コロちゃんは、昔から腰が悪かったのですが、2年前の妻の緩和ケア時の介護で、脊椎の圧迫骨折を起こしてからは、酷い腰痛を抱えてしまいました。
その後、今年の2月にペインクリニックに行き始めまして、ようやく腰痛に効くお薬に出会えたようです。
1.長い腰痛生活
コロちゃんは、若い時から腰の痛みに悩まされていて、ぎっくり腰になったことも過去に3回ありました。
その都度、回復はしていたのですが、その後も疲れが蓄積された時とか、重いものを持った時とかに、何度も腰痛と回復を繰り返していました。
今回の腰痛が一番ひどかったですね。この時の腰痛は、妻の介護生活の中で、歩けなくなった妻を室内車いすに何度も持ち上げている最中に起きました。
いきなりコロちゃんの腰に、「魔女の一撃」のような痛みが、「ぶちっ!」 「ごりっ!」 という音と共に襲い掛かりました。
イヤー、ホントに参りましたね。脊椎の「圧迫骨折」です。
この「圧迫骨折」はその後「骨折部位」は治っても、強い腰痛が残りました。どうやら脊椎の圧迫骨折から「椎間関節」周辺の障害につながってしまったようでした。
コロちゃんのこの時の圧迫骨折から、もう2年近く過ぎましたが、いまだに腰の痛みは続いています。
2.骨折は胸椎と腰椎
この画像は、コロちゃんの脊椎のMRI画像です。
脊椎は、頭側から頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個と繋がっていますが、この画像の一番上から、2ヶ所が潰れていることが確認できます。
この潰れているところが、胸椎12番と腰椎1番になります。
コロちゃんは、この圧迫骨折により、172.2㌢あった身長が、現在は162.1㌢にまで縮んでしまいました。
しかし、整形外科医の医師は、この骨折箇所は完治していると言うのです。
骨折箇所は完治しても、腰の痛みは継続して残っているんです。
コロちゃんが、現在強い痛みで苦しんでいるところは、この骨折箇所よりも約10㌢も下のところなのです。
なぜ骨折箇所以外の場所が、2年近くたっても痛み続けているのかの理由は、次をお読みください。
3.椎間板とその構造
コロちゃんは、整形外科に通いながら、痛みを軽減したくてペインクリニックに通いました。そこの診療所の医師は、痛みは「椎間関節周辺の障害」と診断しました。
どうやら、圧迫骨折による姿勢の変化で、その位置よりも下部の椎間板が圧迫され、それがその周辺の神経や筋肉に痛みを生じさせているようなのです。
椎間板の構造を見てみましょう。下記の引用をご覧ください。
「ウィキペディア 椎間板 構造」より
「椎間板は、内側にある髄核と、それを囲む線維輪から成る」
「この線維輪は、層状に重なる構造になっており、強力な環状の繊維が均等に圧力を分散する。椎間板は日々の身体活動の衝撃を吸収し、ショックアブソーバーとしての役割を果たす」
「線維軟骨の部分はドーナツ状に存在しており、中心の髄核はゼリー状である。椎間板が何らかの圧力によって前方または背面に移動し本来の位置から逸脱すると、椎間板の近くに位置する神経に圧力をかける可能性がある。これが、坐骨神経痛や椎間板ヘルニアとなる」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8E%E9%96%93%E6%9D%BF
ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典:「椎間板」最終更新 2021年2月28日 (日) 06:59
上記の引用文とイラストを見てください。
脊椎には、椎間板という「クッション」があるそうです。イラストの丸い部分ですね。
その「クッション」はアンパンのような形をしているそうです。
アンパンの具を「髄核」と言い、ゼリー状のもので、アンパンの皮が「繊維輪」と言う軟骨だそうです。
この椎間板のアンパンの具である「髄核」が、姿勢の変化の圧力によって、アンパンの皮である「繊維輪」を強く押すようです。
そして、ショックアブソーバーである「椎間板」が変形して、神経を刺激している可能性が考えられるようですね。
コロちゃんのショックアブソーバー(椎間板)は、もう柔軟性が無くなっているのかもしれません。
「髄核」が完全に「繊維輪」からはみ出してしまうと「椎間板ヘルニア」となりますから、そこまでは進んでいないようです。
それでは、これが今後、痛みが無くなるようになるのかが一番気になることですが、それは「わからない」ようです。
痛みが無くなる可能性はあると、医師は言うのですが・・・。治ってほしいですね。
4.痛み止めは効いてます
整形外科では、カロナールやインテバン坐剤(座薬)の痛み止めを処方されていたのですが、腰の痛みにはがな効き目がなかったように感じられました。
