【経済考】「日本銀行」の物価の認識は正しいのか?

経済

おはようございます。今朝のコロちゃんは、いつものようにワンコと散歩に出かけたのですが、今朝はどういう訳か「腰痛の痛み」が軽かったのですよ。

コロちゃんの「腰痛」は、いつも朝起床時が一番痛むのです。

その後は日中にかけて少し軽くなっていくのがルーティンだったのですが、今朝はその「朝の痛み」が軽かったので気分よく散歩が出来ましたよ。

心の中では「スキップ、スキップ、ランランラン」って感じでしょうか。そんな感じで歩いていたら、目の前に「日の出」がサンサンと見えましたよ。

今朝の気温は「16℃」と、最近では一番低かったですね。もう「半袖シャツ」では、寒くて歩くことが出来ません。

コロちゃんは「長袖のシャツ」を羽織って歩いてきましたよ。

下記に今朝の「日の出のフォト」をお見せしますね。コロちゃんの「朝の清々しい空気」をお裾分けですよ。この「日の出のフォト」を見てお元気でお過ごしくださいね。

そんな「スキップコロちゃん」が、今日は「日本銀行の物価の認識は正しいのか?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「日本銀行は政策金利を据え置いたよと、日本銀行の物価の見通しは甘すぎるんじゃないの?」

☆「物価の上昇は一時的なのか?と、日本銀行はデフレに戻るのを恐れすぎているよ」

☆「コロちゃんと夏の川遊び」

1.「日本銀行は政策金利を据え置いたよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「利上げ路線崩さず/金利据え置き/賃上げや関税注視」との見出しが目に入りました。

他にも1面トップに関連記事がありました。

コロちゃんは、普段から「物価高対策は日本銀行が利上げするしかない」と考えていましたので、この記事をジックリと読んでみることにしましたよ。

そうしましたら、「政策金利とする無担保コール翌日物レートは0.5%で据え置いた」と記載していましたよ。

要するに「利上げではなく据え置きだった」のですね。

しかしこの記事中で「植田総裁」は、「経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくと強調した」とありました。

つまり「利上げに向けたファイティングポーズは維持しているよ」とおっしゃりたかったのでしょうね。

その後の報道では、「2人の政策委員が利上げを求める独自提案に動いた」と報じられていました。

「日本銀行」の「金融政策決定会合」は、「総裁1名、副総裁2名、審議委員6名」の計9名で構成されています。

メンバー数が奇数なのは、議案を採決する時に必ず決着をつけるためでしょうね。「総裁と副総裁」は「政策を実行する執行部」です。「審議委員」は「執行部」ではありません。

今回の「2人の政策委員が利上げを求めた」とあるのは、「執行部」ではない「審議委員6名の中の2名」だと思われます。

コロちゃんは、これを読んで「日銀政策委員の中の意見が利上げ派(2名)と現状維持派(7名)に分かれた」と思いましたよ。もちろん「現状維持派(据え置き)」が多数派ですよね。

これは「日本の物価に対する認識」に「専門家」の間で違いが出始めたのではないかと、素人ながら思いましたね。

なおこの「記事」では、下記のように「金利据え置きへの疑問」を記載していましたよ。

「日銀はデフレに戻るリスクを重視しすぎではないか・・・政府関係者からこんな声が上がるようになった」

「企業や家計が物価高に直面するなかで、利上げが適切と考える風潮は政府内でも徐々に強まっている」

コロちゃんは、ここを読んで「もう利上げして物価高を止めてくれ」とのコロちゃんの考えは、「政府内」にも「日銀の審議委員の中(2名)」にも出はじめたようだと思いましたよ。

なお「日経新聞」の、この「利上げ路線崩さず/金利据え置き/賃上げや関税注視」の見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

日銀、利上げ路線崩さず 植田総裁「もう少しデータを見たい」 - 日本経済新聞
日銀の植田和男総裁は19日の記者会見で、「経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく」と強調した。利上げ判断で重視する、一時的な変動を除いた基調的な物価上昇率について「2%に向けてゆるやかに上昇していく」との見方を示した。日銀が利上げシナリオを堅持する背景には、トランプ米大...

