【社会考】日本の子どもは「子どもの幸福度」が低いのか?

社会

おはようございます。昨日のコロちゃんは、一日中「のどが痛く」てすっかり参ってしまいましたよ。

すべては一昨日の夜から始まった「のどの痛み」なのですが、昨日朝起きたら「麦茶」を飲むのにも痛みを感じるようになっていました。

幸い「発熱」はありませんでしたから、昨夜は「マスク」をして就寝しましたら、今朝になって大分回復しました。

現在では、もう「のどの痛み」はなくなりましたよ。ただ、まだ少し「のどにえへん虫」がいるらしく時々違和感が残っていますね。

だけど2020年の「コロナ禍」以来、「うがいと手洗い」を励行するようになってから、初めての「風邪の症状」ですね。

コロちゃんは、実に5年ぶりに「風邪症状」を体験しましたよ。ただ「発熱」が一切なかったのは良かったです。

そんな「えへん虫」のいるコロちゃんが、今日は「日本の子どもの幸福度が低いのか?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「世界の子どもの幸福度、日本は14位だったよと、子どもの幸福度の調査だよ」

☆「日本の年代別の自殺率を見るよと、自殺率の国際比較を見てみるよ」

☆「日本は、子どもも大人も生きづらい国になっているよと、社会の弱者の声は炭鉱のカナリアだよ」

☆「コロちゃんと乳児への不安と心配」

1.「世界の子どもの幸福度、日本は14位だったよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「日本の子『心の健康』低く/高い自殺率など要因」との見出しが目に入りました。

コロちゃんは、普段から「子どもたちのデータ」には関心を持っていますから、さっそくこの記事をジックリとよんでみましたよ。

そうしましたら、これは「国際児童基金(ユニセフ)」の行なっている「先進・新興国43ヶ国に住む子どもの『幸福度』を調査した報告書」のニュースでした。

内容としては、「日本の子どもは高い自殺率が要因となり『精神的な健康度』が32位と下位に低迷した」とあります。

記事では「総合順位」も記載していました。以下でしたよ。

◎「子どもの幸福度総合ランキングベスト3+日本」

➀「オランダ」
➁「デンマーク」
③「フランス」

⑭「日本」

あー、「子どもの幸福度ランキングベスト3」は、全部「欧州」ばかりですね。
( ¯ O¯)アー

わが国「日本」は、「経済規模では世界4位※」ですけれど、「子どもの幸福度は14位」ですか。低っくいなー。
(๑′-﹏-๑)シュン

(※世界GDPランキング:1位米国・2位中国・3位ドイツ・4位日本)

ちょっと情けないですよね。困ったもんだとコロちゃんは思いましたよ。

コロちゃんは、この「日本の子どもは心の健康が低い」という記事の内容が気になりましたから、さっそくこの「ユニセフ子どもの幸福度の報告書」を探してみましたよ。

なお、この「日経新聞」の「日本の子『心の健康』低く」の見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

日本の子「心の健康」低く 高い自殺率など要因 ユニセフ調査、43カ国中32位 - 日本経済新聞
国連児童基金(ユニセフ)は14日、先進・新興国43カ国に住む子どもの「幸福度」を調査した報告書を公表した。日本の子どもは高い自殺率などが要因となり「精神的な健康度」が32位と下位に低迷した。2020年公表の報告書では37位だった。「身体的な健康度」は20年に続き首位だった。経済協力開発機構(OECD)や欧州連合(EU)...

2.「子どもの幸福度ランキングの調査だよ」

上記の記事で報道されたのは、「国連児童基金(ユニセフ)」の研究機関のイノチェンティ研究所の「世界の子どもの幸福度の報告書」です。

この「調査の対象国」は、「経済協力開発機構(OECD)加盟国」+「欧州連合(EU)加盟国」の合計43ヶ国ですから、いわゆる「先進国+中進国」ですね。

ただ「アメリカなどの7ヵ国」は除外されています。データが集まらなかったとしていますね。

そして「調査内容」は、以下の3種類+総合順位となっていました。「日本のランク」を下に書き出しますね。後に「前回調査結果」もカッコで書き込みますよ。

◎「日本の子どもの幸福度ランキング」

➀「精神的幸福度   :32位」(前回37位)
➁「身体的健康度    : 1位」(前回 1位)
③「学力・社会的スキル:12位」(前回27位)
④「総合順位     :14位」(前回20位)

https://www.unicef.or.jp/report/rc19_jpnhighlights.html
(出典:ユニセフ イノチェンティ研究所レポートカード19ハイライトより:5月17日利用)

