【経済考】「高市円安」は国民生活を豊かにするのか?

経済
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おはようございます。最近のコロちゃんの「腰痛」なのですが、最近は少し上の「背中の筋肉」が痛みはじめて困っているのですよ。

「腰痛」は、もう「日常的な症状」ですから何とかコントロールしながら生活出来ているのですが、「背中の痛み」は手が届きませんから、自分ではマッサージも出来ません。

どうやら「2週間ほど前」に気候が冷え込んできてから、この「背中の張りと痛み」が生じ始めたような気がしますね。

コロちゃんは、「背中が痛み始める」と立ち上がって、ストレッチなどを行なって何とかごまかしているのですが、何とも「イヤな感じ」ですよね。

しかし、このような「腰椎の圧迫骨折」がらみの障害は、もう「デフォルト」と考えてジタバタしながらブログ書きを続けようと考えていますよ。

そんな「背中の筋肉痛のコロちゃん」が、今日は「高市円安は国民生活を豊かにするのか?」をカキコキしますね。

もし「この記事」が悪文だったら、それはコロちゃんの筆力がないのではなく、「背中の痛み」のせいとお考え下さいね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「高市円安が進行中だってと、1円の円安で物価はどのくらい上がるのか?」

☆「高市自民党総裁選選出前と、現在の円安を見るよと、高市総理の目指すのは積極財政=円安=物価高になるよね」

☆「高市総理はアベノミクス2.0を目指しているよと、高市総理のアベノミクス2.0は何をもたらすのか?」

☆「コロちゃんと住宅ローン」

1.「高市円安が進行中だって」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「『高市円安』占う補正予算の行方」と言う見出しが目に入りました。

この記事は「日経新聞の投資面」に掲載されている記事でしたから、この内容は「今後の為替市場の円安動向」についての内容でしたよ。

コロちゃんは「高市総理」は、決してキライではないのですよね。だって「初の女性総理大臣」ですし、「ガラスの天井※」を破った「歴史的女性」ですよね。

(※ガラスの天井:能力や実績があるにもかかわらず、性別や人種などの理由で昇進やキャリアアップを阻まれる、目に見えない障壁のこと)

アメリカの「クリントン大統領候補(女性)」でさえ破れなかった「ガラスの天井」を、日本の「高市総理大臣」は突破したのですから、世の中の「働く女性たち」はみな喝さいを叫んだと思うのですよ。

今後は「政治の世界」でも、続々と後に続く女性が生まれると思いますよ。

そんな「歴史的偉業」を「高市総理」は成し遂げたのですから、そこをコロちゃんは「凄いなー」と感嘆しているのですよ。

しかし、その「功績」と「経済政策」はまた別問題ですよね。コロちゃんは、「高市総理の経済政策」を強い懸念を持って見つめているのですよ。

コロちゃんは、「円安が物価高をもたらす」と常々考えていますから、今後の「円安動向」を知りたくて、冒頭の新聞記事をジックリと読んでみましたよ。

そうしましたら、「政府の財政経済諮問会議と日本成長戦略会議」の新メンバーに、「積極財政派」の委員が2人任命されたことによって「円安が進む」のではないかの懸念が書かれていました。

このように「新しい委員の任命」に、「リフレ派(金融緩和派)の人間」を送り込む手法は、故安倍元総理が2013年に「日銀総裁に黒田氏を任命」したことを思い出しますよね。

この記事では、簡単に言えば「補正予算規模が20兆円を超えたら円売り加速(円安要因)」が予想されると言うのですよ。

記事では、「三井住友銀行為替トレーディンググループの納谷氏」の「補正予算の中身や規模次第では1㌦158円まで下落する可能性がありそうだ」と書かれていますよ。

コロちゃんは、この記事を読んで「1㌦158円まで円安になったら、その後また物価が上昇する」と暗然とした気持ちになりましたよ。

そこで今日は、ちょっと「円安と物価の関係」のコロちゃんの考えを書いてみたいと思いますね。

なお、この「日経新聞」の「『高市円安』占う補正予算の行方」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

