おはようございます。昨日にコロちゃんは、このブログの株主様&編集長様から以下のような注文を付けられました。
株主様&編集長様
ブログ読んでて、途中にグラフなんかがあると思考がブツブツ切れるから読みにくいぞ!
コロちゃん
えー、そんなこと言ったって、引用する時にはキチンと出どころを書いとかなきゃまずいでしょ。
株主様&編集長様
全く頭が固いんだから!
最後にまとめて引用した旨を記載しときゃいいでしょ。
あんなグラフなんか小っちゃくて読めやしないよ。
コロちゃん
コロちゃんはアイパッド使っているから、そんなに小っちゃくないもんね。
だけど、スマホじゃ見にくいかなー?
わかったよう。工夫してみるよう。
と、このようなやり取りがあり、コロちゃんはブログ原稿の書き方と引用の仕方を少し変えてみることにしました。
きょうは、「高齢者はもっと働けって」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「GDPの内訳と設備投資、企業の設備投資意欲は強いけど?」
☆「高齢者はもっと働けって言うけど、副業の増加と推進はいいけど」
☆「労働供給と所得拡大の見通しは?」
1.「GDPの内訳と設備投資」
今日は、つい先日にお伝えした「日本経済レポート(2023年度)」(ミニ白書)の中の伝えきれなかった項目をご紹介しようと思います。
リードでお伝えしたように、今日は途中で引用のグラフなどの紹介を止めて、わかりやすい文章でお伝えしてみますね。
コロちゃんは、日本経済の置かれている現状を、無知なコロちゃんでもわかるように翻訳して理解しようとしています。
まずは「日本のGDPの内訳」を確認しておきましょう。
◎「2020年度:日本のGDPの内訳」
①「個人消費:55%」
②「政府消費:21%」
③「設備投資:16%」
➃「公共投資 :6%」
⑤「その他 :5%」
日本の「GDP」の最大の項目は「個人消費(55%)」です。何しろGDPの半分以上が「個人消費」なんです。
これでは「個人消費(55%)」が伸びない限り「GDP成長率」が伸びないのはよくわかりますね。
なお「④公共投資(6%)」は、2014~2021年まで毎年6兆円台でほとんど変わっていません。
「アベノミクスの第2の矢で機動的な財政政策」というのがありましたが、後から振り替わってみると「公共投資」は増えていませんでした。「第2の矢」はカラ撃ちだったようですね。
「②「政府消費:21%」も借金財政では、そうそう増やせないでしょう。
ここから経済成長を目指すならば、やはり「①個人消費:55%」と「③設備投資:16%」を増やすことを考えるのは当然ですね。
前回(2/18「ミニ白書〔脱デフレ〕をご存じですか?)で、「雇用者報酬・可処分所得」と「サービス消費・財消費」をご紹介しましたので、今日は「設備投資」を見てみましょう。
2.「企業の設備投資、意欲は強いけど・・・?」
企業の「設備投資」は、2023年1-3月期は99兆円まで増加したが、その後は実質で減少しています。
下記に書いてみますね。
◎「企業の設備投資計画」
①「日銀短観の昨年2023年12月調査:前年度比+12.6%」
②「年度上半期設備投資実績:3.5%」
❸「実績-計画=-9.1%㌽」
上記のように「設備投資計画」はあるのに「実績」に出てきていませんね。
中国経済の不透明感による納入延期もあるようですが、今後は大型建設投資の着工なども増えてきているので、再び持ち直す見通しとされています。
コロちゃんが見ていると、企業は「設備投資」の意欲もあるし、計画もあるのだけど、現実には実績に結びついていない様です。
今後は増える見通しとはなっていますが、上記の日本のGDPの内訳でも「③設備投資:16%」となっていますから、これが伸びていないとGDP全体も増えていきません。
きちんと計画通りに進めて欲しいとしか言いようがないと思いましたね。
3.「高齢者はもっと働けって言うけど・・・?」
ここでは、この「ミニ白書」の中の「労働供給と所得向上に向けた課題」を見てみましょう。
昨日の2月17日に、コロちゃんは「経済産業省」の「新機軸部会」の議論の記事で、「健康生産年齢人口」という名目で「高齢者を働かせようとしている」と怒りました。
下記の表題のブログ記事ですね。
「【経済考】「高齢者の需要増で成長する」ってホントなの?」
そうしましたら、この「内閣府のミニ白書」の中にも同じように「高齢者に更に働いてもらおう」との内容があるのです。
その内容とは、高齢者のうち65~74歳で健康な人は8~9割程度だが、「就業率」は男性で約40~60%で女性で約 25~40%であり、「健康人口対比」で見た就業率は低いと言うのです。
そして「男女」の「就業意欲」と「「就業率」の差という概念を提示しています。
「男性」は、「就業意欲」「就業率」の差はあまりないと言います。要するに「高齢男性」は働きたい方はだいたい働いているというのです。
しかし、「女性」は、「就業意欲」と「就業率」の差が大きいと言います。要するに「高齢女性」は「就業意欲」と「就業率」の差が20~25%あるから、まだまだ「働けるだろう」としています。
そして、その項の最後の指摘が、ちょっと面白い書き方となっています。
それは「高齢者の女性」は介護や家事で就業していない方が多いから、「高齢者の男性」も、若い世代の「子育て・家事負担」と同じように、もっと分担して働けと言っているのです。
(コロちゃんの解釈です)
ここを読んで、コロちゃんはこの文書を作成した方の頭の良さに驚きましたね。
「高齢者はもっと働け」ではコロちゃんみたいに反発する人もいるでしょうけど、「高齢男性がもっと介護・家事を女性にばかり任せないで分担しなさい」と言われれば反対はしにくい。
しかし、言っていることは結局は「高齢女性を介護・家事から解放してもっと働かそう」なのですからね。
コロちゃんだって妻が亡くなっていなければ、家事は妻任せだったでしょうから、「若い世代のように介護・家事を女性ばかりに任せるな」と言われれば、口ごもってしまったでしょう。
この「ミニ白書」には、「高齢者の就業拡大余地は依然大きい」と自身を持って記載していますね。
だけど、国家としては「ヒマな高齢者は労働力」でしょうけど、コロちゃんにとっては「高齢者になったら余生は好きなことをしてすごす時間」と思っているんですけどね。
長い人生には、そのような「最後の時間」があってもいいんじゃないでしょうか?
