【経済考】「ガソリン減税」でウハウハ喜んでいるヤツは誰だ?

経済

おはようございます。昨日にこの冬初めて「ファンヒーター」を押し入れから出してきたコロちゃんでしたが、今朝さっそく使ってみましたよ。

今朝の外気温は「摂氏7℃」だったのですが、コロちゃんちの居間では「エアコン暖房」をタイマーでいていても「摂氏18℃」から、なかなか上がらなかったのですよ。

現在のコロちゃんの「快適な室内気温」は「摂氏22℃」は欲しいですよね。ですから今朝「ファンヒーター」のスイッチを入れてみたのですが、「1時間」ほどで「摂氏23℃」まで上がりましたよ。

一度「室内気温上がる」と、後は「エアコン暖房」でも大丈夫なのですよ。そこで「ファンヒータ-」のスイッチを切ったコロちゃんでしたよ。

ただうちのワンコは「寒がり」なんですよね。

現在のコロちゃんの足下には「小さなこたつ」を設置していますから、最近のワンコの居場所はすっかり「こたつの中」となって、「こたつ犬」となっていますよ。

いーなー、ワンコは「こたつ」の中に潜り込めて。
(´罒*)いー(*´□)なー

コロちゃんも、出来れば「冬の間」は「こたつの中で冬眠でもしたいですよ。

そんな「冬眠願望のあるコロちゃん」が、今日は「ガソリン減税でウハウハ喜んでいるヤツは誰だ?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「ガソリン税の旧暫定税率廃止が決まったよと、ガソリン価格の4割が税金だよ」

☆「ガソリンが安くなって得をするヤツは誰だと、コロちゃんのガソリン減税(旧暫定税率廃止)の恩恵の金額」

☆「財政拡張は物価上昇を助長するよと、コロちゃんとディーゼルエンジン車」

1.「ガソリン税の旧暫定税率廃止が決まったよ」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「旧暫定税率12月末廃止/与野党6党合意/ガソリン1㍑25円」との見出しが目に入りました。

コロちゃんは、この「ガソリン税の旧暫定税率を廃止する」と財源が1.5兆円必要になると知っていましたから、どうなるのかと興味を持ってこの記事を読んでみましたよ。

そうしましたら、「自民・立憲・維新・国民民主・公明・共産の6党の実務者が協議し合意文書をまとめた」と報じていましたよ。

記事の内容を読むと「ガソリン価格が1㍑あたり25.1円下がる」として、「2人以上世帯の家計負担は補助金のない場合と比べて平均で年1.19万円下がる」としていますね。

ただこの「世帯あたり年1.19万円下がる」と言う試算は、「自動車を保有していない世帯も含む」としていますから、あまり意味がない試算だとコロちゃんは思いましたよ。

そしてコロちゃんの気になった「年1.5兆円の財源」ですが、「6党の合意文書」では以下だと報じられていますよ。

「税収減を補う安定財源の確保について、26年度の税制改正にあわせて25年末までに結論を出す」by6党合意文書

うーん、これって「来月12月末までの先送り」ですよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

なんで「財源とセット」で決めないのかなー、記事では「財源候補」を以下と報じていますよ。

◎「1.5兆円必要な財源の調達先」

➀「租税特別措置の改廃」
②「金融所得課税の強化」
③「自動車関係の税制見直し」(合意文書では消えた)

上記の「③自動車関係税率の見直し」は、今回の「合意文書」から消えたようですね。どうやら「国民民主党が反対した」ようですよね。

その「反対理由」は、「税金を自動車ユーザーから取るのは本末転倒だ」(国民民主党:榛葉幹事長)との理由だそうですけど、コロちゃんにはどこが「本末転倒」なのかわかりませんよ。

だって「受益者は車保有のドライバー」なのですから、「負担も車保有者」でいいじゃないですか。

コロちゃんは、むしろ「広く国民から集めた税金」で「車保有者だけが受益を受ける」ことの方が「不公平だ」と思いましたけれどね。

次にこの「ガソリン税の減税(旧暫定税率廃止)」について、ちょっとコロちゃんが深掘りしてみますね。

なお、「日経新聞」のこの「旧暫定税率12月末廃止/与野党6党合意/ガソリン1㍑25円」の見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

ガソリン旧暫定税率12月31日廃止 与野党6党税調会長が合意 - 日本経済新聞
与野党6党は5日、国会内でガソリン税の旧暫定税率を12月31日に廃止すると正式に合意した。廃止までは補助金を段階的に積み増して価格を下げる。今国会で関連法案の成立をめざして協力すると確認した。自民、立憲民主、日本維新の会、国民民主、公明、共産の6党の税制調査会長らが協議し、合意文書に調印した。自民党の小野寺五典税調会長...

