おはようございます。今朝コロちゃんがワンコとの散歩に出ると、爽やかな青空が広がっていました。
気温は21℃と、こちらも暑くもなく寒くもなく、まるで「5月の青空」のような爽快感でしたよ。「梅雨の中休み」ですね。
おりしも今朝のニュースでは「近畿・中国・四国・九州が一斉に梅雨明け」と報じられていました。
なんか、早くね?
( ̄へ ̄|||) ウーム
コロちゃんは、例年の「近畿地方の梅雨明け」を調べてみましたよ。そうしたら、なんと「平年は7月19日ごろ」で、「昨年は7月18日ごろ」でしたよ。
そういうことは「近畿地方の梅雨明け:6/27」は、いつもの年よりも「20日以上早い」となりますよ。今年の「梅雨明けは早かった」のですよ。
コロちゃんの住む「関東・甲信越地方」の「平年の梅雨明けも7月19日ごろ」とされていましたよ。
どうやら今年は、この分では直ぐに「近畿・中国・四国・九州地方」を追いかけて「関東・甲信越地方」も「梅雨明け」になりそうだと思いましたよ。
コロちゃんは、雨が降らなくなるのは良い事ですが「猛暑」もイヤだなーと思っていますよ。
そんな「雨も暑いのもイヤなぜいたくコロちゃん」が、今日は「高齢者は多剤服用にご注意を!」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「高齢者の服薬指針が改定されたよと、あなたは何種類のお薬を飲んでいますか?」
☆「多剤服用の有害事象の発生率は10%台だよと、ポリファーマシーを知っていますか?」
☆「お薬手帳アプリや電子処方箋の利用はまだまだだよと、早くデジタル化をしてくださいよ」
☆「コロちゃんの大腸がんの手術と入院」

1.「高齢者の服薬指針が改定されたよ」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「高齢者/服薬の指針改定/多剤服用の目安など」との見出しが目に入りました。
そう言えばコロちゃんも、いっぱい薬を飲んでいるなと考えながら、この記事をジックリと読んでみましたよ。
そうしましたら、この「記事」は「高齢者の安全な薬物療法ガイドラインの改定が行われた」との内容で、以下の内容が記載されていましたよ。
◎「高齢者の安全な薬物療法ガイドラインの改定版」
➀「高齢者は薬物による有害事象が若者よりも起こりやすい」
②「多剤服用が原因」
③「高齢の入院患者の10~16%に有害事象が発生」
➃「5~6種類が多剤服用の目安とする」
ざっと、上記のような内容が記事に記載されていましたよ。
コロちゃんは、現在「6種類の薬」を処方されていますので「立派な多剤服用の患者だよ」と思いながら、この記事を読みましたよ。
そこでコロちゃんは、この「日本老年医学会」が発表した「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2025年版」をポチポチと探してみることにしましたよ。

2.「あなたは何種類のお薬を飲んでいますか?」
さっそく意気込んで「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2025年版」をネットで探したコロちゃんでしたが、「書籍(172ページ)」は発行されているのですがネットでは発表されていませんでした。
(“ ̄д ̄)ケチ!
そこでコロちゃんは、自分でまずは「高齢者の多剤服用の実態」を調べてみましたよ。
なお上記で書いたようにコロちゃんは、現在「6種類のお薬」を処方されていますよ。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「厚生労働省 年齢階級別の薬剤種類数の実態」より
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000522373.pdf
出典:厚生労働省 医薬品の効率的かつ有効・安全な使用についてより:6月28日利用
上記のグラフは、「厚生労働省」が発表した「年齢階級別の薬剤種類数の実態」です。
「60歳以上」の方のお薬の種類が、「6種類」と「7種類」の分だけを下に書き出しますね。
◎「年齢階級別の薬剤種類数:60歳以上」(小数点以下切り捨て)
➀「6種類以上」
・「60~64歳: 8%」
・「65~69歳: 7%」
・「70~74歳: 7%」(コロちゃんはココ)
・「75~79歳:11%」
・「80歳以上 :11%」
②「7種類以上」
・「60~64歳:24%」
・「65~69歳:39%」
・「70~74歳:43%」
・「75~79歳:46%」
・「80歳以上 :61%」
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000522373.pdf
(出典:厚生労働省 医薬品の効率的かつ有効・安全な使用についてより:6月28日利用)
あー、コロちゃんは「6種類:70~74歳:7%」ですから、まだお薬が少ない方なのですね。
( ̄Д ̄*)アー
だけどコロちゃんと同じ年齢の「70~74歳」で「②7種類以上」の方は「43%」もいらっしゃいますよ。
コロちゃんは、あと1種類「お薬」が増えればこちらの「②7種類以上70~74歳:43%」に入ってしまいますよ。
このどちらにしても「多剤服用(6種類以上と言われる)」ですけどね。さて、次にこの「多剤服用」の弊害をみておきましょう。

