【社会考】「空き家」が全国で900万件だって

社会

おはようございます。今朝のワンコとの散歩は、さむーー!
(((﹡•﹏•﹡)))ブルブル

昨日は1日中雨が降っていました。コロちゃんはワンコをいつも雨の時に「💩+💦」をさせている「道路の高架下」へ連れて行きましたよ。

今朝の気温は9℃でした。久々の一けた台の気温です。

暖かくなった気温に慣れていたコロちゃんの身体は、もう「ガクブル」ですよ。

「ねぇ、春さんよ。一度来たんなら、もう帰らないでよ。こっちにも都合があるんだからね」byコロちゃん

思わず、愚痴が口から出たコロちゃんでした。

「早く元の春にもどらないかなー?」、大自然に無理な注文をコロちゃんは、思わずつぶやきましたよ。

今日は、「空き家が全国で900万件だって」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「空き家の比率が過去最高となると、住宅はどこで増えて空き家はどこで増えてるんだろう?」

☆「コロちゃんが住んでいる地の空き家はと、持ち家率はどうなっているの?」

☆「20歳代の持ち家比率が増えているってと、コロちゃんの住宅購入は35年前」

☆「新しい知識を知ると満足感が得られるよ」

1.「空き家の比率が過去最高となる」

報道によれば、先日の4月30日に「総務省」が2023年10月時点の全国の「空家数の割合」が過去最高となったと報じられました。

コロちゃんは、最近ワンコとの散歩でも近くで「空き家」が増えているのを見ていますので、興味を持ってさっそくネットでポチポチと探してみました。

この「空き家」のデータは、「令和5年住宅・土地統計調査住宅数概数集計(速報集計)結果」という「報道発表」でした。

➀「住宅数は6502万件もあるよ」

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「総務省統計局 総住宅数及び増加率の推移」より

https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/pdf/g_kekka.pdf
出典:総務省統計局 令和5年住宅・土地統計調査住宅数概数集計(速報集計)結果より(5月1日利用)

上記のグラフは、1878~2023年の「全国の総住宅数及び増加率の推移」です。

ざっと見ると、1978年に「3545万戸」の住宅数が、2023年に「6502万戸」と過去最高にまで増加しています。

2018年から2023年までの5年間の「増加率」は4.2%増(261万戸増)ですね。この「住宅数」は、過去一貫して増加し続けています。

「日本の住宅数」は、戦後ずっと増え続けてきたのです。ひょっとすると「戦後」どころか「有史以来」かもしれませんね。

コロちゃんは、この数字(2023年:6502万戸)を見て思ったんですよね。確か全国の「世帯数」は2023年で「5419万件※」とされています。

(※国立社会・人口問題研究所:日本の世帯数の将来推計より)

ただ必ず1世帯で1軒に住んでいるとは限らずに、中には2世帯で1軒に同居しているとか、単身赴任の方もいらしゃるかもしれませんが、それらはそんなに大きな数字にはならないでしょうね。

そうすると、現在の「日本国内」には、6500万件の住宅があって世帯数は5400万世帯なのですから、最大1100万軒の「空き家」があっても不思議ではないですよね。

それでは実際の「空き家」は、何軒ぐらいあるのかを下記で見てみましょう。

➁「空き家は900万件だって」

それでは次に「空き家数と空き屋比率」を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。

「総務省統計局 空家数及び空家率の推移」より

https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/pdf/g_kekka.pdf
出典:総務省統計局 令和5年住宅・土地統計調査住宅数概数集計(速報集計)結果より(5月1日利用)

