【社会考】「人手不足」が酷いみたいだよ

社会

おはようございます。今朝のコロちゃんは「心配事」を抱えています。

どうしたのかと言うと「ワンコがエサを食べない」のですよ。今もエサ箱に「エサ」が残っていますが、これは昨日の朝に入れた「エサ」なんですよ。

このワンコは、今年に入ってから、コロちゃんが気が付いただけで「5本」も歯が抜けています。もう15歳を過ぎましたから、人間でいえば「76歳※」ぐらいでしょうか。

(※犬の年齢を人間の年齢に換算する方程式:『小型犬:24+(小型犬の年齢-2)×4』)

なんと、このワンコは「こらいまれ」のコロちゃんよりも年上なのですよ。これからは「ワンコ様」と呼びましょうか。

それはともかくワンコの話しですよ。この食欲不振が「単なる夏バテ」だったら良いのですが、それでしたら、涼しくなればまた元気を取り戻しますからね。

だけど、もう寿命だったら・・・、どうしよう。
ヽ(´Д`; ≡ ;´Д`)丿オロオロ

まだまだ、コロちゃんが逝く前の日までは頑張って生きて欲しいですね。ガンバレよ、なあワンコ!
(ง ⁎˃ᴗ˂)งガンバッ

今日は「人手不足が酷いみたいだよ」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「人手が足りないよと、25~44歳の所得を見てみよう」

☆「日本経済の黄金時代は1980~1990年代だったよと、コロちゃんとお仕事」

1.「人手が足りないよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると、「人手不足が酷いよ」との記事が目に入りました。

この内容は、先日9月6日に「厚生労働省」から発表された「2024年の労働経済白書」についての記事ですね。

コロちゃんは、ざっと新聞記事を読んだ後で、さっそくこの「労働経済白書」をポチポチと探して読んでみましたよ。
Σ((○゚∀゚σ)゚ミィ~ッケ♪

この「労働経済白書」を見てみると、なんと279ページもありますよ。こんなの全部読むだけで数時間がかかりますよね。

コロちゃんは、ざっと流し読みするので精一杯ですよ。目立つところだけを、いくつかご紹介してみますね。

➀「全産業で人手不足となってるよ」

最近は、もう「少子高齢化」は「耳タコ」のできるほど聞いていますから、「人手不足」と聞いても「さもありなん」としか思えませんよね。

しかし、どの産業で人手不足が酷いかまでは、さほど知られていませんしコロちゃんも知りませんでした。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 産業別の雇用判断D.I.の推移」より

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/24/dl/24-1.pdf
出典:厚生労働省 令和6年版 労働経済の分析より(9月7日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表した2018~2023年の「産業別の雇用判断D.I.の推移」です。

「雇用判断D.I.」とは、人手の過不足感を示す指標で、数値がプラスの場合は「人手が過剰」、マイナスの場合は「人手が不足」と考えている企業が多いとなります。

上記のグラフは「9の産業別」に分かれています。

そのラインを見ると「コロナ禍の2020年」に、「製造業」と「宿泊・飲食サービス業」が大きくプラス(人手が過剰)となっています。

しかし、2021年以降はすべての産業が大きくマイナス(人手不足)となりましたね。

ラインを見ると、一番マイナスが大きい(人手不足)なのは、「宿泊・飲食サービス業:灰色点線ライン:ー80%㌽」でその次が「建設業:赤色点線ライン:ー50%㌽」となっていますね。

➁「総雇用者所得は右肩下がりだよ」

コロちゃんは、自分の所得である今年の「年金額」は昨年よりも「2.7%増」でした。だいたい月3000円ぐらいの「賃上げ」でしたね。

そして、今年2024年の「春闘」では「大企業」は5%を超す「賃上げ」となっています。ですから「日本全体の雇用者の所得」は、大きく上昇していると思っていましたよ。

そうしましたら、この「労働経済白書」には「違うよ!」と言うデータが掲載されているではありませんか。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 総消費動向指数(実質)と総雇用者所得(実質)の推移」より

