おはようございます。今朝コロちゃんは、ちょっと早起きしてしまいました。朝目を覚まして時間を見たらば、4時45分です。
コロちゃんは、いつもの朝は5時に起床していますから「ちょっと早いけど起きちゃえ!」と、気合を入れて起き上がりました。
今朝の外気温は12度で、ちょっと寒かったですね。ワンコを連れて散歩に出ましたら、まだ外はちょっと暗かったです。、
まだ、日の出前でした。日の出の時間を「アマゾンエコー」に尋ねると5時50分でした。
明るくなるのが、結構遅い時間になりましたね。夏の日々には、あんなに早かったのにね。
これからは、朝の散歩はちょっと遅く出ようかなー、と思ったコロちゃんでした。
今日は「日本と韓国の国民意識」についてポチポチします。
1.「言論NPOの世論調査」
先日の10月12日に「言論NPO」が「第11回日韓共同世論調査結果」を公表しました。
これは、日本と韓国の「国民意識」を調べる為に毎年行なっているそうです。
日本では、18歳以上の男女を対象に実施し、韓国でも、同じ18歳以上の男女を対象に実施されたそうです。回答者数は、それぞれ1000人と1008人となっています。
コロちゃんが、この「調査」に目を止めたのは、「日韓の歴史」への興味からです。
まず、「日韓」の歴史を振り返ると、日本の朝鮮半島への「植民地支配の歴史」がトゲのように横たわっています。
1910~1945年までの35年間にわたり、日本は韓国を併合して「植民地」として支配した歴史があるんですよね。
「日本人側」の国民意識としては、その「植民地としての韓国」は、既に「歴史」になっていると思います。
しかし相手側の「韓国側」の国民意識の中では、「植民地の歴史」は未だに「屈辱の歴史」として血を流しているように思えます。
それをどうやって乗り越えるかは、両国の「国民意識」が成熟するのを待つしかないと、コロちゃんは考えています。
まだまだ「時間」がかかりそうなんですよね。
コロちゃんは、そのような視点で、今回の「言論NPO」の世論調査には興味があったのです。
2.「現在の日韓関係」
まず最初にこの「世論調査」での「現在の日韓関係」について見てみましょう。
◎「現在の日韓関係」
●「日本世論 良い29.0%、悪い21.2%」
〇「韓国世論 良い12.7%。悪い42.0%」
上記した「日本側」は、「現在の日韓関係」について、「良い29.0%」が「悪い21.2%」を上回る結果となっています。
しかし、これは「調査開始以来」初めてのことだそうです。
前回調査までは逆だったというのですから、この変化の理由は、今年になって韓国側から発表された「徴用工問題」に対する解決策以来の、日韓関係の「雪解け」があると思います。
2023年3月に韓国政府は「徴用工問題で日本企業が命じられた賠償部分を、韓国の財団が肩代わりする解決策」を発表しています。
それに対応して、「日本政府」は歴代内閣が継承ししてきた「植民地支配への反省とお詫び」を表明するなどで、この「雪解け」への政治的決着を行ないました。
コロちゃん
だけど、韓国世論ではまだ「悪い」が多いですね。
日本を信じられないと躊躇しているように見えますね。
お隣の国なんだから、仲良くしたいんですけどね。
3.「お互いの印象(日本では改善、韓国では悪化)」
次に「相手国に対する印象」を見てみましょう。
◎「相手国に対する印象」
●「日本世論 良い37.4%、良くない32.8%」
〇「韓国世論 良い28.9%。良くない53.3%」
日本の調査で「良い」が「良くない」を上回ったのは、調査開始以来初めてだそうですから、改善していることは間違いがありません。
しかし「韓国世論」は、昨年と同じかやや悪化しているようです。
コロちゃん
日本での印象が改善しているのは良いけれど、韓国側はまだかー。
なかなか、難しいなー。
4.「処理水海洋放出に対する評価」
現在「福島第1原発」の「処理水放出問題」では、中国の「日本の海産物輸入禁止」が注目されていますが、「韓国」でも「海洋放出反対」との声が多くなっています。
それでは、この「日韓世論調査」の「処理水海洋放出に対する評価」はどのようになっているのでしょうか。
①「処理水放出容認」
日本でのこの「調査」での回答は、以下の二つへの回答が最多となっています。