「高市円安」占う補正予算の行方 20兆円超えれば円売り加速も - 日本経済新聞
外国為替市場で根強い円売りが続いている。対ドルの円相場は約9カ月ぶりに1ドル=155円台に下落した。高市早苗政権が経済政策の司令塔となる会議に、財政規律よりも経済成長を優先すべきだと主張する有識者をそろえたことがきっかけの一つだ。2025年度の補正予算規模が20兆円を超えるかどうか――。市場は「責任ある積極財政」の行方...

2.「1円の円安で物価はどのくらい上がるのか?」

「経済学」では、「円安は物価を上げる」と書かれています。しかし、なかなか「円安と物価の関係」を実感することは少ないですよね。

そもそも、普通暮していて「ドル円の為替相場」なんていちいち気にしている人は、株式投資をしている方意外には、あまりいないと思われますよね。

そこでコロちゃんは、「1円の円安でどのくらい物価上昇が進むのか?」を調べてみることにしましたよ。

コロちゃんは、「グーグルのAIモード」にこの「1円の円安でどのくらい物価上昇が進むのか?」を質問してみましたよ。

そうしましたら、下記でしたよ。

◎「1円の円安でどのくらい物価上昇が進むのか?」

➀「1円の円安が物価に与える影響を具体的なパーセンテージで示すのは非常に困難です」

②「なぜなら、物価変動は為替レートだけでなく、需給バランス、海外の資源価格、企業のコスト転嫁の度合い、人件費など、多様な要因が複雑に絡み合って決まるためです」

③「ただし、過去の分析や一般的な試算では、以下のような大まかな目安が示されています」

④「10%の円安で、消費者物価指数(CPI)が0.5%から1%程度上昇するという試算が、日本銀行などによって示されたことがあります」

⑤「この試算に基づくと、単純計算で1円の円安が物価全体に与える影響は、0.05%から0.1%程度と考えられます」

ふむふむ、「1円の円安で0.05~0.1%物価が上がる」のね。
φ(゚Д゚ )フムフム…

これを憶えておいて、次をお読みくださいね。ココは大事ですからね。

3.「高市自民党総裁選選出前と、現在の円安を見るよ」

さて、それでは「積極財政派」とされている「高市総理大臣」が「自民党総裁選挙」で勝利した以降の「ドル円の為替相場」の推移を見てみましょう。

どの位「円安」が進んだのかが興味深いですよね。下記でしたよ。

◎「高市自民党総裁・総理就任前後のドル円の為替相場の推移」

➀「自民党総裁選前」
 ・「10月2日(金):1㌦147円」
②「自民党総裁選:高市氏勝利」
 ・「10月6日(月):1㌦150円」
③「総理就任前」
 ・「10月20日(月):150円」
④「総理就任後」
 ・「10月21日(火):151円」
⑤「現在」
 ・「11月14日(金):154円」

おー、「➀の自民党総裁選前の1㌦147円」から「⑤の現在の1㌦154円」と、「7円の円安」になっていますね。
(o゚Д゚)オー

上記で「1円の円安で0.05~0.1%物価が上がる」との試算がありましたよね。もしこの試算が正しければ、「高市総理」は「物価上昇率を0.35%㌽~0.7%㌽押し上げた総理大臣」となりますよ。

ただ問題なのは、これからですよね。冒頭の記事では「(補正予算が)20兆円超、円売り加速も」との見出しがありましたから、今後もっと「円安が進む可能性」がありますよね。

コロちゃんは、これがもし現実になった時には「高市総理」に「物価高宰相」の名を付けてあげたくなっちゃいましたよ。

4.「高市総理の目指すのは積極財政=円安=物価高になるよね」

コロちゃんは、最近の(2022年以来の)「物価高」に対して、思わず「いつまで続くんだー!」とムカついていますけど、これは「大部分の国民の皆さん」と同じだと思われますよね。