上記のグラフは、1878~2023年の「全国の空家数及び空家率の推移」です。

ざっと見ると、「空き家数」は2023年に「900万戸(空家率13.8%)」の最高値となるまで、過去一貫して増加し続けています。

「空き家数:900万戸」も「有史以来」の数でしょうね。

上記の調査は5年おきに行なわれていますので、前回調査の2018年から2023年の間に「空家数」は「51万戸(13.8%)」増えています。

しかし全国900万件の「空き家」とは、何とも壮大な無駄だと思いましたね。

③「空き家はまだ増えるんじゃないの?」

しかし、上記では2023年の「住宅数が6502万件」で「世帯数が5419万世帯」であることを見てきました。

世の中には、「単身赴任」や「数世帯が一緒の家」も中にはあるかもしれません。

しかし、ほとんどの世帯は1軒の中に住んでいることを考えると「住宅数:6502万件」と「世帯数:5419万件」の差は「空き家」となって表れるのではないでしょうか。

すなわち「住宅数6500万件」-「世帯数5400万件」=「空き家数1100万件」となる可能性が大きいですね。

現在2023年は「空き家数900万戸」ですから、まだ200万件は増えてもおかしくはないと、コロちゃんは思いましたよ。

コロちゃんは素人のおじいちゃんですから、「空家」が増えるんならば「新築住宅なんて作らなきゃいいじゃないの?」と思ってしまいますが、同じ場所で増減しているわけではありませんからね。

なかなか、「新築住宅」が無くなるということはないでしょうね。つまり「解決が難しい問題」だということですね。

2.「住宅はどこで増えて、空き家はどこで増えてるんだろう?」

上記のデータは、全国の「住宅数」と「空家数」ですから、地域差が大きい事は容易に想像がつきます。

多分「住宅数」は「都市圏」で増えていて、「空家数」は「地方圏」で増えているんじゃないでしょうか。さっそく見てみましょう。

➀「住宅数増加1位は沖縄県」

「総住宅数」で一番多いのは「東京都820万戸」ですが、前回調査(2018年)からの「増加率」が多いトップ3は以下の都道府県ですね。

◎「住宅増加率トップ3」

➀「沖縄県  :7.2%増:70万戸」
➁「東京都 :6.9%増:820万戸」
③「神奈川県:5.9%増:477万戸」
➃「滋賀県  :5.9%増:66万戸」

ふむふむ、これを見ると住宅が増えているのは1位が「沖縄県」なんですね。

コロちゃんが、「沖縄県」で「住宅数が増えている理由」を探してみたところ、「沖縄県」は2015~2020年の5年間で人口が「3万4844人(2.4%増)※」増加していました。

そして、世帯数も「5万2352世帯(9.3%増)」増加しています。

(※2015・2020年国勢調査結果より)

これだけ「人口・世帯数」が増加していれば、当然「住宅数」も増えますよね。

ただ「総住宅数」を見ると「東京都」がぶっちぎりに多く(820万戸)、「住宅増加率」は「神奈川県(5.9%増)」と「滋賀県(5.9%増)」も増えていますね

「滋賀県(5.9%増)」は、大阪や京都のベッドタウンとして大津市や草津市、守山市などに若い子育て世代が増えていると聞きますから、その影響かも知れませんね。

上記を見ると、「➁東京都:6.9%増」と「③神奈川県:5.9%増」の「都市圏」で増えていますが、「➀沖縄県:7.2%増」や「➃滋賀県:5.9%増」の「地方圏」でも増加しています。

このように見て行くと「住宅数の増加」は、「都市圏」では増えて、「地方圏」では減ると言う単純な構造ではないと思われますね。

➁「空き家増加は地方圏」

そして、今回問題になった「空家」が多い都道府県を見てみましょう。

◎「空家率トップ3」

➀「和歌山県:21.2%増」
➀「徳島県 :21.2%増」
③「山梨県 :20.5%増」

あららー、全国で一番「空き家」が多いのは、「和歌山県(21.2%増)と徳島県(21.2%増)」が同率1位ですか。だけど、2割の「空き家」となると5軒に1軒にもなりますよ。

これでは、町内に数件の「空家」は必ずあるとなっていますね。やはり「空き家」は「地方圏」で増えているようですね。

「地方圏」の周辺地では、さらに「空家率」が高くなっていると思われますから、「地方消滅の危機」がジワジワと進行しているように見えますよ。

3.「コロちゃんの住んでいる地の空家は?」

ただ「全国」の「空き家」の様子をうかがうだけでは、面白くありません。

次にコロちゃんが住んでいる地の「住宅増加率」と「空家率」を見てみましょう。なんか「空き家」が増えているような気がするなー?

