おはようございます。コロちゃんは、ついさっき午後のワンコの散歩に行ってきました。お天気は良く青空が広がっていたのですが、風が強く吹いていて、全身が凍える思いでした。
春を間近にした「空っ風」でしょうか、暖かい春の訪れが待ち遠しいですね。
そういえば、さっきの散歩中に見たのですが、お隣さんの家の庭にある「梅の木」が満開に咲いていましたよ。
コロちゃんが、「寒い・暖かい」と一喜一憂している内に、いつの間にか「春の訪れ」は間近まで来ていましたね。
下記にお隣さんちで咲いた「梅の花」のフォトを添付しときますね。春の香りをご堪能下さいね。
今日は「お隣さんとは仲良くできるか?」をカキコキします。
いやいや「梅の花が咲いた」お隣さんのことではないですよ。海をへだてた「お隣さんの国」の事ですよ。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「隣国をどう感じているのかと、外交に関する世論調査」
☆「中国・韓国・ロシアに対する親近感」
☆「中国・韓国・ロシアとの歴史の断面を見る」
☆「旅行では好感度が高かったと、コロちゃんの好き嫌い」
1.「隣国をどう感じているのか?」
日本は周りをぐるっと海に囲まれていますが、「お隣さんの国」はいくつか存在しています。
それは北から「ロシア・韓国・北朝鮮・中国」と並んでおり、東側には遠くはなれた「アメリカ」があります。
これらの諸国を、国民がどう感じているのかを、内閣府は毎年1回「外交に関する世論調査」を行なって、国民意識の動向を調べています。
この「外交に関する世論調査」は、年に1回全国の3000名の日本国籍を有する18歳以上を対象として行われ、今調査は昨年2023年9~10月に行なわれました。
それでは、順次「隣国」に対する国民の意識をみていきましょう。
2.「中国に対する親近感」
最初に、歴史的にも深い因縁があり、お付き合いも長い「中国」に対する感情を見てみましょう。
この「中国」とは、西暦57年に倭の奴国が、後漢の光武帝に使節を送って朝貢して金印を賜与されて以来の、約2000年間のお付き合いとなります。
「日本」と「中国」は、とにかく長ーいお付き合いなわけですね。
➀「質問:あなたは、中国に親しみを感じますか、それとも感じませんか」
◎「回答」
➀「親しみを感じる+どちらかというと親しみを感じる=12.7%(前年調査17.8%)」
②「親しみを感じない+どちらかというと親しみを感じない=86.7%(前年調査81.8%)」
あらら、「中国」に対する国民意識は大分悪いですね。しかも、前年調査よりも大分悪化しています。やはり「対中デリスキング」の影響でしょうか。
この「中国に対する親近感」は、1978~1995年までは、逆に「親しみを感じる+どちらかというと・・・」の方が高かったのです。
しかし、それ以降はずっと「親しみを感じない+どちらか・・・」の方が高く推移して、2003年以降は「親しみを感じない+どちらか・・・」が増え続けています。
要するにここ20年間は、「中国」に対する「国民意識」は悪化し続けていたとなっています。
「中国」に関して、もう一つ質問と回答を見てみましょう。
②「質問:あなたは、現在の日本と中国との関係は全体として見ると良好だと思いますか、それともそうは思いませんか」
◎「回答」
➀「良好だと思う+どちらかというと良好だと思う=5.6%(前年調査11.0%)」
②「良好だと思わない+どちらかというと良好だと思わない=90.1%(前年調査84.4%)」
あらら、上記で「親しみを感じない」が増えてきているのですから、日中関係も良好とは言えないかと思いましたが、「良好」と見ている方が一桁だとは思いませんでした。
しかも、前年調査より更に悪化しています。この数字を見ると何かあったら、すぐに「反中感情」に火が付くのではないかと心配になってしまいますね。
3.「韓国に対する親近感」
それでは次に、中国よりも少し日本に近い「韓国」に対する親近感を見てみましょう。