3.「多剤服用の有害事象の発生率は10%台だよ」
さて現在は「6種類のお薬」を服用していて、もうすぐ「7種類」になるかも知れないコロちゃんですが、それではこの「多剤服用の薬物有害事象」って、どんな割合で起こっているのでしょうか?
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「厚生労働省 薬物有害事象の頻度」より
https://www.mhlw.go.jp/content/11125000/0000162475.pdf
出典:厚生労働省 高齢者の安全な薬物療法ガイドラインより:6月28日利用
上記のグラフは、「厚生労働省」が発表した「薬物有害事象の頻度」です。
赤い棒グラフが「薬物有害事象」ですが、「薬剤数が6種類以上」となると、「薬物有害事象の発生率」が、軒並み「10%台」に跳ね上がっています。
「6~7種類」でも「10種類以上」でも「発生率」があまり変わっていないのがちょっと不思議ですね。間違いの確立は同じなのかも知れませんね。
コロちゃんは、これらの「薬物有害事象」にはどんなものがあるのかも調べてみましたよ。下記でしたよ。
◎「薬物有害事象:種類」
①「めまい、ふらつき」
②「意識障害」
③「低血糖」
➃「肝機能障害」
⑤「転倒による骨折」
⑥「生活の質の低下」
うーむ、これはどれも「イヤだなー」。
(๐•̆ •̆๐)ヤダナー
今までコロちゃんは、「お薬の飲み忘れ」にだけ注意していたのですよね。
だって「1カ月分のお薬」をもらったはずなのに、「1ヶ月後に薬が余っていた」ってことが時々あるのですよ。
だけど、この「多剤服用の有害事象」を読むと、どうやったら「有害事象を防げるのか」にも注意が向きますね。
これらのことは「お薬の素人の患者さん」では、どうしようもない事ですから「薬剤師さん」に注意してもらうしかないように思いますが、ちょっと調べてみましょうね。

4.「ポリファーマシーを知っていますか?」
皆さん「ポリファーマシー」って言葉をご存じですか?
この「ポリファーマシー」とは、「多くの薬を服用することで有害事象発生などのリスクがある状態」のことを言うそうですよ。コロちゃんは、今日初めて知りましたよ。
この「多数薬剤の有害事象」を防ぐためには、以下のことが推奨されているようですね。
◎「多数薬剤の有害事象防止方」
➀「お薬手帳を1冊にまとめてもらう」
②「飲んでいる薬はサプリメント・市販薬を含めすべて申告」
③「かかりつけ薬剤師を選任する※」
(※かかりつけ薬剤師は服薬指導料金が必要:3割負担の場合60円~100円程度の負担増)
うーむ、コロちゃんは「お薬手帳は1冊」しか持っていませんよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム
それに「かかりつけ薬剤師」って「お金の負担が増える」のね。それじゃあ、みんなやりませんよ。「制度」に落とし込むなら「国の負担」としなきゃあ無理ですよ。
ということは、どうやら「ポリファーマシー(多数薬剤の有害事象)」は「患者さんじゃ防げない」ように思えますよ。
現状では、いつも行っている「薬局の薬剤師さん」に注意してもらうしかないと思いましたよ。

