おはようございます。今朝コロちゃんが、散歩に行こうと玄関のドアを開けましたら、パラパラと雨が降っていました。
冬の雨ってホント嫌ですね。コロちゃんは、近所の道路の高架下にワンコを連れて行き、そそくさと💦💩を済ませてから家に帰ってきましたよ。
コロちゃんの住む地方では、1年間に「37.3日間」雨が降るそうです。
1年間で雨が一番多い県は「富山県 80.7日間」で、コロちゃんの住む県の倍以上の日数で雨が降っていますね。
反対に「一番雨が少ない県」は、さてどこだと思いますか?
コロちゃんは「沖縄県かなー?」 と思ったのですが・・・「ブブー」。
違っていました。「長野県 32.2日間」でした。
コロちゃんのイメージでは「夏の晴れた青い空の沖縄県」だったのですが、「沖縄県 52.0日間」とけっこう雨の日は多いようですね。
さて、今日は「自民党税制調査会2024年税制改正大綱パラパラ読み」についてカキコキします。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「自民党税調と、令和6年度税制改正大綱をパラパラ読み」
☆「バラマキ減税と、法人税引き下げの失敗」
☆「子育て世帯支援策と、防衛財源増税の先送り」
☆「デフレ脱却と、日本は成長できるのか?」
1.「自民党税調とは?」
日本の「税制の改正」は、本来は国会で決められるものなのですが、その「原案」の作製については「自民党税制調査会」が事実上すべての権限を握っています。
「自民党」は、党としての政策と法案をつくりまとめる組織として「政務調査会」をつくっていますが、その中には多くの「調査会」があるんです。
その「調査会」の中の一つとして「税制調査会」があります。
この組織が「政府」を差し置いて、「税制」を決めることになったのは、以下の理由があると言われています。
一つは、「税制」は専門知識がなければ難しいことと、もう一つは「増税」という「痛み」を分配する役割を「決められるのは選挙で選ばれた国会議員」とされたことと言われています。
そのような理由から、この「自民党税制調査会」が決めた「次年度の税制改正大綱」は、ほぼ同じ内容がその後「閣議決定」され、通常国会で法案として提出されることになっています。
面白いですよね。国家の組織よりも「自民党」の「調査会」の方が上なんですよ。
そんな「お偉い」調査会が決めた「税制大綱」をパラパラと読んでみましょう。
2.「令和6年度税制改正大綱」
先日の12月14日に「自民党税制調査会」で「令和6年度税制改正大綱」が決定されました。
コロちゃんは、新聞で大きく報じていますから、「どんな内容かな?」と思って、さっそくポチポチ見てみましたが、なんと「125ページ」もあるんですよ。
思わず表紙を見ながらゲンナリしました。これを全部じっくりと読むようなおじいちゃんはいないよね?
ですからコロちゃんは、あちこちをチラ読みすることにしましたよ。この内容の中の、コロちゃんが興味を持ったホンの一部をご紹介しますね。
3.「最初はバラマキ減税から」
この125ページの冒頭は「個人所得減税」から始まっています。やはり「減税」が最大の「目玉」なのでしょう。
だけど「税制大綱」での最初に出て来るのが「バラマキ減税」とは、なんとも「象徴的」ですね。
ここでは「納税者及び配偶者」を含めた「扶養家族1人」に付き、「所得税3万円・住民税1万円」の減税を行なうと書き込んでいます。
これはもう以前から報じられていますから、ここでは正式に決定されただけですね。
4人家族ですと、16万円の減税になりますけど、コロちゃんは1人だから4万円ですね。ワンコは「減税対象」にならなかなー?
だけど、コロちゃんは所得税は1万円以下しか払っていませんから、住民税の1万円減税を足しても、2万円以下となって4万円減税は出来ませんね。
この場合はその差額を切り上げて給付するとなっていますから、コロちゃんには2万円か3万円が給付されるのかな?