しかし、普通は「物価高と円安」を結び付けて考えることは、あまりないと思われます。

やはり「物価高」で槍玉に上がるのは「値上げした企業」が相手であることがほとんどです。分かりやすいですからね。

しかし「経済学的」には、「円安=物価高」との等式がなりたっているのですから、今の「物価高」を修正するためには現在の「円安」とは真逆の「円高」が不可欠なのですよ。

ところが現在の「高市政権」が目指しているのは、「岸田前総理・石破前総理の路線」と真逆の「責任ある積極財政」です。

この場合の「責任ある」との「まくら言葉」は意味がありません。だって「責任のない積極財政」なんて言葉は「政治の世界」にはありませんからね。

「政治指導者」が行なう政策は、どんなものでも「政治責任」があるのは言うまでもないことですよ。

ただこの「責任ある積極財政」は、すでに「今年の年内の経済対策が補正予算10兆円超」で動き出しています。

「成長戦略会議の新メンバーとなったクレディ・アグリコル証券の会田氏」は、「補正予算20兆円規模を理想」と話したと報じられています。

このような「高市政権の拡張財政」は、必ず「物価高」をもたらしますよね。

コロちゃんの言葉では、とても「説得力がない」でしょうから、下記に「日経新聞の経済教室」で掲載されていた「大学教授の論考の一部」をご紹介してみますよ。

◎「我が国の経済はインフレ基調に転じて久しい。インフレで制約になるのは需要ではなく、人手不足を含む供給力だ。減税による消費喚起は生産量拡大を伴わない限り物価高をさらに悪化させかねない」by佐藤主光一橋大学教授

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD090MC0Z00C25A6000000/
(出典:日経新聞 2025年7月1日 経済教室 生産力増・社会保険料軽減をより:11月15日利用)

◎「インフレは基本的には需要が供給を上回る状況だから、取るべき対策は供給増加か需要抑制・・・全国民を対象の減税や給付金はインフレ抑制に逆効果である」by井堀利宏政策研究大学院教授

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD231AH0T20C25A7000000/
(出典:日経新聞 2025年8月8日 経済教室 危機的な税制状況 直視せより:11月15日利用)

上記の「日経新聞」の「経済教室の論考」は、コロちゃんが「勉強」を兼ねて熟読しているものです。

これらの「経済教室」では、多くの経済学者の皆さんが、現状の「日本の経済状況」での「積極財政は物価高を招く」と危惧しているのですよ。

それでは、それにもかかわらず「どうして高市総理」は「積極財政を進めるのか?」についてコロちゃんの考え方を次に書いてみますね。

5.「高市総理はアベノミクス2.0を目指しているよ」

現在の「高市総理」」は、「故安倍元総理の後継者」を自認していらっしゃるそうです。

そして「アベノミクス」を高く評価し、再び同じ「アベノミクス2.0」を開始しようとしているというのがコロちゃんの見方ですよ。

そこでちょっとコロちゃんが、「アベノミクス」を振り返って、いくつかの「経済指標」を探してみましたよ。

振り返って見ると「故安倍元総理」の「第2次安倍内閣」が発足したのは「2012年12月」です。それから「2020年9月」まで続きました。

つまり「ほぼ8年間」も続き、その間「アベノミクス」と言う「金融緩和」を続けたわけですね。その「成果と限界」を見てみましょうね。

➀「アベノミクスで株価は上がったよ」

まず最初に、その前後の「株価」を見てみましょう。下記でしたよ。

◎「日経平均株価」

➀「2012年12月26日」(安倍政権発足時)
 ・「1万230円」
➁「2020年9月16日」(安倍内閣総辞職時)
 ・「2万3475円」
③「値上がり幅:1万3245円」

おー、けっこう「株価は値上がり」していますよ。
(o゚Д゚)オー

「②2020年の故安倍元総理の辞職時」に株価は、「①2012年の2倍以上」に値上がりしていますね。これでは「株式保有者」は、「故安倍元総理」に足を向けて寝れませんよね。

