【経済考】「75歳以上の医療費」が増えるんだって?

経済

おはようございます。今朝コロちゃんがいつものようにワンコの散歩に出て歩き始めましたら、「涼しい」・・・いや「寒い」のですよ。
:;((•﹏•๑)));:サムイ

コロちゃんは、いつものように「半袖シャツ」でしたが気温は「20℃」でした。この気温ですと「長袖の上っ張り」が必要ですね。

やっと「2ヶ月以上の長い夏」が終わろうとしているのでしょうね。

コロちゃんは、「ホッ」としながらも「寒くなると腰が痛くなりそうだなー」と別の心配をし始めましたよ。

ただ「ワンコは元気」でしたよ。ワンコは毛皮を着ていますからね。「暑い夏」よりは、少しぐらい「寒い秋」の方が好きなんでしょうね。

コロちゃんちのワンコは、昨日までは「食欲」がなく「エサ」を食べ残していましたから、今日から元気になって欲しいと思ったコロちゃんでしたよ。

そんな「朝の寒さに震えたコロちゃん」が、今日は「75歳以上の医療費が増えるんだって?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「75歳以上の医療費負担が増えるって?と、医療費負担が1割になるか2割になるかの瀬戸際です」

☆「年金所得から控除される金額を調べてみたら・・・と、高齢者の負担を増やそうとしているよ」

☆「高齢者の負担を増やすのも限度があるよと、資産のある高齢者の富裕層に負担してもらいましょう」

☆「コロちゃんとおばあちゃんの長火鉢」

1.「75歳以上の医療費負担が増えるって?」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「75歳以上、来月から負担増/医療費 2割負担の300万人」との見出しが目に入りました。

コロちゃんは違いますよ。コロちゃんはまだ「70代前半」ですから、この「後期高齢者医療保険」には入っていません、まだ「国民健康保険」に加入しています。

だけど、あと数年経てば「コロちゃんも後期高齢者医療制度」に切り替わるのですよね。

だから、この「新聞記事」の「75歳以上来月から負担増」との「見出し」にピピっと反応したというわけですよ。

記事によると「75歳以上の約300万人の医療費負担が10月から上がる」と書き出しています。そこで詳しく記事を読んでみると、以下でしたよ。

◎「後期高齢者医療制度(75歳以上)の窓口負担の変更」

①「2020年10月まで」
 ・「原則1割負担」
 ・「現役並みの所得:3割負担」
②「2020年10月から」
 ・「一定の所得がある:2割負担」
 ・「2割負担者に2025年9月まで経過措置」
 ・「経過措置:外来の負担増を月3000円までに抑制」
◎「2025年10月~」
 ・「②の経過措置が終了」

うーむ、「医療制度」ってわかりにくいんですよね。それの「変更」となると余計にわかりにくいんですよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

だけどコロちゃんは、あと数年後の「自分の医療費のこと」ですから「真剣」に読みましたよ。

上記を見ると「後期高齢者医療制度(75歳以上)」の「自己負担割合」は以下のようになっているようですね。

下記のイラストをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「厚生労働省 後期高齢者医療制度 負担割合」より 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/newpage_21060.html
出典:厚生労働省 後期高齢者の窓口負担割合の変更等より:9月6日利用

上記のイラストは、「厚生労働省」が発表した「後期高齢者医療制度」の「負担割合」のイラストです。内容を下に書き出しますね。

◎「後期高齢者医療制度:自己負担割合(2020年4月より開始)」

①「一般所得者」
 ・「1割」
②「一定以上の所得がある方」
 ・「2割」
③「現役並み所得者」
 ・「3割」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/newpage_21060.html
(出典:厚生労働省 後期高齢者の窓口負担割合の変更等より:9月6日利用)

うーん、今回の発表は、上記の「②一定以上の所得のある方:2割」の「軽減措置(外来負担額を抑制)」が無くなると言うもののようですね。
( ̄へ ̄|||) ウーン

まあコロちゃんが「後期高齢者医療制度」になるのは、まだ数年後になりますから、その時には「経過措置」が終了し「所得による1割・2割・3割負担の制度」が完全実施されているとなりますね。

