おはようございます。昨日にコロちゃんは、「年に1回のワンコのワクチン注射」に「動物クリニック」に行ってきました。
「ワクチン注射1本」のお値段は5500円でしたよ。
それはともかく、昨日の「動物クリニックの獣医さん」は、とても気になることを言っていたのです。
いつものように「獣医さん」は、「聴診器」でワンコの胸のあたりを聴いていましたが、その後に「僧帽弁の異常音が聞こえますね」とおっしゃったのですよ。
どうやら、わが「ワンコ」は「心臓」が「僧帽弁閉鎖不全症」となっている様なんですよ。
そして「獣医さん」は、「咳が出ませんか? 足がふらつきませんか?」とおっしゃったのです。コロちゃんは、ちょっと考えてから、「そんな症状は出ていませんね」と答えましたよ。
この「僧帽弁閉鎖不全症」が悪化した時の症状が、その「咳とふらつき」なのだと言うのですね。そこで「もし、そのような症状が出ましたら薬を出しますから来てくださいね」と言っていましたよ。
コロちゃんは、まあこの「ワンコ」も「もう16歳」ですから、そろそろ「お迎え」が来てもおかしくないと考えていました。
ただ、いなくなったら「「寂しいだろうなー」とも思っていますので、もう少し「元気でいて欲しい」と願ったコロちゃんでしたよ。
今日のワンコの診察には、ちょっと不安も残りましたが、まだ「症状が出ていない」ですから、当分は大丈夫そうだと安心したコロちゃんでしたよ。
そして、最近はコロちゃんもあちこちが「痛い」とか「歯がグラグラ」とか出始めていますので、ワンコも「マネしなくて良いのになー」と思いましたよ。
そんな「ワンコがちょっと心配なコロちゃん」が、今日は「コロちゃんはリベラル?、それともコンサバ(保守)なの?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「コロちゃんって自国優先なの?と、出稼ぎするんなら仕送りしろよ」
☆「資本主義体制では規制をしないと暴力的になるよと、リベラルもコンサバ(保守)も、現状を改革しようとすると同じになるよ」
☆「青空文庫の日本改造法案大綱を読んで驚いたと、社会の変革期にはリベラルもコンサバ(保守)もないよ」
☆「コロちゃんと贈られたモノ」

1.「コロちゃんって自国優先なの?」
コロちゃんは、つい先日に「対外投資」は日本人のためになっているのか?」と題した記事を投稿しました。
この中で「日本企業が海外投資」を行なっていても、その「収益」の半分しか「日本国内」に戻ってきていないことを指摘して、「もっと国内投資をしろ」と記載しています。
つまり「日本企業の海外投資」は、「日本人の実質賃金の増加や生活向上に寄与していない」と文句を言ったわけですよね。
これに対して、翌日にこのブログの「編集長&株主様」である「次男一家家長様」から、次のメールをいただきました。

編集長&株主様
リベラルは元々グローバリズム賛成派だったのが、
この記事でコロちゃんが「自国優先だ」
と言っているのが面白かったね。
うーむ、コロちゃんはあんまり意識していなかったけれど、確かに「リベラルは国際主義」で「コンサバ(保守)はナショナリズム(国家主義)」とのイメージはありますよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
なるほど、そういう視点から見ると「オールドリベラリスト」を自称するコロちゃんの主張として「自国優先」は違和感があると言うわけですよね。
だけどコロちゃんは、「日本企業の海外投資」は「イデオロギーの問題」ではないと考えているのですよ。
次に、ちょっとそれを書いて見ましょう。

