おはようございます。
ヒュー(* ̄з ̄) ~♪
近所のお姉さん
あら、コロちゃん今朝は機嫌がよさそうね、どうしたの?
「実はねー、実はねー、コロちゃんはブログを投稿しているんですけど、編集長からお褒めの言葉をもらったんですよ」byコロちゃん
近所のお姉さん
あら、凄いじゃない! なんて誉められたの?
編集長&次男一家家長様
コロちゃん、今朝のブログの『中国・韓国・ロシアと仲良くできるか?』の記事の文章はなかなか洗練されてきたね、お隣さんから隣国の話と実体験、この話は他では読めないね!
誉めてやるぞ!
この調子で書けよ!
「ははー!」byコロちゃん
┏( _ _ )┓ハハー
「編集長から、お褒めのお言葉を頂戴しちゃったよ。嬉しいね、誉めて誉めて!」byコロちゃん
(♡ˆ﹀ˆ*)ノ゙(*ˆ﹀ˆ♡) エライ エライ
近所のお姉さん
良かったじゃない、凄いじゃない、お姉さんも応援するから、これからも頑張ってね❤
「うん、頑張るから応援よろしくね」byコロちゃん
このようなやり取りがあ・・・ったらいいなぁー。
Zzz…(*´~`*)。o○
だけど、編集長から誉められたのはホントの事ですからね。
今日は「少子化は儒教文化圏共通なのか?」をカキコキします。
なお、上記で「編集長からお褒めの言葉」を頂いた「中国・韓国・ロシアと仲良くできるか?」の投稿記事をお読みになってみたい方は下記のリンクのクリックをお願いします。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「韓国の少子化事情と、儒教思想とは何か?」
☆「中国の少子化事情と、出生率の国際比較」
☆「オールド・ボーイズ・クラブも同じ根っこからと、コロちゃんの社会文化考」
1.「韓国の少子化事情」
最近の「日本」では、報道で「少子化関連」のニュースがない日がないほど、連日報道されていますが、この「少子化」は世界で「日本」のみの事ではありません。
多くの「先進国」と言われる諸国では、その進行度の違いはあるものの「各国共通の課題」となっています。
その中でも、とりわけ「少子化が進んでいる国」は、お隣の「韓国」です。
先日の2月28日に「韓国統計局」は、2023年の「合計特殊出生率」は0.72と発表しています。
ちなみに、日本の「合計特殊出生率」は、2021年は1.30で、2022年は1.26です。また2023年はまだ発表されていませんが1.20前後だろうと予測されています。
この「韓国」の「出生率0.72」は、「日本1.26」をも大きく下回る数値なのです。
世界を見渡すと「OECD出生率平均1.58」ですから、この「韓国0.72」は世界最低水準となりますね。
だけど、OECD諸国も「出生率1.58」だなんて、「人口置換水準2.07」を大きく下回っているんですね。コロちゃんは初めて知りましたよ。
「韓国」も、最近の「日本」と同じように危機感を抱いて、2006~2022年に「少子化予算332兆㌆(約37兆円)」を投じて「少子化対策」を進めましたが、一向に改善していません。
この「少子化の理由」として、「韓国保健社会研究院」の人口モニタリング評価センター長は、以下の様に説明していると報じられています。
「将来的な不安感から結婚・出産すると不幸になると思っている若年世代が急増している。伝統的な家族観や価値観が変容し、儒教思想、家族中心主義の呪縛から逃れたいと思っている」
上記のように「儒教思想」が「少子化の理由」として挙がっています。
それでは、この「儒教思想」とはどんなものなのでしょうか?