➀「コロちゃんちの周りはどうなっているの?」

さっそく調べてみましたよ。コロちゃんが住んでいる「埼玉県」の「住宅数」と「増減率」は以下の通りです。

◎「埼玉県の住宅数と増減率」(2018年⇒2023年)

●「住宅数:338万戸⇒355万戸(4.9%増)」

「全国の住宅数」の2018年からの5年間の「増加率」は4.2%増でしたから、「埼玉県」は全国平均よりはやや増加率が高く(4.9%増)なっていますね。

続いて「空き家率」も見てみましょう。

◎「埼玉県の空家率」(2018年⇒2023年)

●「10.2%⇒9.4%」

あらら、埼玉県の「空き家率」は下がっていますよ。2018年調査から今回の2023年調査とでは▼0.8㌽減少しています。

やはり一応は「首都圏」に入りますから、東京都に隣接した地域では「住宅需要」が大きいのでしょうね。

なお、コロちゃんの「長男一家様」もコロちゃんと同じ県内に住んでいますから、「住宅数・増減率」は同じとなりますね。

コロちゃんは「日本の少子高齢化」の進行は、今から26年後の2040年ごろから加速しますから、「都市部」の住宅数の減少はそれからが本格化すると考えていますよ。

➁「次男一家様がすむ地はどうなっているの?」

次には「次男一家様が住む地域」はどうなっているのかを見てみましょう。

どらどら・・・?

コロちゃんの「次男一家様」が住んでいる「愛知県」の「住宅数」と「増減率」は以下の通りです。

◎「愛知県の住宅数と増減率」(2018年⇒2023年)

●「住宅数:348万戸⇒366万戸(5.1%増)」

「全国の住宅数」の2018年からの5年間の「増加率」は4.2%増でしたから、「愛知県」は全国平均よりはやや増加率が高く(5.1%増)なっていますね。

やっぱり「愛知県」には、「トヨタ」があるからでしょうか?

続いて「空き家率」も見てみましょう。

◎「愛知県の空き家率」(2018年⇒2023年)

●「11.3%⇒11.8%」

おー、愛知県の「空き家率」は上がっていますよ。2018年調査から今回の2023年調査とでは0.5㌽増加ですよ。

コロちゃんは、先日のブログで取り上げた「人口戦略会議」の出した「2050年にかけて全国の744の自治体が消滅する可能性があるという試算」のレポートを思い出しましたよ。

その内容では、コロちゃんの「次男一家様」の住む自治体について、以下のような内容を記載していたのです。

◎「○○○市」

➀「2020年:  総人口:233.2万人」
➁「2020年:若年女性人口:28万人」

❶「2050年   :総人口:190.8万人」
❷「2050年:若年女性人口:16.4万人」
❸「若年女性減少率    :▼41.6%」

「次男一家様」の住む自治体は、230万人もいる大都市ですが、今から26年後の2050年には「総人口」が42.4 万人も減少し、「若い女性人口」も11.6万人も減るとの試算を発表していたのです。

この「若い女性の減少率」は、なんと「▼44.6%」と半減近い大きな減少になっています。

コロちゃんは、このことが頭に残っていましたので、「愛知県の空き家率が0.5㌽上昇した」と見て、つい思いだしたのですが、小さな上昇幅ですのでまだこれだけでは何とも言えませんね。

ただ、ちょっと気になる数字でした。

4.「20歳代の持ち家率が増えているって?」

上記の様に「日本全国の住宅数」は増加(2018~2023年で4.2%:261万戸増)」していますし、「全国の空き家数も増加(2018~2023年で13.8%:51万戸)」しています。