2.「日本銀行の物価の見通しは甘すぎるんじゃないの?」

現在の日本では、「予想を超える物価上昇」が続いています。

「食品の値上げ」が止まらずに、今年に入ってからも「7ヶ月連続で3%台」で、先日発表になった「8月が2.7%上昇」とようやく「2%台」に下がっています。

だけど、これは「政府の電気・ガス料金補助」のブーストが掛かった結果ですから、どこまで持続的なのかは不明ですよね。

コロちゃんなんかは、もう「物価を下げてくれ」と悲鳴をあげているのですが、「日本銀行の政策委員」の方々の「物価の見通し」は、ちょっと見方が違っていますよ。

この「日本銀行」の「物価の見通し」は、政策委員9人の方の予想の中央値になります。下記でしたよ。

◎「日本銀行政策委員の物価の見通し」
 (生鮮食品を除く)
 (政策委員見通しの中央値)
 (2025年7月発表)

①「2025年度   :+2.7%」
(4月時点の見通し:+2.2%)

②「2026年度   :+1.8%」
(4月時点の見通し:+1.7%)

③「2027年度   :+2.0%」
(4月時点の見通し:+1.9%)

https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor2507b.pdf
(出典:日本銀行 経済・物価情勢の展望 2025年7月より:9月22日利用)

うーむ、上記を見ると「日銀の政策委員の物価見通しの中央値」は、「➀今年度2025年度の2.7%」から、来年度の2026年度には「1.8%」、2027年度は「2.0%」まで下がると見ているのですね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

だけど、ホントに下がるのかなー?
(。・_・?)ハテ?

上記では、前回4月時点の見通しも書いていますけれど、「➀2025年度は0.5㌽」も予測値を修正して上げていますよ。

コロちゃんは、ちょっと一昨年2023年7月時点の「日銀政策委員の物価見通し」を探してみましたよ。「物価見通し」の下に、後から確認された「物価上昇率」も書いておきますね。

どれどれ「2023年に予想した物価の見通し」は当たっているのかな?
m(^._.^)m ドレドレ

◎「2023年の日本銀行政策委員の物価の見通し」
 (生鮮食品を除く)
 (政策委員見通しの中央値)
 (2023年7月発表:カッコ内は実際の数値)

①「2023年度:+2.5%」(2.8%上昇)
②「2024年度:+1.8%」(2.7%上昇)
③「2025年度:+2.0%」(?)

https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor2307b.pdf
(出典:日本銀行 経済・物価情勢の展望 2023年7月より:9月22日利用)
(カッコ内は報道された物価上昇率)

あー、はずれているっていうか、全部実際の「物価上昇率」は上振れしていますよ。
( ̄Д ̄*)アー

「➀の2023年度」は「2.5%の見通し」に対して「2.8%上昇」ですし、「➁の2024年度」は、「1.8%の見通し」に対して2.7%の上昇」ですよ。

それに「③2025年度の見通し(2023年7月時点)」は「+2.0%」ですが、今回の「2025年7月の見通し」では「2025年度は+2.7%」と、「見通し自体が大きく上振れ」していますよ。

これって「日銀審議委員の見通し全般が甘すぎる」ってことじゃないですか。

こんな「はずれる見通し」をしていたならば、「民間企業」では倒産の危機ですよ。もうちょっと「正確な見通し」をしていただきたいとコロちゃんは思いましたよ。

「物価高で苦しむコロちゃん」としては、「甘い見通し」に怒りヽ(`Д´)ノプンプンでしたよ。

3.「物価の上昇は一時的なのか?」

コロちゃんは、今日のテーマの「日本銀行の物価の認識は正しいのか?」を書こうと考えたのは、少し前の「9月1日」に「日経新聞」の「食品インフレ、利上げと無縁か」の記事を読んだ時なのです。

しかし、コロちゃんは「9月の金融政策決定会合(9月18~19日)」で「日銀が利上げする可能性もあるな」と思い、書くのはその後にしようと温めていたのですよ。

この「インフレ、利上げと無縁か」の記事では、「日銀と消費者の間で物価に対する認識のずれが広がっている」と書くのです。

コロちゃんも同意しますよ。

つまり「日銀」は現在の物価の上昇を「コメなどの食品価格の高騰による一時的なもの」と見ているのです。記事では以下と書いていますね。

「日銀は物価の動向を『基調的な物価上昇率※』と言う言葉を使って判断している。円安による原材料価格の上昇や悪天候による野菜価格の高騰を一時的な要因と見て上昇率に組み込まない」