2.「儒教思想とは何か?」
「儒教」とは、古代中国の「孔子」から始まった思想体系で、コロちゃんごときが内容を解説できるようなシロモノではありませんが、ざっと見てみましょう。
「孔子」は紀元前551年の生まれとされていますから、コロちゃんは「仏陀(紀元前664年生まれ)」の生まれ年に近い時代だと思いましたね。
この頃に現代まで残る「儒教」や「仏教」が次々と発生した理由を想像すると、コロちゃんの「想像の翼」が拡がる思いを感じますが、ここでは「儒教思想」のみを見てみます。
「儒教」は、「思考・思想の体系」とされ、「五常の徳目」を語っています。それは「仁・義・礼・智・信」ですが、それぞれの内容に触れることは省きます。
この「五常の徳目」を身につけることによって「五倫(父子・君臣・夫婦・長幼・朋友)」関係を維持することを教えています。
簡単に言えば、「社会・親族・家庭秩序」を安定・維持するためのマニュアルと、コロちゃんは捉えましたね。
上記の五倫を簡単に紹介すると、以下のようになります。
◎「儒教:五倫」
➀「父子の親」
➁「君臣の儀」
③「夫婦の別」
➃「長幼の序」
⑤「朋友の信」
この上記の「五倫」が守られれば、「社会は平穏に治まる」とした思想となっています。
コロちゃんが簡単に纏めると、年上の人は偉いんだよ、偉い人には逆らうんじゃないよ、女性は後に下がって控えるんだよ、と言ったところでしょうか。
そりゃ「下剋上はダメよ、文句言ったらペケペケよ」と言っているのですから、この思想が拡がると「社会は安定」しますよね。
その代わりに「古い秩序」がずーっと続きますから、「腐敗した政権」や「頑固なオヤジ」が出て来ると「国民」や「妻子」は悲惨となりますね。
この「儒教思想」は、現状を肯定して社会を安定させるためのマニュアルですから、下が上に逆らうことを完全に否定した「イデオロギー(思想)」です。
行ってみれば「支配者」や「オヤジ」にとってはとても都合の良いマニュアルとなっています。
(コロちゃんの勝手な解釈です)
この思想は、上記の「コロちゃん解釈」を見てもわかるように「女性蔑視・男尊女卑」を肯定しているという批判もあります。
「日本社会」の「伝統的価値観・保守思想」にある、「長子相続」や「女性蔑視」の背景ともなっていますね。
この「儒教」は、「中国」から「韓国・日本」や東アジアに広く浸透してきた歴史を持っています。
よく「儒教文化圏」と言われるのは「中国・韓国・日本・ベトナム」とされていますが、その中で、現在「儒教思想」が最も残っていて「濃度」が濃いのが「韓国」とされています。
「中国」は、1966~1976年に「文化大革命」という前代の規範を全否定する運動を行なった歴史がありますから、「儒教の教え」は大分薄まったようです。
「日本」の場合は、江戸時代から「儒教」や「朱子学」をあくまでも「教養」として受け入れた歴史があります。(イデオロギーとしてではない)
そのようなことから「日本」は、だいぶいい加減に「薄く」受け入れたとされていますね。
「儒教」は、その教えから「封建制」や「身分制度」に親和性が高いのです。
だから、近代化の過程で「日本」がいち早く「明治維新」を遂げて、「中国」と「韓国」が遅れたことの背景に「儒教」の浸透度をあげる方もいらっしゃいますね。
そして、今日のテーマである「少子化問題」が「日本・中国・韓国」共通のものであり、その中でも「韓国」が一番深刻な理由を「儒教の影響」の中に見る方も多いようです。
3.「中国の少子化事情」
「中国」における昨年2023年の「出生数」は902万人と、建国以来最も少なくなったと報じられています。
「合計特殊出生率」は2022年時点で1.09となり、「日本」の2022年1.26と比べても「中国」の方が低くなってしまいました。
この「中国」の少子化には、背景に過去の「一人っ子政策」の影響があるとされています。
「中国」では、巨大な人口を抱えていることから1979~2015年まで、「一組の夫婦には子どもは一人まで」とする厳格な「一人っ子政策」を展開していました。
その後は2015~2021年まで「二人っ子政策」に改め、2021年からは「第三子」を容認するように転換しています。
しかし、40年近く続いた「一人っ子政策」の間に、人々の間に「子どもは少なく産み、大事に育てる価値観」が浸透したと言われています。
また、「教育費」や「住宅取得費用の高騰」があります。これは「日本」や「韓国」でも同じ悩みを持っていますね。
コロちゃんは、「中国」での子どもの教育費にどのくらいかかるのかをポチポチ調べてみました。
「中国育児コスト報告書2024年版」(シンクタンク育媧人口)によると、以下の様になっているそうです。