上記を見ると、「日本」は前回調査よりランキングが上がっています。その内容などをちょっと詳しく次に見てみましょう。

①「日本の子どもの幸福度ランキングは、14位で低いよ」

コロちゃんが、上記の「子どもの幸福度の調査結果」を読んで感じたことは、まず「日本」の「子どもの幸福度ランキング」が低い事です。

なんと「世界14位」ですよ。この前後を見てみると、13位は「スロベニア」と15位は「リトアニア」です。両国とも「欧州の小国」ですよね。

コロちゃんが調べてみると、「スロベニアは人口210万人、GDP85位」「リトアニアは263万人、GDP78位」でした。

別に「小国」を侮るわけではありませんが、これらは経済規模も小さな国です。これを見ただけで「日本子どもの幸福度は低い」とハッキリわかりますよ。

上記で見た「子どもの幸福度総合ランキングのベスト3」をもう一度見てみましょう。以下ですよ。

◎「子どもの幸福度総合ランキング」

➀「オランダ」
➁「デンマーク」
③「フランス」

コロちゃんは、上記の3ヶ国を見て、全部「北海に面した欧州の国」だと気が付きましたよ。

ひょっとしたらこの「地域」には「子どもの幸福度を高く保つ文化的背景」があるのかも知れないと思いましたよ。まあ、この辺は「文化人類学者」の方で解明していただきたいですね。

②「日本はパラドックスの国だって」

この「報告書」では、「日本はパラドックスの国だ」という興味深い指摘をしています。以下ですよ。

「総合順位表の中ほどに位置する日本は、一見平均的な国のように見えるかもしれません(世界14位)。しかし、日本は両極端な結果が混在する『パラドックス』の国でもあります」

「身体的健康で常に 1 位を維持していることは、この国には並外れた能力と資源、そして適切に機能する制度があることを証明しています」

「また、日本は(コロナ前の)2018年以降、生活満足度の平均値が向上した唯一の国であり、基礎学力が向上した 3 カ国の一つでした」

「このことから、日本は新型コロナウイルス感染症の危機管理に成功したまれな国の一つであったとも言えるでしょう」

ほらほら、「べた褒め」ですよ。
(  ̄O ̄)ホラホラ

コロちゃんは読んで誇らしくなりましたよ。
o(`⌒´*)oエッヘン!

だけど「誉め言葉」は、ここまでです。その後は以下のように続いています。

「しかし・・・若者(15~19歳)の自殺率は、2018年の10万人当たり7.4人から2022年には10.4人に増加しています」

「これは、高所得国平均の6.24人のほぼ2倍です。自殺は心の病の最も深刻な結果であり、その(心の病の)発生率は25%増えています」

うーむ、これが冒頭の「新聞記事」の「日本の子『心の健康』低く/高い自殺率など要因」という見出しになった指摘ですね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

③「子ども・若者の自殺と心の病気と発症率が上昇したよ」

コロちゃんは、上記の「若者(15~19歳)の自殺率」を読んで、今回の「日本の総合ランキングが14位」と低い理由がここにあることがわかりましたよ。

この「調査報告」では、上記に書いたように下記の項目でランキングがつけられています。

◎「日本の子どもの幸福度ランキング」

➀「精神的幸福度   :32位」
➁「身体的健康度    : 1位」
③「学力・社会的スキル:12位」
④「総合順位     :14位」

https://www.unicef.or.jp/report/rc19_jpnhighlights.html
(出典:ユニセフ イノチェンティ研究所レポートカード19ハイライトより:5月17日利用)

上記を見ると、「➀精神的幸福度:32位」と「➁「体的健康度: 1位」の落差が大きいですね。

特に「➀精神的幸福度」が一番低いのですが、これは以下の指標で構成されているのですよ。

◎「精神的幸福度の二つの指標:日本」

➀「生活満足度が高い15歳の割合:71%」
②「15~19歳の自殺率    :10.41」

上記の「➀生活満足度が高い15歳の割合:71%」は、「調査対象国平均の70%」をやや上回っています。これは問題がないのですよ。

しかし、「➁15~19歳の自殺率:10.41」は、前回調査の「7.37人(2018年)」よりも大幅に上昇しています。

しかも「調査対象国平均の6.24人」よりも大幅に上回っていることで、「日本」の子どもの「精神的幸福度」を引き下げていますね。

また、その他にも「報告書」では、「日本の15~19歳の子ども・若者」の「心の病気発症率が、10万人当たり5063人から6333人に増加した」とも記載しています。

そして、「こういった傾向は、10代の子ども・若者の間でメンタルヘルスに関わる精神的な負担が増加していることを示唆しており、自殺率の増加の一因となっている可能性」を指摘していますね。