2.「ガソリン価格の4割が税金だよ」

さて今日の話題の「ガソリン税の減税(旧暫定税率廃止)」ですが、なぜ「暫定」と付いているのかをちょっと調べてみましたよ。

それは「1974年」にまでさかのぼります。今から50年ほど前の時代になりますよね。

この「旧暫定税率」は、1974年に「一時的な措置」として導入された「ガソリン税の増税」なのですよ。だから「暫定」と付いているのですよ。

だいたい「政府」が「一時的な措置」という場合には「その後ずっと続く」ことが多いですよね。

この「1974年」といえば、「第4次中東戦争(1973年)」による「石油ショック」があった年でしたよね。「日本経済」が戦後初めて「マイナス成長」になった年ですよ。

それで「緊急事態」の「一時的な措置」として「暫定税率」が導入されたのですが、それから50年たってもまだ続けられているのですよ。

この「1974年」とは、「田中角栄元総理」が活躍していた時代ですよ。

そしてその後、1989年に「消費税」が導入されることになりました。その時に「ガソリン税」+「暫定税率」+「消費税」の「2重課税」となってしまったのです。

コロちゃんは、だったら「その時に暫定税率を廃止しとけばよかったじゃないの」と思いましたよ。そもそも「暫定」だったはずだしね。

ところが何故か、そのまま「2重課税」は続けられてしまったという訳らしいですよ。まあ理由は単純に「財源がなくなるのがイヤ」だったのでしょうね。

それで、この「暫定税率」を廃止すれば「税の上乗せ分の1㍑あたり25.1円」の分の「ガソリン価格」は下がります。以下に「ガソリン税の割合」を書き出しますね。

◎「ガソリン税の仕組み」

➀「ガソリン本体価格」
②「ガソリン税   :1㍑53.8円」
 (本則税率 :1㍑28.7円)
 (上乗せ部分:1㍑25.1円)今回無くなるのはココ
③「石油石炭税   :1㍑2.04円」
③「地球温暖化対策税:1㍑0.76円」
④「消費税        :10%」
⑤「税負担率      :41.5%」

へー、「ガソリン」にはいっぱい税金がかかっていますね。
( ¯ㅿ¯)へー

上記を見ると「ガソリン価格は⑤税負担率41%」と、約「4割」が税金ですよ。

そして「今回減税(旧暫定税率廃止)」となるのは、上記の「②ガソリン税」の「上乗せ部分の1㍑25.1円」となっていますよ。

確かに「車保有者」は助かりますよね。だけどコロちゃんはこの「暫定税率廃止」にはあまり賛成できないのですよ。

それは「ガソリンが安くなって得をするのは誰か?」を、ちょっと次に考えてみましょうね。

3.「ガソリンが安くなって得をするヤツは誰だ?」

今回「ガソリン税の旧暫定税率」が廃止されることにより、ガソリンは1㍑あたり25円安くなることになりました。

そこで「この旧暫定税率廃止」によって「誰が得」をするのでしょうか?。

まずは「車保有者」ですよね。車を持っていない方には、「ガソリン減税(旧暫定税率廃止)の恩恵」は落ちてきませんよね。

コロちゃんが調べたところによると、以下でしたよ。

◎「ガソリン減税(旧暫定税率廃止)の不公平」

➀「2024年にガソリン(軽油含む)を購入した二人以上の世帯は全体の6割、残りの4割は減税(旧暫定税率廃止)の対象外」

②「ガソリン代が10円/ℓ下落した場合」
 ・「所得上位2割の世帯が受け取る金額は1世帯あたり年換算で5477円」
 ・「下位2割の世帯が受け取る金額は同2607円」

③「ガソリンを多く消費する輸送業等への恩恵は大きいが、ガソリンをそれほど使わない産業への恩恵は小さい」

上記はコロちゃんがネットで調べた内容ですが、「①2024年にガソリンを購入した世帯は6割」にとどまっているんですよね。

それ以外の「4割の世帯」には、「ガソリン減税(旧暫定税率の廃止)の恩恵」は落ちてきませんよ。

ちなみに「東京都の自動車世帯保有率は34.7%※」でしたよ。

(※東京都統計年鑑より)

