おはようございます。コロちゃんは昨日にワンコにシャンプーをしてあげましたよ。コロちゃんは、毎月1回ワンコを洗ってあげているのですよ。
おじいちゃんであるコロちゃんは、毎朝シャワーを使い、夜にはお風呂に入っていますよ。臭いのはイヤですからね。
今の世の中で最大の悪口が「オマエは臭い」でしょう。
( • ฅ• )クッサ
コロちゃんは、そんなこと言われない様に細心の注意をはらっていますよ。居間には「アロマオイル」も設置していますし。
ただワンコだけは、さすがに毎日お風呂に入れることは出来ません。せいぜい月1回の「ワンコシャンプー」で勘弁してもらっていますよ。
ワンコもシャンプーをすれば、良い香りに変身しますよ。これでコロちゃんちに誰が訪問しても堂々と居間に案内出来ますよ。
今日は「あなたの最終学歴は何ですか?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「大学進学率は40㌽も上がったよと、大学卒は全国民だと2割弱だよ」
☆「これいまれ年代と30代の最終学歴を見ると、大学卒でも2割が非正規だよ」
☆「最終学歴後には長い人生が待っているよと、コロちゃんと好奇心」
1.「大学進学率は40㌽も上がったよ」
コロちゃんは、つい最近に「【社会考】高等教育に機会の平等はあるのか?」との見出しの記事を投稿しました。
その時にコロちゃんは、やはり自分は「教育問題」には興味があるんだなと、我ながらあらためて感じましたよ。
やはり「低学歴」だったコロちゃんは、「高等教育への憧れ」と表現しましたが、簡単に言えば「学歴コンプレックス」があったのでしょう。
いつものコロちゃんは、「学歴による格差」を「所得や婚姻率」をあげてご紹介しているのですが、いつも同じでは面白くないので、今日は「最終学歴は幸せを意味しないよ」をテーマにしますね。
コロちゃんは、1970年代に青年時代をおくりましたが、その当時の「大学進学率」は低かったのですよ。
1970年度の大学進学率は「男性27%、女性6%。総数17%※」でした。(小数点以下切り捨て)
(※国立社会保障・人口問題研究所:性別高等学校・大学への進学率より)
それが今では「大学進学率」は、2023年度で「57%※」と発表されています。この数値は8年連続で過去最高です。(小数点以下切り捨て)
(※文部科学省:学校基本調査:確定値より)
なお「男女別」では、「男子が60%、女子が54%」となっていますから、「男子」が多いのはコロちゃん年代(1970年代)と変わらないのですね。(小数点以下切り捨て)
分かりやすいように、下に書き出しますね。
◎「大学進学率」(小数点以下切り捨て)
➀「1970年度:17%」
➁「2023年度:57%」
③「その差:40㌽差」
これだけ差があると「大学卒業学生の社会へ出てからの競争が激しくなる」と言うのが今日の問題提起です。
どんな社会でも、エリートの席数は限られています。会社においても「課長・部長・取締役」等のポストの数は上にいくほど少なくなります。
「高度経済成長下」で、企業が成長していたことを考えても、上記の「大学進学率」が年々上昇していき、2023年度には1970年度よりも40㌽も上がれば、大卒者の内での競争は激しくなりますね。
そこで今日は、「高等教育を卒業した方たち」が、それぞれの年代でどのくらいいらっしゃるのかを見てみたいと考えましたよ。
全部の年齢層を見ることは大変ですから、「コロちゃん年代(70代)」と、「社会の中堅世代(30代)」の最終学歴を見て比較してみましょう。
日本では、5年に1回「国勢調査」を行なっており、「最終学歴」を調査するのは、10年おきの「大調査」のみとなっています。
前回2020年の「国勢調査」では「最終学歴」の調査を行なっています。次にその結果を見てみましょう。
2.「大学卒は全国民だと2割弱だよ」
コロちゃんは、「e-Stat:政府統計の総合窓口」の「統計で見る日本」を見ながら、今カキコキしているのですが、数字ばっかりでいちいち計算をしないとなりません。
どっかで「データ」を整理して書いているところがないかなー?
