【社会考】「貧乏な家」でも「学力トップ」になれるよ

社会

おはようございます。現在のコロちゃんは、ついさっき「お昼」を食べ終わったところです。

食後のまったりとした時間を、居間のテーブルでのんきに、次のブログのテーマは何にしようかなと、積み上げた新聞紙の山をめくったり崩したりしていますよ。

このいろんな題材を、見たり積み上げたりした時に「ピピッ」と電流が流れるようにブログの結末までの道が浮かべば良いのですが、そんな「神の降臨」みたいなことはまずありません。

何とかとっかかりを見つけ出してから、あらためてその料理法を考えることが常ですね。

コロちゃんも嗜好がありますから、どうしても題材が片寄ったり、同じ内容の繰り返しになったりするのですよ。

その時には、「題材が同じ」ならば「調理法は別」にするように心がけましょう。

もっと「文章を書く技術」が上手くならないかなー。いつも、そんなことを考えているコロちゃんですよ。

今日は「貧乏な家でも学力トップになれるよ」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「全国学力・学習状況調査が発表されたよと、学力テストを行なっていたよ」

☆「家が貧しくとも悲観することは無いよと、授業でのPC.タブレット使用は9割を超えているよ」

☆「家に本が多いとお金持ちなの?と、幼稚園から高校までの教育費を見る」

☆「お受験は好きではないよと、コロちゃんと幼稚園の仔馬の記憶」

1.「全国学力・学習状況調査が発表されたよ」

先日の7月29日に「文部科学省」は、「全国学力状況調査」を発表しました。

この「全国学力状況調査」は、「全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握するため」に、小学6年生と中学3年生を対象に行なわれているものです。

コロちゃんは、もう「こらいまれ」のおじいちゃんですから、小学生や中学生の子どもはいません。

しかし、新聞報道で「家庭の経済水準低くとも・・・」という興味のある「調査結果」が報じられていましたので、この「全国学力状況調査」をポチポチと探し出して読んでみました。

2.「学力テストを行なっていたよ」

新聞報道によると、この「小6・中3学力テスト」は以下の通りでした。

◎「小6・中3学力テスト成績」

➀「小6の算数の正答率は63.6%」
➁「小6の国語の正答率は67.8%」

➂「中3の国語の正答率は58.4%」
④「中3の数学の正答率は53.0%」

上記のような「算数・数学・国語」の学力のテスト結果が報じられていましたね。

他にも「学習指導要領の趣旨を踏まえた教育活動の取組状況」等の専門的な調査も記載されていましたがコロちゃんには理解すらできません。

コロちゃんが興味を持ったのは次の「調査結果」でした。

3.「家が貧しくとも悲観することは無いよ」

この「2024年度原告学力テスト」では「アンケート調査」も実施していました。

その「アンケート」活用して、「児童生徒の出身家庭」の「社会経済的地位(SES)※」と「学校での授業方法」が、正答率にどのように影響しているのかを分析しているのです。

(※社会経済的地位:SES:socioeconomic status:個人または家族の社会状況)

この調査の分析は、「クロス集計※」という方式を採用しています。

(※クロス集計:複数のカテゴリ変数を組み合わせて同時に集計すること)

➀「クロス集計の3つのカテゴリー」

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「文部科学省 [家にある本の冊数]×[課題の解決に向けて自分から取り組んだ]×[各教科の正答率]」より

https://www.nier.go.jp/24chousakekkahoukoku/report/data/24summary.pdf
出典:文部科学省 令和6年度全国学力・学習状況調査の結果(概要)より(7月30日利用)

上記の説明図が使っている「カテゴリー」の説明ですが、下のようになっています。

◎「家庭の社会経済的背景」と「各教科の正答率の関係」を分析するカテゴリー

❶「授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいましたか?(主体的・対話的で深い学び)」
 ➀「当てはまる」
 ➁「どちらかといえば、当てはまる」
 ➂「どちらかといえば、当てはまらない」
 ④「当てはまらない」

❷「家にある本の冊数」
 ㊀「0~25冊」 (貧乏な家※)
 ㊁「26~100冊」(中流の家※)
 ㊂「101冊以上」(お金持ちの家※)

(※コロちゃんの主観です)

❸「各教科の正答率」(テスト結果)

上記の❶~❸の三つの「カテゴリー」を「クロス集計」しているのです。なかなか複雑で、コロちゃんは何回も読みなおして、やっと理解できましたよ。

➁「❶の主体的・対話的で深い学びって何?」

コロちゃんは、上記の最初のカテゴリー「❶授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいましたか?(主体的・対話的で深い学び)」とは、何だろうと首を傾げました。