ちなみに現在のコロちゃんの「国民健康保険」の「自己負担割合」は「2割負担(70~74歳)」です。

そしてコロちゃんが注目したは、この「後期高齢者医療制度」の「所得による線引き」です。記事では、「後期高齢者医療制度の2割負担の対象者」を以下のように記載していました。

◎「2割負担の対象者」

①「住民税の課税所得が28万円以上」
②「年金収入とその他の所得が単身世帯なら200万円以上」
(75歳以上が複数ならば320万円以上)
③「①②の両方に該当すれば2割負担」

えー、「年金収入が200万円(単身世帯)以上」って「月16.6万円以上」ってことですよ。
(o゚Д゚)エエー

「月16万円」って、「年金生活」としてはさほど「楽な暮し」とは言えないと思いますよ。それに「①住民税の課税所得28万円以上」ってどう計算されているのでしょうね。

はてコロちゃんは、上記の「2割」になるのかな? それとも「1割」なの?
(。・_・?)ハテ?

こんなに「清貧な暮らし」をしているんですけどね。

コロちゃんは、あと数年後の「医療費負担」が「1割になるか2割になるかの瀬戸際」ですから、ちょっと調べてみようと思いましたよ。次にその結果を書きますね。

なお、この「日経新聞」の「75歳以上、来月から負担増/医療費 2割負担の300万人」の記事をお読みになりたい方は、下記のリンクのクリックをお願いします。

窓口負担2割の75歳以上、10月から外来上限上げ 医療費改革の試金石 - 日本経済新聞
75歳以上の約300万人の医療費負担が10月から上がる。窓口負担が2割の人を対象に3年前から実施してきた配慮措置が9月末で終わるからだ。団塊の世代が後期高齢者となり、医療費が膨らむ。現役世代の保険料抑制に向けた一段の改革の試金石となる。2割負担の対象は住民税の課税所得が28万円以上で、世帯内の75歳以上全員の「年金収入...

2.「医療費負担が1割になるか2割になるかの瀬戸際です」

さてコロちゃんの数年後の「医療費負担」が「1割」になるのか、それとも「2割」になるかも知れないと思うと眼の色が変わったコロちゃんでしたよ。

そこで「後期高齢者医療制度」の「医療費負担」の基準を、もう一度下記に書き出しますね。

◎「2割負担の対象者」

①「住民税の課税所得が28万円以上」
②「年金収入とその他の所得が単身世帯なら200万円以上」
(75歳以上が複数ならば320万円以上)
③「①②の両方に該当すれば2割負担」