・・・なさそうですね。仕方ないから自分で計算しますよ。まず「15歳以上の人口」と「最終学歴別」の人数を見てみましょう。
◎「15歳以上人口と最終学歴」(1000人以下切り捨て:小数点以下原則切り捨て)
➀「15歳以上人口:1億825万人:2020年」
➁「小学卒 :80万人」0.7%
③「中学卒 :1126万人」10%
④「高校・旧中:3784万人」34%
⑤「短大・高専:1389万人」12%
⑥「大学 :1983万人」18%
⑦「大学院 :206万人」1%
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003450581
(出典:e-Stat:政府統計の総合窓口:国勢調査 令和2年国勢調査 就業状態等基本集計より:10月13日利用)
この「全国民」で見ると、「最終学歴のボリュームゾーン」は、「③高校・旧中:3784万人(34%)」ですね。
ふむふむ、「⑤大学卒(18%)」は思ったより少ないですね。
最近の大学進学率は、2023年度で「57%※」と発表されていますから、過去の低い進学率が全体を押し下げているのでしょう。
(※文部科学省:学校基本調査より:(小数点以下切り捨て))
「国民の最終学歴」が高いほど「生産性」が高くなるならば、日本はまだまだ成長の余地があると考えられますよ。
だけど「旧中(旧制中学卒)」の方ってまだ生きているのかな?
(旧制中学が廃止されたのは1948年:当時12歳の少年は現在88歳になります)
あっ、失礼しました。88歳以上の方ならまだまだご健在の方もいらっしゃいますよね。元気で老後をお過ごしくくださいね。
ふー、コロちゃんはもうとっくに亡く・・・、ゲフンゲフン、口チャック。
( ̄≠ ̄)クチチャック♪
3.「これいまれ年代と30代の最終学歴を見る」
それでは次に、コロちゃんが知りたかったことなのですが、「コロちゃん年代(70代)」と「社会の中堅の30代の方」の最終学歴を見てみましょう。
多分「30代の大卒者」が幅に増えていますね。その比率にご注目ください。下記をご覧ください。
➀「70代の大学卒は10人に1人だよ」
最初は「こらいまれ年代(70代)」の最終学歴です。どれどれ見てみましょう。
◎「70歳代人口と最終学歴」(1000人以下切り捨て:小数点以下原則切り捨て)
➀「70歳代人口:1594万人」
➁「小学卒 :2万人」0.1%
③「中学卒 :376万人」23%
④「高校・旧中:694万人」43%
⑤「短大・高専:102万人」6%
⑥「大学 :186万人」11%
⑦「大学院 :11万人」0.5%
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003450581
(出典:e-Stat:政府統計の総合窓口:国勢調査 令和2年国勢調査 就業状態等基本集計より:10月13日利用)
うーむ、小数点以下だった所は、計算値をそのまま記載しましたが、コロちゃんの年代の「大学が最終学歴」だった方の割合は、「⑤大学:186万人(11%)」しかいないのですね。
( ̄へ ̄|||) ウーム
思ったよりも少なかったなー。10人に1人ですか? この割合と人数でしたら、「大学卒者」はほとんど全員が「企業社会では管理職」にまでなったと思われますね。
➁「30代の大学卒は3人に1人弱だよ」
さあ、次は「社会の中堅世代」である「30代の最終学歴」を見てみましょう。
◎「30歳代人口と最終学歴」(1000人以下切り捨て:小数点以下原則切り捨て)
➀「30歳以上人口:1379万人」
➁「小学卒 :0.4万人」0.02 %
③「中学卒 :56万人」4%
④「高校・旧中:377万人」27%
⑤「短大・高専:230万人」16%
⑥「大学 :401万人」29%
⑦「大学院 :58万人」4%
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003450581
(出典:e-Stat:政府統計の総合窓口:国勢調査 令和2年国勢調査 就業状態等基本集計より:10月13日利用)
ふー疲れた。やっと計算がおわりましたよ。もし計算違いがあったらごめんなさいね。
ε- ( ̄、 ̄A) フゥー
しかし、これを見ると「ボリュームゾーン」が何と「⑤大学:401万人(29%)」なんですよね。「大学進学率」は今まで年々上昇してきていますから、こういう結果となるのでしょう。
しかし、「大卒が3人に1人弱」ですね。これだけいると、その全員が「企業社会の管理職」にはつけませんね。
「大卒者」の中の競争が激しくなったことが想像されますね。
③「70歳代と30歳代を比べてみると別社会だよね」
それでは、上記の「70歳代」と「30歳代」の「最終学歴」を並べて比べてみましょう。この二つの世代の間には40年間の時間が流れています。その変化は以下ですよ。
◎「70歳代(左側)と30歳代(右側)の最終学歴割合比較」
➀「人口:1594万人=1379万人」
➁「中学卒 :23%⇒4%」(減少)
③「高校卒 :43%⇒27%」(減少)
