【経済考】「失われた30年」の戦犯は企業の設備投資減なのか?

経済

おはようございます。今朝コロちゃんがワンコを散歩に出ますと、道路一面がびっしょりと濡れていました。

どうやら昨夜遅くなってから雨が降り、朝には止んでいたみたいですね。空を見上げると、ビックリするぐらいの目にまぶしい青空が広がっていました。

コロちゃんは、いつも起床後にシャワーを浴びるのですが、その後に洗濯機を回しておくのですよ。

そうしますと、ワンコ散歩後に朝食を食べ終わる時間には、ちょうど「洗濯」が終わっているのですよ。

今日もそのようにして「洗濯物」を干したのですが、昨夜の雨で「物干しざお」にびっしょりと水滴がついていて、それを拭かなきゃならないのが面倒でしたよ。

コロちゃんは、いつものルーティン作業は苦にならないのですが、それに別の作業を加えることには「ストレス」を感じるのですよ。

今朝もこんな時に「妻が生きていたならなー」と思っちゃいましたけれど、これは「セクハラ」になるのかなー?
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

そんな「困った時の妻頼み」だったヘタレなコロちゃんが、今日は「失われた30年の戦犯は企業の設備投資減なのか?」をカキコキしますね。

0.「今日の記事のポイント」

by<br><span class="bold-blue">コロちゃん</span>
by
コロちゃん

今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。

☆「日本企業が本来の資本主義経済の姿ではなくなっているってと、資金循環で見る日本企業の姿を読む」

☆「なんか精神論のように見えたよと、コロちゃんは日本がレッドオーシャン化したんだと思うよ」」

☆「コロちゃんは精神論がキライです」

1.「日本企業が本来の資本主義経済の姿ではなくなっているって」

コロちゃんが、朝コーヒーを飲みながら新聞をバサバサ読んでいると「やさしい経済学」という欄に「資金循環で見る日本企業の姿」との連載コラムが目に入りました。

この「連載コラム」は、「日経新聞」の「経済教室」のページの左下に、「1話800字程度」で連載されているのです。

コロちゃんが目を止めたのは「田中賢治帝京大学教授」の「日本企業の設備投資」についてでしたが、「日本企業の姿が本来の資本主義経済の姿となっていない」と書いてあるのですよ。

そこでコロちゃんは、「田中教授」は「失われた30年の戦犯」に「企業の設備投資低迷を槍玉にあげているのかな?」と感じて、この「コラム」をジックリと読んでみることにしたのですよ。

なお、この「失われた30年」については以下の「日本の過去のGDP成長率」を見ておきましょう。下記ですよ。

◎「実質GDP成長率推移」

➀「1956~1973年度:平均9.1%」(18年間)
➁「1974~1990年度:平均4.2%」(17年間)
➂「1991~2023年度:平均0.8%」(33年間)

https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0001.html
(出典:労働政策研究・研修機構:早わかり グラフでみる長期労働統計:バックデータより:5月7日利用)

上記の➀~③は過去68年間の「日本の実質GDP成長率の推移」です。

この「①1956~1973年度平均9.1%」と「②1974~1990年度平均4.2%」が、本来あるべき「資本主義経済の状態」と考えられています。

そして次の「➂1991~2023年度平均0.8%」が「失われた30年」なのですが、これは「本来の資本主義経済の姿ではない」と、多くの経済学者は考えている様なのです。

つまり「経済運営のどこかが間違っているから成長率が低くなっている」と見ているわけですよね。その「間違っている何か」を探し続けて、既に30年間が経ってしまったという訳なのですよ。

面白いでしょう? 謎解きですよ。
ʅ(。◔‸◔。)ʃ…ハテ?