2.「出稼ぎするんなら仕送りしろよ」
まずコロちゃん自身は、「戦後民主主義の申し子」だと思っていますよ。戦前の「権威主義日本」は大キライです。
特にコロちゃんが幼いころに体験した「地方の親族共同体」の「生活干渉」や「圧力」などは、今でも思い出すと腹がムカムカしますよ。
コロちゃんは、「個人の自由と尊厳」を重視する社会が大好きなのですよ。
だから、今でも「権威主義国のロシア・中国」には良い感情を持ちませんし、「トランプのアメリカ」もキライですよ。
普通このような考え方を持っていると、世の中からは「リベラル」と呼ばれますね。
コロちゃんもそれで良いと思っていますが、今回の「日本企業が海外投資をしても、国内に持ち帰らないこと」は、また別の問題と思っていますね。
それは別に難しい理論ではありません。「円高」を背景として「日本企業」は、1980年代頃から「海外展開」をし始めました。
1980年代では、「日本の人件費」は「中国の10倍だ」と言われていたのです。いわゆる「高いニッポン」ですよね。
昨今の「安いニッポン」とは、真逆の時代だったのが1980年代だったのですよ。そして「アメリカ」からは「貿易黒字を減らせ」と圧力がかけられていました。
だから1980年代以降の「日本の輸出の主力産業の大企業」は、「高いニッポン」からドンドン「世界に工場」を移していったわけですよね。
当時の「日本」は、「対アメリカ」では今の「中国」と同じ立場に立たされていたのですよ。この結果が、現在の「日本企業の巨額の海外投資残高」に繋がっていますよね。
コロちゃんは、この「産業のグローバル化」には別に反対しているわけではありませんよ。
ただ言いたいのは、「出稼ぎに出たなら、家族に仕送りをしろよ」ですよ。
「日本企業」は、海外事業で稼いだお金の半分は現地に留保して、残りは送金しても「内部留保」として貯め込んで、「社員の賃上げ」には使っていないのですよ。
「輸出企業」は「海外事業」で黒字を積み重ねていますが、「日本国内」では未だに「会社員の実質賃金はマイナス」です。
これって「海外で出稼ぎしたお金を家族に送金していない風景」ですよね。
「日本」は「資本主義の経済体制」ですから、「会社」が何をしようが法律内であったら自由ですよね。
しかしこの「出稼ぎを仕送りしない大企業の姿」って、「日本の国民の利益」になっていないとコロちゃんは思ったのですよ。

3.「資本主義体制は、規制をしなければ暴力的になるよ」
「資本主義の勃興期」とされた18世紀末には、「児童」は幼い頃から労働に従事することを余儀なくされた歴史が残っています。
また「日本」では、1916年に「職工15人以上の工場を対象に、12歳未満の就業を禁止、また15歳未満者と女子の労働時間を12時間とする労働法」が施行されています。
ということは、それまでは「12歳未満の児童」が工場で労働に従事していたのでしょう。いやいや、「法律が施行」されても、直ぐに徹底されたわけではないと思われますよね。
それに「日本」で、「8時間労働」が「法律」で義務づけられたのは、戦後の「1947年」になってからです。
コロちゃんは、「資本主義経済」は「経済成長をするには最適な制度」だと思っていますが、同時に「法律で規制」をしないと「暴走する制度」だとも考えていますよ。
だからコロちゃんは、今回の「海外投資」が増えても「日本人の実質賃金が上がらない」現状は、「個別企業の資本主義の論理」で改善できないならば、国が法律で規制するべきだと思っていますよ。

4.「リベラルもコンサバ(保守)も、現状を改革しようとすると同じになるよ」
ここでちょっと「リベラル」と「コンサバ(保守)」についてのコロちゃんの考え方を書いてみますね。
一般的に「リベラル」と「コンサバ(保守)」は、以下のように違っているとされています。
◎「リベラルとコンサバ(保守)」の違い」
①「リベラル」
・「社会的な平等を重視。個人の自由と権利を重視。社会的な変革を選好」
②「コンサバ(保守)」
・「伝統的な価値観や社会秩序を重視する。個人の自立と責任を重視。社会的な変革や変化を嫌う」
ざっと、上記がコロちゃんが理解するところの「リベラル」と「コンサバ(保守)」の違いですが、この分類が2000年頃から「揺らいできた」と感じているのですよ。
それは、2000年頃から「日本に新自由主義」と言う概念が登場してきたのですよ。
この「新自由主義」とは、イギリスでは1970年代のサッチャー首相、アメリカでは1980年代のレーガン大統領が有名ですが、「日本」では2000年代の「小泉首相」でしょう。
これを一言で言うと「規制を緩和すれば経済が成長する」と言うものでしたよ。
特に「小泉元総理」は「聖域なき構造改革」をスローガンとしていましたから、これって「社会変革」ですよね。
コロちゃんは、このあたりから「日本の政治」で、「コンサバ(保守)」が「過去の社会制度を守る理念」から変わっていったように感じていますよ。
2000年以降の「日本政治」は、「自民党も野党」も「社会変革を主張する」ようになったのですよ。
こうなると「コンサバ(保守)」のアイデンティティは、「伝統墨守」がなくなり「保守らしい雰囲気」ぐらいしか残りません。
現在の「自民党」の「右派」と言われる「高市早苗衆議院議員」は、「積極財政派」とされていますね。
しかし「左派」とされる「れいわ新選組」も「消費税減税で財源は国債発行」と(積極的な財政投入の)主張はあまり違わないのですよ。
コロちゃんは、「政治の世界」で「社会を変える」と足並みがそろうと「右・左の違い」があまり見えなくなってきたと感じていますよ。
ちなみにコロちゃんの主張は、「法人税・消費税・金融所得課税の増税」ですから、今の「政党」には誰も主張する方はいませんよね。