それに「所得区分」で分けますと、「一番所得が多い層のガソリン消費量が一番多い結果」となっています。

報道によれば、「減税効果は、所得階層別で上位2割が1.4万円、下位2割は0.7万円と2倍の差がある」と報じていますよ。

つまり「ガソリン補助金」で一番恩恵を被るのは「所得上位2割」の「富裕層」ですよね。

先日「河野太郎衆議院議員」が「何もフェラーリやポルシェに入れるガソリンの税金を下げる必要はないんじゃないの?」とご発言したと聞きましたけれど、コロちゃんも同感ですよ。

たとえ「フェラーリやポルシェ」の持ち主の数は限られても、「所得が高い」ほど「ガソリン消費量が多い」ことには間違いがありません。

「ガソリン旧暫定税率廃止」で、一番「得をしてウハウハ」しているのは「上位2割の富裕層」と「運送業の経営者」の皆さんだとコロちゃんは考えていますよ。

4.「コロちゃんのガソリン減税(旧暫定税率廃止)の恩恵の金額」

さて現在のコロちゃんは、「ホンダのフィット」と言う小型車を保有して「病院通い」や「お買い物」に使用しています。

そこで、昨年2024年1年間の「ガソリン購入量と値段」を調べて、今後「減税(旧暫定税率が廃止)」された時には、どの位の「恩恵」があるのかを調べてみようと思い立ちましたよ。下記でしたよ。

◎「コロちゃんのガソリン購入量と金額:2024年」

➀「4月    :25㍑:4100円」
②「8月    :26㍑:4300円」
③「11月    :24㍑:3900円」
④「12月    :17㍑:3000円」
⑤「2024年合計:92㍑:1.5万円」

へー、コロちゃんも計算して初めて知りましたよ。1年間で4回しかガソリンを入れてなかったですよ。
( ¯ㅿ¯)へー

だけど、この数字だと「1年間のガソリン代は1.5万円」ですから、来年も同じぐらいガソリンを購入するとしたら、「減税(ガソリン旧暫定税率の廃止)」によるコロちゃんの利益は以下になりますよ。

◎「ガソリン税変更(旧暫定税率廃止)によるコロちゃんの利益」

〇「92㍑×25.1円=2300円」

なんだなんだ、たったの「年間2300円(月190円)」しか恩恵は落ちてきませんよ。「財源を1.5兆円」も使って、コロちゃんには「月190円」ですよ。

だけどコロちゃんは、「2020年に国民全員に10万円を支給した時の総額が12兆円だった」ことをおぼえていますよ。

ところが今回の「旧暫定税率廃止の財源は1.5兆円」も使うというのに、コロちゃんとこに「月190円」って少なすぎやしませんか。

これって、どっかで「もっと多額の減税(旧暫定税率廃止)の恩恵を受けるヤツ」がいるってことでしょうね。コロちゃんは大声で叫びたいですよ。

「不公平だよー!」byコロちゃん
(」゚д゚)オォオォオ!!

5.「財政拡張は物価上昇を助長するよ」

ここでちょっとコロちゃんの考え方を書きますね。

コロちゃんは、「減税」や今回のような「ガソリン暫定税率の廃止」は、「物価高」を招くと考えていますよ。

日本経済の「需要と供給の差」を表す「需給ギャップ」は、「内閣府の発表」によると「2025年第2四半期で0.3%のプラス」となっています。

このように「需給ギャップが均衡」しているところに、「財政拡張であるガソリン減税」などを行なえば、「需要を増やすことになり、物価高を助長する」というのがコロちゃんの見方ですよ。

上記したように、今回の「ガソリン暫定税率の廃止」での「コロちゃんの恩恵は月190円」です。それで「物価がより上がって」しまったら、元も子もないどころか「赤字」ですよ。

皆さん、今の日本は「2022年からインフレの時代」に入っていますよ。それ以前の「1990年代後半~2021年までのデフレの時代」と様変わりしていますよ。

以前の「デフレの時代」には、「政府の給付金」を受け取ると「国民の懐」が温かくなりましたよ。

しかし、現在の「インフレの時代」では、「政府の減税や給付金」を受け取るともっと「物価が上がること」になってしまったのですよ。

だからコロちゃんは、こんな「コロちゃんと国民の利益」にならない「ガソリン減税(旧暫定税率の廃止)」には反対しますよ。

6.「コロちゃんとディーゼルエンジン車」

さて今日は、「ガソリン旧暫定税率廃止でウハウハ喜んでいるのは誰だ?」をテーマに考察してみましたが、いくらコロちゃんが反対しても「与野党6党合意」ですから実行されちゃうんですよね。

