おはようございます。昨日に急に「肩の痛み」がでて、左腕が上に上がらなくなったコロちゃんでしたが、1夜明けた今朝はだいぶ回復してきました。
昨日の午後は、ちょうど「訪問リハビリのお兄さん」が来てくれた日でしたので、コロちゃんは「いきなり左肩に痛みが発症した」と切々と訴えたのですよ。
そうしましたら、「リハビリの内容」をちょっと変えて「肩の筋肉の周辺のマッサージ」を重点的にしていただきましたよ。
「リハビリのお兄さん」は、「上腕筋?」と言ってたかなー?
そこにちょっと「ハリがある」とのことで、周辺を丁寧にマッサージしていましたね。コロちゃんは、気持ちのよさに思わず「あー、そこそこ!」と声が漏れていましたよ。
この「リハビリ」のおかげか、今朝は「左腕が肩の高さ」までは上がるようになりましたし、まだ「軽い痛み」は残っていますけど、この様子ではあと数日で「痛みがなくなる」感じを得ていますよ。
良かった、良かった。
(*´д`)エガッタエガッタ…
コロちゃんは、「酷い痛み」がいつまでも続くことはなさそうとなりましたので、ホッとしましたよ。
そんな「安心コロちゃん」が、今日は「対外投資は日本人のためになっているのか?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」

コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「アメリカ向けの投資が増えているって?と、海外へ投資するより国内に投資しろよ」
☆「対外直接投資残高は25年間で10倍増だよと、直接所得収益の半分は帰ってこないよ」
☆「帰ってこない海外投資よりも、国内の投資をしろよと、コロちゃんと万里の長城」

1.「アメリカ向けの投資が増えているって?」
コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「関税回避へ対米投資加速」との見出しが目に入りました。
コロちゃんは、普段から「日本企業の海外投資が増えている」ことに、普段からそれって「日本人のためになるの?」と疑問を持っていましたので、ジックリと読んでみることにしましたよ。
つまりコロちゃんの思いは、「海外投資するぐらいなら日本国内に投資しろ!」ですよ。だって、そうすれば「お金が日本人に落ちます」からね。
そんな気持ちでこの記事を読んでみると、「財務省の発表によると、1~7月の対外直接投資の実行額は55兆8890億円で、そのうちの米国向けが26兆1751億円で約半分を占めた」とありましたよ。
つまり「日本企業の米国向けの海外投資が増えている」と報じているのです。間違いなく「トランプ関税対策」でしょうね。
記事では「日本企業の対米投資は8月以降、一段と活発化している」とも報じています。コロちゃんは、それよりも「日本国内に投資しろよ」と思いながら、苦々しくこの記事を読みましたよ。
そこで今日は、ちょっと「日本企業の対外投資金額」がどのようになっているのかを調べてみようと思い立ちましたよ。次に書いてみますね。
なお、この「日経新聞」の「関税回避へ対米投資加速」の見出しの記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。