そこでポチポチ調べてみると、どうやら現在「文部科学省」が「学習指導要領」で目指している「アクティブ・ラーニング」が念頭にあるようです。

この「アクティブ・ラーニング」は、「主体的な学び・対話的な学び・深い学び」のことのようですね。

コロちゃんは、この「アクティブ・ラーニング」のことは、初めて知りましたので、詳しくお知りになりたい方は下記のリンクのクリックをお願いします。

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/10/24/1397727_001.pdf

➂「家に本が無くとも頑張れば成績はトップだよ」

やれやれ、ここまでが前段ですよ。これから、やっと肝心の「家が貧しくとも悲観するな」のデータに入ることが出来ますよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「文部科学省 中学生数学」より

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https://www.nier.go.jp/24chousakekkahoukoku/report/data/24summary.pdf
出典:文部科学省 令和6年度全国学力・学習状況調査の結果(概要)より(7月30日利用)

上記のグラフは「中学生:数学」の、「家庭の社会経済的背景」と「各教科の正答率の関係」をクロス集計しています。

上記の内容を説明しますと、わかりやすく「家庭の蔵書数」から見てみましょう。上記のグラフには「家にある本の冊数の3つのグループ」が並んでいます。

●最初に分析に使う「カテゴリー」は「家にある本の数」です。

上記グラフの、一番左から下記が順に並んでいます。

「㊀0~25冊」
「㊁26~100冊」
「㊂101冊以上」

一般的に「家庭内に本が多いほど所得が高い傾向があると、コロちゃんは考えますね。だから、左から順に「㊀貧乏・㊁中流・㊂お金持ち」が並びます。

●次に使われる「カテゴリー」は、小・中学学生への「アンケート」です。

質問は「❶授業では、課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組んでいましたか?(主体的・対話的で深い学び)※」です。

(※アクティブ・ラーニングのことだと思われます)

それへの回答の選択肢は、以下の➀~④になります。
 ➀「当てはまる」
 ➁「どちらかといえば、当てはまる」
 ➂「どちらかといえば、当てはまらない」
 ④「当てはまらない」

上記のグラフの下にある番号➀~④がそれと対応しています。

だからグラフの一番左の「㊀0~25冊のグループ」の中の左端の①は、「家にある本の数が0~25冊で授業で自分で考え自分から取り組んでいたと回答した生徒」になり、その「成績は➀55.9点」となります。

同じように、グラフの一番右側にある「101冊以上のグループ」を見ると、下の数字の➂➃「授業で自分で考えて取り組んでいたとは当てはまらないと回答した生徒」となり、その成績は「➂43.2:④35.3点」「➂47.8:④40.0点」となります。

これをわかりやすく言うと、以下のようになります。

◎「㊀貧乏な家0~25冊:➀55.9点」
◎「㊁中流の家26~100冊  :➂43.2:④35.3点」
◎「㊂お金持ちの家101冊以上:➂47.8:④40.0点」

要するに「家が貧乏で本が少なくとも、アクティ・ブラーニングに➀当てはまる生徒」は、「家が中流・お金持ちで本の数が多くとも、アクティブ・ラーニングに➂④当てはまらない生徒」よりもテストの点数が高いとなっているのです。

これは「貧しい家の生徒」でも、「授業で課題の解決に向けて、自分で考え、自分から取り組む」ことによって、成績が「豊かな家の生徒」を上回ることが出来るということですよね。

コロちゃんの言葉で言えば、「貧乏な家でも学力トップになれるよ」となりますね。

この調査では、上記の「中3数学」だけでなく、「中3国語・小6国語・小6算数」のグラフも載っていますが、そのすべてが「中3数学」と同じ結果となっていますね。

この「クロス集計の結果」は、「貧乏な家だけど勉強に取り組む姿勢が積極的な生徒」が、「中流とお金持ちのやる気のない生徒」を追い越すと言う「小説・ドラマ」でよくある話を思い起こさせますね。

コロちゃんは、こんな話は大好きですよ。

4.「授業でのPC.タブレット使用は9割を超えているよ」

もう一つ見ておきましょう。今日取り上げた「全国学力・学習状況調査の結果」では、全国の「ICTを活用した学習状況」も記載されていました。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「文部科学省 ICT機器を、授業でどの程度活用したか」より

https://www.nier.go.jp/24chousakekkahoukoku/report/data/24summary.pdf
出典:文部科学省 令和6年度全国学力・学習状況調査の結果(概要)より(7月30日利用)