そして記事では、「つまり今の食品の値上げだけでは利上げの判断には繋がらない」と、今回の「9月金融政策決定会合の利上げ見送り」をこの時点(9月1日)で推測していますね。

今からみると当たってましたよね。今回の「金融政策決定会合」では、「政策金利据え置き」と決まっています。

ここでコロちゃんが興味を持ったのは、この後に「これまではこの考え(一時的な要因)が正しかった・・・・ところが生鮮食品の値上がりは一時的とはいえなくなった」と深掘りしているのですよ。

この「生鮮食品の値上がりが一時的でなくなった理由」として、以下を指摘しています。

◎「食品インフレの態様」

①「1980~2010年代の生鮮食品の物価上昇率とそれ以外は、ほぼ同じトレンドだった」
②「2010年代前半から生鮮食品の上昇が大きくなり、全体と乖離した」
③「温暖化が進んだ影響で猛暑や豪雨などが増えた時期と重なる」

ざっと上記の➀~③の理由で、「食品の物価上昇率がもはや一時的とは言えない」とこの記事ではまとめているのですよ。

記事では「植田日銀総裁」の「7月会合の発言」として、「(食品価格の高騰は)今後は落ち着いてくる。物価の基調に影響するリスクは意識している」と報じていますよ。

ホントに「食品価格の高騰」が落ち着くのかなー? それに「今後落ち着く」っていつからなのかなー?
(*´・д・)はて?

コロちゃんは、「9月会合での植田総裁の発言要旨」を「日経新聞」で読みましたが、質問と発言が「日銀のETF売却」に集中していて「食品価格の高騰」には言及はありませんでしたよ。

ただ「基調的物価上昇※」については、「まだ2%を少し下回っているが、2%に向けて近づきつつある過程である」とご発言していますね。

(※基調的物価上昇:円安や資源高などの一時的な要因を除いた、継続的な物価の上昇のこと)

次回の「金融政策決会合」は、「10月29~30日」と「1月22~23日」です。

コロちゃんの予測としては、次回10月会合は「新総理の就任直後」となりますからここでは見送る可能性が高いような?

来年の1月が「利上げの本命かな?」と思いましたよ。

なお、この「日経新聞」の「食品インフレ、利上げと無縁か」の見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

食品インフレ、利上げと無縁か 日銀と消費者に広がる認識のずれ - 日本経済新聞
日銀と消費者の間で物価に対する認識のずれが広がっている。食品などの値上げの波が収まらない一方、物価の番人である日銀は一時的とし、引き下げ効果のある利上げを見送る。価格動向を測る「物差し」が環境の変化に追いついていないとの指摘がある。金利は物価だけで判断できないが、経済人らからは対策が後手に回っているとの声も出始めた。「...

4.「日本銀行はデフレに戻るのを恐れすぎているよ」

ここでちょっとコロちゃんの考え方を書いてみますね。

コロちゃんは、「日本銀行の植田総裁」は「過去30年間続いたデフレに戻ることを恐れすぎている」と思っていますよ。

これまでの「日本銀行の金融政策」が「ゼロ金利政策」に入ったのは「1999年」です。その後の「マイナス金利政策」は「2016年」から開始されています。

ですから「25年以上」も「金融緩和政策」が続いたのが「日本の金融政策」です。これだけ「金融緩和」を続けているのに、ちっとも「物価が上がらなかった」のです。

この結果「安いニッポン」が生まれてしまったのですから、コロちゃんは今から振り返ってみると、もっと早く「利上げ」をするべきだったと考えていますよ。

「ゼロ金利下」では、現金持っていた方がお得なのですから、みんなちっとも「投資」しようとしませんでした。「投資」が無ければ「成長」もありませんよね。

借金して経営している「会社経営者」も、金利負担がほとんどないのですから、事業でリスクをとって危ない橋を渡る必要がない「安定社会」が「ゼロ金利の社会」だったとコロちゃんは考えていますよ。

そんな「物価の上がらない社会」の日本が、2022年のウクライナ戦争をきっかけに、やっと「物価」が動き始めました。

それから3年間に渡る「待望のインフレ」が始まったものですから、「日銀」はこの機会を逃したならばまた「デフレに戻る」かも知れないとの緊張感があるのだと思われますよ。