今回のペインクリニックの麻酔科の医師は、「トリプタノール」というお薬を処方して下さったのですが、これがコロちゃんの腰の痛みには効果的だったようです。
そのお薬の処方につきましては、前回のブログ記事でもお伝えしていますので、お読みになりたい方は下記のリンクのクリックをお願いします。
このお薬「トリプタノール」を飲んだ翌朝から、たちまち腰の痛みが少し軽くなりました。
しかし、同時に、眠気が襲いました。一日中、頭が眠気でボーっとしています。
ちょっと調べると、この薬は「眠気」が出るから、車の運転は避けるようにとありました。
「トリプタノール」というお薬は、もともとは「うつ病」のお薬として使われていたのですが、そのうちに「末梢神経性疼痛」にも効くということで使われ始めたそうです。
コロちゃんは、最初は10㎎いただいて、その後20、30㎎と増やしてもらったのですが、30㎎の服用を就寝時にすると、翌朝の起床時に全身がだるくてつらくなりました。
そこで医師・薬剤師とも相談の上で、薬の服用時間を早めたり、一日に何回かに分けたり調整しながら、どれが一番痛みが少なく生活しやすいかを試してみることにしています。
今のところ、夕方に服用すると、朝の起床時もさほどだるくならないし、痛みも軽いように感じています。
5.トリプタノールのジェネリック
皆さん、お薬の「ジェネリック」ってご存じですか。
下記の引用をご覧ください。
「ウィキペディア ジェネリック」より
「ジェネリック医薬品- 特許が切れた医薬品を他社が作成したもの」
「後発医薬品とも言われている。以前は、先発品が発売された後に、ゾロゾロと発売されることからゾロとも言われていた」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF
ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典:「ジェネリック」最終更新 2022年1月30日 (日) 13:37
上記の引用をみてもわかりますが、ジェネリックとは、特許が切れた薬品を他社がつくったものです。
薬効成分は同じなのですが、その薬効成分以外に添加した物質がやや違います。お値段がお安くなるのが特徴ですね。
コロちゃんが、いつもの薬局に行くと、薬剤師さんが言いました。
コロちゃんさん、トリプタノールというおくすりですけど、ジェネリックでもいいですか?
ええ、いいですよ、お安くなりますね
それでは、トリプタノールに代わって、アミトリプチリンというお薬をお出ししますね
どうやら、コロちゃんがいつも利用している薬局では「トリプタノール」というお薬は、あまり在庫が無いようでした。
その日からは「トリプタノール」に代わって、ジェネリック薬である「アミトリプチリン」という名前のお薬に変わりました。
だけど「ジェネリック」は、お財布にやさしいお薬ですから、コロちゃんは大賛成ですよ。
6.ジェネリックの医療費
コロちゃんは、次回から「硬膜外ブロック注射」は、月1回にしてもらいました。その間は「アミトリプチリン」で、痛みを抑えてみましょう。
そういうわけで、今回「硬膜外ブロック注射」を打ってもらったペインクリニックでの医療費の支払いは、前回と同じで約¥3000円でした。
薬局の薬の方は、4週間分のジェネリックのお薬で約¥1000円でした。
前回までのお薬は、ジェネリックではない「トリプタノール」でしたが、2週間分で約1000円でしたので、ジェネリックにしたことで、お薬代が半分になったことになりました。
ジェネリックはお安くて良いですね。
ただ、ジェネリック薬が発売になっていないお薬もありますから、薬剤師さんに尋ねた方が良いと思います。
コロちゃんは、原稿をポチポチ書いている今も、頭が少しボーっとしています。お薬の影響です。しかし、我慢できないほどではありません。
本当に腰が痛くなりますと、座っているのも苦になりますから、痛みが無いのなら、このくらいの眠気は許容範囲内だと、コロちゃんは自分に言い聞かせております。
できれば、このまま腰痛が無くなってくれれば良いのですがと、ボーっとした頭でコロちゃんは思っていますよ。
皆さん、腰痛に悩んではいませんか。
もし、あなたも腰痛でしたら、コロちゃんの場合は痛みに効果があった「トリプタノール」、もしくは「アミトリプチリン」というお薬を医師にお聞きしてみたら、改善するかもしれませんよ。
この知識を参考にしていただければ、コロちゃんはうれしいです。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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