うーん、コロちゃんの年金額って、この「②年金収入が単身世帯なら200万円以上」の近くなんだよね。

問題なのは、「年金」ってここ数年の「年金改定率(賃上げ)」が「2%前後」なんですよ。下記をご覧ください。

◎「年金改定率の推移」

①「2023年:2.2%アップ」
②「2024年:2.7%アップ」
③「2025年:1.9%アップ」

ねっ、この「年金アップ」じゃ「物価上昇の3%以上」にはとても追いつかないでしょ。
(⁎•ᴗ‹。)ネッ*

だけど、これってコロちゃんの年金額ですと、だいたい「月3000~4000円アップ」となり「年間」にすると「3万円を超える金額」となるのですよ。

もし「今後も年金額アップが2%前後」が数年続くと、上記の「2割負担の対象者」の「②年金収入が単身世帯なら200万円以上」に該当してしまうのかも知れないのですよ。

そうなると、気になるのは「もう1つの2割負担の条件」ですよね。「2割負担は➀+➁」が条件ですからね。以下ですよ。

「①住民税の課税所得が28万円以上」

次にこれを、ちょっと調べてみましょう。なかなかこれが複雑なのですよ。

3.「年金所得から控除される金額を調べてみたら・・・」

次は「後期高齢者医療制度」の「2割負担の対象者」が、「②単身世帯200万円以上」+「①住民税の課税所得が28万円以上」となっていることの後者を調べてみましたよ。

まず「住民税の課税所得」とは、「年金所得そのままの金額」ではありません。

「課税所得」とは、「年金収入」から「控除額」を差し引いた金額です。

その「控除項目」で大きいのは以下の2つです。

◎「控除項目」

①「公的年金控除:110万円」+
②「基礎控除   :43万円」=
③「上記の合計 :153万円」

他にも「社会保険料控除」や「医療費控除」などが全部で15種類の控除項目があるようです。

この「社会保険料控除」は、どうやら「支払った金額全額」になるようですから「コロちゃんの場合は年間15万円強ほど」になるもようですね。

そうなると、コロちゃんの「年金額から引ける控除金額」は「153万円+15万円強=170万円程度」となります。

・・・と言うことは、コロちゃんの「課税所得」は「年金所得ー170万円程度=○○万円」となりますよね。

ここでコロちゃんが気が付いたことは、「後期高齢者医療制度」の「医療費負担」の基準のことです。もう一度下に書き出しますね。

◎「2割負担の対象者」

①「住民税の課税所得が28万円以上」
②「年金収入とその他の所得が単身世帯なら200万円以上」
③「①②の両方に該当すれば2割負担」

あと数年後のコロちゃんの「年金所得を予想する」と、上記の控除金額では「①住民税の課税所得が28万円以上」を・・・ギリギリ越えそうですよ。

そして「②年金所得が単身世帯なら200万円以上」にも・・・該当しそうですから、そうなると「③の①②の両方に該当すれば2割負担」になるよなー。
(o´д`o)=3ハァーア

コロちゃんって「清貧年金生活」をしているのに、それが「被保険者全体の20%」に入っちゃうのー?
p(`ε´q)ブーブー

なんとも「釈然」としないコロちゃんでしたよ。

4.「高齢者の負担を増やそうとしているよ」

上記で、初めて真剣に調べながらコロちゃんが、数年後に「後期高齢者」になった時の「保険料負担」を調べてみましたが、がっかりする結果が分かりましたよ。

だけど「素人の計算」ですからね。間違っているかも知れないと「一縷の望み」を抱いているコロちゃんでしたよ。

ただコロちゃんも自分のことばかりを考えていないで、「現役世代」の負担についても見ておこうと思いましたよ。

現在の「後期高齢者医療制度」の「負担割合」は以下となっています。

◎「後期高齢者医療制度(75歳以上)」

①「公費(税金) :約5割」
②「現役世代支援金:約4割」(~74歳)
③「後期高齢者  :約1割」(75歳~」

この「②現役世代(~74歳)」と「③後期高齢者(75歳~)」の、「支援金と高齢者の保険料」の推移を見てみましょう。

下記のグラフをご覧ください。内容は下に書き出しますね。

「厚生労働省 1人当たり保険料・支援金の推移」より

https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001243200.pdf
出典:厚生労働省 令和6・7年度の後期高齢者医療制度の保険料改定についてより:9月6日利用

上記のグラフは、「厚生労働省」が発表した「2008年から2022年」の「1人当たりの保険料と支援金の推移」です。下に書き出しますね。

最初は「現役世代」の「健康保険」から「後期高齢者医療制度」に仕送りしている「支援金」の推移です。下記ですよ。

◎「現役世代からの仕送りの支援金(1人当たり)」

①「2008年:2980円」
②「2022年:5456円」
③「2008年と2022年の倍率:1.7倍」

◎「高齢者一人当たりの保険料」

①「2008年:5332円」
②「2022年:6472円」
③「2008年と2022年の倍率:1.2倍」

上記のように、「2008年~2022年」の14年間に「現役世代の仕送りは1.7倍」に増えましたが、「高齢者の保険料は1.2倍」に抑えられています。

これを「厚生労働省」は、「持続可能性がない」として、この「2つの倍率」を同じぐらいにしようとしているようですね。

その方法は「高齢者の保険料をあげること」のようですよ。もう一度「後期高齢者制度」の負担割合を見てみましょう。下記ですよ。

◎「後期高齢者医療制度(75歳以上)」

①「公費(税金) :約5割」
②「現役世代支援金:約4割」(減らす)
③「後期高齢者  :約1割」(増やす)

