おはようございます。今日のコロちゃんは、ワンコを連れて「狂犬病の予防注射」に行ってきました。
当然ワンコには内緒ですよ。注射を嫌がって逃げ出すかもしれませんからね。
コロちゃんの住む地域の「狂犬病予防注射」は、近隣の「市民活動センターの駐車場」で行なわれます。時間が指定されていますから、遅刻することはできません。
今日の午前中に、コロちゃんはワンコをだまくらかして、散歩に行くような格好と雰囲気で玄関を出ると、おもむろに車のドアを開けましたよ。
ワンコは、どっかに連れて行ってもらえると思って、シッポをフリフリ車の後部座席に飛び乗ってきました。
一度乗ってしまえば、もうこっちのものです。もう逃げだすことはできません。
コロちゃんは、ブーブーと車で「市民活動センター」に向かい、駐車場で太い注射をプチっと打ってもらいましたよ。
帰りの車では、ワンコが「こんなはずではなかった」というような顔をしていましたよ。そのフォトを下記に添付しますね。どうか笑ってやってくださいね。
今日は「年金改革5案が出たよ」をカキコキします。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「年金制度改革の5案が出たよと、これで少しは良くなるかな?」
☆「あなたの年金はいくらですかと、コロちゃんの年金生活」
1.「年金制度改革の5案が出たよ」
先日4月16日に「厚生労働省」が「社会保障審議会年金部会」を開いて、「年金制度の改革へ向けた5案」を発表しました。
この「年金改革案」は、この後公的年金の持続性や給付水準を点検したうえで、夏に発表する「財政検証」に盛り込み、その後年末にまで「改正案」をまとめるとしています。
今回開かれた「社会保障審議会年金部会」は、メンバーは19名おられて、学者・シンクタンク・労働組合からも参加者がおられますね。
部会長は、「菊池馨実早稲田大学理事・法学学術院教授」です。そして今回の会合では「年金改革の5案」が提示されました。
それでは次に、その「年金改革5案」を見てみましょう。
2.「これで少しは良くなるかな?」
コロちゃんは、何しろ「年金」にすべて頼った「リタイヤ老人」ですから、新聞で「年金改革」などど読むと、直ぐにパクっと噛みついちゃうんです。
その「改革」が「改善」なのか「改悪」なのかは、よーく読んでみないとわかりませんからね。普通はよくわからないままに、いつの間にか変わっていることが多いんですよ。
だから、コロちゃんは「年金改革」との見出しがあった時には、じっくりとポチポチ調べてみることにしているんですよ。
今日はネットで発表されている「第14回社会保障審議会年金部会」の「令和6年財政検証の基本的枠組み、オプション試算(案)について」を見てみましょう。
なお、この「改革案」は、もう決まっているわけではありません。これから下記の内容を「検証してね?」と提起したものになります。
この「検証作業」を行なうのは、「厚生労働省」の優秀な官僚さんたちになると思います。
その後の「成案」の決定は年内になり、来年の通常国会で審議するようになるかと思われます。
①「厚生年金の対象拡大に3つのプラン」
現在「厚生年金」の適用事業所は、「被保険者数が101人以上※」の事業所が加入義務となっています。
それが今年2024年10月からは、すでに「被保険者数が51人以上※」の事業所の加入が義務付けられることになっています。
(※人数以外にも「週20時間以上働き:月収8.8万円:年収106万円以上」が条件)
この現状から「年金改革案」は3つの「適用拡大」のオプションを提起しています。
①「現行の企業規模要件を廃止:125万人べース」
➁「現行の賃金要件、企業規模要件を廃止:325万人ベース」
③「 一定の賃金収入(月5.8万円以上)がある全ての被用者へ適用拡大:1052万人ベース」
ふむふむ、コロちゃんの「年金」には関係がありませんね。だけど「厚生年金の適用拡大」にはコロちゃんは賛成しますよ。
だって「基礎年金」だけでは、「とても生活できない金額※」しか受給できないんですものね。
(※国民年金〔基礎年金〕40年の満額受給で月6.6万円)
コロちゃんは、上記の➀~③のプランの内だったら、「③ 一定の賃金収入(月5.8万円以上)がある全ての被用者へ適用拡大:1052万人ベース」をが「推し」ですね。
この「③一定の賃金収入(月5.8万円以上)がある全ての被用者へ適用拡大:1052万人ベース」だと、ほとんどの「パート従業員」が厚生年金でカバーできるんじゃないでしょうか?
