おはようございます。コロちゃんは、今日ちょっと疲れています。そしてホッとしてもいます。
近所のお姉さん
あらコロちゃんおはよー!
どしたの疲れた顔をして?
「あのね、あのね。コロちゃんね、昨日ブログ記事を「土日用」に4話もカキコキしたんで、もうぐったり疲れちゃったの」byコロちゃん
近所のお姉さん
アラアラ、大変ね。
身体壊さないようにするのよ。無理しないでね💕
「うん、ありがとう。お姉さんも風邪ひかないようにね」byコロちゃん
などなど、このようなやりとりがあっ・・・たらいいなぁ。
ムニャムニャ(๑-﹏-๑)
だけど、昨日までに「ブログ記事4話」を仕上げたのはホントの話ですよ。コロちゃんは「編集長&株主様」からの「業務命令」の「隔週土日は1日2話投稿」を厳守しているんですからね。
v(´∀`)v
今日は「社会意識に関する世論調査」をカキコキします。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「お金が無いよ(63.2%)とはと、社会意識に関する世論調査とは?」
☆「日本が悪い方向に向かっている分野とはと、今の社会に満足していますか?」
☆「悪いのは個人か社会かと、高齢女性の犯罪増加」
1.「お金が無いよ(63.2%)とは?」
今日のテーマの「お金が無いよ(63%)」とは、先日3月22日に「内閣府」から発表された「社会意識に関する世論調査」の回答を、わかりやすく表現したものです。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府 社会に満足していない点は?」より
https://survey.gov-online.go.jp/r04/r04-life/gairyaku.pdf
出典:内閣府 社会意識に関する世論調査 より(3月23日利用)
上記のグラフの、正確な「設問」は「あなたは、現在の社会において満足していない点は何ですか?(複数回答)」です。
この設問への回答で、一番多かったのが「経済的なゆとりと見通しが持てない(63.2%)」だったのです。
ほら現在の皆さんの一番大きな不満が「お金が無いよ(63.2%)」だったでしょう。
なお、この回答書には前年「世論調査」での同じ質問への「回答結果」も記載されています。並べて見ると昨年からの変化が見ることができます。
下記に、前年の回答と並べてみましょう。
◎「あなたは、現在の社会において満足していない点は何ですか?」
➀「2022年12月:経済的なゆとりと見通しが持てない(62.5%)」
➁「2023年11月:経済的なゆとりと見通しが持てない(63.2%)」
上記の様に「昨年➀62.5%」よりも「今年➁63.2%」の方が、「お金が無いよ(経済的なゆとりと見通しが持てない)」との不満が、ジワリと増えてきています。
現在「物価」は「30ヵ月連続での上昇※」となっています。
(※総務省:消費者物価指数全国 2024年2月分より)
それにより多くの方の「経済的なゆとりと見通し」がジワリと削られている実態が見えるように思えましたね。
2.「社会意識に関する世論調査とは?」
この「社会意識に関する世論調査」は、毎年1回「内閣府」が、全国3000人の18歳以上の日本国籍を持つ方々に、郵送で調査をしてるものです。
調査項目は、以下のとおりです。
➀「国や社会との関わりについて」
➁「 社会の現状に対する認識について」
③「国の政策に対する評価について」
コロちゃんは、このような「定点調査」は多くの国民の意識が徐々に変化していく事が見られると考えて、時々チェックしてみることにしているのです。
3.「日本が悪い方向に向かっている分野は?」
次に「日本が悪い方向に向かっている分野」の回答を見てみましょう。これにはちょっと驚きますよ。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府 悪い方向に向かっている分野は?」より
https://survey.gov-online.go.jp/r04/r04-life/gairyaku.pdf
出典:内閣府 社会意識に関する世論調査 より(3月23日利用)
この「日本が悪い方向に向かっている分野(複数回答)」は、全部の選択肢が26あるのですが、ベスト3は全て「経済分野」でした。
コロちゃんは、この結果に驚きましたね。だって26もの分野があって、「軍事・外交」から「医療・教育」まで幅広い分野が選択肢にあるのに、上位にあがったのは以下の3つの項目です。
◎「日本が悪い方向に向かっている分野」
➀「物価 :69.4%」
➁「国の財政:58.4%」
③「景気 :58.1%」
多くの国民の皆さんが、「物価」と「財政」と「景気」の先行きを、不安そうに見ている光景が目に浮かぶ気がしますね。
この結果からは、「岸田総理」が昨年10月の臨時国会の所信表明演説で「経済・経済・経済」と三連呼した理由が透けて見える気がしましたよ。
やはり、今国民の多くの皆さんの「最大の関心事」が「経済」で、その中でも「物価」が一番だということがこの結果からもわかりますね。
4.「今の社会に満足していますか?」
質問項目は、全部で18ありますが、このブログではコロちゃんの興味を引いた項目だけをご紹介しますね。これが最後の項目とします。
「あなたは、現在の社会に全体として満足していますか? それとも、満足していませんか?」
これは興味がありますね。コロちゃんは自分の「生活には満足」していますが、「社会には不満」が沢山ありますよ。皆さんはどうでしょうか?