2.「海外へ投資するより国内に投資しろよ」
さて、まず「海外への対外直接投資」を見る前に、コロちゃんが、なぜこんな「面倒くさいデータ」を調べてみようと考えたのかを書いておきますね。
それは「日本経済の低迷の原因」は、以下の2つの理由があると思ったからです。以下ですよ。
◎「日本経済の低迷の原因」
①「賃上げ不足による消費支出の低迷」
②「企業の設備投資の不足」
上記の「①賃上げ不足」は、ここ30年間ほとんど「所得が上がっていないこと」ですよね。少し上がり始めたのは、ここ2~3年ですからね。
そして、次の「②企業の設備投資不足」は以下ですよ。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 民間企業設備投資の推移」より
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai31/shiryou1.pdf
出典:内閣府 新しい資本主義実現本部 基礎資料より:9月11日利用
上記のグラフは、「内閣府」が発表した1980~2023年度の「民間企業の設備投資の推移」です。下に書き出しますね。
「民間企業の設備投資の推移」(1000億円以下切り捨て)
①「1990年度:102兆円」
②「2000年度: 88兆円」
③「2005年度: 87兆円」
④「2010年度: 72兆円」
⑤「2015年度: 87兆円」
⑥「2020年度: 85兆円」
⑦「2023年度:101兆円」
⑧「2024年度:104兆円」(見込み)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai31/shiryou1.pdf
(出典:内閣府 新しい資本主義実現本部 基礎資料より:9月11日利用)
うーむ、上記を見ると、ここ35年間にわたってほぼ横ばいで全然増えていませんよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム
上記を見るとハッキリわかりますが、「日本」は「設備投資が行なわれない」から「経済成長も出来ない」のですよ。
この「企業の設備投資」ですが、先日「経済産業省」は「2040年の産業構造ビジョン」を発表しています。
その中で、以下の目標を発表していますよ。
◎「2040年の産業構造ビジョン:設備投資額」
①「2027年度:115兆円」(官民目標)
②「2030年度:135兆円」(官民目標)
③「2040年度:200兆円」(官民目標)
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/shin_kijiku/pdf/027_s01_00.pdf
(出典:経済産業省 経済産業政策新機軸部会 第4次中間整理(案)参考資料集~ 成長投資が導く2040年の産業構造より)
上記で見てきたように、現在の「設備投資額は100兆円ほど」です。と言うか、ここ35年間は、毎年「72兆円~104兆円程度」ですよ。
これを「経済産業省」は「2040年には2倍の200兆円にしよう」と言うのです。ただコロちゃんは、この「2040年度200兆円」は無理だと思っていますよ。
それは「日本企業」は「国内の設備投資」よりも「海外直接投資」にお金を回しているからですよ。
そこで、冒頭の「日本企業の対外直接投資額が増えている」ことの詳細を調べてみようと思ったのですよ。
次は、ホントに「海外への対外直接投資」を見てみますよ。

3.「対外直接投資残高は25年間で10倍増だよ」
さてコロちゃんは、「日本」の「対外直接投資残高」の推移を探してみましたよ。
以下のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「内閣府 日本の対外直接投資残高」より
https://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je19/h06_hz030109.html
出典:内閣府 令和元年度 財政経済報告より:9月11日利用
上記のグラフは、「内閣府」が発表している「日本の対外直接投資残高」です。グラフに添付されている内容は以下でしたよ。
◎「日本の対外直接投資残高」
①「2000年:約 32兆円」
②「2018年:約182兆円」
③「2024年:約331兆円」(ジェトロ発表)
コロちゃんが、あちこちを探してみると「内閣府」や「ジェトロ」が「日本の対外直接投資金額」を発表していましたよ。
その中の「対外直接投資残高」は、直近の「2024年は331兆円(ジェトロ発表)」とありましたね。
ですから、上記の「①2000年の32兆円(内閣府発表)」から25年間で「10倍」に膨れ上がったとなっていましたよ。
また「毎年の海外投資額」は、「2010年代には年間平均16兆円台」でしたが、「2024年までの3年間は年平均27兆円」まで膨れあがっていましたよ。
さらに「財務省」によると「24年度の対外直接投資は、実行から回収を差し引いたネットで32兆円と過去最大だった」とされています。
コロちゃんが興味を持って見つめているのは、この「対外直接投資」から、どのくらい「日本国内にリターン」があったのかです。
どんなに「海外投資」を行なっても、「日本国内にリターン」が無ければ意味がありませんよね。次に、その「リターン」を見てみましょう。