上記のグラフは、「小中学校で児童生徒一人一人に配備されたPC・タブレットなどのICT機器を、授業でどの程度活用したか」への回答です。

コロちゃんは驚いたのですが、「小学校」では、「ほぼ毎日69.1%+週3回以上24.2%=93.3%」も実施されていました。

そして「中学校」では、「ほぼ毎日67.7%+週3回以上23.1%=90.8%」です。

コロちゃんは、薄々想像してはいましたが、現在では「ICT機器」は不可欠の教育ツールになっているようですね。

これじゃあ、コロちゃんなんかは直ぐに「長男一家」の「なーちゃん(9歳)」に追い越されてしまいますね。

この「全国学力状況調査」では、下記の二つの活動を進めている学校程、テストの正答率が高いとも記載されていますね。下記の二つです。

❶「課題の解決に向けて話し合い、まとめ、表現する学習活動」

❷「考えをまとめ、発表・表現する場面でのICT活用頻度」

なお、この「令和6年度全国学力・学習状況調査の結果(概要)」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

https://www.nier.go.jp/24chousakekkahoukoku/report/data/24summary.pdf

5.「家に本が多いとお金持ちなの?」

上記の「クロス集計」では、コロちゃんは「㊀0~25冊:貧乏」「㊁26~100冊:中流」「㊂101冊以上:お金持ち」と表現しましたが、実態は違っている家も多いと思いますね。

だって、コロちゃんちにはもっと多くの本がありましたが・・・「貧乏」でしたよ。

10年前にコロちゃんが「大腸がん」に罹患する前には、コロちゃんちには大体300冊以上の本がありました。

それをコロちゃんは、「大腸がん罹患後の終活」に取り組む中で大部分を処分したのですよ。

当時「ブックオフ」へ260冊ほどを持ち込んで売却して、そのお金(約7000円)で妻と「お寿司」を食べたことを思い出しますね。

その時に「どうしても処分できなかった思い入れの深い本」が、今も100冊程度は残っていますから、10年前のコロちゃんちの蔵書は300冊は越えていましたけれど・・・貧乏でしたよ。
(。•́ – •̀。)ショボーン…

「何事にも例外はある」という事例ですね。

なお、この時の「終活の本売却」については、後から「次男一家家長様」から、しこたま怒られましたよ。
 ┐(‘~`;)┌マイッタ マイッタ

コロちゃんが持っていた「本田勝一の著書全巻」などはを受け継ぎたかったようでしたね。ゴメンナサイ次男一家家長様。
(。•́ᴗ•̀。)ゴメンネ..

6.「幼稚園から高校までの教育費を見る」

今日は「小学校・中学校の教育問題」をテーマとしましたから、ここで「教育費」も見ておきましょう。

最近は「中学受験熱」が高いと聞きますから「公立・私立」でどのくらいの教育費の差があるのかも見ておきましょう。

「文部科学省」では、2021年に「幼稚園から高校までの教育費」を調査し「令和3年度子供の学習費調査」として発表しています。

「幼稚園・小学校・中学校・高校」の公立と私立の教育費を比較してみると、以下のようになります。

➀「私立小は4.7倍:私立中は2.7倍だよ」

◎「公立・私立教育費比較:2021年」

❶「幼稚園:公立16.5万円:私立30.9万円」

❷「小学校:公立35.3万円:私立166.7万円」

❸「中学校:公立53.9万円:私立143.6万円」

❹「高校:公立51.3万円:私立105.4万円」

いやいや、私立は高すぎるでしょう。軒並み2倍以上ですね。その中でも「私立小学校」は4.7倍で、「市立中学校」は2.7倍ですか。

たっか!
(⊙⊙)タッカ!!

