おはようございます。
ふぅわぁーあ。٩(๑´O`๑)۶ふぁ~
あ、失礼しました、今起きたとこなんです。カーテンを開くと、お外はまだ真っ暗です。時計を見てみますと・・・今5時10分ですね。まだ眠いですけど、起きましょう。
コロちゃんは、毎朝のシャワーは欠かせません。今は厳冬なので、ちょっと辛いですけれど、温水シャワーを少し熱めにセットして、一気に顔を洗って身体を流しお髭を剃ります。
この「朝シャワー」は、コロちゃんがお仕事をしていた10年以上前からの「習慣」ですね。
だって、「年寄りは臭い」と思われたくないじゃないですか。コロちゃんはお客さんを相手にするお仕事をしていましたから、「スッキリ・サッパリ」を心がけていたのですよ。
おかげで、もうリタイアした今でも、未だにその「習慣」は残っていますね。
(コロちゃんが臭いのはワンコと一緒に寝ているからじゃないの?)
あらら、そうかもしれない・・・。
ガ━Σ( ̄ロ ̄lll)━ン!!!
とにかくスッキリしたところで、今日も一日が始まりますよ。今日のブログは「あなたは検察審査会を知っていますか?」をカキコキします。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「安倍派ウラ金事件の今後と、検察審査会」
☆「小沢一郎事件と、検察審査会」
☆「制度・規制改革学会有志の提言と、国家戦略本部・国家ビジョン策定委員会のお話し」
☆「検察には期待しないけど、検察審査会はちょっと期待」
1.「自民党・安倍派ウラ金事件の今後」
現在のところ、自民党・安倍派の「ウラ金事件」は、ウラ金の還流額が4000万円以上となっている「3人の議員」と、「会計責任者、秘書」だけが立件される見込みとなっています。
下記のメンバーですね。。
①「池田佳隆衆議院議員4800万円(逮捕、起訴)」
②「大野泰正参議院議員5000万円超(在宅起訴)」
③「谷川弥一衆議院議員4000万円超(略式起訴)」
④「安倍派会計責任者(在宅起訴)」
⑤「岸田派会計責任者(略式起訴)」
⑥「二階派会計責任者(在宅起訴)」
⑦「二階元幹事長の秘書(略式起訴)」
この方々は、立件されても「執行猶予付きの有罪判決、罰金」程度の微罪で収まるでしょう。少なくとも池田議員意外は「逮捕、拘置」にはなりそうもありません。
そしてより「悪質」である、「ウラ金還流システム」を作り運営を主導していたと思われる「安倍派5人衆」は、今のところ「証拠不十分」で立件されない「不起訴」で最終調整をしていると報じられています。
◎「安倍派5人衆」
❶世耕元参院幹事長
❷萩生田元政務調査会長
❸松野元官房長官
➍西村元経済産業大臣
❺高木元国会対策委員長
いわゆる「トカゲのシッポ切り」ですね。
しかし、このような事件は決してそのままには終わらないと、コロちゃんは考えています。必ずこの案件は「検察審査会」で再度取り上げられる事になると思いますよ。
2.「検察審査会とは何か?」
皆さんも「検察審査会」という言葉は聞いたことがあるかと思います。
下記をご覧ください。
「裁判所 検察審査会の概要」より
https://www.courts.go.jp/links/kensin/seido_gaiyo/index.html
出典:裁判所 検察審査会の概要 より(1月15日)
上記のイラストにもあるように、「検察官」が「不起訴処分」にした案件を、「国民の中から選ばれた11人」が、もう一度「処分内容」を再検討するのが「検察審査会」です。
この「検察審査会」が設置された目的は、一般国民の目線で「検察官の判断」をチェックすることです。
メンバーは、選挙権のある国民から「くじ」で選ばれます。
コロちゃんは、まだこの「くじ」には当たったことはありません。当選倍率は分かりませんが、おそらく「年末ジャンボ」よりも低いかもしれませんね。
そして、申し立てがあった「案件」は、以下の流れで審査されます。
①「第1段階の検察審査会」
下記をご覧ください。内容は下に書き出します。
「裁判所 検察審査会審査の流れ」より
https://www.courts.go.jp/links/kensin/shinsanonagare/index.html
出典:裁判所 検察審査会の審査の流れ より(1月15日)
「検察審査会」に申し立てされた案件は、国民から「くじで選ばれた11人」によって「検察審査会義」に掛けられます。
「検察審査会義」では、通常はその案件の検察官の「不起訴処分」が正しかったかどうかを検討し、判断します。