4.「直接所得収益の半分は帰ってこないよ」
「対外直接投資」のリターンは、「第1次所得収支」として帰ってきます。この「第1次所得収支」は、以下の項目で構成されています。
◎「第1次所得収支の主な項目」
①「直接投資収益」
・「親会社と子会社との間の配当金・利子等」
②「証券投資収益」
・「株式の配当金や債券の利子」
③「雇用者報酬」
・「海外で働く居住者の給与」
うーん、前項の「対外直接投資残高」と対応するのは、「①の直接投資収益」ですよね。
( ̄へ ̄|||) ウーン
ただ、現地で再投資も多いと聞いていますよ。ちょっと調べてみましょうね。
それでは「第1次所得収支の推移」を見てみましょう。この中には「直接投資収益」と「証券投資収益」が入っていますよ。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「財務省 第一次所得収支の推移」より
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/councils/bop/outline/20240326_1.pdf
出典:財務省 国際収支から見た日本経済の課題と処方箋より:9月11日利用
上記は、「財務省」」が発表した「第1次所得収支の推移」です。右肩上がりに増加しているのが見て取れますね。
この中には「直接投資収益」と「証券投資収益」が入っています。
コロちゃんが知りたいのは、この「第1次所得収支」の中の「直接投資収益の金額」です。以下でしたよ。
◎「直接投資収益の推移」(1000万円以下切り捨て)
①「2000年 : 2.0兆円」
②「2010年 : 4.1兆円」
③「2020年: 9.7兆円」
④「2021年:18.9兆円」
⑤「2022年:19.2兆円」
⑥「2023年:28.1兆円」
⑦「2024年:30.4兆円」
https://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2023/2023honbun/i2210000.html
(①~⑤の出典:経済産業省 通商白書2023より:9月11日利用)https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/reference/balance_of_payments/bpfdii.htm
(➅⑦の出典:財務省 対外・対内直接投資より:9月11日利用)
おー、「対外直接投資額」も多かったですが、リターンである「直接投資収益」もかなりの金額ですよ。
(o゚Д゚)オー
直近の「⑦2024年は30.4兆円」もありますよ。これは「4年連続で過去最高を更新」しています。
また「①2020年の2.0兆円」から「⑦2024年の30.4兆円」と、この「25年間でおよそ15倍」に膨らんでいます。
だけど、これって「貯金通帳の数字」ですよね。この中から、実際に「日本国内に還流するお金」はどのくらいあるのでしょうね?
次に、その「日本に帰って来たお金」を見てみましょう。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。
「財務省 第一次所得収支の海外での留保」より
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/councils/bop/outline/20240326_1.pdf
出典:財務省 国際収支から見た日本経済の課題と処方箋より:9月11日利用
上記は、「財務省」」が発表した「第1次所得収支の海外での留保」です。「赤い棒グラフ」の部分が「海外で留保された分」です。
この「赤い色」は、全体の約半分を占めています。これは「海外拠点で留保」されていて、「日本国内」には戻ってきていないのです。
これって「大企業の貯金通帳の数字が大きくなっただけ」ですよね。それに「日本人の生活の豊かさ」に全く役立っていませんよね。
次にコロちゃんの考えを書いてみますね。

5.「帰ってこない海外投資よりも、国内の投資をしろよ」
コロちゃんは、今までは「グローバル経済の世の中」なんだから、世界中に「日本企業が進出すること」は良い事だと、何となく思っていましたよ。
しかし上記した実態を見ると、いくら「海外投資」をしてもその「リターン」は「日本国内」には「半分」しか戻ってきていません。
これって「日本人の生活の豊かさ」や「日本人の実質賃金の上昇」に、ちっとも役に立っていなんじゃないですか。
コロちゃんは、そんな「海外投資」するぐらいならば、「日本国内で投資をしろ」と言いたいですよ。これじゃ、まったく「日本人のためになっていない投資」ですよ。
そもそも「大企業の海外投資の原資」は、もともとは「日本人が働いて稼いだ利益」から生みだされたものでしょう。
それは「日本のインフラ・社会」を基盤に活用して、日本人が残業や転勤もいとわずに働いて生み出されたものでしょう。
それを「日本国内」で「日本」のために使わずに、「海外投資」にばかりつぎ込むのは、「日本の国益」にかなうのでしょうか?
コロちゃんは、「大企業」はもっと率先して「日本国内の設備投資」を増やすべきだと思っていますよ。
冒頭でご紹介したように、「経済産業省」は「2040年の産業構造ビジョン」で、現在「年間100兆円台の設備投資金額」を「2040年には200兆円」にしようと目指しています。
コロちゃんも、このプランには同意しますよ。
コロちゃんは、「日本の企業」ならば「日本の成長に協力しろ、日本の成長にもっと貢献しろよ」と言いたいですよ。