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/24/dl/24-1.pdf
出典:厚生労働省 令和6年版 労働経済の分析より(9月7日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表した2013~2023年の「総消費動向指数(実質)と総雇用者所得(実質)の推移」です。

「総消費動向指数(実質)」とは、日本の「世帯全体における消費支出総額」で、「総雇用者所得(実質)」とは、「日本の雇用者の所得の合計」です。

上記の二つの指数は「実質」ですから、物価上昇率の影響が算入されています。

しかし、上記の「総消費動向調査」の黒色ラインを見ると、2022年~2023年にかけて横ばいとなっています。

これは「物価」が上がっているのに「消費額」は横ばいだったことを示しています。いわゆる「買い控え」ですね。

そして、「総雇用者所得」の赤ラインは、2021年から右下下がりですね。

これは「所得の伸び」が「物価の上昇」に追いついていないことを示していますね。まだまだ「賃上げ」が足りないのですよ。

今後は「さらに賃上げをする」か、それとも「物価上昇を抑えるか」をしないと、このラインは上向かないでしょう。

③「非正規雇用はまだ増えているよ」

コロちゃんは、「日本経済」がおかしくなった一因に「非正規雇用の拡大」があると常々考えていたんですよ。

そこで「非正規雇用」と言う言葉が出てきた時には、特に注意してみるようにしていたんですけど、なんとまだ増え続けているのですよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 雇用形態別にみた雇用者数の推移」より

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/24/dl/24-1.pdf
出典:厚生労働省 令和6年版 労働経済の分析より(9月7日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表した2002~2023年の「雇用形態別にみた雇用者数の推移」です。

上部にある方の黒色ラインは「正規雇用労働者の推移」です。2002年に3489万人でしたが、その後2014年頃に一旦減少し、その後の2023年に3606万人まで増えてきていますね。

この2002~2023年の間の「正規雇用労働者」の増加数は、117万人増です。

そして、下部の点線ラインは「非正規雇用労働者の推移」です。2002年に1451万人でしたが、その後2019年のコロナ禍直前まで増え続けて、昨年2023年には2124万人までふえています。

この2002~2023年の間の「非正規雇用労働者」の増加数は、673万人増です。凄いですね。「正規雇用者増加数の6倍近い増え方ですよ。

下記に並べてみますね。

◎「2002~2023年:雇用者増加数」

➀「正規雇用 :3484万人⇒3606万人:117万人増」
➁「非正規雇用:1451万人⇒2154万人:673万人増」

ほら、「➁非正規雇用:1451万人⇒2154万人」は、未だに右肩上がりで増えているでしょう?

コロちゃんは、「日本経済の停滞」の原因の一つは、この「非正規雇用」の増加があると思っていますから、いつまでこんな状態(増加)が続くのかといつもウオッチしているのですよ。

次に「男女別の雇用形態の推移」も見ておきましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 雇用形態別にみた雇用者数の推移(男女別)」より

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/24/dl/24-1.pdf
出典:厚生労働省 令和6年版 労働経済の分析より(9月7日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表した2002~2023年の「雇用形態別にみた雇用者数の推移(男女別)」です。

「男性の正規雇用者」は減っていますね。下に書き出しますね。

◎「正規雇用と非正規雇用(男女別):2002年⇒2023年」

➀「男性正規雇用:2437万人⇒2338万人:ー99万人」
➁「女性正規雇用:1052万人⇒1267万人:+215万人」

③「男性非正規雇用 :431万人⇒683万人:+207万人」
➃「女性非正規雇用:1021万人⇒1441万人:+420万人」

うーむ、就労者が増えている中で、「➀男性正規雇用:ー99万人」が減っているのは驚きですね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

