【経済考】5%賃上げの時代に取り残された人たち──保育士と低賃金を生む“公定価格”の仕組み

経済
イラストは生成AI(ChatGPT)で作成したものです

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

①「保育士の給与、月収25万未満が79%だって」

②「人事院勧告は5%賃上げに、なかな化進んでいないね」

③「保育士の賃上げは、公定価格よりだいぶ低いよ」

④「5%以上の賃上げを、人事院勧告ですればよいのにね」

⑤「賃上げが低いのは保育士だけじゃないよね」

⑥「コロちゃんと、学ぶ幼稚園と遊ぶ幼稚園」

1.「保育士の給与、月収25万未満が79%だって」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「『働けない保育士』123万人/低賃金・重労働で二の足、スポットは選択肢」との見出しが目に入りましたよ。

コロちゃんは、この見出しを読みながら、そう言えば「保育士さんの賃金が低い」と聞いているけれど「最近の賃上げの状況はどうなっているのかな?」と思いましたよ。

記事を読むと、「保育士資格を持つ人の6割超にあたる123万人が保育士として働いていない」と報じています。

何と「保育士の登録者数は190万5000人、そのうち保育士として働く人は35%の67万5000人にとどまる」というのですよね。

その理由として、「三菱UFJリサーチ&コンサルティング」の「アンケート」結果から、以下が書かれていましたよ。

◎「保育士を辞めた人の回答」
 (小数点以下切り捨て)

①「月給25万円未満」
 ・「79%」

②「年次有給休暇:ほぼ取得できなかった」
 ・「24%」

③「1日の休憩時間:45分未満」
 ・「53%」

うーむ、上記を読むと、これって「ブラック企業」じゃないの?
( ̄へ ̄|||) ウーム

だって「①月給25万円未満が79%」って酷いでしょう。これでは「手取りが18~21万円」になりますよ。

「アパートの家賃」を払って生活していれば、「カツカツの生活」になりますよね。

コロちゃんは、「今時なんでこんなになっているの?」と思いましたよ。だって「春闘賃上げ5%以上の時代」ですよ。

どうやら「保育士の業界」は、「5%賃上げとは別世界」みたいですよね。その理由として、記事は以下の内容を指摘していますよ。

◎「保育士の低賃金や人手不足の背景」

①「公定価格(※)の仕組み」
 ・「認可保育所の運営費は国が定めた子ども1人あたりの保育に必要な費用(公定価格※)から賄われる」

(※正式名称は「子ども・子育て支援法に基づく教育・保育給付費の公定価格」)

②「国が交付するのは子ども1人あたりの費用」
 ・「保育園の判断で国の保育基準より多く保育士を雇っても給付は増えない。むしろ一人当たりの原資は少なくなる」

③「人件費の算定は人事院勧告に準拠する」
 ・「給付のうち人件費にいくら回すかは各園の判断に委ねられる」

うーん、そうか「保育士の賃上げ」って「人事院勧告に準拠する公定価格」によるんだー。
(´ヘ`;) ウーン

コロちゃんは、これは初めて知りましたよ。そして、その「人事院勧告」の内容を調べてみようと思いましたよ。

だって、この記事のように「保育士が足りない現状」が続いたら「共働きで子育てする夫婦」が困っちゃいますからね。

それと「保育士の賃上げの現状」もちょっと調べてみますね。

なお、この「日経新聞」の「『働けない保育士』123万人/低賃金・重労働で二の足、スポットは選択肢」との見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

「働けない保育士」123万人 低賃金・重労働で二の足、スポットは選択肢 - 日本経済新聞
保育士資格を持つ人の6割超にあたる123万人が保育士として働いていない。女性の社会進出で社会全体の保育ニーズは高まるが、低い賃金や重い責任、体力的にもハードな労働環境で就職に二の足を踏んでいるためだ。全国の保育施設の8割が人手不足にあえいでおり、現場の職員1人あたりの負担は増すばかりだ。「『子どもがかわいい』というだけ...

