【経済考】「デフレ脱却の千載一遇のチャンス」だって

経済

おはようございます。最近のコロちゃんは、毎朝の「腰痛」がちょっと軽くなってきたように思えています。

ちょっと前までは、毎朝起きる時が一番「腰痛」が酷かったのですが、最近は1㌽程度(※)痛みのレベルが下がったように思えるのですよ。

(※痛みレベル10段階換算)

だけどコロちゃんの生活はいつも通りで、何も変わったことはしていないのですけどね。

まあ「痛み止めの服薬と張り薬」は、今まで通り服用・使用していますから、「腰痛がやや改善した」と考えることにしましょう。

ひょっとすると「夏の暑さ」が「腰痛改善」の理由かもしれませんね。理由は何にしろ、コロちゃんは生活のストレスが少し軽くなったように思えますよ。

このまま「腰痛」が改善し続けることを祈っていますよ。

今日は「デフレ脱却の千載一遇のチャンスだって」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「もはや戦後ではないと言う言葉と、経済財政白書を読む」

☆「コロちゃんと経済のお話しと、コロちゃんと質屋さん」

1.「もはや戦後ではないと言う言葉」

皆さん「もはや戦後ではない」という言葉をご存じですか?

この「言葉」は、1956年度に当時の「経済企画庁」が発表した「経済白書」の中に書かれた言葉です。

「もう戦後から復興する時代は終わった。これからは新しい時代だ」という時代の雰囲気が良くわかる言葉として、その後も長く記憶されました。

今だったら、間違いなく「流行語大賞※」を受賞したでしょうね。

(※新語・流行語大賞創設は1984年)

この「経済企画庁」は、その後の2001年に「省庁再編」で「内閣府」に統合されて、「経済白書」は「経済財政白書」と名前を変えて毎年発行されています。

コロちゃんは、上記の「もはや戦後ではない」という有名な言葉を憶えていましたから、「経済白書」のどこに書いてあるのをポチポチ探してみました。

そうしましたら「1956年度の経済白書」の表紙の副題どころか、冒頭の言葉にも見当たりません。よく探してみると「結語の文中」にひっそりと書いてありました。

このような目立たない場所にあった言葉が、一世を風靡するほど広く知られているのですから、よほど「時代の雰囲気」にぴったり合った言葉だったことが分かりますね。

この「経済白書」は、毎年発表されていますが、この「もはや戦後ではない」という言葉以上に知られた言葉は他に無いとされていますね。

なお、この「もはや戦後ではない」という言葉を読んでみたいと思われる方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

昭和31年度 年次経済報告

2.「経済財政白書を読む」

コロちゃんが「経済財政白書」を、初めて読んだのは昨年2023年が最初でした。

その時点の「日本経済の現状」が俯瞰できる興味深い文書でしたが、なにしろ500ページを超える分量です。

このブログでご紹介しようと、昨年の9月にブログ記事に書きましたが、3回に分けて長々と記事を書いてしまいました。

いくら何でも「経済記事」を3話構成では長すぎますよね。

コロちゃんはさっき昨年の「ブログ記事(3話)」を読み直してみましたが、経済によほど興味のある方以外には読んでいただけないでしょうね。

そこで、今回はあっさりとご紹介しますね。

先日の8月2日に、「内閣府」は「令和6年度年次経済財政報告【経済財政白書】」を発表しています。その副題は「ー熱量あふれる新たな経済ステージへ―」となっています。

その内容は、まず「日本経済の現状」として「明らかにデフレの状況にはない」と断言しています。

しかし「今後もデフレに戻る見込みがないことを確認する必要がある」として、「再びデフレに後戻りしない経済構造を構築していくことが極めて重要である」と言っています。

これをコロちゃんが解釈すると、「物価が下がる様子はないよ、だけど今後も物価が下がるといけないから、今しばらくは物価を上げるよ」となりますね。

これはコロちゃんの勝手な解釈ですが、まだしばらくは「物価が上昇するインフレ状態」は続きそうですね。

ひょっとすると、ずっとかも知れませんけれどね。

➀「実質GDPは1%の上昇だよ」

まず最初は「マクロ経済状況」です。下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 GDP成長率の推移」より