そこで気になったのは「持ち家率」は増えているのかどうかです。

報道では「20歳代の2023年の持ち家比率が35.2%と過去最高になった」と報じられています。

以前は10%以下だった「20歳代の持ち家比率」が、最近35.2%にまで大幅に上昇しているようです。

また、この数値は「7年連続で30%を超えている」として、もはや「20代で持ち家を持つことは珍しくなくなった」とも報じられています。

この背景には「共働き」による「世帯収入の増加がある」とされています。それでかつては30代・40代だった「マイホーム需要」が20歳代に前倒しされているようですね。

しかし、「年収300万円以下の給与所得者が4割を占める(※)」という中で、20代で「持ち家を持つ2人以上世帯の持ち家率が35.2%」もあるとは驚きですね。

(※国税庁令和2年分民間給与実態統計調査:年収300万円以下は37.7%:より)

この報道は、「日本社会」の2極化を示しているのでしょうか。この後の調査やデータの発表が、コロちゃんには大変興味がありますね。

5.「コロちゃんの住宅購入は35年前」

コロちゃんが、現在住んでいる住宅を購入したのは、1989年の「バブル経済真っただ中」でした。

当時コロちゃんは東京都内で働いていましたから、出来れば都内近くに住みたかったのですが地価が高すぎて断念しました。

その結果、現在の「首都圏」からは大分離れた「緑豊かな自然あふれる田舎町」に住むこととなったのです。

当時のコロちゃん一家は「コロちゃん+妻+長男5歳+次男3歳」の4人家族です。

このような家族構成だったら、誰でも考えることが「上の子が小学校に入る前」に住宅を購入するというものでした。

コロちゃんは、その時に30代半ばです。現在は真っ白な頭の髪も、まだ真っ黒でしたね(当たり前です)。その時に35年の「住宅ローン」を借りたのです。

今から振り返ってみれば、始めた時にはいつ終わるか先が全く見えなかった「住宅ローン」も、定年の2年前に完済して、今の「コロちゃんの年金清貧生活」の基盤となっているわけです。

思えばこの時の「住宅購入の決断」は、別にコロちゃんが考え抜いた末に選んだわけではなく、世の中の同世代の人々の流れに乗っていただけだと思いますね。

そう考えると、コロちゃんは「運が良かった」と思っていますよ。

何しろ現在の「年金生活」は、決して余裕のあるものではありません。

家計の中に「家賃」の出費のあるなしで、家計支出が全く違ってしまうのです。

それが「自宅」があるおかげで、「年金清貧ライフ」がやっと成立出来ているのです。

ただこれも見方によっては、コロちゃんが35年かかって、やっと「ボロボロになった古い家」しか手に入れられなかったとも言えます。

しかし、コロちゃんはそのような視点は受け入れません。

コロちゃんの現在は、妻と二人で一生懸命働き続けて、生活を維持し続けて、そして子どもたちを巣立ちさせることによって成立しているのです。

このコロちゃんの現在は、妻と二人で築き上げた「小さな誇り」と言っても良いと思っていますよ。

6.「新しい知識を知ると満足感が得られるよ」

今日のブログテーマは「全国の住宅の件数から空き家の増加」を中心に、いろいろと見てきました。

このブログをお読みの方々には、既に「住宅を購入された方」や、これから購入をお考えの方、また「都市部」で賃貸住宅にお住いの方もいらっしゃるかと思われます。

そのような方々に、全国の「住宅や空き家」の全体像が少しでもお伝えできればうれしいですね。

コロちゃんの力不足から、読んでもなかなか分からないことも多いかと思いますが、コロちゃんは「日本社会」をもっと深く知りたいと思っているのです。

そこで、毎日テーマを見つけると、ポチポチとネットの海を漂いながら調べてみているのですが、当たりハズレは逃れられません。

しかし、調べている中で「新しい知識」を得られると、何とも言えない満足感を憶えますね。

今後もコロちゃんは、より深く興味深い題材をこのブログで取り扱っていきたいと考えていますから、どうか皆さんもまたこの「コロちゃんの清貧ライフ」をお訪ね下さいね。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

Rosy / Bad Homburg / GermanyによるPixabayからの画像
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