「私立中学・私立高校」への進学には「塾の教育費」も必要になると思われますから、実態は上記以上の「教育費」がかかると思われますね。

➁「すべて公立は570万円:すべて私立は1800万円だよ」

それでは、幼稚園から高校までの「公立・私立の組み合わせ」の教育費も見ておきましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「文部科学省 幼稚園から高校第3学年までの学習費総額」より

20221220-mxt_chousa01-000026656_1a.pdf (mext.go.jp)
出典:文部科学省 令和3年度子供の学習費調査 調査結果の概要 より(7月30日利用)

上記のグラフは2021年度の「幼稚園から高校まで」の公立・私立の組み合わせの「学習費総額」です。下に書き出しますね。

➀「ケース1:すべて公立:574万円」

②「ケース2:幼稚園のみ私立:620万円」

③「ケース3:幼稚園・高校私立781万円」

➃「ケース4:すべて私立:1838万円」

この「学習費総額」とは、「学校教育費」+「学校給食費」+「学校外活動費」の合計額になります。

それにしても、すべて「私立」となると一人2000万円近い教育費が必要となるとは、あまりにも高いので驚いてしまいますね。

なお、この「文部科学省」の「令和3年度子供の学習費調査」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

結果の概要-令和3年度子供の学習費調査:文部科学省

7.「お受験は好きではないよ」

皆さん「お受験」という言葉を聞いたことがありますよね。

今では「有名私立幼稚園・小学校・中学校」を目指す言葉」として定着している言葉ですが、発祥は1980年代の後半から使われ始めた「造語」です。

ちょうど世の中は「一億総中流の黄金時代」で、かつては「上流階級の高値の花」だった「私立幼稚園・小学校・中学校」等が、「頑張れば手が届く場所」と考えられ始めた社会状況が背景にあります。

「お受験」は「親の上昇志向の願望」なのです。

それにコロちゃんは異論がありますね。子どもの「持ち時間は有限」なのです。

過度な「受験勉強」は、子どもの持ち時間のリソースを削ります。

「遊ぶ時間・試行錯誤をする時間・読書時間」など、全ての「持ち時間」が削減されて「受験勉強」に投入されてしまいます。

子どもには、多くの子どもたちと遊ぶ中で、成長しその後に長く生きることとなる社会での生活の準備をするものだと、コロちゃんは考えていますよ。

だから、貴重な「子どもの時間」を奪ってしまうことは、子ども自身の為にならないというのが、コロちゃんの考えですね。

ただ、コロちゃんはもう「こらいまれ」の高齢者ですから、直接小さな子どもの教育方針をあれこれ言う立場にありません。

だから、黙って見ているだけですよ。あれこれ口に出すつもりはありませんよ。上記の「お受験考」は、コロちゃんの考えとしてお聞き流し下されば結構ですよ。

8.「コロちゃんと幼稚園の仔馬の記憶」

今日のテーマは「家が貧乏でも学力トップになれるよ」という「夢のあるデータ」を見たので、コロちゃんは嬉しくなって書いてみました。

それから「私立幼稚園・私立小学校・私立中学校・私立高校」の教育費を、ちょっと覗いてから、それらの「お受験」へのコロちゃんの考え方も書いてみましたよ。

だけど、コロちゃんちの子どもたちはとてもとても「私立」の学校には行けませんでしたよ。こんな高い教育費じゃ、コロちゃんの小さな財布では負担しきれませんでしたよ。

だから、コロちゃんちの子どもたちは・・・そういえば「幼稚園は私立※」でしたね。園庭が広く「仔馬」を飼っていた幼稚園でした。

(※コロちゃんが住む市町村には公立幼稚園はありませんでした。すべて私立幼稚園でした)

この仔馬の名前は・・・確か「サミー」とか言ったかな?

コロちゃんは、幼稚園の行事でその園庭にいた時に、馬小屋に入ってたら仔馬のサミーに肩を「ハムッ」って噛まれたことがありましたよ。

馬の歯って平たいのですよね。コロちゃんは、噛まれてビックリしましたけれど、全然痛くなかったですよ。

まるで「カスタネット」に軽く挟まれたような感覚でしたよ。

馬は臆病な動物と聞きますから、たぶんサミーはコロちゃんが怖かったのでしょうね。近づきすぎたコロちゃんが悪い!
(;・д・)ノあ、ごめん。

この「幼稚園の選択」も、全て「妻任せ」でしたね。「昭和の父親」はそんなものでしたよ。

そんなコロちゃんでも、夏になると子どもたちを連れて「幼稚園」の先の林の中でカブトムシを取りに出掛けたことを思い出しましたよ。

あの頃のコロちゃんの子どもたちは可愛かったなー。この記憶があるだけでも、子育てをした甲斐がありましたよ。

今日は、最後がコロちゃんの子どもたちの「私立幼稚園の思い出」でした。子育て中のお若い方たちには、今の苦労がその後にはやがて「大切な思い出になるよ」とお伝えしたいですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

JürgenによるPixabayからの画像
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