その「審査結果」は、多数決によって以下の3点のどれかの選択となります。
①「不起訴相当」
②「不起訴不当」
③「起訴相当」
上記「①不起訴相当」の場合は、「検察官の不起訴処分は相当」という判断となりますので、そのまま「事件」は終結します。
「②不起訴不当」の場合は、「検察官の不起訴処分には納得できない。もう一度捜査をして起訴・不起訴の処分をすべき」となります。再審査せよとの判断ですね。
そこで「検察官」のところへ再度送付されます。そして「検察官」が再度「起訴・不起訴」の判断を行ないます。
「③起訴相当」は、過半数ではなく11人中8人以上が「検察官の不起訴処分は間違っている、起訴するべき」という判断をした場合になります。
「起訴相当」となると検察官は再度捜査を行い改めて「起訴・不起訴」の判断をします。
そして、検察官がさらに「不起訴処分」となった場合は、再び「検察審査会(第2段階)」に入ります。
②「第2段階の検察審査会」
第2段階の「検察審査会」での結論は、「起訴議決」と「起訴議決に至らなかった」の2択です。
後者の場合は「事件」は終結しますが、前者の「起訴議決」となると、裁判所が「検察官の職務を行う弁護士」を指定し「検察官」に代わって「起訴・裁判」へと進みます。
なお「検察審査会のくじで選ばれた国民」の任期は6ヶ月と決められていますので、「第1段階の検察審査会メンバー」と「第2段階の検察審査会メンバー」は、違ったメンバーが判断することになります。
この「起訴議決制度」は平成21年(2009年)に始まっています。
まだ10数年しかたっていませんが、これまでに「強制起訴」された10件のうちで有罪が確定したのは2件(徳島県石井町元町長の暴行事件、長野県柔道教室での重度障害事件)ですね。
他の「東京電力経営陣への原発の安全対策を怠ったとする事件」や、「JR宝塚脱線事故」などの有名な事件は全て「無罪」となっていますから「起訴議決」は有罪率が低いのです。
どうでしょう皆さん、一旦検察官が「不起訴」とした事件が「検察審査会」により、「起訴議決」となり、その後「有罪」となることは非常にハードルが高いと思いませんか?
この「検察審査会」という制度が、そのようにできていると言うしかありませんね。
3.「小沢一郎事件と検察審査会」
コロちゃんは「検察審査会」と聞いて、一番記憶に残っているのは「小沢一郎事件」です。
この事件を時系列に見てみると、下記のようになっています。
①「2009年 市民団体が小沢一郎の秘書3人を政治資金収支報告書虚偽記載で告発」
②「2010年 小沢一郎の秘書・元秘書3人を政治資金収支報告書虚偽記載で逮捕」
③「同 東京地検 小沢一郎を不起訴・秘書3人を政治資金収支報告書虚偽記載で起訴」
④「同 検察審査会 小沢一郎を2004年と2005年の土地購入の経緯について起訴相当と議決、その後検察は再び不起訴、検察審査会は第2段階の審査で起訴議決」
⑤「同 検察審査会 小沢一郎を2007年の政治資金収支報告書虚偽記載で不起訴不当議決、その後検察は再び不起訴で終結」
(第2段階に入るのは第1段階で起訴相当のみ)
⑥「2011年 上記④の起訴議決により、小沢一郎を2004年と2005年の土地購入経緯について指定弁護士により強制起訴」
⑦「2012年 小沢一郎に東京地裁が無罪判決」
⑧「2013年 秘書3人に執行猶予付き有罪判決」
ややこしいのですが、小沢一郎は「2004年と2005年の土地購入の経緯」と「2007年の政治資金収支報告書虚偽記載」の二つの事件で訴えらていたのです。
この二つの案件が、一旦「不起訴処分」となった以降に、「検察審査会(一般国民11人で構成)」のうち8名以上の賛成で「起訴・裁判」に至ったのです。上記での④⑤ですね。
その後の経過は以下の通りです。
❶そのうちの「2007年の政治資金報告書虚偽記載」は、「不起訴→検察審査会で起訴相当→検察で不起訴→終結」となりました。
❷「2004年と2005年の土地購入の経緯」は、「不起訴→検察審査会で起訴相当→不起訴→検察審査会(第2段階)で起訴議決→起訴→裁判無罪」となっています。
ざっとこんな流れで、その都度に事件が報じられていたのですが、この2011年~2012年にこの事件の検察審査会と裁判の動きを受けて、小沢一郎は民主党の「党員資格停止処分」を受けています。
また小沢一郎の秘書の取り調べで、検察官が供述していないことを調書に書いていたことが、ひそかに録音した音源の公開で判明したこともありました。