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府 満足それとも不満?」より
https://survey.gov-online.go.jp/r04/r04-life/gairyaku.pdf
出典:内閣府 社会意識に関する世論調査 より(3月23日利用)
上記の「満足・不満足」の比率を見ると、以下のようになっていますね。
◎「満足?不満足?」
❶「満足している:小計:50.3%」(前年回答:52.5%)
❷「満足していない:小計:48.4%」(前年回答:46.2%」
ふむふむ、正に国民の意見は真っ二つに分かれていますね。
ジワリと「満足」が減って(-2.2㌽)、「不満足」が増加(+2.2㌽)していますね。
ただ、それでも全体のほぼ半数は、今の社会に満足なのですね。
コロちゃんなんか、いつも新聞を読みながら一人で文句を言っているんですけどね。
…( ̄。 ̄;)ブツブツ
なかなか、今の日本国民は「寛容」というか「お優しい方たち」が多いと、コロちゃんは思いましたよ。
なお、この「❷満足していない48.4%」の方々の不満の内容は、このブログの冒頭で取り上げました「お金が無いよ(63.2%)」となっています。
このように「世論調査」の結果を読んでいくと、世の中の不満、それも「経済的不満」がジワリと増えて来たようにコロちゃんは感じましたよ。
5.「悪いのは個人か社会か?」
ここまでコロちゃんがカキコキして、かつて「永山則夫」という男がいたことを思い出しました。
1968年に連続殺人事件を起こし4人を殺害して、1997年に死刑となった男です。
「永山則夫」は、獄中から作家活動を開始し1971年には「無知の涙」を出版、その本は当時ベストセラーとなっています。
彼は最初に出版したこの「無知の涙」で、貧しかったのが悪いとの主張を展開していたために、ベストセラーにもかかわらず、世の中に賛否両論が飛び交ったように記憶していますね。
その後も彼は、「小説:木橋」を始め多数の著作を刊行しています。
コロちゃんは、彼の著作はほとんど読みましたが、獄中で相当学習した様子が著作からはうかがえました。
コロちゃんは「木橋」を読んで、その詳細な記憶力に驚いたことを記憶しています。この「木橋」は、新日本文学賞の受賞作となっています。
この本は、高い文学性を評価されていたのですが、1990年に「日本藝術家協会」への入会が拒否される騒動になり、一部文学者が抗議して退会する騒動となっていました。
「日本芸術家協会」で起きた内紛とは、「殺人犯だから入会させない」ということと「文学性は殺人犯とは関係がない」との対立だったようです。
コロちゃんは彼の著作を読んでいて、極度の貧困は人間性を奪ってしまうと感じたんですよ。彼の経験した貧困とは、コロちゃんの子ども時代の貧困とは桁の違う貧困だったのです。
この「新日本文学賞」を受賞した「木橋」は、彼の「自叙伝的小説」だったのです。
コロちゃんは、彼が普通の市民生活を過ごしていた人たちを殺害したことには、何の言い訳も通用しないと思いましたが、彼の「絶対的な貧困と家庭内虐待の日々」の子ども時代には同情はしましたね。
コロちゃんが、この本を読んだのはもう30年以上前の事でした。
コロちゃんは、悪いのは社会だと責任転嫁することは許せないと考えていますが、貧困が犯罪を誘発することも事実だとも思ってます。
だから、貧困に陥る方たちを最小化する努力は、常に社会に求められていると思いますよ。
6.「高齢女性の犯罪増加」
ここで、ちょっと現在の世の中の「世相」について、ちょっと触れておきましょう。
上記の「世論調査」で、世の中にジワリと「社会への不満」が高まっている様子や、その「不満」の内容が「お金が無いよ(63.2%)」であることを見てきました。
この「不安・不満」がジワジワ増えていることの意味は、中流の下層に位置する人たちは簡単により下の「貧困」に滑り落ちてしまう社会となったということなのです。
コロちゃんが、興味を持って読んでいた「日本の刑務所の事情」によると、刑務所に収容された女性の割合は「1989年4%」が、「2019年10%」に増えているとされます。
更に、その女性の受刑者のうち65歳以上の割合は、「1989年2%」だったのが「2019年19%」へと激増しているとされています。
この刑務所へ収容される65歳以上の女性の圧倒的多数が「窃盗」で、要するに「万引き」なのです。
かつての1989年には、窃盗に対して「懲役刑」しか定められていなかったそうです。だから「万引き」に対して検察官は、「懲役は酷」として「起訴猶予・不起訴」としてきたと言われています。
それが2006年に「窃盗罪」に「罰金刑」が設けられたのですよね。
一度「罰金刑」が言い渡されれば「前科」となり、2回目以降は半数は「罰金刑」、後の半数は「執行猶予付きの懲役刑」となっています。
そして、その「執行猶予中」に再度「万引き」を行なったり、「執行猶予後」でも再犯となると「懲役刑」となることで、「高齢女性の懲役囚」が増えているというのです。
どうやら「高齢女性の懲役刑の激増」には、このような背景があるようですね。
「刑務所」は、1受刑者あたり年間300万円の諸費用が掛かるとも聞いていますが、それよりも「人生の最終段階」で、このような貧困に落ち込んだ「高齢女性」には、コロちゃんは同情を持っていますね。
今日のブログのテーマ「お金が無いよ(63.2%)」は、「中流の下・下流の上」クラスの方々の意見だと思いますが、この方たちの下にはピラミッドの下半分の様にすそ野が広がっています。
その下部分から、更に下へ押し出されて、生活維持に苦しむ人たちの事を、コロちゃんは見つめていきたいと考えていますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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