5.「青空文庫の日本改造法案大綱を読んで驚いた」
ここはちょっと「余話」を書きますね。
もうずいぶん前のことでしたが、コロちゃんは「次男一家家長様」から「面白い読書が出来るサイトを見つけた」と教えてもらったことがありました。
それは「青空文庫」と言う「無料サイト」でした。
この「青空文庫」は、「著作権が消滅した作品や、著作権者が公開を許可した作品をインターネットで誰でも無料で読めるように公開している電子図書館」です。
さっそくその時にコロちゃんは、アプリをダウンロードして、昔「少年コロちゃんの頃」に読んだ「江戸川乱歩」の「少年探偵団」とか「青銅の魔人」を読んでみましたよ。
その後に探して読んでみたのが、「北一輝の日本改造法案大綱」です。
この「北一輝」とは「1936年に起こった日本近代史上最大のクーデター事件」と言われる「2.26事件の黒幕」として「死刑」になった人物です。
いわば「日本の右翼の大立者」ですね。
この「北一輝」は、「日本改造法案大綱」を発表していたのですが、直ぐに「発禁」となっていましたから、あまりその内容は世の中には広がっていませんでした。
コロちゃんは、「歴史の本」でそんな本があることだけは知っていましたので、興味があったのです。
そこで読んだ、この「日本改造法案大綱」には、以下のような記載があったのですよ。
◎「日本改造法案大綱より」
①「日本國民一家ノ所有シ得ベキ財産限度ヲ壹百萬圓トス」
「私有財産限度ヲ超過シタル富ヲ有スル者ハ其ノ超過額ヲ國家ニ納付スベシ」
②「私有地限度。日本國民一家ノ所有シ得ベキ私有地限度ハ時價拾萬圓トス」
「將來其ノ所有地ガ私有地限度ヲ超過シタル者ハ其ノ超過セル土地ヲ國家ニ納付」
凄いでしょう。コロちゃんは読んでビックリしましたよ。
上記の「➀一家の(私有)財産限度額の壹百萬圓(100万円)」は、時代が1923年ですから、現在に換算するとコロちゃんの計算では40億円となりましたよ。
(1923年の初任給50~60円:2024年の初任給20万円で計算:4000倍)
この「法案大綱」では、「私有財産40億円以上は国家が没収する」としているのです。
大正時代では「財閥」が産業界を握っていましたから、それらを一掃する意図があったと思われますよね。
そして「②の私有地(土地価格)限度額の時價拾萬圓(市場価格10万円)」は、現在に換算すると「4億円」となります。
これは「大地主」から「農地」を「小作人に分配するための政策」ですよね。「大正時代」の地主と小作の関係は、ドラマ「おしん※」でも詳細に描かれていましたよ。
(※おしん:1983年:NHKテレビドラマ:原作・橋田寿賀子)
コロちゃんは、この「北一輝」の「日本改造法案大綱」を読んで、このような「私有財産の国有化方針」は「左翼」だけの主張ではなく「右翼」も同じなのかと思って驚いたのです。
そして、これほどの「大変革を主張する右翼思想家」だからこそ「国家」が危険視して「死刑」としたと思いましたよ。
ただこの「日本改造政策大綱(1923年発表)」から、およそ100年後に生きる私たちは「神の視点」を持って振り返ることができます。
「北一輝」は、1937年に「反乱幇助罪で死刑」とされましたが、その「10年後」の「1946年」には上記した「日本改造政策大綱」の「①財閥解体」と「②農地解放」は実現しています。
ただその「実行」は、「北一輝」が希望を託した「日本陸軍の憂国の士」によってではありませんでした。
この「財閥解体・農地解放」を主導したのが、「アメリカ占領軍総司令部(GHQ)のマッカーサー」だったことは「歴史の皮肉」だとコロちゃんは思いましたよ。
ただ「北一輝」は「右翼の巨頭」だったかも知れませんが、「先見の明」はあったことは間違いが在りません。
もし「戦後も北一輝」が生きていたならば、「ほら見たことかワシの言ったとおりだろう」と言ったかも知れませんね。
なにしろ、「戦後の高度経済成長」と「現在の日本社会」を作ったのは、上記した「①財閥解体」と「②農地解放」なのですからね。
今生きるコロちゃんたちは、その恩恵にあずかっているとも言えると思いましたよ。
ああ、これは「リベラルと保守(コンサバ)」のトリビアの豆知識です。ご興味のない方は読み飛ばしてくださいね。