うーむ、「①税金の割合を増やす」は選択肢にないわけね。
( ̄へ ̄|||) ウーム

まあ、今後「団塊世代」の全員が75歳以上になったことで、「高齢者医療制度」の医療費は増加の一方となっていますね。

冒頭の新聞記事では、以下の記載がありましたよ。

「高齢化で医療費が膨らみ、現役世代の保険料負担を押し上げる」

「支援金は7兆1059億円と3年連続で過去最高を更新。24年度の概算医療費は総額が48兆円と過去最高を更新」

この「社会状況」ですから、誰かの負担を増やすしかないのはコロちゃんも理解できましたよ。

次にコロちゃんの考え方を書いてみますね。

5.「高齢者の負担を増やすのも限度があるよ」

さて「誰かの負担」を増やさなければならない「後期高齢者医療制度」の実態を見てきました。ほとんどは「コロちゃんの負担」の調査でしたけど。

だけど、この「後期高齢者医療制度」って、メンバーが3者しかいないんですよね。そのメンバーは下記ですよ。

◎「後期高齢者医療制度のメンバー」

①「公費(税金)」
②「現役世代」(~74歳)
③「高齢世代」(75歳~)

今のところ「厚生労働省」は、もう「②現役世代(~74歳)」の支援金を増やすのは限界だと見たのか、「③高齢世代(75歳~」の負担を増やすことで乗り切ろうとしている様ですよね。

しかしコロちゃんは、この「③高齢世代」も直ぐに無理が表面化すると思っていますよ。

だって「高齢世代」は「全員が多額の金融資産」を持っているわけではないのですよね。下記をご覧ください。

◎「高齢者世帯(65歳以上)の金融資産分布」(小数点以下切り捨て)

➀「貯蓄がない:11%」

➁「貯蓄がある:80%」
・「100万円未満      :6%」
・「100~400万円未満  :15%」
・「400~700万円未満  :10%」
・「700~1000万円未満  :6%」
・「1000~2000万円未満:14%」
・「2000万円以上     :22%」

③「高齢者世帯平均:1600万円」(100万円未満切り捨て)

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/14.pdf
(出典:厚生労働省:2022年 国民生活基礎調査の概況より:9月6日利用)

ふーむ、上記を見ますと「③世帯平均は1600万円」もありますけれど、「①貯蓄がないが11%」と、約1割もいらっしゃるのですね。
( ̄へ ̄|||) フーム

上記は、「厚生労働省」の発表した「各種世帯の貯蓄額階級別・借入金額階級別世帯数の構成割合」のデータです。

コロちゃんは、「貯蓄なしと貯蓄100万円以下」の世帯は、間違いなく「生活不安」を抱えていると思いますよ。

上記では「➀貯蓄がない11%」+「➁100万円未満6%」=17%ですね。

現在「高齢者世帯(65歳以上世帯)」は2747万世帯(※)ですから、その17%というと466万世帯の「ほとんど貯蓄のない高齢者世帯」がいることになりますね。

(※内閣府:令和6年版高齢者会白書より)

だから、そうそう「高齢者の負担を増やす」といっても限度があると思うのですよ。そこで次にコロちゃんの「提言」を書いてみますね。

6.「資産のある富裕層の高齢者に負担してもらいましょう」

ここでコロちゃんは「提言」をしますよ。もう「全国民の資産把握」をしましょうよ。

せっかく「マイナンバーカード」があるのですし、それに紐付けされた「公金受取口座制度」が出来ているのですよ

コロちゃんが、「デジタル庁」の「データ」を調べてみましたよ。以下でしたよ。

◎「デジタル庁」

①「マイナンバーカード」(1000枚以下切り捨て・少数点以下切り捨て)
 ・「保有枚数:9852万枚」
 ・「保有率 :   78%」

②「公金受取口座」(1000枚以下切り捨て・少数点以下切り捨て)
 ・「登録数:6352万口座」
 ・「登録率 :   64%」

https://www.digital.go.jp/resources/govdashboard/mynumber_penetration_rate
(出典:デジタル庁 マイナンバーカードの普及に関するダッシュボードより:9月6日利用)

ほうほう、いつの間にか大分増えましたよね。「マイナンバーカード」は、もうすぐ「1億枚」に達しますよ。
(  ̄O ̄)ホウホウ

もちろんコロちゃんも、「マイナンバーカード」と「登録口座」は申請して持っていますよ。せっかく国がこのような「便利な制度」を作ったのですから、もっと活用しましょうよ。