なんなら「 一定の賃金収入(月5.8万円以上)」も取っ払って、「1円でも賃金収入があったら」でも良いくらいですよ。
ただ、保険料は「労使折半」ですから、事業主は受け入れにくいでしょうね。事業主の負担は、実質的には「従業員負担分」も「人件費増」として圧し掛かります。
そうなんですよね。このプランは実質的には、従業員にとっての負担増ではないのですよ。その分も「事業主」が「人件費」として結局は出すことになるのですからね。
今後は「中小・零細事業主」の自民党への圧力でどうなるかはまだわかりませんが、一般論としては①~③のプランがある時には、真ん中の案が通ることが多いとコロちゃんは考えていますよ。
➁「基礎年金の納付期間の40年⇒45年の延長」
これは、「基礎年金(一階部分)」の納付期間を、現行の40年(20~60歳)から、45年(20~65歳)に延長する案ですね。
これも既に「年金」を受給しているコロちゃんには関係がありませんね。
ただ5年間納付期間を延長することによって、高齢になった時の「年金受給額」が増えることは良い事なのですが、「低所得者層の保険料の負担感が大きい」という問題があります。
多くの企業では60歳で雇用契約を切り替えて、その後に所得が大幅に下がる例がほとんどです。それらの方がたにとって「基礎年金の納付期間の延長」は、重い負担となりますね。
コロちゃんは、60歳で退職して給料が大幅に下がる企業の在り方がおかしいと考えていますね。多くの場合は、60歳過ぎても同じ職場で同じ仕事を続けているのです。
それが、60歳の誕生日以前と以降で、給料が半分になるなんて、明らかにおかしいと思いますよ。
もっと「日本企業」は「同一労働同一賃金」を法律で徹底すべきだと思いますね。
そうすれば、雇用者は「基礎年金」の納付期間が65歳まで延びても、余裕をもって安心して「保険料」を支払えるというものですよ。
③「マクロ経済スライドの調整期間の変更」
「マクロ経済スライド」とは、「賃金」や「物価」の改定率を調整して、緩やかに年金の給付水準を調整する仕組みです。
わかりやすく言うと、「少子化」に対応するために、実質的な「年金受給額」を引き下げる仕組みです。
コロちゃんにとっては、「マクロ経済スライド」とは「賃下げ」と同じなのです。
この「マクロ経済スライド」は、将来の「少子化」を考えて、頭のいい方が考えたのでしょう。毎年の「年金受給額」は、この「マクロ経済スライド分」が引き下げられることとなっています。
今年「2024年の年金受給額」は、この「マクロ経済スライド分」として0.4%引き下げられています。
現在の「マクロ経済スライド」の終了時期は、厚生年金は2025 年度、基礎年金は2047 年度とされています。
今回の改革案では、この「終了期間」を短縮した場合の試算を検討するとしています。
コロちゃんは、この部分の内容は何度読んでもよくわかりませんでした。そりゃ「マクロ経済スライド」を短縮して終了することは分かりますよ。
だけど、それが「概ね100年間の収支均衡を図ることができるよう」に試算するなんて、この「資料」のわずかな説明では、どういう計算をすることになるのかは理解できませんでしたね。
このような計算は、専門家にお任せするしかないですね。
とにかく、「マクロ経済スライド」を早く終了してくれれば、その後の「年金受給額」の引き下げが無くなるんですから、コロちゃんは歓迎しますよ。
➃「在職老齢年金の見直し」
これはコロちゃんでもわかります。「在職老齢年金」とは、60歳以降に「厚生年金」に入りながら、受給する年金のことです。
コロちゃんは、60歳の誕生日になった時に会社を定年退職して、そのまま「嘱託雇用」に切り替わりました。
「厚生年金」は70歳まで加入できますから、そのまま加入を継続すると「賃金∔年金受給額」が50万円を超える分は支給停止となります。
だから、コロちゃんと「定年退職」して「嘱託契約」となった同僚は、ほとんどが出勤日数を「賃金∔年金受給額」が50万円以下になるように調整して働いていましたよ。
皆さんは、ここの「50万円を超える分は支給停止」と聞いて、「年金+所得」は50万円も超えないだろうとお考えになる方もいらっしゃるかと思われますね。
しかし「年金」の平均受給額は、だいたい月16万円です。(男性16万円、女性10万円)
