^)v

あ、ここは笑うところですからね、皆さん引かないでくださいよ。どうか画面から退出しないでくださいよ。
≡;゚д゚)ノ (((¬_¬;) ススス…

5.「生前に備えておくことは・・・?」

上記の「新聞記事」では、「生前に備えておくこと」として、以下の2つを挙げています

◎「生前に備えておくこと」

➀「物の整理・片付け」
➁「デジタル遺品」

うーむ、コロちゃんは10年前に「大腸がん」が判明した時に、家の中を大分整理したんですよね。

ただそれ以来もう10年以上が立っていますから、再びいろいろな物が増えてしまっていますね。だけど、今のコロちゃんは「腰痛持ち」ですから、もう重い物は持ち上げられませんよ。

それに2階へ階段を上ったり下がったりすることも、腰の負担がつらいですから、なかなか「片付け」は難しくなりましたよね。

「➀物の整理・片付け」で更に腰を痛めたら、何のための「整理」かわからなくなってしまいますよ。

そして「②デジタル遺品」は、多分大丈夫ですね。

コロちゃんの使用している「スマホ・アイパッド・ノートパソコン」のパスワードは、たぶん子どもたちも知っているでしょうからね。

そう考えてみると、コロちゃんはもう「生前に備えておくこと」はあんまり残っていないと思っていますよ。

6.「エンディングノートは渡してあるよ」

コロちゃんが「エンディングノート」を作成したのは、上記でも書いた10年以上前の「大腸がん」に罹患した時です。

その後70歳になった時に、ちょっと書き換えて子どもたちには「データ」を渡しています。そう言えば最近は見ていないから、どんなことを書いていたっけかな?

どれどれ、たまには「エンディングノート」を覗いて見てみようかな。

➀「エンディングノートはこんな感じだよ」

①終活について
⦁ 要介護になった場合の対応、寝たきりや認知症になった場合の判断等は、全て「○○君」に頼みたい。
⦁ 延命治療は、一切希望しない。(別紙リビングウィル参照)
⦁ また、できるだけ自宅で死ぬことを希望したい。

②葬儀
⦁ 私に宗教心は全くないため、葬儀や埋葬にこだわりはない。簡素な葬儀を希望する。戒名も要らない。
⦁ 喪主・墓守、全て「○○君」に任せる。頼むな。

③死亡時必要手続き
⦁ 死亡届
⦁ 死体埋葬許可申請
⦁ 略

➃略

⑤自動車処分

⑥携帯電話解約

⑦公共料金
⦁ 電気○○
⦁ 水道○○

⑧クレジットカード停止・廃止

⑨Wi-Fi解約

⑩不動産・地震火災保険

さすがに個人情報を全部公開するわけにはいきませんので、項目のみをご紹介してみました。

コロちゃんは、だいたいこんな項目を「エンディングノート」に記載して、子どもたちに渡していますよ。

➁「終末期の医療・ケアについての意思表明書(リビングウィル)はこれだよ」

そして、上記の「エンディングノート」に、コロちゃんが終末期になった時に病院関係者に渡してもらう「リビングウィル(終末期の医療・ケアについての意思表明書)」を添付しています。

その内容は下記の通りです。

●「終末期の医療・ケアについての意思表明書(リビングウィル)」

私はこれまでの人生を、私なりに一生懸命生きてきました。ですから、私の人生が終わるとしても、決して悔いはありません。

私が終末期となり、意識を失うような状態におちいったり、あるいは、たとえ呼びかけには応じても、意識は朦朧としているような状態になった時には、以下の様にしてください。

もし、私が自分の力で呼吸が出来なくなったら、人工呼吸器をつけないでください。人工呼吸器がつけられ、これで呼吸をしている場合は、人工呼吸器をつけてから48時間たっても、私の自発呼吸が戻らなかったら、人工呼吸器を外してください。

たとえ自発呼吸がある場合でも、もし意識を失ったり朦朧となってから、48時間たっても意識が戻らなかったり朦朧状態が続いていたら、点滴も栄養補給も止めてください。

もし、私の意識状態に明らかな回復徴候が見られる場合には、さらに24時間待っていただき、その時点で私の意識が戻っていなかったり、朦朧状態が続いていたら、点滴も栄養補給も止めてください。

意識の判定は厳密にしていただく必要はありません。呼びかけても声を出して答えなくなったら意識は無くなっていると判断してください。

また、点滴と栄養補給を止めた後、私が自分の力で飲み食いできる状態にないのなら、無理に飲ませたり食べたりしないでください。

ましてや、鼻管を入れたり、胃瘻をつくったりは絶対にしないでください。そうなったら、昇圧薬も輸血も人工透析も血漿交換なども止めてください。

もし、私が苦しがっているようであり、その状態を緩和していただける治療をしてくださるのなら、喜んでお受けいたします。ただし、昇圧薬や脳圧低下薬などの延命のための治療は止めてください。

私の命を長らえる為に努力をしてくださっている、お医者さん、看護師さんや医療スタッフの方たちには、心から感謝しています。

努力してくださっている方たちには、大変申し訳ありませんが、どうか私の意思を尊重してください。

私は、この終末期医療についての私の意思表明書を、意識も清明で、書いている内容を十分理解している状態で書いています。どうか私の意思を尊重してください。

2023年12月16日

埼玉県○○○
○○ ○○

上記の文章は、コロちゃんがネットの中から探し出したものに、ちょっと手を加えて作成しました。

コロちゃんは、介護保険の看護師さんにもお伺いしましたが、この「終末期の医療・ケアについての意思表明書(リビングウィル)」の全国共通のフォーマットはないそうですね。