ただコロちゃんは、「1株も持っていなかった」ので、ちっとも「成果」は落ちてこなかったですけどね。
(ꐦ°᷄д°᷅)チッ ちくせう

②「アベノミクスで企業業績も過去最高だって」

次に「企業業績」を見てみましょう。これも「アベノミクス」は成果を上げていますよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「内閣府 企業収益の動向」より

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2019/0118/shiryo_01.pdf
出典:内閣府 安倍政権6年間の経済財政政策の成果と課題より:11月15日利用

上記は、「内閣府」が発表した「安倍政権6年間の経済財政政策の成果と課題」の「企業業績の動向」です。下に書き出しますね。

◎「企業業績の動向」

➀「2001~2007年」(小泉内閣時)
 ・「7年間で25兆円増」
  (年平均3.5兆円増)
②「2009~2012年」(民主党政権時)
 ・「4年間で16兆円増」
  (年平均4兆円増)
③「2012~2017年」(アベノミクス期)
 ・「7年間で35兆円増」
  (年平均5兆円増)

https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2019/0118/shiryo_01.pdf
(出典:内閣府 安倍政権6年間の経済財政政策の成果と課題より:11月15日利用)

うーむ、1年平均にすると、「①小泉政権時は3.5兆円増、②民主党政権時は4兆円増、②アベノミクス期は5兆円増」で一番多いと自慢している記載ですよね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

確かに「アベノミクス」で「企業業績がアップした」ことは実績と言えますよね。ただコロちゃんとこには、この「企業業績増加」の恩恵はなかったですけどね。

③「アベノミクス期は実感なき景気回復だったよ」

さて、次に「経済成長率」を見てみましょう。何て言ったって「経済政策」」の目的は「経済を成長させること」ですからね。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「内閣府 実質GDP及びその成長率の推移」より

https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11569148_po_1123.pdf?contentNo=1
出典:国立国会図書館 調査と情報 目で見るアベノミクスの成果と課題より:11月15日利用

上記は、「国立国会図書館 調査と情報」が発表した「眼で見るアベノミクスの成果と課題」の「実質GDP及びその成長率の推移」です。

「黒色細線」が「実質GDP成長率」ですね。左側の谷が「2008年のリーマン危機時のー3.6%」ですよね。この時は「民主党政権」でしたね。

そして「アベノミクスの2012年~2020年」のラインは、ジグザグしながらも「1%前後」を上下しています。最後の「2020年の急落」は「コロナ禍」によるものですよね。

グラフに添付されている文章には、以下の記載がありましたよ。

「アベノミクス期の景気拡張は・・・戦後2番目の長さにわたっている・・・しかし、過去の景気回復期と比べて、経済成長の速度は非常に緩やかなものであり『実感なき景気回復』などと言われた」

コロちゃんが調べた、この「アベノミクスの実質GDP成長率」は以下でしたよ。

◎「アベノミクス期の実質GDP成長率」

➀「2012年: 0.6%」
②「2013年: 2.7%」
③「2014年:-0.4%」
④「2015年: 1.7%」
⑤「2016年: 0.8%」
➅「2017年: 1.8%」
⑦「2018年: 0.2%」
➇「2019年:-0.8%」
⑨「2020年:-3.9%」(コロナ禍)

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/kakuhou/files/2023/sankou/pdf/point_flow20241223.pdf
(出典:内閣府 国民経済計算 2023年度国民経済計算年次推計ポイントより:11月15日利用)

