【社会考】「減税の恩恵」は誰に来る?

社会

おはようございます。現在のコロちゃんのリアルタイムは15:00です。

なんでこの時間にポチポチしているかというと、本日のブログ原稿ポチポチは、これが2本目なんです。

コロちゃんは、日曜日の投稿は2本と、「株主様&編集長様」から厳命されていますので、時々1日2本の原稿ポチポチをしているのです。

今もちょっと「洗濯物を取り込み」に行っている間に、コロちゃんが座っていた椅子にワンコがゴロリと寝ていました。

コロちゃんは、このワンコを「しっしっ!」と追い払いながら、本日2本目の原稿をポチポチします。

コロちゃんって、とっても「働き者」でしょう?

誉めてもいいですからね、誉めて、誉めて!
o(`⌒´*)oエッヘン!

1.「成長の果実を国民へ」

先月の9月25日に、岸田総理は記者会見で「経済対策」を巡っての方針の中で、以下のようにご発言されました。

「経済成長の成果である税収増などを国民に適切に還元すべく対策を実施したい」

このご発言は「減税」ですよね。

コロちゃんは、この発言を個人に還元する「所得税」の減税かな? と思って、先日にこのブログでご紹介しました。

その時のコロちゃんの発言は、以下の通りです。

「減税ならばコロちゃんも恩恵があるだろう」って?

BY<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
BY
コロちゃん

あるわけないじゃん!

税金はほとんど払ってないもん!

そうなんです。「減税」は税金を払っている方に「税金を還付」することを「減税」って言っているんですよね。

コロちゃんは、少額しか税金を払っていませんから、たとえ「減税」が行なわれても、ほとんど「税金」は戻ってこないんです。

しかし、ホントに生活が苦しい人に「恩恵」がなくて、「税金」をたくさん払っている人ほど「恩恵」を受けるって、何かおかしくね?
(まだ「所得税減税」を行なうとは決まっていません)

2.「賃上げ減税なの?」

先日10月15日に、コロちゃんが新聞をバサバサ読み散らかしていましたら、政府与党が年末にかけて決める「2024年度税制改正」で「賃上げ促進税制」を議論と載っていました。

どうやら、話題になっているのは「企業減税」の様です。

この「賃上げ促進税制」は、2021年には14万件の「法人税」に適用され、大体2000~4000億円ほど減免されてきたそうです。

ただ、肝心の財務省は、この対策に「効果があったとは言えない」としているそうです。

その理由として上げられているのは、「赤字法人」の多さだとしています。

「赤字法人」は、税金を払っていません。

上記でのコロちゃんみたいなものですね。

BY<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
BY
コロちゃん

コロちゃんは、税金払ってます!(少額ですけど)
ヾ(#`・з・´)ノ彡プンプン

3.「法人税を払っていない企業」

報道によりますと、全国で法人税を払っていない「赤字法人」は、2021年度に「大企業」で25.8%、「中小企業」で61.9%としています。

日本の「大企業」と「中小企業」の数と社員数を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。

「中小企業庁 企業規模別の事業者数及び従業員者数」より

https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H27/h27/shoukibodeta/h27/html/b1_1_1_2.html
出典:中小企業庁 小規模事業者の現状 より(10月16日利用)

上記のグラフは、「企業規模別の事業者数及び従業員者数」です。

上記のグラフの内容を、以下に書き出してみます。

①「大企業(緑色) 1万社(0.3%)、従業員数1393万人(30.3%)」

②「中規模企業(黄色) 51万社(13.2%)、従業員数2024万人(43.9%)」

③「小規模事業者(赤色) 334万社(86.5%)、従業員数1192万人(25.8%)

(大企業は定義がないために、異なった数字の調査が存在、大まかな数字とお考え下さい)

この「①大企業」の4社に1社が赤字法人で、「②③中小企業」の6割が赤字法人で、「法人税」を払っていないわけです。

この状況で岸田総理が、いくら「法人税減免(賃上げ減税)」をバラまいても、目的の「賃上げ」は、「黒字法人」でしか行なわれないでしょう。

「黒字法人」は、「大企業」の4社に1社、「中小企業」の4割にとどまりますから、それらの会社が「賃上げ促進税制」で還付を受けても、全体が大きく「賃上げ」とはならないでしょう。

それよりも「格差」が一層拡大するのではないでしょうか。。

BY<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
BY
コロちゃん

「賃上げ促進税制」や「所得税減税」は、コロちゃんの「清貧生活」には届かないね。

別にそんなの欲しくないやい! 
あれはきっと酸っぱい葡萄に違いない!

( ー̀дー́ )ケッ

4.「財政規律の低下」

現在「日本銀行」は、長期間にわたって「金融緩和」を進めています。「日銀」が最初に「ゼロ金利」を導入したのは、速水優総裁で1999年の2月でした。

それ以来、23年間にわたって「金融緩和」を継続してきました。その結果生まれた「副作用」は様々ありますが、コロちゃんが注目するのは、「財政規律の低下」です。

「行政府」が、「いくら借金をしてもゼロ金利だからヘーキヘーキ」となってしまっているのです。

しかし、「物価上昇」が進めば、それを抑える為に、いずれ金利を上げざるを得ないことは、現在のアメリカやEUを見てみればわかります。

現在のアメリカの「長期金利」は「4.673%(10月16日現在)」、EUの「長期金利」は「2.761%(10月16日現在)」と、物価上昇を受けて上がってきています。

アメリカもEUも、一生懸命に「物価上昇」を抑えようと「金利」を上げているのです。

日本の「長期金利(10年物国債金利)」は、現在「0.758%(10月16日現在)」ですが、今後は上昇すると全てのエコノミストがみています。

それを考えると、今の日本に「借金(国債)」して、「バラマキ(減税)」している余裕があるのでしょうか。

コロちゃんは、自分に「減税」の恩恵が降ってこないから、「減税」に反対するわけではないですよ。

このような「バラマキ」には「成果」も「持続性」もないから「反対」するのです。

行政府には、そのような「バラマキ」よりは、コロちゃんたちの生活を脅かす「物価上昇」の方を、しっかり押さえて欲しいと心から願いますね。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Susanne Jutzeler, Schweiz 🇨🇭 suju-fotoによるPixabayからの画像
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