他にも「3歳と5歳の子どもがいる女性秘書」に対して検察官が、以下の取り調べを行なっていたことが報じられたこともありました。
子どもの迎えに行かせない、電話も掛けさせない、どこかで隠し撮りした子どものフォトを見せて「自白を迫る」等々ですね。
コロちゃんは、リアルタイムにこの様子を見ていました。
最後には「無罪判決」となった小沢一郎でしたが、この報道が流れる都度に、政治的な影響力を大きく低下させていましたね。
「この事件の報道」が民主党政権だった2009年~2012年のほぼ全期間にわたって続いていたのです・
これを「検察」が「自民党」の意向を忖度して動いていたと考えていた人は、コロちゃんだけではなかったと思いますよ。
何しろ「秘書の逮捕後の供述」や多くの内部情報がリークされて、その都度マスコミから大きく報道されていましたからね。
これらの報道は「政治家・小沢一郎」のマイナスのイメージとなっていましたね。その都度に大きく「政治資産」を損なっていました。
そうそうコロちゃんは、この時に初めて「検察審査会」というシステムを報道から知ったのですよ。
そのコロちゃんの知見から考えると、今回の「安倍派ウラ金事件」は、「安倍派5人衆」への配慮から「東京地検特捜部」が「不起訴」とした幕引きを図るかもしれません。
しかし、必ずどこかの「市民団体」か「弁護士・大学教授」あたりが、「検察審査会」に申し立てを行なって、第2幕がまだ続くと思いますね。
4.「制度・規制改革学会有志の提言」
このような「政治の危機」になると、「政治改革」の動きがあちこちから出てきます。岸田総理の「政治刷新本部」に任せておけば大丈夫とは、なかなかいきません。
次は「制度・規制改革学会有志の提言」というのを見てみましょう。
この「制度・規制改革学会」とは、昨年2023年2月に「諸分野における制度・規制の改革推進を目指す」為に設立されたものです。
代表理事は「 八代尚宏氏(昭和女子大学特命教授)」で、発起人の方はほとんど「大学教授」の方たちですね。
コロちゃんが、本や新聞でお目にかかる方が5~6人いらっしゃいましたね。ほとんど「経済学」の方です。
この方たちが、先日の1月11日に下記の「政治改革に関する提言」を発表しています。内容をコロちゃんが簡単にご紹介しますね。
◎「政治改革」に関する提言(暫定公表版)「カネに依存した政治」から「政策本位の政治」へ
①「カネのかかる政治の解消」
「企業団体献金禁止・選挙区内での寄付の禁止・政治資金などの透明化」すべてに抜け道がある。
その抜け道が作られた理由には、政策決定プロセスが、「国会議員による検討を経て、議員立法で法案提出して国会で審議されることが不文律とされている」と上げています。
これは要するに、「自分たちで政治改革法案を作っているから抜け道も作れる」のだと言っていますね。
確かにそうですよね。今回の「安倍派のウラ金」は、バレても責任を追及されるのが「会計責任者」だから、安心して「ウラ金」を作れたのですよね。
これが「責任者は議員本人」と立法しておけば、議員が逮捕されますから、とぼけることはできません。
これも、現在の法律を作ったのが自民党だったからの悪弊ですね。
②「政治家間でカネを配る風習の廃止」
こんなの当り前のことですよね。カネを受け取ったら、必ずどこかで遠慮が出て来るのが人間です。「越後屋と悪代官」がいい例ですよ。
③「企業団体献金の禁止」
「企業団体献金は全面禁止すべき、政治資金パーティなどの抜け道もふさぐべき」
これも、当たり前ですよ、大体「政党助成金」を貰いながら、別口でしかもコッソリともらおうなんて腹が立ちますよ。
そして、この提言では「経団連」にも苦言を呈していますね。
「『企業団体献金で民主主義のコストを支えるのは当然』(経団連会長発言)と扱われているが、決してあるべき姿ではない」
④「献金主体は1円から公開」
むしろ「献金禁止」にした方が良いとコロちゃんは思っていますが、精神としては分かりますね。
また「現金払いを禁止」し、「クレジットカード・銀行振込」にすべきとも記載されています。
他にも「政党にガバナンス(統治)の強化」を求めたり、独立した「政治制度機関」の創設を訴えていますね。
まあ、こういう「改革」を目指していろいろ「提言」を出す組織が生まれてきたことは良い傾向だと、コロちゃんは思いました。
なお、この「提言」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