そうなると「50万円をこえる分は支給停止」ですから、年金受給額が月16万円だとすると、毎月の所得を34万円以下に抑えなければ「支給停止」となる部分が出てきます。
この「毎月の所得」とは「 月給+賞与(直近1年間の賞与の1/12)」なのですよ。もちろん「税込み」の金額ですから、フルに働いていると月34万円はすぐにオーバーしてしまいます。
ただ、コロちゃんは、雇用契約を嘱託に変更した2ヶ月後に「大腸がん」が発覚して、その後長い「治療生活⇒退職」となってしまいましたけどね。
今回の「改革案」では、この「在職老齢年金」を高齢者の就労促進のために、年金の減額分を緩和・廃止の検証を提起しています。
コロちゃんは、「在職老齢年金制度」で、働きたい高齢者が「働くほどその分年金が減額される」のは酷い制度だと思いますから、見直しには賛成しますよ。
ただ、「年金財政」の悪化要因はとなると思いますね。
あとコロちゃんは、たとえ「見直し」がされても、もう働くつもりはありません。
腰痛コロちゃんは、「死なずただ消え去るのみです(※)」。
(※1951年のマッカーサー将軍のアメリカ議会演説のパクリです:老兵は死なずただ消え去るのみ)
⑤「保険料標準報酬月額の上限上げ」
現在の「厚生年金の標準報酬月額※」は、「上限額」が「月65万円(給与額)」でこれを上回っても、この「上限額」となっています。
(※標準報酬月額:月々の給料を32等級に分けて表すもの:その年の4~6月の3ヶ月の給料の平均額で計算)
現在の「厚生年金保険料」は、給与に一定の幅で区分したこの「報酬月額」に当てはめて計算しているのです。
また「下限額」も決まっていて「月8.8万円」です。こちらもこの「下限額」を下回っても、この「下限額」となっています。
今回の「改革案」では、このうちの「上限額」を見直して上げることの検証を提起しています。
これはコロちゃんには関係がありませんね。
しかし、「上限額」をあげれば、高額のお給料をもらっている方の保険料は上がりますし、企業負担も同額で増えますから反発が出るかもしれませんね。
ただ、高所得の方のその後の「年金受給額」はその分上がるでしょうから、どうなんでしょうね。不満が出るかなー?
コロちゃんは、「年金額も清貧」でずっと下の方を漂っていましたから、「高額年金受給者」の気持ちはよくわかりません。
ただ、参考までに「厚生年金最高受給額(高齢になった時の受け取り年金額)」を調べてみたら、「基礎年金」と合わせた理論上の最高額が月35万円(※)と出ていました。
(※厚生年金は、年収が高く、加入期間が長いほど受給額が増える仕組みのため満額がない)
「厚生年金」の受給額の平均は、上記で記載したように「男性16万円、女性10万円」ですから、最高受給額35万円とは、現役時代の年収が相当高かったのでしょうね。
清貧コロちゃんの「年金受給額」と、正に「天と地」ですね。
ふーんだ、うらやましくなんかないもんね。
(“ ̄д ̄)ケッ
なお、この「厚生労働省」が発表した「年金改革の5案」を読んでみたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001245419.pdf
3.「あなたの年金はいくらですか?」
上記の様に、今5年に1度の「年金改革」が進められようとしています。
最終的な結果は今年末に発表されますが、それでは今「年金」を受給している多くの皆さんはいくらぐらい年金を受け取っているのでしょうか。それをちょっと、覗いてみましょうか。
まず、最初に現在「重複のない公的年金の実受給権者数」は、4023万人(2022年現在)いらっしゃいます。
日本の全人口は「1億2397万人※」ですから、「年金受給者数」は32%となり全人口の3割を超えます。
(※総務省統計局:2023年10月確定値)
それらの「年金受給者」は、大きくは「国民年金受給者」と「厚生年金受給者」の二つに分かれています。
まずは、「国民年金」の受給額を見てみましょう。
①「国民年金受給額」
「国民年金」は、自営業・フリーランス・非正規雇用者の方が加入する「年金」です。
「国民年金」の65歳になった時に受給できる金額(基礎年金)は、40年間支払った「満額」で以下の通りです。
◎「年間79.5万円(月額6.6万円)」