そして「物価高がさらに進む」と言うのが、今後の展開でしょう。

そう考えると、ちょっとむなしくなりますよね。だけどコロちゃんは「言いたい事、書きたいこと」は遠慮なくどんどん書きますよ。それが「コロちゃん流」ですよ。

最後の「コロちゃん話」ですが、「車のガソリンつながり」で「コロちゃんが1990年代に保有していたディーゼルエンジン車の話」を書きますね。

コロちゃんは「1990年代の30代後半」だった頃には、「ダイハツ・シャレード」という「ディーゼルエンジンの車」に乗っていました。

この「1990年代」と言う時代には、「ディーゼルエンジン」の燃料である「軽油」が「ガソリン価格」と比較して安かったのです。

そんなところに「魅力」を感じた青年コロちゃんは、この「シャレード」であちこちをドライブしていましたよ。

当時の青年コロちゃんには「小学生の2人の子ども」がいました。

そんな時にコロちゃんの妻の「ママ友家族(子ども3人)」と一緒に「群馬県のスキー場」に「日帰りスキー」に出かけたのです。

行きは良かったんですよ。道路に雪が積もった中を「チェーンタイヤ」でグイグイ昇って行きましたよ。そして、目いっぱいスキーを楽しんだ「2家族の面々」でしたよ。

そして問題は「帰り道」に起きました。「スキー場の駐車場」に駐車してあったコロちゃんの車のエンジンがかからなかったのですよ。

「シュルシュルシュル・・・、シュルシュルシュル・・・」byコロちゃんのディーゼル・シャレード

こんなことを繰り返しながら、コロちゃんの顔がマジで青くなった頃に、やっと・・・。

「シュルシュル・・・ボッ、ボッ、ボボボボボ・・ブルーンブルブル」by同上

10分近くの悪戦苦闘の後に、やっと「ディーゼル・シャレード」のエンジンがかかったのですが、その時には「真っ黒な煙」が車のマフラーから広がっていました。

まるで「煙幕」をはったように、車の後ろから「黒煙」が辺り一帯に広がっていたのですよ。もう「駐車場にいたスキー客全員の注視の的」でしたよ。

そして、やっとノロノロと動き出したコロちゃんの「ディーゼル・シャレード」は、後ろからもの凄い「黒煙」を噴き出しながら走り始めたのです。

コロちゃんは、もう「恥ずかしいやら、情けないやら」、バックミラーを見ることすらできずに「駐車場」からそそくさと逃げ出しましたよ。

この時に一緒に「スキー」に来た「ママ友家族」のママさんは、「凄い煙だったわねー、もうコロちゃんの車とスキー場には一緒に来たくない」と笑いながら言っていましたよ。

コロちゃんは、後で知ったのですが「ディーゼル燃料(軽油)って冬には凍る」そうなのですよ。

「凍る」と言っても「カチカチに凍る」のではなく「シャーベット状」になってしまうらしいのですよ。

もちろん「シャーベット状」になってしまったら「エンジン」はかからなくなってしまいます。

それで「地域によって5種類の軽油」を販売しているというのですよね。つまり「寒い地方」では「凍りにくい軽油」が販売されていたのですよね。

だからコロちゃんは、スキー場に行く時には「現地のガソリンスタンドで地元販売の軽油」を入れておくべきだったらしいですよ。

だけど、そんなことは「暖かい南関東」に住んでいたコロちゃんには知る由もありませんよね。そんなコロちゃんが、とてもあわてた「スキー場のディーゼルエンジン騒動」でしたよ。

なおその後のコロちゃんは、「ディーゼル・シャレード」を手放して、ガソリンエンジンの車に乗り替えましたよ。もう「ディーゼルエンジンの車」はコリゴリでしたよ。

さて今日の「コロちゃん話」の教訓は、「ディーゼルエンジン車」で「スキー場に行くのはやめた方が良い」という「コロちゃんの失敗談」でしたよ。

お読みの皆さんに、笑いながら読んでいただければ嬉しいですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)

おしまい。

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