それともそれは「贅沢な願い」なのでしょうか?
皆さんは、どうお考えですか?
5.「副業の増加と推進はいいけど・・・?」
次に「ダブルワーク」などの「副業」についてですね。
この「副業」は2017年以降に増加しており、2022年には332万人に増加し、副業実施率も5%となっているとしています。
この「副業実施者」を年代別に見ると、2012年以降の10年間では「65歳以上の高齢者」の増加率が最も多くなっていますね。
そして近年には「高齢者」だけでなく、幅広い年齢層で「副業」が増えてきています。
この「ミニ白書」では、このような「副業」について、少子高齢化の下での労働力減少への対処として「副業の推進」を示しています。
そのために「副業」を制約する要因を無くしていく「行政側の対処」として、以下を挙げていますね。
それは「就業規則の副業禁止規定」や「労働者の職業選択の自由(業務時間外の就労の許容)」を明示することです。
これらの事を「行政側」から「企業」に働きかけようと言っていますね。
だけどコロちゃんは思ったんですけど、「命と健康を守る」為に「労働時間の短縮・残業規制・過労死防止」を進めているんですよね。
それが、その余暇時間を「副業」で働くんじゃ意味がないんじゃないですか?
またその生活の中で「家事・育児・介護を女性だけに任せない」ことが出来ますか?
いやいや、上記の全部をキチンとやり遂げるなんて「スーパーマン」でも無理じゃないですか?
(コロちゃんは老人ですから「スーパーマン」ですけど、今だったら「おらゴクウ」ですか? これも古いって?)
4.「労働供給と所得拡大の見通しは?」
この「ミニ白書」は、「労働供給と所得拡大」について、以下の様に纏めています。
まず「労働供給」については、2010年代からの就業者増加を下支えしてきた「女性」や「高齢者」の労働参加の先行きは減少する可能性もあると記載していますね。
これは誰でも、もう気が付いている事実でしょうね。
そして「労働供給の対策」を3点にまとめています。
①「労働時間を追加する希望を持った就業者への対応」として、子育て世帯の女性の子どもの年齢が上がるごとに発生するハードルを緩和する支援が必要と提起しています。
②「増加が見込まれる65歳以上の高齢者」については、高齢者にも大きくない負担で就労可能な機会を設けること。
③「副業などの新しい働き方」を、より柔軟に実施可能な環境を整えること。
ここまで読んで、コロちゃんは「人口減少は前提」なのだから、労働人口を増やすばかりではなく、減少を前提とした対策を検討しないのかなと思いましたね。
この「3点の対策」にしても、「子育て世帯の女性・高齢者・副業」と、今までの環境では「労働動員」が困難なところから、更に「動員」しようとしています。
しかし、それぞれ課題が山盛りにあるように、コロちゃんは思いましたね。
「①子育て世帯の女性を動員」すれば、二人目の子どもをあきらめる方も増えるでしょう。
また「②高齢者を動員」するためには、高齢者が死ぬまで働く覚悟を持つ必要があるでしょう。
そして「③副業を推進」すれば、長時間労働を規制した意味がなくなるでしょう。
まあ、このように「為政者と官僚の方が考えている」と言う事がわかったことは、この「ミニ白書」を読んだ成果ですね。
ちょっと、あれこれと整理しきれませんでしたが、今日のブログでは「ミニ白書」の中で気になったところを、図形やイラストを引用しないでカキコキしてみました。
読みにくい、わかりにくい所が多かったと思いますが、それは今後に期待という事でご勘弁願います。
コロちゃんは、より一層「文章力の向上」に精進しますね。
なお、今日取り上げました「内閣府」の「2023 年度日本経済レポート」(ミニ白書)を読んでみたい方は下記のリンクのクリックをお願いします。
https://www5.cao.go.jp/keizai3/2023/0213nk/pdf/n23_5.pdf
だけど、このレポートは281頁もあるのに、なんで「ミニ白書」って言うんでしょうね?
σ( ̄^ ̄)はて?
ちっとも「ミニ」じゃないですよね。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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