コロちゃんは、この「報告書」をざっと読んで、どうやら2010年代以降の「日本」は「15~19歳の子ども・若者」にとっては、住みづらく暮しにくい国になってしまったように感じましたよ。

なお、この「ユニセフ」の「イノチェンティ研究所」の発表した「世界の子どもの幸福度の報告書」を、お読みになりたい方は下記のリンクのクリックをお願いします。

ユニセフ イノチェンティ研究所レポートカード19 ハイライト~日本の子どものウェルビーイング~
レポートカード 19(以下、RC19) は、高所得国において子どものウェルビーイング(幸福度)に多様な傾向が見られることを明らかにしています。進展が見られる一方、依然として解決できていない問題や新たに生じた問題も存在しています。

3.「日本の年代別の自殺率をみるよ」

ここまで書いてきてコロちゃんは、上記の「日本」で「子どもの幸福度が低い」という「調査結果」はわかりました。

だけど「これって子ども・若者たちだけのことなのかな?」と思いましたよ。

だって、上記で「子どもの幸福度が低い理由」は、「➀精神的幸福度(32位)が低いから」ですよね。

そして、その「➀精神的幸福度(32位)が低い理由」は、「②15~19歳の自殺率(10万人あたり10.41人)が高いから」ですよね。

そこでコロちゃんは気が付いたのですけど、確か「日本の自殺死亡率※」って「一番高いのは50代で10代は低かったという事実」ですよ。

(※自殺死亡率:人口10万人あたりの自殺死亡者数)

コロちゃんは、以前のこの記事で「日本の自殺者」について書いたことがあったので覚えていたのですよ。

だけど「日本の子どもたち」の自殺者数が多いために「子どもの幸福度が低い」となっていて、さらに「年代別の自殺率は10代が低い」となると、次の懸念が生まれてきますね。

すなわち「日本人の全年代の全て人々の精神的幸福度が低い」ってことになるのではないでしょうか?
σ( ̄^ ̄)はて?

いや、ちょっと待ってくださいよ。先ずは事実を確かめてみましょうね。果たして「10代の自殺死亡者」の数はどのくらいあるのでしょうか?

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「厚生労働省 年齢階級別自殺死亡率の年次推移」より

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R07/R6jisatsunojoukyou.pdf
出典:厚生労働省 自殺対策推進室 令和6年中における自殺の状況より:5月17日利用

上記のグラフは、「厚生労働省」の発表した「年齢階級別自殺死亡率の年次推移」です。

この「自殺死亡率」とは、「人口10万人あたりの自殺者数」ですから、冒頭の「ユニセフの15~19歳の死亡率」で使われた数値と同じものです。

グラフの「令和6年分(2024年)」を、下に書き出しますね。「ユニセフの15~19歳」の「死亡率」も書いておきますよ。

◎「年齢階級別自殺率:2024年」(自殺率の高い順)

❶「50~59歳:20.8」
❷「40~49歳:19.3」
❸「20~29歳:19.3」
❹「80歳以上 :18.1」
❺「30~39歳:18.1」
❻「60~69歳:17.4」
❼「70~79歳:16.7」
❽「10~19歳: 7.5」

❾「15~19歳:10.41」(ユニセフ)

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/jisatsu/R07/R6jisatsunojoukyou.pdf
(出典:厚生労働省 自殺対策推進室 令和6年中における自殺の状況より:5月17日利用)

うーむ、上記を見ると「日本の自殺率(10万人あたり数)」は、決して「10代:7.5」が高いわけではなく、逆に低いですよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

むしろ「❶50代の20.8」は、「❽10代の 7.5」の3倍近くで、「ユニセフの❾15~19歳10.41」の2倍近くの数字ですよ。

コロちゃんは、これを知って「ユニセフの子どもの幸福度調査」の「日本の子どもは高い自殺率が要因となり『精神的な健康度』が32位と下位に低迷した」は、子どもだけではなかったと思いましたよ。