6.「コロちゃんと万里の長城」
さて今日は、「対外直接投資は日本人のためになっているのか?」をテーマに、考察とコロちゃんの考えを吐露してみましたよ。
コロちゃんは、かつての「1960年代~1970年代の高度成長の時代」には、「企業の成長」は「社員の幸福」に繋がっていたと感じていますよ。
しかし、現在の2020年代の「企業の成長」は「国民の幸せ」をもたらしていません。今日のテーマの「対外直接投資」を見ても、それは明白だと思われますよ。
コロちゃんは、今後の「日本の社会」では「大企業の企業活動を厳しく監視すること」が必要になると感じていますよ。
さて今日の最後の「コロちゃん話」は、「海外の話題」ですから「コロちゃんの北京旅行」を書きましょうね。
コロちゃんと妻は、まだ結婚前の次男に誘われて「中国の北京旅行」に行ったことがありました。もうずいぶん前のことのように感じていますね。だけどまだ10年は経っていませんでしたよ。
コロちゃんと妻は「成田空港から北京空港へ」、次男は「中部国際空港から北京空港」へ飛んで、「北京空港」で合流しました。
「清貧のコロちゃん」」としては、「一生に一度の中国旅行」でしたよ。
そして「故宮博物館」や「王府井」や「万里の長城」を観光に歩いてきましたね。思い出深かったのは「万里の長城」でしたよ。
何しろ「紀元前の構築物」ですよね。今から2000年以上前なのは間違いがありません。それが現在も「威容」を残して現存していることには圧倒されましたよ。下記のフォトですよ。

コロちゃんは、この下にあった「観光客相手の屋台」で「毛沢東のフォト入りのマグカップ」をお土産に買ったのです。
確か「40元(800円)」だったかなー。ところが、その後「万里の長城の麓」に降りたところにあった土産物店で、同じマグカップが「20元(400円)」で売られていたのです。
やーらーれーたー!
( ;`皿´)グヌヌ
これって「観光地あるある」ですよね。
「万里の長城」の上と下との場所でお値段が違っていたのですよ。コロちゃんはすっかり「ボラれて」仕舞いましたよ。
そして、ここの下にあった「食堂」で3人で「麺類」を食べたのですが「美味しくない」のですよね。「日本のラーメン」と「中国の麺類」とでは、味付けが全く違っていたのですよ。
コロちゃんは、その時に「食文化の違い」を痛感しましたね。「中国と日本」では、風貌も「アジア系」で似ていますし、「小麦粉で麺類」を作ることも同じです。
しかし「ラーメンのような食べ物の汁の味付け」は全く違っていました。これには「異文化」を感じましたよ。
そしてこの「万里の長城の観光地」で、「ひまわりのタネ」が屋台で売っていましたので、面白いと思い買ってみましたよ。
・・・、これも美味しくない! コロちゃんは、初めて食べたのですが、これも「異文化なの?」。
こんな感じで「北京旅行」をしてきたコロちゃんと妻でしたが、まさかこの時から、わずか数年後に妻が「肺がんで逝く」とは思ってもみませんでしたよ。
コロちゃんは、今振り返ってこの時に「北京旅行」に行けたことを感謝していますよ。妻とコロちゃんの最後の「海外旅行」となりましたからね。
この時に買ったお土産の「毛沢東のマグカップ」は、その後使用中に割れちゃいましたよ。ちょっと残念でしたね。
形あるものは、いずれ壊れるものですが、心に残った「思い出」は今でもコロちゃんの心の中に大切にしまってありますよ。
今日の「コロちゃん話」は、コロちゃんと妻の「北京旅行の思い出」でしたよ。「観光地あるあるの話」でしたけれど、笑って読んでいただければ嬉しいですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。

コメント