さらに「政治的視点」から見れば、「アベノミクス=金融緩和」と一体のイメージが広がっていますね。

ですから、もし「金融引き締め」で再びデフレに戻ったとしたら、「旧安倍派の政治家」の方々は黙っていないと「日銀は考えている」と言うのがコロちゃんの見方ですよ。

コロちゃんの主張は単純です。「日銀の金融政策」も「政府の財政政策」も、その目指すところは「国民の経済厚生※の最大化」です。

(※経済活動を通じて人々の幸福や福祉がどの程度満たされているかを指す概念)

その視点からは「物価上昇」は「国民の経済厚生の悪化をもたらしていますから止めてくれ」となりますよね。

もし「現在の物価上昇」が、将来の「経済成長のために必要な準備」だとしたならば、その「見通しと説明責任」は欠かせないでしょう。

だから「いつまで続くわからない物価上昇」は、コロちゃんには到底許されるものではないと思っていますよ。

5.「コロちゃんと夏の川遊び」

今日のテーマは、「日本銀行の物価の認識は正しいのか?」とちょっと固い話題を扱ってみました。

だけど「物価の上昇」って「身近な問題」なんですよね。コロちゃんだって、普通は「日本銀行総裁の記者会見での発言」なんか読みませんよ。

だけど「食品価格の高騰」について何か言っていないかなと思ったら、真剣に読みましたよ。何も言っていませんでしたけれどね。

そんなわけで今日の最後の「コロちゃん話」は、「暑い夏」のために「今月の電気代が高いという話」と「30年ほど前の夏の川遊び」を書いてみますね。

コロちゃんは、「おひとり様の高齢者」ですけれど「先月の8月の電気代が1.3万円」でした。

高いですよねー。
(⁎•ᴗ‹。)ネー♪

コロちゃんの1人暮らしでこれですからね。
(ワンコはいます)

今年は「特に暑い年」でしたから「クーラー使用時間」が長くなったためかと思われます。

そこでコロちゃんは、昔「暑かった時にはどうしていたかな?」と考えましたよ。

コロちゃんちでは、1980年代には「クーラー」を入れていた部屋は、コロちゃんが「夜勤明けで眠るための2楷の1部屋だけ」だったのです。

普段家族みんなが生活している「居間」に「クーラー」を入れたのは、2000年代に入ってからでしたよ。

その理由は、1990年代ごろまでの「日本」では「夏の昼間は暑かった」のですが、夜になると「涼しくなっていた」のですよ。

その「夏の気温」が2000年代に入るころから「夜でも気温が下がらない」ようになってきましたね。

そんな、まだ「クーラー」がコロちゃんちの居間に入っていない頃に、夏休み中の子どもたちは何をしていたのかと言うと、近隣の河原に出かけて「川遊び」をしていましたよ。

下記のフォトをご覧ください。コロちゃんちと、全部で3家族が一緒に「バーベキュー」をしていましたよ。

コロちゃんちから車で「30分」ほどのところに、「河原で川遊び」をするのに手ごろな川があるのです。まだ水がキレイな場所ですよね。

現在では「有料のバーベキュー場」となってしまったようですが、このフォトの時代は1990年代初頭です。子どもたちはみな「小学校低学年」か「幼稚園児」でしたよ。

みんなで「川遊び」をして、ひとしきり遊んだら「河原でバーベキュー」を楽しみましたよ。

コロちゃんは、近くの道路の橋の下の日陰に、よく簡易ベッドを組み立てて「昼寝」をしていたことを思い出しますね。

今から「時代」を振り返ってみると、この年の1月には「バブル崩壊の株式相場の大崩落」が始まっていました。

しかし、「株式投資」とは縁がない青年コロちゃんには、「バブル」が崩壊してもまったく関係がなく、こどもたちと毎週のようにここの「河原」で楽しく遊んでいましたよ。

今日の「コロちゃん話」は、「日銀の物価の認識」とは全く関係がありませんよ。ただ「両方とも夏の出来事」でしたよ。

ちょっと強引なつながりでしたが、皆さんに楽しんで読んでいただければ嬉しいです。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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