ただ「病院」によっては「書類」を準備しているところもあると伺いましたね。

以上がコロちゃんの「最後の時」に向けた準備の数々ですよ。だいたいこれだけ準備しておけば、あとはいつ逝ってもいいかな?
(* ̄▽ ̄)ノ~~バイバーイ♪

7.「小年コロちゃんと葬儀」

コロちゃんの少年時代は1960年代です。少年コロちゃんが小学校低学年の頃に、コロちゃんの祖母の「母親(高祖母)」が亡くなっています。

その時代の葬儀は、社会的地位の高い男性は寺で行なうこともありましたが、多くは自宅で行なっていました。

自宅の部屋の戸を全て外して「大広間」めいた空間をつくり、会食は多くは町内のおかみさんが集まって調理したものを出していました。

その内の一品は「仕出し料理屋」からの料理もありましたね。

コロちゃんは、近隣の大きな池の湖畔にあった「仕出し屋」から取り寄せた「鯉の甘露煮」を憶えていますよ。

普段は絶対に食べられない料理ですから、その美味しさと共に記憶に残っていますね。

この時代(1960年代)の「葬儀」は、町内のおかみさんたちで行なうものだったのです。

皆さんは「村八分」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、これは村社会での「制裁処分」のことです。

この「村八分」の残った2分は、「火事(消火活動)」と「葬儀(死体の埋葬)」です。

たとえ、村内のトラブルで「村八分」になっても、「家事と葬儀」だけは面倒をみていたのが、過去の「日本の村社会」だったのですね。

「葬儀」は、村内の多くの人間を動員しないとできないものだったのですよ。

上記のコロちゃんの「高祖母」の「葬儀」でも、町内のおかみさん連中が大勢「割烹着姿」と手ぬぐいを頭に巻いて「お手伝い」に来ていましたよ。

8.「青年コロちゃんと葬儀」

少年コロちゃんは、その後成長して青年コロちゃんとなり「東京」に上京しています。時代は1970年代です。

青年コロちゃんは、この時代に知人や職場の同僚の父兄の葬儀に何回か出たことがありますが、葬祭場ではなく公民館のような公共施設で行なわれていましたね。

1960年代には町内や村内の多くの人手で「葬儀」は行なわれていましたが、1970年代の東京ではそれはもう出来なくなっていました。

今のように「葬儀業者」が数多くあって「メモリアルホール」があるわけではありませんから、「公民館・区民館」のような公共施設で「葬儀」が行なわれていました。

そこでかつての「町内のおかみさん」や「村内の多くの人手」の代わりを受け持ったのが、勤めている会社の「労働組合」でした。

コロちゃんが1970年代に出席した「葬儀」では、その下働きを「労働組合の役員さん」が勤めていることが良く見られましたよ。

当然なこととして、葬儀の祭壇の横には「組合委員長の花輪」と共に「会社名・社長名の花輪」も必ず並んでいましたね。まさに「会社一家の時代」でしたね。

今では過去のものとなってしまった「日本的労使関係」は、このような「会社と社員一体」の「疑似共同体」として存在していたのが「1970年代の日本」でしたよ。

9.「老年コロちゃんと葬儀」

さて、上記では「少年コロちゃん」と「青年コロちゃん」が、当時の葬儀についての思い出を語ってみました。

一言で「葬儀」と言っても、時代の変化があって面白いでしょう? わずか60年ほどで随分「葬儀」も変わってきているのですよ。

最後は現在の老年コロちゃんが、どう「葬儀」を考えるかを書いてみましょう。

これは自分が主人公のイベント・・・なのかな?

いやいや、「葬儀」の主人公は「喪主」でしょうね。コロちゃんは集まった人たちの前で転がっているだけですからね。

だから、コロちゃんはこだわりは全くないですよ。「家族葬」で簡素で質素で充分ですよ。

最近は「一日葬(通夜が無く告別式のみ)」や「直葬(宗教的儀式を省く)」などもあり、お安く行なう事もあるそうですから、それでも結構だと考えていますよ。

そもそもコロちゃんは「無宗教」です。お坊さんのお経が無くとも、成仏するかどうかはわかりませんが、化けて出たりはしませんよ。

ただ以前に「長男一家家長様」に、コロちゃんが「坊さんのお経はいらないから、代わりに中島みゆきの音楽を流してね」と頼んだら「それは出来ない」と断られてしまいましたよ。
(·◇·)アヤヤー

コロちゃんは、逝った時に子どもたちが3滴ぐらい涙を流してくれれば、それで充分コロちゃんの人生は報われたと思えますよ。

今のところ、コロちゃんが近く逝く雰囲気はありません。このブログで元気な内容をカキコキできている限りはもう少し寿命が続きそうですね。

まだまだ、いろんな内容をこのブログで書き続けたいと思いますので、もうしばらくは皆さんがお読みに来てくださることをお願いしますね。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Сергей ШабановによるPixabayからの画像
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