「闘病考」コロちゃんはがんサバイバーです

闘病

コロちゃんは現在高齢者のおひとりさまですが、10年ほど前には仕事も現役でしたし、もまだ元気でした。

ある誕生日の次の月に、いきなり大腸がんが判明しました。そこからコロちゃんの闘病記が始まりました。長年の汗と涙の戦いを振り返ってみたいと思います。

まさか、に先立たれるとは思ってもいませんでした(ノД`)・゜・。

1.いきなりの大腸がん発覚!

誕生日をお祝いした次の月に、定期検診の潜血便検査で陽性となり、かかりつけ医で大腸内視鏡検査を受けたところ、いきなりの悪性腫瘍が発覚しました。大腸がんです。

すぐに大学病院におくられ、手術・抗がん剤治療とコロちゃんの長い戦いが始まりました。

https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/67_colorectal.html#anchor1 

出典:国立がん研究センターがん情報サービスより


大腸がんは、1年間に診断される患者数がざっと15万人で死亡者が5万人だそうです。5年生存率という指標があって、約7割だとこれで知りました。

ほかにも、大腸がんは男性はおよそ11人にひとりが一生のうちにかかると言われ、完治する人もまた多いと言われているそうです。

コロちゃんは、ショックをうけながらも、まず情報収集です。

ネットで一通り調べたあとは、図書館から関係書を10冊ぐらい読むと大体の病の概略がわかってきました。ブログでの他の方の闘病記にも力づけられましたね。

2.死を覚悟して準備をはじめる

心乱れる時もあるけど、やるべきことは何でもやろうと考えました。

子どもたちに詳細を話し、エンディングノートを作成し、年金事務所で死後の妻の受け取る年金額を確認しました。

「遺族年金は、国民年金または厚生年金保険の被保険者または被保険者であった方が、亡くなったときに、その方によって生計を維持されていた遺族が受けることができる年金です。」

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-yoken/20150401-03.html

出典:日本年金機構 遺族年金より

コロちゃんは、年金には遺族年金というのがあるのは知っていましたが、詳しいことは知りませんでした。

夫の死後に妻が受け取れる遺族年金の金額は、年金事務所に足を運ばなければ教えられないということで、一番近隣の年金事務所で金額を尋ねました。

何とか、が生活できそうな金額を聞いたときは一安心しました。そのあとには私物を整理し、蔵書も処分しました(これは後で次男に叱られたなー)。

とにかく、長年連れ添ったがあまり苦労せずに済むように準備を着々と整えました。

3.抗癌剤治療の副作用はつらいよ

抗がん剤の副作用で、手足の皮膚がボロボロにむけました。足指の爪も全部剥がれました。一旦職場に復帰したのですが、2週間でまた休職となりました。

手の指の感覚がなくなり、シャツのボタンがとめられない。薬のパッケージも自分では開けられない

生活は頼みでした。ほとんど全介護でしたね。感謝感謝です。

4.今度は悪性リンパ腫になりました

大腸がんと戦うさなかに、顎の下に異様なコブができたことに気が付きました。コロちゃん、大腸がん判明の数年後です。

耳鼻科で診察を受けたところ、大学病院へとの指示。手術でコブを摘出したところ、血液のがんである悪性リンパ腫であることが判明しました。

血液のがんには、白血病・多発性骨髄腫・悪性リンパ腫と三種類あります。女優で若くして亡くなった方の白血病はよく知られていますね。

コロちゃんは、二つのがんに同時に罹患する患者はあまりいないと医師から聞いていたので、まさか!でしたね。

https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/cancer/25_ml.html

出典:国立がん研究センターがん情報サービスより

悪性リンパ種は、1年間に診断される患者数がざっと3.6万人で死亡者が1.3万人だそうです。5年生存率という指標があって、約7割弱だとこれで知りました。

これはもう運命かと、コロちゃんはまた覚悟しました。再び抗がん剤治療です。

髪の毛が全部抜けました。全身の倦怠感で身動きも取れなくなりました。またまたの全介護に頼りました。もともと妻には頭が上がりませんでしたが、もっと上がらなくなりました。

5.大腸がんは5年たち完治しました

がんは、がん細胞が検査で確認できなくなれば寛解、その後5年経過すると再発のリスクがほとんどなくなるので完治となります。

コロちゃんは、大腸がんの完治は喜ばしいけど、まだ悪性リンパ腫があるからなーとあまり喜ぶ気にはなりませんでした。

6.妻が肺がんになりました

その直後です。の定期健診のレントゲンで肺がんが見つかりました。もう、ため息しか出なかったですね。

とは20代前半に一緒になりました。もう半世紀近く共にいます。

もうお互いがいない生活なんか考えられません。心が沈みました。それでも、悲しさをみせずにすごさなければと考えました。

そして2年半の闘病を経てが逝きました。

コロちゃんは自分が先に逝くと思ってたんですけど、人生は無常です

だけど、最後まで介護をして、最後まで手を握って、最後までありがとうと言葉をかけて、子どもたちと共にみおくることができました。

皆で泣きました(T_T)/~~~

7.コロちゃんはおひとりさまになりました

子どもたちはすでに独立しておりますから、コロちゃんはおひとりさまになりました(黒ワンコはいます)。

悪性リンパ腫も、の死去の次の月に5年が経過し完治となりました。喜ばしいことなんですが、まったく心が躍りませんでした。

心が落ち込んでしまう時には、亡きから叱られる気がします。とにかく男前の元気な女性でしたから(^_^.)

8.コロちゃんの闘病は続きます

コロちゃんは、今までに2回抗がん剤治療を受けましたが副作用とは強いものですね。

ステロイド剤による骨粗鬆症が残りました。脊椎の圧迫骨折を2回起こしました。骨折は治癒したものの、強い腰痛にいまだに苦しめられています。

2回目の圧迫骨折はの介護中でしたから、への愛の痛みと思えばがまんできるかな?(^_-)-☆

コロちゃんは、やまいへの対処は常に前向きになることだと考えています。

「困ったな」ではなく「何をしようか」です。

日々、何か取り組むことを見つけながら健気に生きていきます(^_^)/
(おい自分で言うなよ)

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に触りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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