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je24/pdf/all_01.pdf
出典:内閣府 令和6年度 年次経済財政報告より(8月3日利用)

上記のグラフは、「内閣府」が発表した2012~2023年度の「経済財政白書」の中の「GDP成長率の推移」です。

赤色グラフが「名目GDP成長率」で、緑色グラフは「物価上昇率」を加味した「実質GDP成長率」です。

2020年は「コロナ禍」で大きく落ち込んでいますが、その後は回復途上ですね。

「白書」では、2023年の名目GDPは5.0%の上昇と、1991年度(5.3%)以来の高い成長となりましたが、物価上昇により、実質GDPは1.0%の上昇にとどまったとしています。

コロちゃんの視点では、私たちの生活に影響があるのは「実質GDP成長率(緑色グラフ)」ですから、2021年~2023年と右肩下がりなのが注意点ですね。

日本の現在の「潜在成長率※は0%半ば」と言われていますから、上記の「実質GDP成長率(緑色グラフ)」も、今後はもっと落ちると思われますね。

(※潜在成長率:国の経済の基礎体力を表す推計値:中期的に持続可能とされる経済活動の規模のこと)

コロちゃんは、2009~2022年の間の「潜在成長率平均は0.6%」と聞いていますから、上記の「実質GDP成長率」も来年以降はもっと下がるのではないかと思っていますよ。

➁「家計消費の指標はプラスとマイナスが共存してるよ」

コロちゃんは、私たちの生活に関係の深い「家計消費の動向」にも注目しているのですが、どう判断するべきなのかよくわからないデータが出ていますね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 個人消費の様々な指標」より

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je24/pdf/all_01.pdf
出典:内閣府 令和6年度 年次経済財政報告より(8月3日利用)

上記のグラフは「個人消費の様々な指標」です。下記の5つの指標が線グラフになっています。

◎「個人消費の様々な指標」

➀「総消費動向指数」
➁「消費活動指数」
➂「JCB消費NOW」
(ここまでプラス圏)

④「世帯消費動向指数」
⑤「家計調査(二人以上世帯)」
(こちらはマイナス圏)

「個人消費」には複数の指標があるのですが、上記のグラフでは➀~➂はプラス圏で、④⑤がマイナス圏に推移しています。

要するに5の指標が、3つは消費が増えていて、2つは消費が減っているとなっているのですよ。

「白書」では、以下のようにまとめています。

「各種の消費指標の最近の動きを比較すると、名目では緩やかな増加傾向がみられる一方、実質では力強さを欠いているという点はおおむね共通している」

「一世帯当たりの消費動向の判断に当たっては、単一の指標のみをみるのではなく、各種指標の動向を総合的に確認することが重要である」

上記の5つの指標は、調べ方も担当者も違うのですよね。「➀④⑤は総務省」ですし、「➁は日銀」です。さらに「③は民間企業」になっていました。

「プラス圏」と「マイナス圏」が同居する、何とも判断の付きにくい指標の状態ですね。「結論」としては「個人消費は力強さを欠く」ということにしたのでしょう。

➂「食料品消費は金額は増えたが数量では減った」

次に、コロちゃんが興味を持っている「食料品消費」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 食料品消費」より

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je24/pdf/all_01.pdf
出典:内閣府 令和6年度 年次経済財政報告より(8月3日利用)

上記のグラフは2019~2024年の「食料品消費」です。「需要側の家計調査」と、「供給側の商商業動態統計」を使っています。

赤色ラインが「名目消費(金額ベース)」で、緑色ラインが「実質消費(数量ベース)」です。

二つのグラフとも、「食料品消費」は「名目消費(金額ベース)」では伸びていますが、「実質消費(数量ベース)」では水面下に減少しています。

これは「物価上昇」によって、消費者が使う金額は増えたが、購入する数は減ったということなのでしょう。

わかりやすい結果ですよね。このグラフからは「生活防衛」のために、購入する食料品の数量を減らしている消費者の姿が見えて来ますね。

④「コロナ貯蓄:高齢無職世帯ではもう無いよ」

皆さん「コロナ貯蓄」という言葉を憶えていますか?