しかし、「③男性非正規雇用:+207万人」と「➃女性非正規雇用:+420万人」は増えすぎでしょう。

この状況は「企業が求めている」のは、「男性の正規雇用」よりも、「女性の正規雇用」と「男女の非正規雇用」だとコロちゃんは思いましたよ。

なんせ「女性」は「正規雇用・非正規雇用」ともに、「男性正規雇用」よりは安く雇用できますからね。

やっぱり企業にとっては「安い人件費」は魅力的なのでしょうね。

➃「人手不足は今度で4回目だよ」

あと一つだけ見ておきましょう。なにしろ、この「労働経済白書」は全部で279ページもありますから、全部紹介していたらとても、いつになっても終わりませんよ。

次はコロちゃんが興味を覚えたグラフなのですよ。だって、1970年代の「青年コロちゃん」の就職事情が分かるんですもの。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 雇用人員判断D.I.の推移」より

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/24/dl/24-1.pdf
出典:厚生労働省 令和6年版 労働経済の分析より(9月7日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表した1974~2023年の「雇用人員判断D.I.の推移」です。

この「雇用人員判断D.I.」については、上記でも触れましたが「人手の過不足感を示す指標」です。

数値がプラスの場合は「人手が過剰」、マイナスの場合は「人手が不足」と考えている企業が多いとなります。

ですから、上記のグラフが大きく下に触れている期間は「人手不足」となります。

このグラフは、戦後の日本では「4回の人手不足の時代」があったとしているのです。

◎「戦後日本の4回の人手不足時代」

➀「1回目:1970年代前半」
➁「2回目:1980年代後半~1990年代前半」
③「3回目:2000年代後半」
➃「2010年代以降」

この①~④を「白書」では、以下のように説明しています。

➀「1970年代前半:高度成長の末期で労働需要が急増したため」

➁「1980年代後半~1990年代前半:産業構造のサービス産業化が進んだ中で労働力需要が急増」

③「2000年代後半:1990年代から急速に女性を中心としたパートタイム労働者が増加」

➃「2010年以降:2010年代以降の経済状況の好転といっそうのサービス産業化の進行」

上記のような理由で、過去の日本経済の「人手不足」が起きていたということなのですが、コロちゃんが最初に東京都で就職した時期は「①1970年代前半」でした。

そしてコロちゃんが「転職」をした時期が、「②1980年代後半~1990年代前半」だったのです。

このグラフを見ると、当時のコロちゃんの「就職と転職」が、ちょうど「日本経済が人手不足時代」に当てはまっていたことが分かります。

このグラフを見て、コロちゃんは思わず「運が良かったなー」とつぶやきましたよ。

この「労働経済白書」には、まだまだ興味深い記載がありましたが、ご紹介はこの辺にしておきましょう。

なお、この「労働経済白書(279ページ)」をお読みになって見たい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/24/dl/24-1.pdf

2.「25~44歳の所得を見てみよう」

上記の「労働経済白書」で「人手不足」の現状を見てきましたが、これでおしまいでは、いくら何でも物足らないでしょう。

だから「人手不足」の昨今に、リスキリングや転職をお考えの方に向けて、「バリバリの若者世代」の「20代・30代」の方々の所得を見てみましょう。

➀「25~34歳では所得中央値が41万円も下がったよ」

最初に、25~34歳の方の1994年と2019年の所得を比べてみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 25~34歳の世帯・所得分布(全世帯)」より

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2022/0303/shiryo_04-2.pdf
出典:内閣府 我が国の所得・就業構造についてより(9月7日利用)

上記のグラフは「内閣府」が発表した「25~34歳」の「1994年と2019年の所得分布(全世帯)」です。下記のようになっています。

◎「25~34歳の所得中央値(全世帯)」

➀「1994年:470万円」⇒
➁「2019年:429万円」

③「増減:-41万円」

いやいや、可哀想でしょう。なんと1994年から2019年の25年間に、所得が増えるどころか逆に41万円も減ってしまっているのですよ。

もう一つ、この「25~34歳の単身世帯」を見てみましょう。

下記のグラフをごらん下さい。内容は下に書き出します。

「内閣府 25~34歳の世帯・所得分布(単身世帯)」より

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2022/0303/shiryo_04-2.pdf
出典:内閣府 我が国の所得・就業構造についてより(9月7日利用)