そして「国民年金」の平均受給額は、以下の通りです。
①「男性:月5.8万円」
②「女性:月5.4万円」
これだけでは、とても「生活」が出来ないですね。
このように「国民年金」だけでは、到底老後の生活ができない金額しか、「国民年金加入者」は受け取っていません。
かといって、これらの方々が「生活保護」の受給を受けているわけではありません。
大部分の方々は、働いたり貯蓄を引き出して生活費に回しながら、何とか生活を成り立たせていると思います。
コロちゃんは、この方々は歯を食いしばって、「低年金額」に耐えているのだと思いますよ。
②「厚生年金受給額」
「厚生年金」の受給者数は3598万人(2022年現在)もいらっしゃいます。「厚生年金」は所得によって保険料が違いますから「満額」という概念は在りません。
「厚生年金」の平均受給額(基礎年金+報酬比例部分)は、下記の通りです。
①「男性:月16.4万円」
②「女性:月10.5万円」
上記の平均受給額をみていると、1人暮らしですと「男性16.4万円」ではかなり苦しい生活となりますね。
そして「女性10.5万円」ですと、この受給額だけでは生活を維持することが難しいのではないでしょうか。
かつての日本では、「モデル年金」という考え方がありました。それは「会社員(第2号被保険者)」+「専業主婦(第3号被保険者)」の世帯です。
これですと「夫・基礎年金+厚生年金=15.8万円」+「妻・基礎年金6.6万円」=「夫+妻=22.4万円」となって生活が維持できます。
しかし、現在では「1人暮らしの高齢者」が激増しており、今後も増え続ける見込みです。
上記の「国民年金」と「厚生年金」は、今後「高齢者の一人暮らし」を前提とした制度に作り替える必要があると、コロちゃんは考えますね。
4.「コロちゃんの年金生活」
コロちゃんの「年金生活」も、振り返ってみればもう10年になりました。
この10年間は「想定外の事態」が、まるで大海原を押し寄せる波のように次々と襲い掛かってきました。
まず最初に来たのは「60歳に誕生日」の2ヶ月後に「大腸がん」に罹患しました。
次には63歳の時になって「悪性リンパ腫」に罹患しました。
この波をフラフラしながら、やっと乗り越えたかと思うと、66歳時に今度は「妻」が「肺がん」となりました。この時の波は大きかったですね。
そして、コロちゃんが68歳の時に「妻」はとうとう逝ってしまいました。
この間の「生活費」は、全て「年金所得」で賄ってきましたよ。当然ですよね、他に収入はないのですからね。
上記の経過を読んでお分かりになるかと思いますが、コロちゃんはここ10年間の主な生活は「闘病」だけでいっぱいいっぱいだったのですよ。
当然にして「年金所得」は、全て「闘病+生活」につぎ込んでいましたから「生活は清貧」にならざるを得ません。
その「清貧な暮らし」は、今でもコロちゃんの生活の指針となっていますね。結構この生活はストレスが少ないのですよ。
そして、今コロちゃんが感じていることは、もう大きな「責任」を背負う必要が無くなっていることですね。
かつて働いていた時の「現役時代」には、コロちゃんは数多くの責任を背負っていました。一番大きな責任は「家庭の維持」でしょう。
「妻」と「子どもたち」と「住宅ローン」を抱えて、一生懸命に働かなければ「家族の生活が維持」出来ません。
それが、「住宅ローン返済が終わり」、「子どもたちが独立」し、「妻が逝った」後には、コロちゃんは自分の周り1㍍にしか「責任範囲」が無くなったように感じています。
このコロちゃんの「周り1㍍の責任範囲内」には、今コロちゃん自身とワンコしかいません。
若い時からずっと、多くの「重い責任」を背負ってきた意識があったコロちゃんとしては、なんとも「気楽でストレスの少ない」立場になったもんだと感じていますね。
それにはちょっと寂しい時もありますけれど、もう残るのは「我が身の始末」のみです。
その最後の日々まで、今後も「清貧ライフ」をせいぜい楽しむことにしますよ。
今日は「年金改革5案」の話しから、コロちゃんの「年金ライフの心象風景」までをカキコキしましたね。
このブログをお読みの皆様には、こんなジイさんもいるんだとお笑いくだされば幸いですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
コメント