2.「人事院勧告は5%賃上げに、なかなか進んでいないね」

コロちゃんは、上記の「保育士の安月給」を読んで、その賃上げが「人事院勧告に準拠している」ことを初めて知り、ちょっと首を傾げたのですよね。

だって「岸田元総理」と「石破元総理」は、「5%以上の賃上げ」を要請していましたよね。

それに「高市総理」も、昨年2025年11月に「一昨年、昨年の水準と遜色のない水準での賃上げ、とりわけ、物価上昇に負けないベースアップの実現」を訴えていたのですよね。

だったら「政府機関の賃上げ」である「人事院勧告」は、少なくとも「5%以上」は勧告していないとおかしいでしょう。

その「人事院勧告」は、以下でしたよ。

◎「人事院勧告の推移」

➀「2021年度:改定なし」岸田総理就任
②「2022年度: 0.23%」
③「2023年度: 0.96%」
④「2024年度: 2.76%」石破総理就任
⑤「2025年度: 3.62%」

https://www.jinji.go.jp/seisaku/kankoku/archive.html
(出典:過去の人事院勧告より:5月19日利用)

なんやなんや、ちっとも「5%」に届いていないやんけ。
ヽ( `д´*)ノナンデヤネン!

「保育士の給料の賃上げ」って、この「人事院勧告に準拠」するんですよね。

これじゃあ「物価の上昇」がありますから、もともと「低い水準の給与」が年々「実質的な賃下げ」になっていますね。

この「人事院勧告」を見て、多くの若者が「保育士」になりたがらないのも当然だとコロちゃんは思いましたよ。

3.「保育士の賃上げは、公定価格よりだいぶ低いよ」

ここでコロちゃんは、冒頭の記事の「人件費の算定は人事院勧告に準拠する/給付のうち人件費にいくら回すかは各園の判断に委ねられる」に注意が向きましたよ。

これって「保育士の賃上げ」って、前項の「人事院勧告(5%より低い)」がそのまま適用されるというわけではないですよね。

まず「人事院勧告」が出て、その後に「厚生労働省・こども家庭庁・財務省」で「公定価格」が発表され、その後に「保育園」に支給されます。

「保育園」は、その「公定価格」から「給付された金額」をどのように「配分」するかを自由に決められるのですよね。

そこでコロちゃんは、上記の「人事院勧告」と「人件費の公定価格」と「保育士の実態上の賃上げ」を比べてみましたよ。以下でしたよ。

◎「保育士を巡る賃上げの実態」

①「2021年度」
 ・「人事院勧告 :据え置き」
 ・「公定価格  :   ー」
 ・「賃上げの実態:  2.1%」

②「2022年度」
 ・「人事院勧告 :0.23%」
 ・「公定価格  : 2.1%」
 ・「賃上げの実態: 2.4%」

③「2023年度」
 ・「人事院勧告 :0.96%」
 ・「公定価格  : 5.2%」
 ・「賃上げの実態: 1.4%」

④「2024年度」
 ・「人事院勧告 :2.76%」
 ・「公定価格  :10.7%」
 ・「賃上げの実態: 2.5%」

⑤「2025年度」
 ・「人事院勧告 :3.62%」
 ・「公定価格  : 5.3%」
 ・「賃上げの実態:2~3%程度」推計

https://www.jinji.go.jp/seisaku/kankoku/archive.html
(出典:人事院 過去の人事院勧告より:5月19日利用)
https://www.cfa.go.jp/policies/kokoseido
(出典:こども家庭庁 子ども・子育て支援制度より:5月19日利用)
(※賃上げの実態は厚生労働省の賃金構造基本統計調査の保育士データから)

上記の「保育士の賃上げの実態」は、まとめた正確なデータが見つかりませんでした。これは「ネット情報のデータ」ですから、あまり正確なものではありません。参考値としてみてください。

しかし「人事院勧告」に準拠している「厚生労働省」などが発表した「公定価格」は、けっこう「賃上げ率が高い」のですよね。

上記の数字をみると「④2024年度の公定価格は10.7%」の大幅アップとなっています。しかし、その後の「保育士の賃上げの実態は2.5%」でしかありませんでしたよ。

これをみると「保育士の賃上げ」は、「厚生労働省と子ども家庭庁」の思うように進んでいないようですよね。

4.「5%以上の賃上げを、人事院勧告ですればよいのにね」

ここまで書いて来て、コロちゃんは「政府機関の人事院勧告」は「政府の公式方針の5%以上の賃上げ」と整合性があるのかと思いましたよ。

冒頭の「保育士の数は全国で67.5万人」と書いていましたが、「人事院勧告」に準拠して「賃上げ」が決まるのは以下の方たちですよ。

◎「人事院勧告に準拠・参考にして賃上げが決まる職業」

①「国家公務員  :28.5万人」
②「地方公務員  : 281万人」
③「自衛官    : 24万人」
④「保育士    :67.5万人」
⑤「介護職員   : 212万人」
⑥「公的病院の看護師:90万人」
⑦「人事院勧告を基準として使う職種は多数ある」