6.「社会の変革期にはリベラルもコンサバ(保守)もないよ」
コロちゃんが、上記で「北一輝」の「日本改造法案大綱」の豆知識をご紹介した理由は、「社会が変わる時」には「右も左も主張は同じだった」と言いたいのですよ。
コロちゃんの「現在の日本」についての認識は、「1990年代以降、何をしても成長出来ずに呻吟する日本」です。
現在は、それから脱出しようとして「経済の好循環」に取り組んでいるところですが、今のところは「敗色濃厚」と言うか「思うように進んでいない」ですよね。
だから、現状の認識は「30年続いたデフレ」から変革の過程になると思われます。
もし、この「経済の好循環路線」がダメだった時には、また「別の路線」が出てくるのでしょう。
その「別の路線」が、「高市早苗衆議院議員」の主張する「積極財政」となるのか、それとも「れいわ新選組」が主張する「国債での消費税減税」となるのかは、まだわかりません。
現在の「日本社会」は「リベラル派も保守派」も、どちらも「現状の変革」を主張しているのですよ。
現状の「政治」は、「過去からの変革の過程」なのです。だから、そこには「リベラル派もコンサバ(保守派)もない」とコロちゃんは考えていますよ。
だから「思わぬ政策」が、「右・左の両方から支持・推進されること」もあり得るとコロちゃんは考えていますよ。

7.「コロちゃんと贈られたモノ」
さて、今日の最後の「コロちゃん話」ですが、「海外投資企業」に対して「出稼ぎに出たなら、家族に仕送りをしろよ」と書いたのにちなんで「コロちゃんと仕送りの話」を書きますね。
この「家族への仕送り」を、「海外展開の大企業」には「やれよ」と言ったコロちゃんですが、コロちゃん自身は「独立した子どもたち」から「仕送り」を贈ってもらったことはありません。
ここで、ちょっと「世の中の高齢者に対する仕送りの実態」を見ておきましょう。下記でしたよ。
◎「Q.仕送りをしたことがありますか?」(小数点以下切り捨て)
①「仕送りをしたことがある: 2%」
②「仕送りをしたことがない:98%」
(出典:令和元年 国民生活基礎調査より)
へ -、これはほとんどの方が「仕送りしていない」となりますよ。
( ¯ㅿ¯)へー
これじゃ、今どきの「独立した子どもたち」はよほどのことがない限り「仕送りはしない」となりますよね。
コロちゃんの「長男・次男」が薄情なわけじゃなかったですよ。これが普通ですよ。
ε-(´∀`*)ホッ
だけどコロちゃんは、「長男・次男」からは「いろんなモノ」は贈られていますね。ちょっと思い出しただけでも、「長男」からは下記のフォトの時計をプレゼントされていますね。

うーん、あらためて見ると、けっこうお値段が高そうですよ。
( ̄へ ̄|||) ウーン
コロちゃんは、現在「外出時」には必ずこの「腕時計」をしていますよ。
それに「次男」からは、「電動自転車やiPad・パソコン・スマホ」を贈られていますよ。ただ「パソコン・スマホ」はお下がりでしたけれどね。
多分コロちゃんは、この時に「iPad・パソコン・スマホ」を贈られなければ、「iPad」でネットサーフィンや、「パソコン」でブログ作成などに取り組むことはなかったと思いますよ。
「スマホ」だって、コロちゃんは「ガラケー」で満足していましたからね。しかし、一度で「スマホ」を使い出すと、その便利さにもう手放せなくなりましたよ。
そのように考えていくと、今の「コロちゃんの清貧ライフ」には「長男・次男」から贈られたプレゼントが欠かせないアイテムとなっていますよ。
幸い今のコロちゃんの「清貧ライフ」には、「仕送り」は必要とされていません。なんとか「家計」はギリギリで回っています。
しかし、幸いなのは「長男・次男」が時々「コロちゃんのことを気にしてくれている」ことですよね。
今年の春には「自動車の長距離運転を止めろ!」と口うるさ・・・ゲフンゲフン・・優しくアドバイスをしてくれましたよ。
(´ρ`*).ゲフンゲフン
コロちゃんは、もうしょうがありませんから、「長男一家宅」へ行く時には「駅近くのコインパーキング」までは車で行き、それから電車に乗って行くことにしましたよ。
この様な「コロちゃん自身の衰え」は、なかなか自覚しにくいのですよね。そして、例え自覚できても、習慣を変えるのは難しいのです。
だからこそ「真摯なアドバイス」をしてくれる人はなかなかいません。そこを遠慮なくズケズケ言ってくれる「子どもたち」はありがたい存在だとコロちゃんは考えていますよ。
今日の最後のコロちゃん話は、「仕送り」はないけど「贈られたモノ」はあるという「自慢話」みたいになっちゃいましたね。
だけど「リアルな高齢者のあるある話」として、笑って読んでいただければ嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。

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