【社会考】人口減少は避けられない

社会

おはようございます。コロちゃんは、毎日このブログを更新するために、せっせとネタ探しをしています。

やっぱり新聞が、社会の様子を見るのに一番いいですね。興味のあること以外にも、多くの広い世界を知ることができますから。

今日は、「日本の人口が12年連続で減った」というお話をポチポチします。

1.日本の人口は1億2494万人

先日に、日本の人口が昨年より、55.6万人減少したと報道されました。この減少は12年連続だそうです。

そして、15歳以上の労働市場に参加している労働力人口は、前年比で5万人減少したそうです(総務省労働力調査)。

下記のグラフをご覧ください。


https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/2050_keizai/pdf/001_04_00.pdf
出典:経済産業省 2050年までの経済社会の構造変化と政策課題について より(4月13日

上記のグラフを見てもわかるように、日本社会は、今後人口も労働力も、右肩下がりに下がり続けます。

これは「少子化対策」とは、別のお話ですよ。

「少子化対策」が成功しても、失敗しても、日本の人口が減り続けるのは、既に決まっているのです。

その理由について、このブログで書いていますので、お読みなりたい方は、下記のリンクをクリックお願いします。

【社会考】「少子化対策」はもう遅いと思うよ

2.労働人口は減るばかり

この「人口減少」を食い止める方法は、はっきり言ってないと思います。

「少子高齢化」は先進国共通の問題です。

コロちゃんは、経済成長が一定の段階に入ると、必然的に「少子化」が起こると考えています。

「少子高齢化」は、先進国ではどこでも共通のものなのです。

他国で「少子高齢化」対策の成功例のお話しも聞きますが、よく内容を聞くと、その多くは「移民」が行なわれてカバーしているところがほとんどです。

日本では、外国人労働者の受け入れの在り方を巡り、先日4月10日に「有識者会議」で、技能実習制度の廃止を求める提言をしていますが、遅すぎました。

やはり、日本は、いかに労働力が減少しようと、「移民」という選択肢はどうしても取りたくないのでしょう。

コロちゃんは、移民を入れるべきだと思っていますが、実現しそうにありませんね。

その意見は、以下のリンクからお読みになれますので、ご興味のある方は、以下のリンクをクリックお願いします。

【社会考】外国人労働者を受けいれようよ

3.「人口減」を前提としよう

ずいぶん以前から、日本の人口減は、専門家の皆さんが警告を発していました。それにもかかわらず、対策は遅遅としたものでした。

その結果が現状の「人口減」です。ここまで来るともう「人口減」を前提として、社会を再構成せざるを得ないと思います。

「人口減」は困るけど、「移民」も嫌だ、「少子化対策」で何とかしてくれ! 

そのような声もあるかと思いますが、すでに遅すぎます。

日本の「人口減」は、もう始まっていて、これから加速されることでしょう。

もう、仕方がないんです、覚悟をしましょう。

4.「人口減」を前提に成長できるだろうか?

コロちゃんは、上記のように「人口が減少する」という問題意識を持っています。

そのような時に、日経新聞の3月29日の「経済教室」で、「人口減前提の成長モデルを」という論考を読みました。

その論考は、平口良治明治大学教授の書かれたもので、以下のリンクからお読みになれま

人口減前提の成長モデルを 少子化対策の視点 平口良司・明治大学教授 - 日本経済新聞
ポイント○日本経済の停滞の一因は資本蓄積の低迷○電力確保や省人化のための設備投資必須○教育投資充実で少人数でも技術革新実現諸外国に例を見ない速さで少子化・人口減少が進んでいる。2022年の出生数が80万人を下回ったとする厚生労働省の報告は衝撃をもって伝えられた。政府は育児費用の補助などを柱とする様々な政策を異次元の少子...

この論考では、「日本では、経済成長の第一の要素である労働力が今後急減する可能性が高い」としつつ、「日本では、資本蓄積の度合いが不足」しており「設備投資が欠かせない」と書いています。

そして、「特に重要なのは、発電関連の設備投資」や「人的資本の水準を、教育・人材投資で向上」を呼び掛けています。

その結果として「たとえ人口が減っても持続的な経済成長は十分期待できる」としています。

この論考を読んで、コロちゃんは、論考の冒頭にある「人口減」の認識は賛同しますが、その条件下で「成長モデル」を実現するのは無理なのではないかと思ったのです。

日本経済は、ここ30年間、労働人口が増えつつも、1%程度の成長に低迷してきました。

それが、今はっきりと労働人口が減少する中で、そのマイナス要因を打ち消すだけの成長が、今後できるとは、到底思えません。

コロちゃんは、今後の日本は「人口減」を前提として、それに整合する社会システムと政策が必要だと思いますが、いかがでしょうか。

(なお、「経済教室」の論考の上記のまとめは、コロちゃんが勝手に、5行にまとめたものですので、内容に誤解や理解不足がありましたら、ご容赦願います)

5.情報のアップデートを行おう

コロちゃんは、このブログを立ち上げてから、その原稿を書くにあたって、いつもポチポチ調べ事をしながら書いています。

そうしますと、今までの知識と違っていたことや、新しいデータ、新しい認識にあたることが結構あるんです。

コロちゃんは、もう70歳近くのおじいちゃんですから、昔の常識や、昔の知識がどうしても付きまといます。

もちろん、役に立つことも多いですし、それが考え方の土台になっていることも多いのですが、新しい認識が必要になってくるときには、邪魔になることもあります。

やはり、今の言葉で言うと「情報のアップデート」や「新しいソフトのダウンロード」が必要な時が多いのだと思います。

上記の論考の「人口減少を前提とした成長モデル」などは、日本では、明治以来、考えたこともない新規な概念です。

コロちゃんは、無理だろうと考えていますが、まったく新しい発想で、実現が可能な新しい「モデル」を考えられる方もいらっしゃるかもしれません。

そうすれば、日本にはまた違った未来があるのかもしれないのです。

今後そのためにも、コロちゃんは、自分の知識のアップデート、新しいソフトのダウンロードを心がけたいと思います。

このブログをお読みの皆さんも、新しい考えがあればぜひお教えください、よろしくお願いします。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Kerstin RiemerによるPixabayからの画像
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