全部の「銀行と証券会社」の「金融資産口座と株式口座」を、全部「マイナンバーカード」に紐付けして「統合」すれば、「高額の資産を保有している高齢者」の方々に負担をお願いできますよ。

今どき「個人の懐を国に知られたくない」と言う人は、きっと「脱税」を考えているのに違いないですよ。
コロちゃんの偏見です)

そう言えば、つい先日に「三菱UFJ銀行」の元行員が「貸金庫」から顧客の「4億円の金塊や現金」を窃盗した事件の裁判がありましたよね。

コロちゃんは、今どき「貸金庫に金塊や現金を入れている(規則違反)顧客」なんて「脱税している」に違いないと思っていますよ。
コロちゃんの偏見です)

コロちゃんは、国に「金融資産」を知られても「ちっとも困りません」よ。

ただ、あまりにも少ないのでちょっと恥ずかしいくらいですけど、そのぐらいならば我慢できますよ。何と言っても「お国のため」ですからね。

これが「コロちゃんの提言」ですよ。

「後期高齢者医療制度」でお金が必要ならば、「お金のある富裕層の高齢者の方々」に負担を増やしていただきましょう。

7.「コロちゃんとおばあちゃんの長火鉢」

今日のテーマは、「75歳以上の医療費が増えるんだって?」を調べながら考察してみました。コロちゃんは、自分が「75歳以上になった時の医療費負担」を調べてみたので力が入りましたよ。

最後の「コロちゃん話」は、「コロちゃんとおばあちゃんの長火鉢」を書きますね。

コロちゃんは、「高齢者」と聞いても「自分のこと」だとは思えないのですよ。それよりも「コロちゃんの頭の中」には「おばあちゃんの長火鉢の情景」が浮かびましたよ。

コロちゃんが少年だった1960年代のことです。少年コロちゃんには「明治生まれのおばあちゃん」が居ました。

とても「おっかないおばあちゃん」で、悪ガキの少年コロちゃんはよく叱られていましたね。

この「おばあちゃん」はいつも「着物」を着ていて、コロちゃんちの「居間の真ん中」に置いてあった「長火鉢」の前の自分の席にいつも座っていました。

皆さん「長火鉢」ってご存じですか? 下記ですよ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E9%89%A2
出典:ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典:「火鉢」最終更新  2025年9月1日 (月) 12:09

上記の「長火鉢」の前で、おばあちゃんはいつも「タバコ」を「煙管(キセル)」で喫っていましたね。「タバコ」は、「桔梗」と言う「刻みタバコ」でした。

今ではもう見られなくなった「刻みタバコ」とは、現在の「紙巻きたばこ」と違って「自分の指で刻んだタバコを丸めて煙管(キセル)に詰める」のですよ。

そして「2~3口」喫うと、目の前の「長火鉢」の中の「五徳(鉄瓶を乗せる支え)」をカチンと叩いて、「煙管(キセル)」の中の喫い終わった「タバコの喫い殻」を火鉢の中に捨てたのですよ。

少年コロちゃんにとっての「高齢者」とは、この「長火鉢の前」で「煙管(キセル)でタバコを吸っていた着物を着たおばあちゃんの姿」でしたよ。

この「煙管(キセル)」とは、(おばあちゃんにとっては)便利なもので、悪ガキを叱る時にはこの「煙管(キセル)」で腕を叩くと「効果てきめん(?)」だったようです。

これは「痛かった」ですよ。

いやいや「少年コロちゃんが叩かれた」なんて言いませんよ。「当時叩かれた悪ガキは痛かっただろうな」と言うことにしておきますね。

家の中で一番偉いのは「年令が一番上の高齢者」と言う時代が、かつての「日本」にあったのですよ。「居間の長火鉢」と、その前の座布団の場所は「一家の権威の象徴」でした。

コロちゃんは、「反骨精神」が旺盛でしたから、そんな「権威」は大キライでしたが、今思い出すとちょっとだけ「懐かしい」と思いましたよ。

今日の「コロちゃん話」は、「おばあちゃんの長火鉢=権威の象徴の話」でしたよ。そんな時代もあったんだと気軽に読んでいただければ嬉しいですよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします。
(^_^.)

おしまい。

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