それも「頭の良い偉い経済学者の皆さんたち」がそれぞれ言うことが違っているのですから、コロちゃんが推理しても許されますよね。

最近では「賃上げが少なかったから」という説が有力になっていますが、それが正しいのかはまだ分かっていません。

冒頭の「田中教授のコラム」では、「資金循環から見た日本企業の姿」という見出しで、企業の「設備投資」を扱っていますから、コロちゃんは直ぐに食いついたというわけですよ。

では次から、この「田中教授」の「コラム」の主張を読んでみましょうね。

2.「資金循環で見る日本企業の姿を読む」

この「やさしい経済学」の連載コラムは、今回の「田中教授」は、「日経新聞」の4月24日~5月7日まで全10回を連載しています。

この経済学の難しい内容を「1回800字程度」で10回も連載したって、普通の読者は前日の内容なんか憶えていませんよ。

それこそ「連載」を切り抜いて「スクラップノート」にでも保存しなければ、全部を通して読めないとコロちゃんは感じましたよ。まあ、それはともかく内容に入りましょうね。

➀「異常な状態の企業の資金余剰」

「田中教授」は、「本来の資本主義経済」においては以下だと言います。

◎「本来の資本主義経済」

➀「家計:資金余剰主体」
(お金を銀行に預ける)

②「企業:資金不足主体」
(設備投資にお金を借りる)

上記のように「➁企業は資金不足主体」となるのが、本来の「資本主義経済」のあるべき姿だというのですよ。

それが真逆の「日本企業の資金余剰」が、「1990年代から四半世紀続いている」として、「これほど長期にわたり大規模に続いている国は、主要国の中で日本以外に見あたらない」というのですよ。

これは「連載①」の書き出しですが、ここでコロちゃんは、直ぐに「これが失われた30年の戦犯はアイツだ!」との内容が続くのかなとワクワクしましたよ。

②「低迷する企業の設備投資」

「田中教授」は、「日本銀行の資金循環統計」から「非金融法人では1998年度以降2006年度を除いて資金余剰が続いている」と言います。

この「企業の資金余剰の背景」には、「投資よりも貯蓄が多い」という当たり前のことを指摘していますが、これは「企業の投資不足」だと断言しているのです。

そして「2024年の設備投資は106兆円・・・過去のピークである1991年を33年ぶりに昨年ようやく超えたばかり・・決して力強い伸びをしてきたとは言えません」と続くのです。

コロちゃんは、さっそく「過去の設備投資」のデータを探してみましたよ。以下ですよ。

「内閣府 企業の設備投資額の推移」より

https://www5.cao.go.jp/j-j/cr/cr19/img/chr19_02-01-04z.html
出典:内閣府 地域の経済2019より:5月7日利用

上記のグラフは、「内閣府」が発表した1980~2018年の「企業の設備投資額の推移」です。

うーむ、確かに右肩上がりには、全然なっていませんね。増えていませんよ。
( ̄へ ̄|||) ウーム

上の橙色の線グラフは「大企業」で、下の黄色の線グラフは「中小企業」です。

真ん中よりもやや左側でぴょこんと飛び出ているのが「過去の設備投資額のピークである1991年」です。この「1991年」はバブル経済の最盛期ですね。

この「ピーク」は昨年2024年に越えたようですから、やっと回復してきたようですが、過去30年間に渡って「設備投資が低迷して来た様子」は、上記のグラフを見ても一目瞭然ですね。

➂「企業の成長期待低下が設備投資減の理由か?」

上記で、過去30年間にわたって「企業の設備投資減少(横這い?)」を見てきましたが、それでは「なぜ企業は設備投資を減少させた(横這い?)」のでしょうか?

この理由を「田中教授」は、以下のように書いています。

「将来の利益が期待出来れば設備投資をするのが合理的です。しかし成長期待が低下すると、大きな利益が期待できる投資プロジェクトは見つけにくくなる」

ここで「企業の意志決定」における「成長期待という言葉」が出てくるのです。その実例として、「内閣府の企業行動に関するアンケート調査」を挙げていました。

コロちゃんは、さっそく探してみましたよ。この「アンケート調査」は、全国の「大企業・中小企業4000社強」が回答していましたね。

ですから「全国の企業経営者の見通し」がどのようなものかがわかるものですね。以下でしたよ。

「内閣府 次年度の我が国の経済成長率見通しの推移」より

https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/ank/r2ank/r2ank_houdou1.pdf
出典:内閣府 令和6年度 企業行動に関するアンケート調査報告書より:5月7日利用