「0歳から大学卒業までの子の養育費は平均68万元(約1420万円)」
「子どもが17歳になるまでの養育費は、全国平均で約48.5万元(約900万円)、さらに最も高い上海では100万元(約2000万円)、また北京市では93万6000元(約1960万円)とされています。
ただ、これは「養育費」となっていましたので、「教育費」以外の項目がどれだけ含まれているのかは分かりません。
しかし、これでは「日本」の「教育費事情」以上ですね。
「日本」では、「子ども1人の教育費」の目安は約1000万円で、全て「私立」を選択すると約2000万円と言われています。
とにかく現在では「中国」でも「韓国」でも、そして「日本」でも、「子育て」にはお金がかかるようになってしまいました。
ああ、そういえば子どもへ教育熱心も「儒教文化圏」の共通の社会文化でしたよ。
◎「論語」には、次の言葉があります。
➀「子曰、学而時習之、不亦説乎」
➁「読み下し文:子曰く、学びて時に之(これ)を習ふ、亦(また)説(よろこ)ばしからずや」
③「意味:先生が言ったよ、勉強して繰り返し復習すると、だんだんわかるようになってくるのは楽しいよ」
(③はコロちゃんの勝手な解釈です)
まあコロちゃんの「論語かって読み」は、相手にしないでください。しかし、このように「儒教では教育を推奨している」のです。
上記のように「中国」の「少子化事情」は、「韓国・日本」と同じように、進む一方となっているようですね。
習近平政権も、2021年に、小中学生の学習塾の新規開設不可や、営利事業として認めないなどの強硬策を進めましたが、「少子化対策」としては効果はなかったようですね。
コロちゃんは、「中国・韓国・日本」の「少子化」の流れは、どこも止められないと考えていますよ。
4.「出生率の国際比較」
上記で「日本・中国・韓国」の「少子化事情」を読むと、世界の先進国の中では、どうなっているのかを知りたくなります。
そこでコロちゃんは、あちこちをポチポチと調べてみました。下記の表をご覧ください。内容は下に書き出します。
「厚生労働省 合計特殊出生率の国際比較」より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/syussyo07/dl/sankou.pdf
出典:厚生労働省 参考 国際比較 より(3月2日利用)
上記の表は「世界各国の合計特殊出生率」です。高い順に並べますね。
◎「合計特殊出生率」(2019年or2020年)
➀「フランス :1.86」
➁「スウェーデン:1.71」
③「イギリス :1.61」
➃「アメリカ :1.64」
⑤「ドイツ :1.54」
⑥「イタリア :1.27」
⑦「日本 :1.26」(2022年)
⑧「シンガポール:1.10」
⑨「中国:1.09」(2022年)
➉「韓国:0.72」(2023年)
上記は、「世界の主要な先進国+中国」の「合計特殊出生率」ですが、どこの国も「人口置換水準:2.07」には達していません。
(人口置換水準:人口が長期的に増えも減りもせずに一定となる出生の水準:2.07)
上記の世界主要国の「合計特殊出生率」を見ると、世界の主要国では、そのすべての国が「人口置換水準2.07」を下回っています。
そして、その中でも「儒教文化圏」である東アジアの「日本・中国・韓国」は、みな最下位あたりにランクされています。
これは逆に言うと「少子化先進国」という順位を、「韓国・中国・日本」の3ヶ国が競い合って進んでいるとも言えると思いますね。
5.「オールド・ボーイズ・クラブも同じ根っこから」
上記で「儒教」について書きましたが、「儒教」では「君臣の儀」や「夫婦の別」や「長幼の序」を強く薦めますので、「男尊女卑・女性蔑視」と親和性があります。
そのことにより「儒教圏」の「日本・中国・韓国」の3ヵ国では、現在でも「女性活躍」の場所が小さくなっています。
「世界経済フォーラム」が、毎年発表している「ジェンダー・ギャップ指数」というのがあります。
これは「経済、教育、保健、政治」の分野毎にデータをウェイト付けしたもので、「0」が完全不平等、「1」が完全平等を表しています。
下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出します。
「内閣府 男女共同参画に関する国際的な指数」より
https://www.gender.go.jp/international/int_syogaikoku/int_shihyo/index.html
出典:内閣府 男女共同参画局 男女共同参画に関する国際的な指数 より(7月11日利用)
上記は、2023年の「ジェンダー・ギャップ指数」です。