4.「法人税引き下げの失敗を認める」
次には、「わが国の法人税は、これまで40年間にわたって引き下げられてきて、企業経営者が内部留保を活用して、投資拡大や賃上げに取り組むことが期待された」と強い言葉が出てきましたね。
しかし、「企業の内部留保は555兆円、現預金も300兆円を超える水準となっている」と指摘し、「近年の法人税改革は意図した成果を上げてこなかった」と厳しく企業を批判する内容となっています。
この様子では、これからは間違いなく「法人税増税」の流れが出てきますね。「企業の内部留保の増大への批判」が保守党の「自民党」内からも出て来ているようですね。
「リベラル勢力」や「共産党」が「企業の内部留保増加」を批判するのは彼らの思想からも当たり前でしょうけど、政権政党の「自民党」からもこのような批判が出てきたんですね。
その点にコロちゃんはちょっと驚きました。「財界」が、あんなに献金しているのにね。
(経団連の自民党への献金額は毎年約24億円)
さすがにこのままでは、国家が持たないとの危機感が「日本の保守政党」の中からも出てきたと、コロちゃんは思いましたよ。
5.「子育て世帯への支援策」
子育て世帯への支援策として、住宅ローン控除を拡充するとしています。
①「住宅ローン控除」
税優遇の対象者は以下の二つです。
①19歳未満の子供がいる。
②夫婦どちらかが40歳未満。
「減税対象」となる住宅ローンの借入限度額の上限を24年の入居分も22~23年と同じ5000万円とし、それ以外の世帯は4500万円に縮小されるとしています。
②「生命保険料控除」
「所得税において、生命保険料控除における新生命保険料の一般枠(遺族補償)について、23歳以下の子どもがいる場合には、現行の4万円の適用限度額に対して、2万円の上乗せ措置を講ずる」としていますね。
なお、「一般生命保険料には『学資保険』も含まれる」としています。
まあ、コロちゃんちにはもう子どもはいませんから、これらの優遇措置は関係なくなっていますけどね。
6.「防衛財源増税」
防衛増税が、既に先送りされたことは既に報道で聞いていますが、今回の「税制大綱」にどのように書き込まれているのかは、ちょっとコロちゃんも興味がありました。
昨年2023年の「税制大綱」には、「24年以降の適切な時期」と書き込まれていましたが、その後岸田総理が24年度は「防衛増税は始めない」考えを示していました。
今回の「税制大綱」では、以下の様に記載しています。
「適当な時期に必要な法制上の措置を講ずる趣旨を令和6年度の税制改正に関する法律の附則において明らかにするものとする」
コロちゃんは、これを読んで「なんのこっちゃ」と思いました。
「防衛費」は23~27年度で総額43兆円となっています。「当初予算」で追加の確保が必要となる額が14.6兆円ほどあるとされています。
その一部を「法人・所得・たばこ」の3税から増税によって確保しようとしていました。
その「増税開始時期」を、来年の「通常国会」に提出する「税制改正法案」の附則に書くことにしたようですね。
見事な「先送り」ですが、いつまでも「国民負担」を先送りすることはできないと、コロちゃんは思いましたけどね。
7.「デフレ脱却を最優先」
ここまでカキコキしてきて、コロちゃんはすっかり疲れてしまいました。なんせ125ページですよ。一通りパラパラ読むだけでも大変です。大体興味のある項目は上記で記載しました。
最後に順序は逆になりますが、この「税制大綱」の冒頭の記載について1点だけ触れておきます。
冒頭の「基本的考え方」で主張していることは簡単です。
「日本は四半世紀続いたデフレ脱却という難題に挑んできている」
「デフレ脱却・構造転換に向けた千載一遇のチャンスを逃さぬよう」
確かにこれを読むと「為政者」のテンションの高さを感じますね。しかし、コロちゃんは素直にこれを読めないのですよね。
この「基本的考え方」の次に続く「減税バラマキ」の言い訳のように感じましたよ。
8.「日本経済は大きな成長が出来るのか?」
コロちゃんは「デフレ脱却に向けた千載一遇のチャンス」と聞くと、その後に続く言葉が想像されてしまうのですよ。
「・・・だから、物価上昇ぐらい我慢しなさい」ってね。
そもそも「日本経済」を現在のような「失われた30年」に落とし込んだのは、過去70年間にわたって「政権」を運営してきた「自民党」です。
(一部の期間は政権を下野)
過去30年にわたって1%程度の成長しか成し遂げられなかった「日本経済」が、これから「成長」しますからといわれても、コロちゃんには信じられません。
これは来年の6月(減税実施時期)以降になると、ハッキリわかってくると思いますが、コロちゃんは現在の「日本経済」が、デフレを克服して高い成長に復帰することはないと考えています。
だから、「赤字国債」を出してまでバラマキをすることには、何の効果もないばかりか、足下の「物価上昇」を加速させるだけだし、さらに将来の「借金返済」が大変になるだけだと思いますよ。
今回の「自民党」の「財政大綱」も、その内容は「デフレ克服」「成長して分配」の路線を続けていますが、残念ですがその先には「日本経済の復活」はありませんよと、コロちゃんは思っています。
「為政者が」そろそろ「高い成長という見果てぬ夢」から覚めて、「成長なくとも不安なし」の政治に変えていただきたいと。コロちゃんは考えてますよ。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい
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