上記のグラフは、「内閣府」が発表した2003年度(平成15年度)~2024年度(令和6年)の「実質経済成長率の企業経営者の見通し」です。

あー、この「見通し」も横這いですね。全然増えてはいませんよ。
( ¯ O¯)アー

赤色ラインが「実質経済成長率」ですね。グラフの右寄りで大きく凹んでいる年は「2008年(リーマン危機)」です。

グラフを見ると、昨年度の2024年度の「実質経済成長率は1.2%」と「企業経営者」たちは回答していますね。

「田中教授」は、「企業は経済成長に見合ったペースで供給能力を高めるのが合理的」というのですよ。

だから「将来の成長期待が小さいと・・設備投資が鈍化するのは当然の帰結」と断言しています。以下の構図ですよね。

◎「企業経営者の成長期待と設備投資の関係」

①「需要の低下」⇒

②「設備投資の減少」⇒
➂「潜在成長率の低下」⇒
④「成長期待の低下」⇒
➄「再び設備投資の減少へ」

上記のように、最初に何らかのきっかけで「①需要の低下」が起きた後に、「②設備投資の減少」と「➂潜在成長率の低下」へと進みます。

そうなると、企業経営者は「④成長期待の低下」で、更に「設備投資の減少」の悪循環に入り込むというのです。

そして「設備投資減少のスパイラル」に入り込んで際限なく「成長率」の低下が続くとなってしまうというのでしょうね。

この「設備投資が減る」ことによって、結果的に「企業の内部留保が増えること」にもなったと見ているようですね。

うーむ、だからと言って「企業経営者」に「儲からなくとも成長率以上の設備投資をしろ!」とは命令できないですよね。
( ̄へ ̄|||) ウー

これって「ニワトリが先か、卵が先か?」みたいな話ですよね。

「経済成長率を上げるのが先か、設備投資を増やすのが先か?」と言えるのでしょうか?

いやいや、違うよね。「設備投資を増やしても必ず売れるとは限らない(成長率が上がるかわからない)」ですよね。

これは、やはり「日本の市場がレッドオーシャン※になった」と見てよいのかも知れませんね。

(※レッドオーシャン:競争が激しい既存市場)

④「家計と企業の悪循環だよ」

上記で「企業経営者」の「成長期待が低下した」と書きましたが、この理由として「田中教授」が書いているのが「民間消費の弱さ」です。つまり、以下の構図ですね。

◎「家計と企業の悪循環」

①「民間消費の弱さ」⇒
②「企業経営者の期待成長率の低下」⇒
➂「設備投資の低下」⇒
④「経済成長率の低下」

上記の具体的な数値として、以下をあげていました。

◎「2010~2024年」

❶「設備投資:年平均1.7%増加」
❷「民間消費:年平均0.2%増加」

上記のように、「企業の設備投資1.7%増加」と比べても「民間消費0.2%増加」しかしていません。これでは、翌年の設備投資を増やそうとは誰も思わないでしょうね。

この「①民間消費の弱さ」について、「田中教授」は「1990年代以降の日本経済」に、以下の「苦難があった」と指摘しています。

◎「1990年代以降の日本経済の苦難」

❶「バブル崩壊」
❷「世界同時不況」
❸「東日本大震災」
➍「新型コロナ」
❺「人口減少」
❻「少子・高齢化」

上記の「苦難の環境下で年平均1%程度の低成長を30年以上経験した家計には、生活防衛の意識が深く染みついた」というのですよ。

ざっと、上記のように「田中教授」は、「家計と企業が相互作用によって、互いの活力を失い、前へ踏み出せずにいるという悪循環に陥った」と見ていますね。

はて? そうすると「誰が悪いんだろうな?」。
σ( ̄^ ̄)はて?

「設備投資」にお金を使わない「企業経営者」が悪いのか、それとも「消費を増やさない消費者」が悪いのか?