つまり、その「精神的健康度」の低さは「日本の子ども(15~19歳)」だけでなく、「日本の大人すべて」にも言えることだったということですよ。

コロちゃんは、「日本人」は「子ども(15~19歳)」も「大人」も「精神的健康度が低い国民」なのかと慨嘆しましたよ。
il|li╭( ๐_๐)╮il|liガックリ…

4.「自殺率の国際比較を見てみるよ」

それでは、次に上記の「日本人は子ども(15~19歳)も大人も精神的健康度が低い国民」という考え方を検証してみましょう。

下記で、「自殺率(10万人あたりの自殺死亡率)」の「国際比較」を見てみますね。

これで、もし「高い」ようでしたら、「日本」では「子どもの幸福度が低い」だけではなく「大人の幸福度も低い」とされても仕方がないですよね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「厚生労働省 G7各国の自殺死亡率」より

https://www.mhlw.go.jp/content/r5hs-1-1-07.pdf
出典:厚生労働省 海外の自殺の状況より:5月17日利用

上記のグラフは、「厚生労働省」が発表した「G7各国の自殺死亡率の状況」です。下に書き出しますね。

◎「G7各国の自殺死亡率」

➀「日本  :16.4」
➁「アメリカ:14.1」
③「フランス:12.6」
④「ドイツ :11.1」
⑤「カナダ :10.7」
⑥「イギリス: 8.2」
⑦「イタリア: 6.3」

https://www.mhlw.go.jp/content/r5hs-1-1-07.pdf
(出典:厚生労働省 海外の自殺の状況より:5月17日利用)

おー、「日本の16.4」がG7諸国でトップですよ。ちっとも嬉しくないですよ。
( ̄o ̄)oオー

しかも「⑦イタリアの6.3」の2倍以上のダントツですよ。

ここまで見てくると、どうやら「日本」が世界の先進国の中では、「大人も子ども」もみんな「幸福度が低い」ことを認めざるを得ないと思いましたよ。

5.「日本は、子どもも大人も生きづらい国になっているよ」

ここまで見てきたように「日本は心の健康度」が「子どもだけではなく大人も低い国だ」ということがわかりました。

上記の「ユニセフ」の「精神的幸福度調査」は、「生活満足度が高い15歳の割合」と「15~19歳の自殺率」の調査項目から構成されています。

この最初の「生活満足度が高い15歳の割合」は、「調査対象国」の中で日本のみが前回調査から上昇していました。他の国は「コロナ禍対策」でどの国も低下していたのです。

それにもかかわらず「日本の精神的幸福度」が低下した理由は、「15~19歳の自殺率」が「前回調査(2018年)の7.37」から「今回調査(2020年)の10.41」に大幅に上昇したからです。

「日本」は他国に比べて、それだけ「子どもが生きづらい国」なのです。そして、上記で見たように「日本の自殺率は」子どもよりも大人の方が高いです。

「日本」は、他国と比べて「大人も生きづらい国」」になっていることは間違いがないと、コロちゃんは思いましたよ。

今日は、字数も大分増えてきましたから、この事実のみを読んで確認するだけにしますね。

今度また別の機会に「生きづらい国になってしまった日本」をどう生きたらよいのかや、どう変えたらよいのかを考えてみたいと思いますよ。

6.「社会の弱者の声は炭鉱のカナリアだよ」

みなさん「炭鉱のカナリア」という言葉を聞いたことがあると思います。

この「炭鉱のカナリア」とは「炭鉱で有毒ガスが発生した際、人間よりも先にカナリアがその影響を感知し、鳴き声が止むことから、危険の兆候を知らせる表現」です。

コロちゃんは、1995年の「オウム真理教」の強制捜査の時に、サリンを警戒した機動隊が「カナリア」の鳥かごを先頭にして「教団本部」へ向かっていた映像を思い出しますよ。

「炭鉱のカナリア」には、最初に異変の兆候が出てくるのです。

コロちゃんは、社会の混乱の兆候は「社会的弱者」への影響が最初に現れると考えていますよ。

以前コロちゃんは、フランスの人口社会学者の「エマニュエル・トッド」が、ソ連の「1976年の乳児死亡率※」から「1991年のソ連崩壊」を予言したことを読んだことがありました。

(※乳児死亡率:生まれた子どもが満1歳になるまでに死亡する確率)