この国とのお付き合いも「中国」の約2000年前と同じか、ひょっとするともっと以前からかもしれませんね。
紀元前108年に、中国の漢が朝鮮半島に楽浪郡を設置しています。
その時代の「日本」にはまだ「倭」と呼ばれる小国が乱立していたそうですから、既にお付き合いはあったものと思われますね。
そういえば、戦後直ぐの頃に考古学者の江上波夫さんが「騎馬民族説」という、古代の日本に朝鮮半島から騎馬民族が渡ってきて征服王朝をうち立てたとの学説を主張したことがありましたね。
(江上波夫:騎馬民族説:発表:1948年)
コロちゃんは、子どもの頃にその「騎馬民族説」をベースにした手塚治虫の「火の鳥(鳳凰編)」を夢中になって読んだことがありましたよ。
(火の鳥:鳳凰編:作:手塚治:COM連載:1967年)
この「日本」と「韓国」のお付き合いも、「中国」と同じく長ーいお付き合いなわけです。
➀「質問:あなたは、韓国に親しみを感じますか、それとも感じませんか」
◎「回答」
➀「親しみを感じる+どちらかというと親しみを感じる=52.8%(前年調査45.9%)」
②「親しみを感じない+どちらかというと親しみを感じない=46.4%(前年調査53.7%)」
おー、こちらは「中国」と違いますね。韓国の数字はほぼ半分なのですから、決して高い数値ではないのですが、あまりに「中国への親近感」の数字が悪すぎるので、これを見るとホッとしました。
前年よりも大分良くなっている(6.9㌽改善)しているのは、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の対日改善政策の影響かと思われますね。
日韓関係は歴史問題で、国家間での全面解決は難しいことはハッキリしているのですから、うまく問題を管理して欲しいと、コロちゃんは考えますね。
「韓国」に関して、もう一つ質問と回答を見てみましょう。
②「質問:あなたは、現在の日本と韓国との関係は全体として見ると良好だと思いますか、それともそうは思いませんか」
◎「回答」
➀「良好だと思う+どちらかというと良好だと思う=46.1%(前年調査28.3%)」
②「良好だと思わない+どちらかというと良好だと思わない=49.8%(前年調査67.3%)」
上記の回答を見ると、「良好・良好でない」の双方とも50%に届かず、まさに国論2分の状態ですが、前年よりは大分改善していることをポジティブに見ましょう。
3.「ロシアに対する親近感」
それでは次に、現在も国の東側でウクライナと戦争中の「ロシア」に対する親近感を見てみましょう。これは間違いなく悪いでしょうね。
コロちゃんだって、現代に「戦争をする国家」なんて大嫌いですよ。
この国「ロシア」と「日本」が最初に接触を持ったのは、上記の中国・韓国と違って近代に入ってからです。
安永7年(1778年)に、千島列島のウルップ島でラッコ捕獲事業を営んでいたオチエレデンが、3隻の船で根室ノツカマップに上陸した時とされています。
「日本」はその当時、徳川家治将軍の江戸時代ですね。この時代の「日本」は、「鎖国」をしていましたから、お付き合いは断って追い返しています。
その後、14年後の寛政4年(1792)に、ロシア皇帝エカテリーナ2世の国書をたずさえたラックスマン一行がやってきますが、この辺りから「ロシア」とのお付き合いが始まったと言えそうですね。
➀「質問:あなたは、ロシアに親しみを感じますか、それとも感じませんか」
◎「回答」
➀「親しみを感じる+どちらかというと親しみを感じる=4.1%(前年調査5.0%)」
②「親しみを感じない+どちらかというと親しみを感じない=95.3%(前年調査94.7%)」
この数値を見ると、「親しみを感じる+どちらか・・・」が、4.1%しかないではなく、それでも4.1%もいるのかとコロちゃんは驚くばかりですよ。
0%でもいいくらいですからね。
それでも、「親しみを感じる+・・・」が昨年よりは減って(0.9㌽)、逆に「親しみを感じない+・・・」が昨年よりは増えて(0.6㌽)います。