うーむ、ちょっと考えちゃいますよね。「こんな日本に誰がした?」ですよ。
(´ヘ`;)ウーム…

これは次に考えてみることにして、取り敢えず「田中教授」は、「この悪循環から抜け出し、持続的な成長を実現するため」に以下を提起しています。

◎「日本企業の課題」

①「設備投資や研究開発の投資不足」
②「投資不足の理由は家計の消費抑制」
➂「労働と資本の生産性の高い部門への移動」
④「労働力移動の柔軟な仕組み」
⑤「リカレント教育やリスキリング」
➅「オールドエコノミーからニューエコノミーに転換」

コロちゃんは、何となく「企業経営者の投資不足」と「消費支出」が低成長の根本に横たわっているように思いましたけれど、上記の「改革案」はあんまりピンときませんでしたよ。

これで「日本が持続的な成長」が出来るようになるような気は、あんまりしませんでしたよ。

なお、この「田中教授」の「資金循環で見る日本企業の姿」は①~⑩までの「連載コラム」ですので、最初の「①世界的に異常な資金余剰」のみ、リンクを張っておきますね。

資金循環で見る日本企業の姿(1)世界的に異例な資金余剰 - 日本経済新聞
金融とは、資金に余裕がある人から必要とする人へお金を融通する仕組みです。経済学の教科書では、家計はお金を銀行に預けるので資金余剰主体、企業は設備投資に多額のお金を必要とするので資金不足主体とされています。ここでの前提は、企業は設備投資をするために銀行を介して家計が預けたお金を借りるというものです。このストーリーに何ら違...

3.「なんか精神論のように読めたよ」

さて上記の「田中教授の新聞コラム論考」へのコロちゃんの考え方ですけれど、これって「悪い」のは「消費をしない家計」と、それを受けた「企業経営者の設備投資減」だってことですよね。

コロちゃんには、なんか「喧嘩両成敗の精神論」のように聞こえましたよ。どっちも悪いよねって感じですよ。

それに、それではどうしたら良いのかというと「消費減と設備投資減の悪循環から抜け出す」って書いていますよね。

その方法というと、ありふれた「労働力移動」とか「リカレント・リスキリング」としか書いていませんよ。

コロちゃんは、この発想の背景には「もっと気合を入れて取り組めば何とかなる」というような「精神論」の匂いを感じましたよ。

コロちゃんは、これを読んでいて「2015年に当時の日銀総裁だった黒田氏のピーターパン発言」が頭に浮かびましたよ。

この「黒田日銀総裁(当時)」の発言は、以下の内容でしたよ。

「皆様が、子供のころから親しんできたピーターパンの物語に『飛べるかどうかを疑った瞬間に永遠に飛べなくなってしまう』という言葉があります。大切なことは、前向きな姿勢と確信です」

この発言は、「黒田日銀総裁(当時)」が「2013年に2%の物価目標を2年程度で達成する」が実現できなかった時の記者会見で語られたものです。

この時にもコロちゃんは「経済政策が精神論になった」と感じたのですよ。

この発言には「大衆がみんな物価が2%になると心から信じれば実現したのだ」と聞こえましたよ。

今日のテーマの「田中教授の論考」の「失われた30年」の原因を、「消費者の消費減」と「企業の設備投資減」に焦点をあてたのは良いと思いますよ。

だけど、その背景を「消費者の消費意欲と企業経営者の心理(期待成長率)」にとどめずに、もっと深くえぐり出さなければ「経済分析」としては物足りないとコロちゃんは思えたのですよ。

「消費者の消費減」だったら、その原因の「所得の低下」をもっと深堀りすべきだし、「企業の設備投資減」にはもっと「なぜアニマルスピリッツがなくなったのか」を追求してもらいたかったですよね。

それが「論考」では、「この悪循環から抜け出し」と原因に遡らずにスタートラインを「悪循環論」にしてしまっています。

そうなると、結論は「もっと消費を増やせば良い」と「もっと設備投資を増やせば良い」との「喧嘩両成敗の精神論」になってしまいますよ。コロちゃんは、あんまり説得力を感じませんでしたよ。