5.「お薬手帳アプリや電子処方箋の利用はまだまだだよ」
コロちゃんは、「スマホのお薬手帳アプリ」というのがあるというので、ついさっき使えるかどうか聞いてみましたよ。
まずは、毎月1回通っている「内科医院前の薬局」です。こちらに☎して尋ねてみると、以下でしたよ。
◎「内科医院前の薬局」
➀「QRコードを読み取ることで出来るようになっている」
②「たまに使う方がいる」
③「電子処方箋は対応していない」
おー、ここでは「お薬手帳アプリのQRコード読み取り」が導入済みなのですね。
(o゚Д゚)オー
だけど、これを聞いた薬剤師さんは、まだ1回も扱ったことがないといっていましたよ。
どうやらここの「内科医院前の薬局」は、「お薬情報共有のシステム」は一応あるようでしたが、実際の「利用者」はほとんどいないみたいでしたね。
次はコロちゃんが現在「3ヶ月に1回」通院している「整形外科病院」に聞いてみました。
◎「整形外科病院」
①「スマホ画面を見て薬を出すことは出来る」
②「お薬手帳アプリとの情報共有はしていない」
③「電子処方箋は扱っていない」
うーむ、コロちゃんはここにも☎で聞いてみましたが、ここは「古いやり方の紙ベース」のみのようでしたよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム
コロちゃんの感想は、「日本の医療の世界」はまだまだ「紙のアナログ全盛」で、「デジタルへの道」は遠いと思いましたね。
今日は「高齢者は多剤服用にご注意!」というテーマでしたから、あまり若い方には関心がないかもしれませんね。
お若い方には、いずれ高齢になる「親ごさんの話」だと思ってお読みいただければ嬉しいですよ。

6.「早くデジタル化をしてください」
さて、コロちゃんの考え方を書いてみましょう。今日は「高齢者は多剤服用にご注意を!」というテーマで調べてみましたが、コロちゃんの考えは「高齢患者は気を付けようがない」ですよ。
だって、こんな「多種類のお薬の副作用」なんか「素人のおじいちゃん・おばあちゃん」がわかるはずがないでしょう。
だからこれは「医療のシステムで対応・解決」しなければならないのですよ。
コロちゃんは、現在一部で進められている「電子処方箋」や「スマホのお薬アプリの使用」をもっと「加速化」するべきだと思いますよ。
上記でコロちゃんが☎して調べた「内科医院」と「整形外科医病院」では、まだまだ「システム」が完備されていませんでした。
多分「整形外科病院」の方は、赤字で「システム導入」のお金がないのだと思いますよ。以下ですよ。
「全国1700余りの病院で去年6月から11月までの経営状況を調べた結果、経常利益が赤字となった病院は全体の61.2%」by2025年3月NHKより
現在「大きな病院」の6割が「赤字経営」なのですよ。これじゃあ、「新システムの導入」などはおぼつかないでしょうね。
そして「内科医院前の薬局」の場合は、「内科医院側」が電子処方箋を入れる気がないのだと思われますよ。
なお「反対理由」は、おそらく以下だと思われますよ。
◎「日本医師会の電子処方箋反対の理由」
「電子カルテや電子処方箋の導入には費用や手間がかかり、特に地方の医療機関にとっては負担が大きい」
◎「薬剤師会の電子処方箋反対理由」
「導入・運用コストの負担、システムベンダーの対応遅れ、個人情報流出のリスク、一部薬局での対応の遅れなど」
コロちゃんの考えは、せっかく「デジタル処方箋・お薬アプリ」があるのですから、もっと積極的に「デジタル化」を進めて「生産性を上げる」ことをみんなが意識しないとダメですよ。
そもそも普段から「生産性向上」を口にする「政府」が、「医療の世界」では「デジタル化で生産性向上」をしない理由が全くわからないと思いましたよ。
コロちゃんが言うまでもなく、「生産性向上」は社会の隅々での「改革」の積み重ねですよ。そろそろ「医療の世界」でも「非効率な紙の世界」から抜け出したらいいと思いましたよ。