④「大学卒 :11%⇒29%」(増加)
⑤「大学院卒 :0.5%⇒4%」(増加)
一目みて「日本社会」の中で、「②中学卒+③高校卒」が減って、「④大学卒+⑤大学院卒」が増えていることがわかります。「日本社会全体」は、これだけ「高学歴化」したのですね。
だけど「大学卒」は、1970年度と2023年度の50年間強で「18㌽:215万人」も増えています。
さすがに、この方たち全てが「高い所得と地位」を得られるとは思えませんね。
これを簡単に言えば、「30代の大学卒業者は、70代の大学卒業者」と同じような「所得と環境」は得られていないだろうと思われますよ。
なお、上記で取り上げた「70代」は、「団塊の世代(1947~1949年生まれ)」が丸々入っています。今年2024年で75~78歳の方々です。
ですから、「70歳代の人口:1594万人」と、「30歳代の人口:1379万人」があまり変わらなくなっています。ですから比較がしやすいですね。
4.「大学卒でも2割が非正規だよ」
コロちゃんは、「大卒や大学院卒」の方々の中での競争が激しくなっているデータはないかと、あちこちをポチポチと探していたら、下記のデータを見つけました。
◎「在学中を除く若年労働者(15~34歳)に占める正社員以外の割合」(小数点以下切り捨て)
➀「中学卒 :62%」
➁「高校卒:42%」
③「大学卒:20%」
④「大学院修了:12%」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/4-21c-jyakunenkoyou-h25_gaikyou.pdf
(出典:厚生労働省:平成25年若年者雇用実態調査の概況より:10月13日利用)
上記のデータを見ると、「在学中を除く若年労働者(15~34歳)」と言う枠の中では、「正社員以外(非正規雇用)」に「大卒者が20%」もいるのです。
この方たちが「正社員以外(非正規雇用)」として、勤務した理由は以下のように記載されています。
◎「最終学校卒業後1年間に正社員以外の労働者として勤務した理由」(小数点以下切り捨て)
➀「正社員求人に応募したが採用されなかった:27%」
➁「自分の希望する会社で正社員の募集がなかった:16%」
③「元々、正社員を希望していなかった:15%」
上記の「厚生労働省のデータ」は、2013年(平成25年)のものです。ですから直近では雇用情勢が変わっているかも知れません。
しかし、「大学卒業者」でも「非正規を選ばざるを得ない方たち」が2割もいて、その理由で一番多かったのが「➀正社員求人に応募したが採用されなかった:27%」です。
これは「大学卒業者」の中での選別が、熾烈に行なわれているということなのではないでしょうか。
5.「最終学歴後には長い人生が待っているよ」
そもそも「大学卒」とそれ以外の格差を調べる数値は、年齢が高い「大卒者」も含む数値です。まだ若い「大卒者」と限定した場合には、格差は小さくなるようにも思えますね。
もともと、「最終学歴」とは人生のごく1時期を切り取ったワッペンのようなものです。
ほとんどの方々は、「最終学歴」後の長い人生行路がまっていて、その中で多くのことを学びながら生き抜いていくことになるのです。
コロちゃんが青年時代だった1970年代には、上記で見てきたようにまだ「大学進学率」も低く、その方たちは社会・企業の中で管理職のような指導層に昇りつめられたでしょう。
しかし、現在では2人に1人が「高等教育」へ進んでいます。希少価値はもう無くなったと思いますよ。
ですから大切なのは、「最終学歴以後の人生」をどのようにして生きるのかだと思いますよ。「充実した人生」を目指しましょうね。
6.「コロちゃんと好奇心」
昨今は「リスキリング」がもてはやされて、自己学習が奨励されています。
コロちゃんは、現在の「リスキリングの奨励」は、企業内での「OJT.OFF-JT」をやらない代わりの押し付けと思っていますから、あまり評価はしていません。
しかし、個々人が学習することには賛成していますよ。
そもそも人間が学習をすることは、誰しもが持っている「欲求」だとコロちゃんは考えています。「好奇心」があるからこそ、人類はココまで進歩してきたのですよ。
コロちゃんは、「最終学歴」は低いですが、その「好奇心の量」だけはかなり大量に抱えていると思っていますよ。
「最終学歴」は、青少年時代の一時期の在り方で「大学」まで進める方と、手前で断念する方に分かれますが、それが「人生の幸せ」には必ずしも繋がらないと、コロちゃんは考えていますよ。
だから「清貧ライフ」で毎日「読書三昧」と「ブログ発信」に忙しいコロちゃんは、「人生の幸せ」を今味わっていますよ。
最後は、コロちゃんの「最終学歴の負け惜しみ」でしたが、コロちゃんは逝く直前まで好奇心を持って生き続けたいと思っていますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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