「日本」は、146ヵ国中の125位です
「中国」は、146ヵ国中の107位です。
「韓国:は、146ヵ国中の105位です。
この「儒教圏3ヶ国」は、そろって「男性優位天国」なのです。「ジェンダー・ギャップ指数」は3ヶ国とも最下位近辺です。
コロちゃんは、普段から「日本」の政財界の「オールド・ボーイズ・クラブ」を批判してきましたが、それは「中国・韓国」も同じなのです。
「中国」は、トップの「習近平総書記(序列1位))」はもちろん男性ですが、その下にある「中国共産党政治局常務委員会(チャイナセブン:序列2~7)」は、全員が男性です。
そして、その下にある「中央政治局員(序列8〜25位)」の中でも「女性」は「0人」なのです。「中国」も政治の世界は「オールド・ボーイズ・クラブ」です。
東アジア各国の国政における「女性議員」の比率を見ると、台湾が約4割、韓国が約2割なのに対して、日本の衆議院は約10%となっています。
「台湾・韓国」の女性議員比率がなぜ高いのかというと、両国は「クオーター制」を導入しているのです。
(クオーター制:格差是正のためにマイノリティに割り当てを行なう制度:議会において性別を基準に議席を割り当てる制度)
やはり「儒教圏の国」において、「オールド・ボーイズ・クラブ」を打破するには、クオーター制のような強制的な「格差是正措置」に取り組むしかないようですね。
この様な強制的なポジティブアクションを法制化しない限り、「ジェンダーギャップ」は縮まらないと思いますよ。
「日本」では、その気配は全くありませんけどね。
6.「コロちゃんの社会文化考」
「日本の少子化事情」は、今までに何回もこのブログで取り上げていますので、今日は言及しません。
しかし、ご覧の通りの「中国・韓国」の事情と全く変わらないどころか、「日本」の方が「少子化先進国」であるような数値も多々あります。
コロちゃんは、上記の「少子化」も「教育熱」も「女性の地位が低い」のも、皆「同根」の「儒教文化」の影響が原因の一つだと考えています。
一見目に見えていない「儒教の影響」ですが、「日・中・韓」の「社会文化」には、色濃くその影響が残っていると思うのです。
そりゃ「高齢者を大切にして敬う」ことは美しい事ですし、コロちゃんだって以前「台湾旅行」の時に、若い方から電車内で席を譲られて嬉しかったですよ。
「高齢者を敬う事」は、個人では「美徳」であるし、「高齢者」であるコロちゃんは素直に嬉しかったですよ。
しかし「政治や経済の世界」でも「高齢者を敬って席を譲って」ばかりいるならは、いつまでたっても新しい事は出来ないじゃないですか。
コロちゃんが「オールド・ボーイズ・クラブ」という時には、頭の中に2人の方の顔が浮かびます。
そのお二方は「麻生太郎自民党副総裁(83歳)」と「森喜朗元総理(86歳)」です。もちろんお二方とも「現役の政治家」です。
お二方共にまったく引退する気はなさそうですね。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
しかし、83歳と86歳でまだ現役とは!
コロちゃんなんか、まだ「こらいまれ」に入ったばかりですから、このお二人と比べると「まだまだ鼻たれ小僧」ですね。
もっとも、比べること自体が怒られるかもしれませんけどね。おー怖っ!
(ll゚Д゚)怖ァ・・
話しがちょっとそれましたが、「儒教文化圏」の影響が残っている国で「女性が入りにくい政治・企業の社会」を変えるためのやり方は分かっています。
「クオーター制」が、有効に機能することは、韓国・台湾の例でよくわかっているのです。
ただ「日本」では、上記の「オールド・ボーイズ・クラブ」のお二方たちの力などが強いですからね。現在の「為政者」はやる気はないでしょう。
そして「少子化問題」は、結婚と合わせて個人の問題ですから、国家が直接介入することはできません。
このように考えていくと、「日本・中国・韓国」共通の問題である「少子化問題」は、どの国も「少子化の進行」を止めることはできないでしょう。
今から「儒教文化圏」の「社会文化」を変えることは無理だと、コロちゃんは思いますよ。
上記の「少子化の国際比較」で見てきたように、「少子化」は「先進国共通」の社会現象です。
その最先端を進む「日本・中国・韓国」は、後から来る世界の各国に「賢く縮む社会システムの見本」を示せるような政策を進めるべきだと思います。
そうすれば「日本は世界から尊敬される国」になれますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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