7.「コロちゃんと大腸がんの手術と入院」
今日は「医療とお薬の話」でしたので、最後「コロちゃん話」は「コロちゃんの大腸がんでの手術と入院の話」を書きますね。
コロちゃんは、60歳の「誕生日」の翌月に「大腸がん」が判明して、その後「大学病院で入院と手術」を受けました。
この「入院期間」は「1~2週間となる」と言われていましたから、コロちゃんは「図書館」から「最低1週間は読み続けられる本」を借り出してきたのですよね。
そこで選んだのは「遠い崖ーアーネスト・サトウ日記抄※」です。
(※遠い崖:萩原延壽:1998年:全14巻)
この本は、「幕末に日本に来日したイギリス人のアーネスト・サトウの伝記(小説)」です。もともとは「朝日新聞」に1976~1990年の新聞連載小説でした。
コロちゃんは、2000年代にこの本の「幕末の社会が目の前に拡がっていくような読書感」にのめり込むようにして全14巻を読み終わっていたのです。
コロちゃんは「一度読み終わったこの本」が、「長期の入院期間中にもう1度読んでも楽しめそうだ」と纏めて図書館から借り出して入院病棟に持ち込んだのです。
この本を選んだ理由は、なによりもその「膨大な量」ですね。全部で14巻もあるのですよ。さすがに「全14巻全部」は持ち込みませんでしたけど、確か5~6巻は借りてきていましたよ。
コロちゃんは、この時の入院時の「この本を巡る医師との会話の記憶」が残っていますよ。
コロちゃんが、手術後のある日にベッドの上で半身を起こしながら「遠い崖:西南戦争の巻」を読んでいた時のことでした。
下記のフォトの本でしたよ。
コロちゃんがこの本を読んでいたら、いきなり「ベッドの周囲のカーテン」が開かれて「手術を執刀した先生が回診」に訪れたのです。
その「医師の先生」は、コロちゃんが読んでいた本をパタンと閉じたところ、表紙をチラリと見て言いました。
「ああ、西南戦争の本ですか? 私の医局の後輩にも鹿児島出身の新人がいますよ。アハハ・・・」by医師
うーん、この先生はなんでこんな話題をいきなり持ちだしたのかなー? コロちゃんはどう返事をしたのか覚えていませんよ。
(´ヘ`;)ウーン
多分、この医師は「大腸がん」で落ち込んでいる患者を和ませようとして、穏当な話題を持ち出したのだろうと思われますよ。
だけど、黙っておっかない顔をしている医師よりは、まだ愛嬌があったかも?
(*。_。)⁾⁾ゥンゥン
まあこの時の「大腸がんの手術」も無事「成功した」と言われましたし、その6年後には無事「大腸がんは完治」しましたから、コロちゃんには「心温まるエピソード」とも言えるかもしれませんね。
ただコロちゃんは、この「遠い崖ーアーネスト・サトウ日記抄」を夢中で読むことによって、「大腸がんの手術・入院」で「メンタル」が落ち込まずに済んだのですよ。
現在の「日本の医学」がいくら進歩しているからと言って、「大腸がん」による「死への恐怖」が無くなるわけではありません。
当時のコロちゃんの「大腸がん」は、「10年生存率は70%」と診断されていました。
これが高いのか低いのか、当時はわからないまま「不安」を抱えて「治療」を受けていましたよ。
だけど一番怖いのは「メンタルが落ち込むこと」でしたね。コロちゃんは「本の世界に逃げ込むこと」によって「大腸がんの恐怖」からメンタルを守ったのですよ。
そう考えると「遠い崖ーアーネスト・サトウ日記抄」に感謝ですよね。
コロちゃんは、その後も本書を読みなおしたこともありましたから、全部で都合3回もこの「全14巻」を読み続けましたよ。
コロちゃんが60代だった頃の「大腸がん手術後のエピソード」をご紹介しましたよ。
皆さんも、もし「メンタルが落ち込む」ような時には、「逃避先の読書本」を選んでおくことをお薦めしますよ。
「人間なんてさほど強いものではない」のですから、いざという時には「逃げ込む先を考えておいた方が良い」というのがコロちゃんのポリシーですよ。
そのポリシーで、現在のコロちゃんはまだまだ元気に生き続けていますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。

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