コロちゃんは、戦争なんてやる国家は顔も見たくない(国家に顔があれば)ですけど、お隣さんとなれば付き合わないわけにはいかないところが辛い所ですね。
「ロシア」に関して、もう一つ質問と回答を見てみましょう。
②「質問:あなたは、現在の日本とロシアとの関係は全体として見ると良好だと思いますか、それともそうは思いませんか」
◎「回答」
➀「良好だと思う+どちらかというと良好だと思う=2.4%(前年調査3.1%)」
②「良好だと思わない+どちらかというと良好だと思わない=93.5%(前年調査92.3%)」
日本の「ロシア」に対する感情は、一貫して「キライ」で徹底していると思いますね。ここまで悪いとコロちゃんは逆に怖くなります。
何かあった時の交戦論が盛り上がりそうだと思うからです。
何しろ日本は「ロシア」と、過去に「日露戦争」で戦っていますし、太平洋戦争時には当時の「ソ連」が、「日ソ中立条約」を一方的に破棄して、当時あった満州国に攻め込んでいます。
将来に「日本国内」で「リベンジ」などと言い始める層が一定数いそうで怖いですよ。
4.「中国・韓国・ロシアとの歴史の断面を見る」
今日取り上げた「日本」の隣国「中国・韓国・ロシア」とは、そのそれぞれに現代まで尾を引いている「歴史的経緯」があります。
これらは未だに「政治問題」として、未だに傷口が癒されず、何かあると直ぐに痛み始める未解決な歴史だと、コロちゃんは思っています。
ゆえに、あまり誰もが触れたがりませんので、簡単に確認できる事実のみを書いておきますね。
まず「中国」ですが、「日本」は1937~1945年まで「日中戦争」を「蒋介石率いる中華民国政府」と戦っています。
(中国共産党軍との戦闘は少なかったとされています)
現在までいろいろと内容や経過に異論が戦わされていますが、当時の「日本と中国」が戦争状態だったことは間違いない事実だと思います。
次に「韓国」ですが、こちらとの歴史問題は1910年(明治43年)に行なわれた「韓国併合」かと思われますね。
この条約は、「韓国皇帝が韓国の一切の統治権を完全かつ永久に日本国皇帝に譲与する」こととされています。
この条約が、国際法上で違法であったか、合法であったかで、未だに「日本」と「韓国」は意見の相違を解決できていません。
当然にして「日本」は「国際法上合法」と主張していますし、「韓国」は「国際法上違法」との主張を、お互いに主張し続けています。
最後の「ロシア」とは、「日露戦争(1904年)」と、「1945年の日ソ中立条約を破棄しての対日参戦」の記憶が、未解決の「北方領土問題」と合わせて「対ロシア感情」を悪化させていますね。
この「日本」の近隣3ヶ国との「国民感情の悪さ」は、お互いに未だに高いものと思われます。
コロちゃんは、上記の歴史は本で読んで知っただけですが、「歴史認識」と「国民感情」は、簡単には解決できないものだとの思いを抱いていますね。
要するに、仲の悪い事を前提とした「リスク管理」をつとめる必要があると思っています。
「恩も恨みも時間がたって薄らぐのを待つ」のも、一つの知恵だと、コロちゃんは考えていますよ。
5.「旅行では好感度が高かった」
コロちゃんは、以前に結婚前の「次男」と「コロちゃん夫婦」の3人で、台湾に観光旅行に行ったことがありました。
その時には、台北の「故宮博物」を見たり、「士林夜市」で食事をしたり、ジブリ映画の舞台とされた「九份」を散策したりしたのですが、コロちゃんの記憶に強く残った出来事がありました。
コロちゃん一行は、移動で駅から電車に乗車したりしたのですが、乗車する都度に若い方から座席を譲られるのです。
まあ「コロちゃん夫婦」は、その当時でも、もうだいぶ年寄りでしたけど、台湾の方の「高齢者を敬う姿」には感動しましたね。
「儒教の影響」が未だに残っている国という見方もありますが、コロちゃんたちは素直に嬉しかったですよ。
そして、「台湾人の親切さ」を別のところでも体験しました。