ほら、2020年の春から夏にかけて「岸田総理」が10万円配ったでしょう。コロちゃんはまだ覚えていますよ。

あれで積み上がったお金と、「コロナ禍」で旅行や外出を止めて家計に積み上がったお金が「コロナ貯蓄」です。

この「2020年4月~2022年3月末」までに貯蓄した金額は、71.7兆円にも積み上がったとされています。

その「コロナ貯蓄」ですが、この「白書」によると「勤労者世帯では平均129万円」まだあるのですが、コロちゃんと同じ「高齢無職世帯」ではすでに枯渇したようですね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 コロナ貯蓄 高齢無職世帯」より

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je24/pdf/all_01.pdf
出典:内閣府 令和6年度 年次経済財政報告より(8月3日利用)

上記のグラフが「高齢無職世帯のコロナ貯蓄」です。下に書き出しますね。

◎「高齢無職世帯のコロナ貯蓄」

❶「高所得 :94万円」
❷「低所得:-15万円」

ほら、コロちゃんと同じ「高齢無職世帯」のコロナ貯蓄は、2023年の第3四半期から既にマイナスに落ちていますね。

なおコロちゃんの場合は、2020年にコロナ禍にはいった時にも「控えた旅行や消費」はありませんでした。

というよりもともと「清貧のコロちゃん」には、普段から「旅行や消費」を行なう習慣がありません。ですからコロちゃんの「コロナ貯蓄」は、コロナ給付金の10万円のみでしたよ。

このお金はいつの間にか、物価高の「食料品」の購入で消えましたね。

なお、この「白書」の本文では「高齢無職世帯」の「コロナ貯蓄枯渇」については、以下のように記載しています。

「今後の物価・賃金動向とともに、低所得、低資産の層における消費動向について注視・留意していくことが重要と考えられる」

うーむ、助けてくれるのじゃなく、「見て考える(注視・留意)」ということでしょうか。まあ、ここで何をやるとは書けませんからね。

こう書いてあるのはまだ「言及するだけマシ」ということでしょうか。

コロちゃんは、自分が「高齢無職世帯」なもんですから、つい感情移入をしてしまうのですよ。

⑤「物価上昇率はピークを越えたのか?」

さて、あと一つぐらいは見ておきましょう。なにしろ、この「経済財政白書」は全ページで427ページもありますから、全部見ようと思ったら切りがありませんよね。

コロちゃんは、ざっと見渡しながらところどころを「つまみ読み」していましたが、うん「物価上昇」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「内閣府 消費者物価の長期的推移」より

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je24/pdf/all_01.pdf
出典:内閣府 令和6年度 年次経済財政報告より(8月3日利用)

上記のグラフは、「白書」に記載されている1980~2024年の「物価上昇率の推移」です。

コロちゃんは、このようなグラフを見て、その急変動の年に何があったのかを考えるのが好きなのですよ。

上記のグラフには、「青色線グラフ(消費者物価上昇率)」の山が6回あるのが見て取れます。下記の年ですね。

◎「消費者物価上昇率の山」

➀「1980年 :原油価格の高騰」
➁「1989年  :消費税導入」
➂「1997年 :消費税3%⇒5%」
④「2008年:リーマンショック」
⑤「2001年:消費税5%⇒8%」
⑥「2023年 :ウクライナ戦争」