5.「自民党・国家戦略本部・国家ビジョン策定委員会のお話し」
今の政権政党である「自由民主党」は、かつて小泉総理の時に「国家戦略本部 国家ビジョン策定委員会」を設けて、「政治システム(最終提言)」を総理に提出していました。2002年のことです。
今から20年以上も前のことでした。
その内容を簡単にまとめてご紹介しましょう。下記をご覧ください。
①「党は、選挙において、首相候補とともに『何をいつまでに、どうやって、どのような順序と体制で実行するかという政権政策』(日本版マニフェスト)を国民に示して、選挙に勝利することを目指す」
②「公共政策にウェイトをおいた独立系・非営利シンクタンクの本格育成をはかる」
③「派閥政治について・・・派閥や個人に政治資金が集まるのではなく、政党に集まるようにすれば派閥の意味はなくなる」
また、こんな記載もありましたね。「従来の『派閥の論理』に基づく人事は、『失われた 10 年』の最大の要因のひとつであり、もはや時代と国民が絶対に許さない状況」だと記載しています。
この「最終提言」が提出されたのは、前記しましたが2002年です。
残念ながら「従来の派閥の論理に基づく人事は・・・時代と国民が許さない」とは、未だになっていませんでした。
どこに問題があるのか、わかっているのですよね。ただ変えなかっただけですよね。
④「政党法を制定し、党の財務・経理の透明化を国民の前に明らかにし、党の政策決定過程の透明化する。」
この「透明化」が実現できていれば、今騒がれている「安倍派ウラ金事件」は起きていませんね。
この20年前に当時の小泉総理に提出された「自由民主党:国家戦略本部:国家ビジョン策定委員会」の「政治システム(最終宣言)」をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。
http://www.secj.jp/pdf/20020313-1.pdf
それにしても、読んでみればこの文書もいい事言っているんですよね。ただ、自民党はこの文書を作らせただけで、その後20年間何もしなかったって言う事です。
6.「検察には期待しないけど、検察審査会はちょっと期待」
コロちゃんは、今の「東京地検特捜部」には期待はもっていません。
コロちゃんは、佐藤優氏の「国家の罠」も読んでいますから、「東京地検特捜部」が正義の味方などとは全く考えていません。
佐藤優氏は、外務省内部と政治のあおりで「鈴木宗男事件」で逮捕され、東京拘置所での512日間の拘留に耐え抜いた方ですが、今では「文筆業」で有名な方ですね。
沢山「興味深い著書」を発表されているお方です。この方の「国家の罠」を読むと、「検察官」という存在がどのようなものなのかが良くわかりますよ。
検察当局も、結局は「国家機関」ですから「政治」からの要請には答えざるを得ないのですよ。
2020年に安倍政権の下で「前例のない定年延長で検察ナンバー2にとどまった黒川検事長のかけマージャン事件」は、皆さんもまだ記憶に新しいかと思います。
「検察官」も、組織の一人なのです。上司と政治の意向は命令がなくとも忖度するのです。
今回の「ウラ金事件」はあまりにもわかり易い事件です。コッソリ5億円を隠し持っていたなどは、さながら「越後屋と悪代官」です。
いくら「法的には会計担当者が責任者」であったとしても、「会計担当者」が派閥のボスに内緒でこっそりと「ウラ金」を作ることはありえません。
そして、その「ウラ金」をボスである議員が知らないはずがないでしょう。
今後の動きとしては、たとえ「検察」が「不起訴」として「捜査を終結」しても、「検察審査会」で「起訴相当」の結果が出ると思いますね。
そして、その都度にマスコミで取り上げられ騒がれる。それは1回で済まず、何回も騒がれることは、かつて2010年前後の「小沢一郎事件」でも明らかです。
そうなんです「騒がれるだけで」いいんですよ。みんなの注目を集めるだけでもいいんです。
それだけでも、日本の未来への変化のステップとなると、コロちゃんは考えていますよ。
コロちゃんは、この事件「安倍派ウラ金事件」の主要登場人物の「安倍派5人衆」が、今後の「検察審査会」の結果の都度に、どのように記者会見でお話をされるのかを、今から楽しみにしていますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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