上記のグラフは「内閣府」が発表した「25~34歳」の「1994年と2019年の所得分布(単身世帯)」です。下記のようになっています。

◎「25~34歳の所得中央値(単身世帯)」

➀「1994年:380万円」⇒
➁「2019年:380万円」

③「増減:変わらず」

こちらの「単身世帯」の所得は、1994年から2019年の25年間に全く変わらない380万円となっています。だけど25年間もの長い間所得が増えないとは辛いですね。

しかし同一年代の中の「単身世帯」の増加で、青色ラインの一回り上に赤色ラインが覆う形となっていますね。

これは、おそらく1994年と2019年の「年齢層の中の単身者の増加」を表していると思われますね。何しろ「同一年齢層内で結婚しない若者」が増えましたからね。

➁「35~44歳では所得中央値が91万円も下がったよ」

次に、35~44歳の方の1994年と2019年の所得を比べてみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 35~44歳の世帯・所得分布(全世帯)」より

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2022/0303/shiryo_04-2.pdf
出典:内閣府 我が国の所得・就業構造についてより(9月7日利用)

上記のグラフは「内閣府」が発表した「35~44歳」の「1994年と2019年の所得分布(全世帯)」です。下記のようになっています。

◎「35~44歳の所得中央値(全世帯)」

➀「1994年:657万円」⇒
➁「2019年:565万円」

③「増減:-92万円」

いやいや、こちらもひどいですね。なんと1994年から2019年の25年間に、所得が91万円も減りました。

もう一つ、この「35~44歳の単身世帯」を見てみましょう。

下記のグラフをごらん下さい。内容は下に書き出します。

「内閣府 35~44歳の世帯・所得分布(単身世帯)」より

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2022/0303/shiryo_04-2.pdf
出典:内閣府 我が国の所得・就業構造についてより(9月7日利用)

上記のグラフは「内閣府」が発表した「35~44歳」の「1994年と2019年の所得分布(単身世帯)」です。下記のようになっています。

◎「35~44歳の所得中央値(単身世帯)」

➀「1994年:489万円」⇒
➁「2019年:400万円」

③「増減:-98万円」

こちらの「単身世帯」の所得は、1994年から2019年の25年間に98万円も減っていますね。

しかも、「所得分布の山」が低い方に移動していますね。下に書きますね。

◎「所得分布の山」

➀「1994年:498万円:16%」
➁「2019年:400万円:31%」

上記の「%表示(所得分布の山)」は、同一年代内での「単身世帯」の増加を背景にして16%⇒31%に増えていますね。

このように、1994年⇒2019年の間で、若い方(25~35歳:35~44歳)の所得は大きく減ってきていることが分かりますね。

上記の、1994年から2019年に起こった「所得減少」を、もう一度下記でまとめて見てみましょう。

◎「25~34歳の所得中央値(1994年⇒2019年)」

➀「全世帯 :470万円⇒429万円」(-41万円)
➁「単身世帯:380万円⇒380万円」(変わらず)

◎「35~44歳の所得中央値(1994年⇒2019年)」

➀「全世帯 :657万円⇒565万円」(-92万円)
➁「単身世帯:489万円⇒400万円」(ー89万円)

うんうん、これで見やすく、比べ安くなりましたね。20代の若者よりも、30代の方の方が「所得減少の被害」が大きかったことが一目瞭然となりましたよ。
(*。_。)ウンウン