上記を見ると、1980~2023年の43年間に「消費者物価」の急激な上昇は6回ですから、だいたい7年に一度は起きていることがわかります。

そして、その理由は「➁➂⑤の3回は消費税がらみ」で、「➀⑤の2回が原油価格高騰」によることが分かりますね。

「国内要因」と「国外要因」とで3回ずつあったことになります。

しかし「国内要因」の「消費税引き上げ」をすれば、その消費税分が上昇することはさけられません。

それに「国外要因」は、日本政府がコントロールできるはずもないので、どちらも防げないものだったことが分かりますね。

なおこの「白書」の本文では、以下のように書いています。

「消費者物価をみると、2023年1月に総合で4.3%と41年ぶりの水準となり、ピークを記録した・・・2023年11月以降は2%台で推移している」

これを読むと、何となく「2023年1月に4.3%のピークで後は2%台にさがったよ」と、もう今後は大きな物価上昇はないような雰囲気が漂っている文体ですが、もちろん先は分かりませんよね。

⑥「デフレ脱却への動きは進んでいる」

この「白書」の「おわりに」では、「デフレ脱却に向けた前向きな動きは着実にみられる」としています。

「今回はこれまでとは異なる」というのです。

その上で、この「白書」の主要な論点と、それに対するメッセージを以下のとおりだと挙げています。

➀「経済の下押しリスクには注意が必要であるが、デフレ脱却への歩みは着実に進んでいる」

➁「省力化投資、リ・スキリング等を通じた円滑な労働移動が人手不足対応の鍵に」

➂「高齢者の高い就業意欲の後押しや、外国人労働者の定着に向けた支援が必要である」

④「金融資産や中古住宅への投資行動には変化がみられ、これを更に進める取組が重要」

うーむ、ここには「物価上昇」等への「消費者目線」の分析は見当たりませんね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

「賃上げ」や「所得増」への記載もありませんでしたし、昨年の白書には「雇用者総報酬のグラフ」があったのですが、今年は見当たりませんでした。

まあコロちゃんが見落としているのかも知れませんけど、上記の「主要な論点➀~⑤」には、生活者が考えるような論点はありませんね。

コロちゃんが一番知りたかったのは、今の「物価上昇にはいつまで耐えれば良いのか」でしたが、「デフレ脱却ばかりに焦点が当たっている経済財政白書」というのがコロちゃんの感想でしたね。

一つ思ったことなのですが、「デフレ」って反対語は「インフレ」ですよね。それでは「デフレ脱却」という言葉の意味は、「インフレ導入」なのでしょうか?

コロちゃんは「インフレ」はイヤなんですよ。

だって「年金受給額」は「マクロ経済スライド」で、必ずインフレに追いつかない構造になっているんですからね。

だから「デフレ脱却」となっても、それが「インフレの進行」を意味するならば反対しますよ。

歴史を見ても「インフレ」で、一番被害を受けるのは「社会的弱者」です。

そしてコロちゃんは、間違いなく「社会的弱者の一人」ですからね。コロちゃんは「インフレ」には強く反対しますよ。

3.「コロちゃんと経済のお話し」

コロちゃんは、若い時には政治家が決断しさえすれば「何でもできる・変えられる」と考えていました。

しかし年を重ねるにつれて、いやいや「経済の裏付け」が無ければ「ない袖は振れない」と考えるようになりましたね。

「日本の政治家」は、右から左まですべての勢力が「成長して分配」を唱えています。

そりゃ「成長しなくとも分配」と言えば、どっかから無理やりはぎ取らなければ財源が出て来ないですからね。

だから今の「自民党」でも「立憲民主党」でも、そこの基本は同じなんですよ。

ただいわゆるリベラル勢力の方が、高所得層や金融課税などの一部の増税を主張していますが、その程度のささやかな増税では、抜本的な構造改革は望めないとコロちゃんは考えていますよ。

そして、コロちゃんは最近までは「日本維新の会」が、「無駄を省く」という「新自由主義の小さな政府」を唱えていると考えていましたが、最近「そうではない」と言う本を読みました。