ふーむ、上記を見ると「アベノミクス」は「経済を成長させていない」ですよね。
( ̄へ ̄|||) フーム

まあ、最後の「⑨2020年の-3.9%」は「コロナ禍」に当たってしまった「運の悪さ」もあるかも知れませんよね。

しかし、それを考えに入れても上記の「9年間の平均経済成長率は0.3%程度」でしかありませんよ。「アベノミクス」は「経済は成長させること」は出来てませんでしたね。

④「アベノミクスでは賃金が停滞したよ」

最後に「雇用者の賃金」を見てみましょう。何と言っても「国民の生活を豊かにするのが経済政策」ですからね。「アベノミクスの9年間」の「賃金の推移」は下記でしたよ。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「内閣府 名目賃金・実質賃金の推移」より

https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11569148_po_1123.pdf?contentNo=1
出典:国立国会図書館 調査と情報 目で見るアベノミクスの成果と課題より:11月15日利用

上記は、「国立国会図書館 調査と情報」が発表した「眼で見るアベノミクスの成果と課題」の「名目賃金と実質賃金の推移」です。

「灰色の棒グラフ」が「名目賃金(手取り額)」で、「黒色ライン」が「物価上昇率を加味した実質賃金」です。

「現金給与総額」がピークだったのは「1998年」でしたね。

それ以降下がり続けて、「2012年以降のアベノミクス期」では、「名目賃金(手取り額)」は横ばいで「実質賃金」は下がり続けています。

このグラフでは下記の記載がありました。

「個人消費に影響する実質賃金、デフレ脱却の成否を左右する名目賃金は、共に伸び悩んでいる」

「政府の賃上げ要請も行われたが、構造改革の進展による生産性の上昇等が伴わない限り、持続的な賃金上昇の実現は難しいと見られる」

上記のように、「アベノミクス」は「賃金を上げること」はできませんでしたね。

ここまでをまとめると、以下のようになりますよ。

◎「アベノミクスの評価」

➀「株価は上がる」
②「企業業績も上がる」
③「経済成長率は上がらずに低迷」
④「実質賃金は下がった」

上記の「アベノミクスの評価」はコロちゃんの考えですが、一応「数字のエビデンス」はあると思っていますよ。

そして、上記の➀~④を見ると、これって「コロちゃんには良い事ない」のですよね。

だって「株式は持っていない」し、「企業の業績が上がっても関係ない」し、「経済成長しない」で「実質賃金が下がる」なら「年金も増えません」よね。

これで「高市総理」が「アベノミクス2.0」を進めようとするならば、物価は上がるしコロちゃんにはちっとも「良いことなし」ですよ。

6.「高市総理のアベノミクス2.0は何をもたらすのか?」

この見出しの「アベノミクス2.0」は、コロちゃんが勝手に付けたものですからご了承お願いしますね。

ここでちょっとコロちゃんの考え方を書いてみますね。

コロちゃんは、今回の「高市総理」のアベノミクスを継承した「責任ある積極財政」を見ていて、以前の2012年~2020年の「元祖アベノミクス」との違いをちょっと考えたのですよ。

それは、「故安倍元総理の時代」の「日本」は、それまで「20年続くデフレ経済時代」だったのですよ。

そこが、今回の「高市総理時代」との大きな違いですよね。下記をご覧ください。

◎「日本経済の2つの時代」

➀「①1990年代後半~2021年」
 ・「デフレ経済の時代」
②「2022年以降」
 ・「インフレ経済の時代」

上記の「①1990年代後半~2021年までのデフレ経済時代」を背景に、「故安倍元総理」は「アベノミクスを発動」して、以下の成果を上げていたのです。

◎「元祖アベノミクスの評価」

➀「株価は上がる」
②「企業業績も上がる」
③「経済成長率は上がらずに低迷」
④「実質賃金は下がった」

しかし、今度の「高市総理」は「インフレ経済の時代」なのに、「同じ政策(積極財政+金融緩和)」を行なおうとしています。

当然同じ結果が生じるとは限りませんよね。

そこで、どのような「風景」が今後の「日本」に招来するのかというと、コロちゃんは以下を予想しますよ。

◎「アベノミクス2.0の予想」

➀「株価は上がる」
②「企業業績も上がる」
③「経済成長率は上がらずに低迷」
④「実質賃金は下がる」
 (ここまでは同じ、以下が新しい事態)
⑤「社会に格差が広がる」