「エマニュエル・トッド」は、1976年に「ソ連の乳児死亡率が1971年の22.6から1974年に27.2に上昇した」ことを見て、以下のように書いていたのです。

「今後10年、20年、もしくは30年以内に、世界は最初にして最重要の共産主義システムの衰退もしくは崩壊に仰天することだろう」

驚きですよね。この本の発行から15年後に「1991年にソ連は崩壊」し、混乱後に現在の「ロシア」に変っています。

「エマニュエル・トッド」は、「新生児とは特有の脆弱さを持つ存在であるから、全国規模での経済的、社会的もしくは政治的な混乱は、どんなものであれ必ず、新生児の死亡率に影響を及ぼす」とも書いています。

コロちゃんは、これを読んで「社会の弱者は炭鉱のカナリア」のように、社会システムの不安定化を一番早く伝えてくれると思いましたよ。

コロちゃんが、「子どもや高齢者」などの「社会の弱者」」に寄り添って考えるのは、第1にはコロちゃん自身が「社会的弱者」であると考えているからです。

そして、第2には「社会の弱者の訴え」は「社会の軋み・悲鳴」であると思えるのですよ。

ちなみに、最近のアメリカの「乳児死亡率は5.6(2020年)」です。先進国の中では一番高いですね。「日本は1.8(2024)」で、その逆に世界的にも少ないですよ。

この数値だけを見ると、「アメリカ社会」は先行きが不安定で、「日本社会」はまだまだ大丈夫のように見えてきましたよ。

7.「コロちゃんと乳児への不安と心配」

今日のテーマは、「ユニセフ」の「世界の子どもの幸福度の報告書」でしたから、「子どもの話題」を「コロちゃん話」でしてみましょう。

コロちゃんたち夫婦が、最初の子どもを授かったのは30歳前後でした。もちろん「初めての子育て」でしたから何もわからず、全て試行錯誤の手探り状態でしたよ。

その時点で妻のご両親はすでに亡くなっており、コロちゃんは母がおりましたが遠方に住んでいたので頼ることは出来ませんでした。

そんな「不安と心配だらけのコロちゃん夫婦」でしたが、見様見真似で何とか「乳幼児」との暮らしを始めていました。

そんなある日に「妻」が不安そうな声で言ったのです。

「ぺーちゃん※の指がまっすぐに伸びない・・・」byコロちゃんの妻

(※当時赤ちゃんを愛称でぺーちゃんと呼んでいました)

コロちゃんは、「えっ!」と驚きながら見ると、赤ちゃんの左手の親指が固く握りしめたようになっていて、なかなかまっすぐに伸びません。

だけどコロちゃんは、そもそも他の赤ちゃんをそんな細かいところまで見たことはありません。ですからそれが正常なのか異常なのかもわかりません。

しかし、なにもわからなくとも安心させることは「父親の役割」ですから、「うーん、そう言えばちょっと指が伸びにくそうだけれども、成長すれば治るんじゃないのかなー?」と言いましたよ。

その後しばらくの間妻は、お風呂に入った時に、長男の左手の親指を一生懸命マッサージをしていましたよ。

コロちゃんは、あせりましたよ。だってこの時には「妻」が心配して泣いていたのですからね。慰めるにも一苦労でしたよ。

だけど、その後の乳児検診では「別に何の心配もない」と言われましたし、1年後には左手の親指の変化は全く消え失せていましたよ。

コロちゃん夫婦はホッとしたことを憶えていますよ。結局は単なる「初心者の親の過度な心配」だったのですよ。

だけど、この時のことをコロちゃんは恥ずかしいとは考えませんよ。

今から振り返ってみると「乳幼児」とは「一番の社会的弱者」です。

「弱者」をいたわることは、「父親・母親」としてだけでなく、「社会人」としても当たり前のことだと思います。

コロちゃんは、「弱者をいたわる」自分自身のことが好きですよ。「人間」は誰でもそうあるべきと思っていますよ。

「強くなければ生きてはいけない、優しくなければ生きている資格がない※」と言うのが、コロちゃんの人生のモットーなのですよ。

(※1958年:レイモンド・チャンドラー:プレイバック(小説)より)

最後の「自分語り」は、ちょっと気恥しかったでしたね。

だけどコロちゃんは「言うは一時の恥、言わぬは一生の恥」とのことわざ通りに、思い切って書いちゃいましたよ。
(๑′ᴗ‵๑)エヘッ♡

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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