「日本維新の会」は、大阪府に近いエリアでは自民党を超える政治勢力ですが、関西方面ではすでに10年以上地方政治を担ってきています。

その「政治行動・財政構造」を見ると、減税はしていませんし、歳出削減もしていないと言うのですよ。

要するに「日本維新の会」の政治行動の実態は、財源の移し替えにとどまっているようですね。

例えば「市職員の人件費の削減」や「公務員の人事制度の変更」等で削減した費用を、給食費や教育費の無償化に回していると聞きます。

大阪府の「財政規模」は、決して縮小していないらしいですよ。

上記の内容は、あくまでもコロちゃんの認識ですから間違っていたらごめんなさいね。

ただ「日本の政治」では、「既得権」に切り込むことは反発が大きいですから、「政治の領域」で何かを行なおうとすると、その財源をどこから調達するのかが大問題となります。

そんな風景を、若い時から見ていたコロちゃんは、その「財源」を生み出す「経済」への興味を持つようになったというわけです。

そしていろいろ本を読み漁っていますと、結構面白いのですよ。

だって、あの安倍総理が唱えた「アベノミクス」の金融緩和は、当時の「財務省・日銀主流派の考え」とは真逆の「改革派の理論」だったのですからね。

安倍総理(当時」は、政治では「保守」でしたが、「経済」では「革新」だったのですよ。

そのように「経済の面白さ」を知ると、今日の「経済財政白書」もあちこちをつまみ読みするだけでも楽しめます。

コロちゃんが今年の「経済財政白書」を読んだ感想としては、昨年2023年の「白書」の方が「分配して成長」の比重が高かったように思えましたね。

上記で「白書」の「おわりに」で、主要な論点とメッセージ➀~④をご紹介しましたけれど、この内容を読んでコロちゃんは「経営者視点・投資家視点」の様に感じましたね。

そして、どうやら「政府」は物価上昇を止める姿勢は全くない事は分かりました。コロちゃんたち「低所得者の苦しみ」は、今後もまだまだ続きそうですね。

コロちゃんは、今後も「清貧ライフ」を更に強化して生活するつもりですよ・・・うーむ、このままでは「赤貧ライフ」になるかも・・・?
( ̄へ ̄|||) ウーム

なお、この「内閣府」が発表した「令和6年度:年次経済財政報告:―熱量あふれる新たな経済ステージへ―」をお読みになってみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

427ページありますよ。

https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je24/pdf/all_01.pdf

4.「コロちゃんと質屋さん」

今日は「経済のお話し」でしたので、若かりしコロちゃん夫婦の「質屋通い」のお話しをご紹介しましょう。

時代は1970年代前半ですから、いまから50年近く前の頃でした。

当時コロちゃんと「妻」は、一緒に住み始めたばかりでしたが、それぞれ働いていても二人とも「安月給」でした。

そして、二人とも遊ぶのが大好きで、それぞれの友人たちと活発な交流と活動を行なっていました。ハイキングや飲み会、会合などが目白押しに続きます。

そうなると足りなくなるのは「お小遣い・お金」です。

まだ20代前半の二人に「お金は計画的に使いましょう」という知恵よりも、もっと活動を活発に行ないたいと言う熱量の方が高かったのです。

そうすると、いつも給料日の直前になると無くなるのが「お金」です。まだ時代は「サラリーマン金融」が生まれる前です。

お金を友人から借りるか、それとも・・・当時の町の金融屋さんの「質屋」に行くしかありません。この当時には「質屋さん」をしゃれて「一六銀行」なんて呼ぶ方もいましたね。

コロちゃん夫婦は、その「質屋さん」に当時「妻」が持っていた「和服(振袖)」を質草にして「¥3000円」を借りるのが常でしたね。

確か当時の金利は「月9%」でした。今だったら「高金利・利息制限法違反」で逮捕されちゃいますよ。

コロちゃんは、もしこの「和服」を質流れにしたら、一生「妻」に言われ続けると思って、給料日が来たら真っ先に「質屋」に和服の受け出しに行きましたよ。

1970年代には、そんなコロちゃん夫婦と「質屋さん」のそんな風景がありましたよ。今から思えば、ままごとのような「新婚生活」でしたよ。

あの頃は毎日が楽しかったなー。
(゚_゚).。oO

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いりrします(^_^.)

おしまい。

RalphによるPixabayからの画像
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