上記の「①~③は同じ結果をもたらす」と予想します。

しかし、違ってくるのは「インフレ経済の現在」では、「物価が上がる中で賃金も上がる層」と「賃金が上がらない層」にハッキリ別れたことですよ。

かつての「デフレの時代」では、みな等しく「賃金が上がらない」でしたから「格差は拡大しません」でしたよ。

現在の「インフレの時代」では、眼に見えて「格差が拡大」することでしょう。

さらに「積極財政」は、上記した「経済学者」も言う通り「物価を上昇させます」よね。コロちゃんは「インフレが加速する社会」を予想していますよ。

困ったもんだと思いつつ、コロちゃんは新聞をバサバサ読み続けようと思っていますよ。

7.「コロちゃんと住宅ローン」

今日は、「高市円安は国民生活を豊かにするのか?」をテーマに考察してみました。あらら、あんまり風呂敷を広げ過ぎて「回答」を書いていませんでしたね。
(。・_・?)アララ?

コロちゃんは、この「高市円安」は「国民生活を貧しくさせる」と思っていますよ。

さて、最後の「コロちゃん話」ですが、「元祖アベノミクス」を書いたつながりで「デフレの時代」のコロちゃんの住宅ローンのことを書いておきますね。

上記したように、「日本経済」は「1990年代~2021年」までの長い期間にわたって、「物価が上がらないデフレ経済の時代」でした。

だけど、これって「今から振り返ってはじめてわかること」なんですよね。その「同時代」では先のことなど分かりませんでしたよ。当たり前のことですけどね。

コロちゃんは、1990年頃にはまだ「30代の青年」でした。妻と2人の幼児がいましたね。そして「将来の子どもたちの小学校入学」を見据えて、「住宅を購入しよう」としていたのです。

その時の「住宅ローン金利」は「5%程度」でしたね。「変動金利と固定金利を半々」としていました。この時代はまだ「インフレの時代」だったのですよ。

それが、まさか「1992年」から「物価上昇率がマイナスと横ばいの時代」が、その後「30年間」も続くとは誰一人思わなかったですよ。

「デフレの時代」の良いところは「将来が見えること」ですよね。現在の所得で、将来の生活がハッキリと予想できるのですよ。

コロちゃんは、だから「住宅ローンの返済」に「不安を感じたことなどない25年間」を過ごすことが出来ましたよ。

だって「コロちゃんの住宅ローンの25年間」は「金利が下がる」ことは何度もありましたが、その逆に「金利が上がる」ことなど1度も無かったのですからね。

そしてコロちゃんは、「60歳になる1年前」に無事「住宅ローン全額」を返済し終わりました。
ヽ(*゚▽゚)ノ バンザーイ♪

ここまでは「予定通り」で「バンザイ」だったのですよ。まさか、その1年後にコロちゃんに「大腸がん」が判明するなんて、これは「想定外※」でしたよ。

(※その6年後に無事治癒しました)

上記を通してみると、「デフレの時代(30年間)に住宅ローンを借りたこと」は「幸運」でしたよね。

今振り返ってもコロちゃんには「デフレの時代」は「暮しやすく将来も見据えられた喜ばしい時代」でしたよ。

その「デフレ時代」と比べると、現在進行中の「インフレの時代」は、コロちゃんには「暮しにくく将来も不安な時代」と感じていますよ。

だからコロちゃんは、一刻も早く「高市総理のアベノミクス2.0」が「終わってくれたらいいなー」と思っていますね。

この政策(アベノミクス2.0)は、多くの一般庶民が「暮らしにくくなるインフレ政策」だというのがコロちゃんの考えですよ。

今日の「コロちゃん話」は、「デフレの時代」における「コロちゃんの住宅ローンの体験と評価」でしたよ。

「デフレ時代」とはどんなものだったのかの雰囲気をお伝えできれば、コロちゃんは嬉しいですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)

おしまい。

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