ふーむ、上記をみるとけっこうたくさんの方たちが「人事院勧告の影響」を受けているんですよね。
( ̄へ ̄|||) フーム

もちろん、「人事院勧告」をそのまま踏襲するわけではないでしょうけれど、上記の「①~⑥を合計」すると少なくとも「600万人」を超えますよ。

その元となる「人事院勧告」で「5%越え」は直近の「2025年度の3.62%(+定昇1~2%)」だけですよ。

もう一度「最近の人事院勧告」を下に書き出しますね。

◎「人事院勧告の推移」

➀「2021年度:改定なし」岸田総理就任
②「2022年度: 0.23%」
③「2023年度: 0.96%」
④「2024年度: 2.76%」石破総理就任
⑤「2025年度: 3.62%」

https://www.jinji.go.jp/seisaku/kankoku/archive.html
(出典:過去の人事院勧告より:5月19日利用)

この「人事院勧告」は「ベースアップのみ」ですよ。

「定期昇給」は入っていませんから、これに「1~2%の定昇」を加えると、「⑤2025年度の3.62%(+2%=5.62%)程度」になってからやっと「達成」されていますね。

ただ冒頭の「保育士の方々の公定価格の例」を見ても、保育現場の実態で「5%の賃上げ」がなされているかは疑問だとコロちゃんは考えちゃいましたよ。

コロちゃんは、「総理大臣」が「5%以上の賃上げ」を民間企業に訴えるならば、上記した方々にまず「確実な5%以上の賃上げ」を実行して欲しいと思いましたよ。

5.「賃上げが低いのは保育士だけじゃないよね」

ここでちょっとコロちゃんの考え方を書いておきますね。

コロちゃんたち「年金受給者」の「賃上げ」は、上記の「人事院勧告」ではないですが「毎年一定のルールで決める」となっているのですよね。

この「ルール」で、コロちゃんが「酷いな」と思うのは「マクロ経済スライド」という仕組みです。

この「マクロ経済スライド」とは、「物価と賃金が上がっている」場合には、必ず「一定額(2026年度は-0.2%)」を差し引くものなのです。

つまり「2026年度の年金改定率」は、「名目手取り賃金変動率(2026年度2.1%)」から「ー0.2%を引いた1.9%アップ」となっているのですよね。

ここでは、細かい計算ルールの違いで、「国民年金」と「厚生年金」で少しパーセンテージが変わります。まったくややこしいですよ。

その結果「2026年度の年金改定率」は、「国民年金(基礎年金)が1.9%、厚生年金(報酬比例
部分)が2.0%」となっていますが、これでは「5%以上」とはほど遠いですよね。

この「賃上げ率(年金改定率)」の「1.9%(基礎年金)、2.0%(厚生年金)」は、「賃上げ5%以上」に比べるとあまりにも低いと思いませんか。

このような「悔しい思い」を持っている「年金受給者」が、現在「全国で3941万人(※)」もいるのですよね。

(※厚生労働省 令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況より)

このように見ていくと「現在の日本で5%以上の賃上げ」がなされていない方が、概算ですが4600万人以上はいるということですよね。

コロちゃんは、今「声を大」にして言いたいですよ。「賃上げが5%以上に満たないのは保育士だけじゃないですよー!」
( 」゚Д゚)」オーイ!

「総理大臣」は、是非「民間企業に5%以上の賃上げ」を要請するだけではなく、部下の官僚さんに「人事院勧告等」でも「5%以上の賃上げを出せ」と指示してもらいたいとコロちゃんは思いましたよ。

ついでに「年金も5%上げなさい」と指示してくれればコロちゃんは嬉しいですよ。
( ◍´罒`◍)ゞエヘヘポリポリ

6.「コロちゃんと、学ぶ幼稚園と遊ぶ幼稚園」

さて今日のテーマは、「保育士の賃金は上がっていないの?──政府の賃上げ5%以上目標はなぜ適用されないのか?」を考察してみましたよ。

やはりコロちゃんは、「自分と関連が深い年金改定額」について最後に書いてみましたよ。

だって、今のコロちゃんは「年金収入」しかありませんからね。ちょっとでも関係があると触れたくなっちゃうんですよね。

最後の「コロちゃん話」ですが、今日は「保育士の話」でしたから、コロちゃんの「2人の息子たちの幼稚園の話」を書きますね。

時代は1980年代のことでした。コロちゃんには2人の息子たちがいましたが、いよいよ「幼稚園に入園する」ということで、妻が2ヶ所の幼稚園の入園案内で見学をしてきたのです。