この台湾には、「次男」が務めている会社の支社があったのですが、そこから日本に出張してきた社員の方のお世話を「次男」が以前にしたことがあったというのです。
そうしましたらその社員の方が、わざわざ「次男+コロちゃん夫婦」が台湾観光に訪れた時に、現地でもなかなか予約が取れない「人気の高いレストラン」の予約を取って歓待してくれたのです。
その後には、次の宿泊場所に帰る電車のホームまで、わざわざ送り届けるまでしてくださって、コロちゃんたちはすっかり、ありがたいやら恐縮するやらで、感謝・感動しましたね。
昨今は「日本旅行のインバウンド」で、「台湾・韓国・中国」から大勢の方がいらっしゃっています。
これらの「草の根交流」で、今後アジア圏の各国との感情が和らぐことに、コロちゃんは期待しますよ。
どんな形の対立でも、「戦争よりはマシ」です。
そして、「国民感情」は簡単には変わらなくとも、次世代はまた違ってくるでしょう。
こんな時にコロちゃんは、下記の言葉が頭に浮かびます。
1978年の「日中首脳会談」での「鄧小平副総理」の発言です。日本側の代表は「福田赳夫総理」ですね。
この時に「中国側」の代表だった「鄧小平副総理」は、以下のように語ったと記録されています。
「われわれの世代では知恵が足りなくて解決できないかもしれないが、次の世代は、われわれよりももっと知恵があり、この問題を解決できるだろう」
何とも、大局を見ることが出来ていた方ではありませんか。
コロちゃんは、国家間での問題は将来に持ち越すことも、一つの「知恵」だと思いましたよ。誰かにこの方の「爪の垢」をのませたいぐらいです。あえて誰々とは言いませんけどね。
なお、この「鄧小平副総理」の発言は、下記の「外務省の日本をめぐる情勢:尖閣諸島」のリンクでお読みになれます。
6.「コロちゃんの好き嫌い」
コロちゃんは、景気の良い、威勢の良い発言を嫌います。
コロちゃんが、現役で仕事をしていた時のことです。ちょうど2010年に「尖閣諸島中国漁船衝突事件」が起こったの時でしたね。
これは「尖閣諸島」の領海内で、中国の漁船が違法な操業をしているのをとがめた「日本の巡視船」に、漁船が体当たりした事件でした。
コロちゃんがちょうどこのニュースを、食堂で昼食を食べながら聞いていた時に、後ろの方に居た年配の同僚が「こんなヤツは、がツンとやっちゃえばいいんだ!」と大声で話しているのが聞こえてきたんです。
コロちゃんは、ムカッと来て、思わず「突っ込め―ていうヤツは、必ず後ろの安全なところから言うんだよ、先頭のヤツは言わないよ」と、反論してしまいました。
コロちゃんも大人げないですよね。恥ずかしい限りです。
(ノ▽\*) イヤア!!!!
だけど、コロちゃんは「口先だけ景気の良い事を言うヤツ」は、嫌いなんですよ。それと「自分だけ安全なところから大声で叫ぶヤツ」も嫌いですよ。
そんなヤツには「あんたが先頭で突っ込めよ!」と言いたくなっちゃうんです。
コロちゃんが、まだ元気いっぱいだった時代のエピソードでした。
わが国「日本」では、自分の国は好きで優れたところがあると、多くの国民の皆さんは感じていると思います。
それはどこの国でも同じなんだと、コロちゃんは考えているのです。「国民文化」はそれぞれ国ごとに違いますからね。
だから国家間で、「摩擦や対立」もある程度は起きることは当然だとコロちゃんは思うんですよね。
それでも「国」は引っ越せないのです。
お互いに相手がどんな嫌な奴でも、「お付き合い」はしないで済ませないのです。
だからこそ「摩擦や対立」を、より大きな、そして決定的な対立に進ませない「知恵」がいつの時代でも必要であると、コロちゃんは考えますよ。
せめて、私たちが生きている時代は「平和であって欲しい」と、コロちゃんは思いますよ。
皆さんは、どうお考えでしょうか? たまにはこんなことを考えてみるのも興味深いですよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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