この「所得減少の流れ」が、「人手不足」を背景に今ようやく変わろうとしています。今後はどんどん「給料が上がる社会」が来てほしいと、コロちゃんは心から思いましたよ。

3.「日本経済の黄金時代は1980~1990年代だったよ」

上記で「25~44歳の所得中央値」が1994年から2019年にかけて、大きく低下していることを見てきました。

その数値を書いていて、コロちゃんは1980年代から1990年代にかけての時代が、「日本経済の黄金時代」だったのではないかと思いましたよ。

まずは、上記の「所得」が大きく低下した内容を、もう一度見ておきましょう。「社会の中堅」の35~44歳の「所得中央値」です。

◎「35~44歳の所得中央値(1994年⇒2019年)」

➀「全世帯 :657万円⇒565万円」(-92万円)」
➁「単身世帯:489万円⇒400万円」(ー89万円)」

ほら、こんなに「所得中央値」が下がってしまったのですよ。

そして、下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「厚生労働省 1世帯当たり平均所得金額の年次推移」より

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/17/backdata/01-02-01-01.html
出典:厚生労働省 平成29年版 厚生労働白書より(9月7日利用)

上記のグラフは「厚生労働省」が発表している1985~2015年の「1世帯当たり平均所得金額の推移」です。

このグラフの数字は「平均所得金額」なので、前項で見た「所得中央値」よりも高い金額となっています。

このグラフの「1世帯当たり平均所得」のピークをバックデータで見ると、「1994年:664.2万円(全世帯)」となっています。

この1994年が戦後日本の「1世帯当たり平均所得」が一番高かった年なのですよ。

日本の「世帯所得」は、1994年の「平均所得金額」を未だに越えられないどころか、今では大きく低下しています。

(グラフの最終年の2015年は545.4万円とピークから118.8万円も低下しています)

これを見てコロちゃんは、1980年代から1990年代にかけての時代が「一億総中流」を享受できた「日本経済の黄金時代」だったのではないかと思ったのです。

そして、その時代にちょうど「子育ての期間」が重なったコロちゃん一家は、運が良かったと思いましたよ。

4.「コロちゃんとお仕事」

コロちゃんは「人手不足」で、給料に上昇圧力がかかることは良い事だと考えています。

コロちゃんは、1970年代の初頭から2010年代までほぼ40年間働き続けていましたが、「会社生活」に没入するということはありませんでした。

コロちゃんにとって「働くこと」は、「生活の糧を得るための手段」であって、自己実現の場ではないと考えていたのです。

コロちゃんは、若い時から「自立すること」をいつも心に置いて生きてきました。

「自立」には、「経済的自立」や「精神的自立」、あるいは「社会的自立」など、いろいろあるかと思いますが、一番優先されるのは「経済的自立」でしょう。

何事も「生活費」が足りなければ、自立どころではなくなりますからね。

そう考えると「働くこと」は、自立するための手段となります。いやな上司に頭を下げるのも「自立する」という崇高な目的のためなら苦にはなりません。

毎朝眠い目をこすりながら、会社に通勤することも、「自立する」という自分のライフワークのためなら耐えられます。

コロちゃんは、よく子どもたちに言っていましたね。「目的が正しければ足の裏でも舐められる」って。

直ぐに「じゃ舐めてみて」って返されましたけどね。

そうなんですよ。コロちゃんはいつも徹底する生き方が好きなんですよ。つまらないプライドよりも、選ぶのは「目的への道」ですよ。

それに、どうせ働かなければならないのなら、できるだけ「高い給料」を払ってくれる会社が望ましいですよね。

その「高い給料」を得る為には、資格だろうが勉強だろうが、あるいはゴマスリであっても、「自立」という目的のためなら耐えられるというものですよ。

コロちゃんは、そのようにして、今までの40年間を働いてきましたよ。

そして今思うのですが、コロちゃんは充分に満足した生き方をすごしてきましたが、あとの最後の日々も、最後まで「自立」をつらぬければいーなということですね。

何しろ、高齢者の最後の日々がどうなるのかは千差万別です。こればかりは、最後の最後まで自分をコントロールできればいーなーと考えているコロちゃんでしたよ。

(*´罒`*)いー(*´□`*)なー

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Artur PawlakによるPixabayからの画像

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