1ヶ所は、コロちゃんちから歩いて10分の近場でしたが「園内教育がしっかりしている」との評判がありました。「学ぶ幼稚園」ですよね。

「園庭」は、やや狭かったですが、何と言っても「家から近い」のが魅力でしたね。

もう1ヶ所は、コロちゃんちから歩いて20分のやや遠い場所にありましたが、こちらは「自然教育で有名」な幼稚園だったのです。「遊ぶ幼稚園」だったのです。

「園庭」は、凄く広く「入口」をはいるとすぐに「ツリーハウス」があり、「馬小屋」にポニーを1匹飼っている「遊ぶ幼稚園」のイメージを強く打ち出した幼稚園でしたね。

妻は、その両方を見てきて「ママ友の評判」から、「前者」は「小学校入学前にあいうえおを教えてくれる」が、「後者」は「遊びはすごいが勉強はあまりやらない」と聞いてきましたよ。

コロちゃんは、「子どもは遊ぶのが仕事だ」との考えを持っていましたから、その「後者の遊びが売りの幼稚園」を選択して通わせることにしましたよ。

「2人の息子たち」は、その後元気に毎日「幼稚園で遊びまくっていました」よ。ここまでは良かったのですよね。

ところが、いよいよ「幼稚園を卒園する」となった時に、わが息子たちは「あいうえお」が書けませんでした。

「遊ぶ幼稚園」は、どうやら「あいうえおの教育」は一切やっていなかったみたいなのですよね。

妻は、「小学校に入学する子どもたち」はほとんど「あいうえおぐらいは書ける」と、どこかから聞き込んできて、鬼の形相で子どもに「あいうえお」を教えていましたよ。

コロちゃんの妻って「プライドが高かった」のですよね。周囲のママさんには「負けたくない」との思いが強かったのでしょう。

幼い息子たちは、家で泣きながら「あいうえお」を学んでから、「小学校」に入学していったようでしたよ。

当時のコロちゃんは、「昭和の親父」らしく、一切「子どもの教育」には口出ししませんでした。すべて妻に任せていましたね。

しかし、今から振り返ってみると、この時のコロちゃん夫婦が「遊ぶ幼稚園」を選んだ「1980年代」は、「詰め込み教育からゆとり教育に向かっていた時代」だったのです。

この頃の「日本社会」では、「受験戦争の反省」から「1980年代から学習内容の削減」が始まり、「2002年には新しい学習指導要領」が実施されて「正式にゆとり教育」が始まっています(※)。

(※ゆとり教育は2011年に小学校、2012年に中学校で学習指導要領が改定され完全に終了した)

つまり「日本の時代の流れ」は、以下のように変わってきたのですよね。

◎「日本の教育の変化」

①「1970年代      :  受験戦争」⇒
②「1980年代      :  その反省」⇒
③「2002~2010年代初頭: ゆとり教育」⇒
④「2011~2012年以降 :脱ゆとり教育」

この様な「時代の流れ」をみると、コロちゃん夫婦が「1980年代」に、2人の息子たちの「幼稚園の選択」として「学ぶ幼稚園」ではなく「遊ぶ幼稚園」を選んだ理由が分かりますよね。

当時のコロちゃん夫婦だけではなく「1980年という時代」は、「詰め込み教育」よりは「人間らしく生きる教育」の価値観が社会に広がっていたと思っていますよ。

そのような「価値観」が社会に広がる中で、当時は「学ぶ幼稚園」より「遊ぶ幼稚園」が人気を博していました。

この「遊ぶ幼稚園」にコロちゃんは弟を続いて入園させる時には苦労しましたよ。

なにしろ「遊ぶ幼稚園」の人気が高くなり、入園の「競争倍率が高く」て「申し込み」に前夜から並ばないとならないと聞いてコロちゃん夫婦が焦った記憶が残っていますね。

それからもう「30年以上」が経ちましたが、「遊ぶ幼稚園出身の2人の息子たち」が、今度はそれぞれの子どもたちの「幼稚園・小学生の時代」となっています。

今となっては、子どもが「学ぶ幼稚園・遊ぶ幼稚園」のどちらでも、あまり変わらなかったように思っていますね。

そして、「どうせ変わらない」なら「遊ぶ幼稚園の方が子どもが楽しめたから良かった」と、当時の選択が間違っていなかったとコロちゃんは自画自賛していますよ。

今日の「コロちゃん話」は、昔あった「学ぶ幼稚園と遊ぶ幼稚園の選択」を書いてみましたよ。

「幼い子どもの進路の話」ですから、「微笑ましい話」として笑いながらお読みいただければ嬉しいですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)

おしまい。

イラストは生成AI(ChatGPT)で作成したものです
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