①「IAEAの科学的な検証は信頼でき、それに基づく日本政府の措置は妥当である(25.2%)」
②「IAEAの科学的な検証は信頼できるが、日本政府は国際社会の不信感を解消するためにさらなる努力をするべきである(47.2%)」
上記の①②は「処理水放出容認」とも言えますが、それを合わせた「日本側回答」は以下の様に7割以上となります。
●上記「日本側回答」
「①25.2%+②47.2%=72.4%」(処理水放出容認)
それに対して同じ①+②の「韓国側」の回答結果は以下の通りです。
〇「韓国側回答」
「①4.7%+②20.4%=25.1%」(処理水放出容認)
日本側では、大多数(72.4%)が「放出容認」なのに対して、韓国側では1/4(25.1%)にとどまります。
②「処理水放出拒否」
そして、上記の「処理水放出容認」に対して、韓国側の回答は逆に「放出拒否」が多数派です。
③「IAEAの科学的な検証とは関係なく、処理水は放出してはならない(39.1%)」
④「IAEAの科学的な検証は信頼できないので、処理水は放出してはならない(29.6%)」
上記の③④は「処理水放出拒否」とも言えますが、それを合わせた「韓国側回答」は以下の様に7割近くとなります。
〇上記「韓国側回答」
「③39.1%+④29.6%=68.7%」(処理水放出拒否)
それに対して同じ③+④の「日本側」の回答結果は以下の通りです。
●「日本側回答」
「③4.8%+④2.2%=7.0%」(処理水放出拒否)
この「海洋放出」に対する、「日本側」と「韓国側」の反応は、完全に真逆になっています。
コロちゃん
この「処理水海洋放出」については、3月にNHKが日本国内で「アンケート調査」を行なった時の回答では、「賛成32.2%」「反対28.9%」と、賛否が拮抗していました。
コロちゃんは「海洋放出」の是非じゃなくて、「粘り強い会話」が必要と考えていますよ。
日本の地元漁協も「反対」してるし、NHKアンケートでも3割近くが反対している案件なんですから、他国へも繰り返し説明して説得するしかないと思いますね。
5.「隣は何をする人ぞ?」
今日のブログでは「言論NPO」が行なった「第11回日韓共同世論調査結果」を見てみました。
上記で取り上げた「現在の日韓関係」や「お互いの印象」では、コロちゃんもちょっと驚いたんですが、「日本」においては「韓国」への感情が和らいでいました。
やはり、岸田総理と尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領との間で交わした「徴用工問題の解決策」が功を奏したのでしょう。
こういう結論を目にすると、コロちゃんは「政治」の持つ力の大きさを実感しますね。
一つの「政策合意」次第で、両国民の感情が変わるんです。
しかし、「韓国側」の「日本」への感情はまだまだ厳しいままの様です。
「日韓」の間には、他にも「歴史問題に関する日韓両国民の認識」や、「竹島問題」などの大問題がまだまだ存在します。
この「世論調査結果」での「歴史認識」や「竹島問題」も、コロちゃんはザーッと読んでみましたが、そちらはどれも「日韓」両国の「国民意識の差」の大きさを実感させるものが多かったですね。
しかし、コロちゃんは思うんです。
「国」と「歴史」が違うんですから、「国民意識」も違って当たり前です。
だからこそ、相手の主張を否定するのではなく、「理解しつつ説得する」姿勢が大切だと思うんです。
日本は、「東西南北」の四周を見ると、「ロシア・韓国・中国」そしてちょっと離れて「アメリカ」に囲まれた国です。
そのうちの3面の「ロシア・韓国・中国」とに「国境問題」を抱えているのです。「北方領土・竹島・尖閣」の3方面ですね。
すべての「国家」との間の感情が悪化したならば「四面楚歌」ならぬ「三面楚歌」になってしまいます。
そのようなことが無いように「知恵」と「交流」が大切だと、コロちゃんは考えているのです。
「個人」においても「国家」においても、相手の行動原理と価値観に「反対」をしてもいいですけど、同時にまた「理解」もするべきと、コロちゃんは考えていますよ。
なお、この「言論NPO」の「第11回日韓共同世論調査結果」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
コメント