4.「コロちゃんは日本がレッドオーシャン化したんだと思うよ」

上記でご紹介した「田中教授」の論考では、「消費をしない家計」と、それを受けた「企業経営者の設備投資減」が日本経済の低迷の姿だと記載しています。

しかし、コロちゃんは「失われた30年の原因」は、「日本経済が成熟して利益が見込める投資先が無くなった」と思っているのですよ。

いわゆる「日本全国レッドオーシャン化」ですね。だから「日本企業」は、「国内投資」をせずに「海外投資」に傾かざるを得ません。

一言で言いうと「企業」は国内に投資しても儲からないから、もっと儲かりそうな海外投資に進んでいるとの見方ですよ

だけど「日本は資本主義社会」です。

もし国家が企業に「国内の設備投資をやれ!」と命令したら「社会主義国」になってしまいますから、それは出来ませんよね。

だからコロちゃんは、もう「日本経済は大きな成長は出来ない」と達観していますよ。

たぶんどんな「経済政策」を尽くしても「経済の長期停滞」を脱することはできないでしょう。

コロちゃんは、今後の「日本」はせいぜい「実質経済成長1%程度(おそらくそれ以下)」の成長を前提とした政策を進めるべきだと考えていますよ。

5.「コロちゃんは精神論がキライです」

コロちゃんは、「経済政策」のような学術的な理屈の世界で「精神論」に逃げる議論はキライなんですよ。

最後のコロちゃん話は、今日は30年以上前のコロちゃんが「精神論」がキライになった出来事を書きますね。

「日本の歴史」を見ると、先の戦争の時の総理大臣が堂々と「敵機は精神で墜とすのである」と演説するような国ですから、「日本」にはもともと「精神力」を高く評価する文化があるのだと思います。

コロちゃんの経験ですが、会社の同僚で「過労死」で亡くなった方がいました。1990年代のことでしたね。

当時のコロちゃんの会社に「毎月営業成績がトップクラスの同僚」がいたのですよ。それが、猛烈な働き方をする人で、とにかく休まないで長時間の勤務を連日続ける方でしたよ。

当時でも「労働基準法違反」だったと思われますが、土日祭日・毎日残業の凄まじい働き方でしたが、会社では高い評価を得ていましたよ。

しかし、ある日「顔色が真っ黒に見えた」のですよ。

コロちゃんは、さほど親しく付き合っていたわけではなかったのですが、朝あった時にその顔色に驚いて「少し休めよ」と言いましたよ。しかし彼は「休みません」でしたね。

その馬力で連日働き続け、ある日いきなり休んだと思うと、そのまま入院となり1週間後に「亡くなった」と聞いて、コロちゃんはビックリしましたよ。

何でも「肝硬変」と言われていたけれど、どうやら「肝臓がん」だったらしいと後から聞きましたね。

その時に「同僚たち」と話したことは、「ヤル気があるやつ」は次の2つの道に進むという話でした。

「身体が弱い奴は無理をし続けて身体がヤラレル。身体が強い奴は無理をし続けて内臓がヤラレル」

亡くなった彼は、後者の「身体が強いヤツは内臓がヤラレル」方でしたよ。

無理をし続けられる人は「精神力が強い人」なんですよ。コロちゃんの会社は、その「無理をする人(精神力が強い人)」を評価する文化がありましたね。

もっとも「昭和の会社」は、そんな文化がまん延していたと思いますよ。「精神力は人間の身体を壊す」のですよね。これ以降のコロちゃんは、「精神論」がキライになりましたよ。

今日のコロちゃん話は、「戦犯は消費を増やさない国民が悪い・設備投資を増やさない企業経営者が悪い」という「個人の意欲に責任がある」という違和感をご理解願いたくて書いてみましたよ。

やはり「経済理論」は、もっと「歴史と社会文化的」な広い視点で語って欲しいと思いましたよ。

コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。

このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)

おしまい。

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