コロちゃんは、60代後半のおじいちゃんですので、ずーっと日本の世の中をみてきたわけですが、どうもいつのまにかいろいろ変わってきたなーと思うんです。
ある時から「社会学」の一般向けの本なんかを手にとるようになったんですけど、その理由についてポチポチ語ってみようと思います。
長いこと生きてる中でどうも目を大きく開いても、世の中が見渡しにくくなってきたんじゃないかなーと感じているんです。
1.いまの日本、世帯所得のボリュームゾーンは200~300万円
下のサイトは厚生労働省が発表している、平成21年の世帯所得の分布状況のグラフなのですが、世帯所得の一番のボリュームゾーンは、200~300万円の13.9%です。
続いて300~400万円の13.3%、100~200万円の12.7%となりますが、この3クラスでなんと39.9%と世帯全体の4割近くを占めています。
出典:厚生労働省「国民生活基礎調査」2.所得の分布状況(2022年11月10日利用)
ボリュームゾーンの3クラスをあわせると、世帯所得は100~400万円ですがこれでは「結婚・子育て・家のローン・車」という中流生活はむずかしいんじゃないでしょうか。
今はこんなに日本が貧しくなってしまったんだってことはデータでは見えますが、身の回りの風景ではなかなかそうは思えない。コロちゃんはそういう実感をあまり感じていませんね。
コロちゃんは首をかしげています。世の中観光地はけっこう人も出ていますし、星五つのレストランもそれなりに繁盛しているんじゃあないかなぁと。
このグラフを見た皆さんも違和感を感じた方も多いんじゃないでしょうか。しかし、このデータは厚生労働省さんが発表しているものですから間違いはありません。
この違和感の理由を考えるのが今日のテーマです。
2.いまの日本、非正規雇用者は36.7%
非正規雇用についてもそうです。
もちろん働いている方が正規か非正規かは見ただけではわかりませんが、非正規雇用ですと収入も低いでしょうし、社会保険も厚生年金ではない方が多数というかほとんどでしょう。
老後に困難に直面することは目に見えています。
その非正規雇用の現状は、以下のサイトでわかります。非正規労働者の男性が691万人、女性が1475万人とあります。何と合わせて2166万人。
上の図が「数の推移」、下の図が「割合」です。男女別ででています。
図表1-3-17 非正規雇用労働者数の推移|令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
出典:厚生労働省 令和2年版 厚生労働白書 (11月10日利用)
図表1-3-18 非正規雇用労働者の割合の推移|令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
出典:厚生労働省 令和2年版 厚生労働白書 (11月10日利用)
非正規雇用の方が、2166万人もいらっしゃるとは驚きます。
さらにすごいのはその割合です。「割合の推移」を見ていただければよく分かりますが、非正規雇用は雇用者全体の38.3%を占めてます。正規雇用・正社員は6割しかいない。
さらに女性の非正規率をみるとなんと56.0%とは、女性の半分以上じゃないですか。
1クラス30人の小学校だったら
コロちゃんは、お話をするときによく小学校の30人クラスを例にあげてわかりやすくするんです。
男の子15人と女の子15人のクラスが20年後同窓会を開いたとします。
30人のクラスのうち、男の子は3人、女の子は8人の合わせて11人が非正規雇用となっていました。正規雇用は19人でした。めでたし、めでたし・・ではないですね。
この状況も見た目ではその深刻さがわかりませんが、これが目の前にある日本の姿です。厚生労働省さんが発表している姿ですから間違いはありません。
3.追憶の日本と目の前の日本
コロちゃんはおじいちゃんですから、1960~1970年代に少年期・青年期をすごしました。昭和は良かったと言っているわけじゃないですよ。
評価は別の話で、追憶の日本と目の前の日本を比べた時に考えたことです。
コロちゃんの若い時は、地域や親族でコミュニティがありました。
コロちゃんは煩わしくて嫌いでしたが、そこにはお金持ちも貧しい人も病気の人もいましたから、世の中はいろんな人が集まって成り立っているのが実感できてましたね。
そこには、当時はなんとも思いませんでしたが、「多様性」がありました。
追憶の日本
会社でも、社内で運動会や盆踊り大会を行ったり、横断的な地域サークル活動も行われていました。
もちろんなじめない人も確かにいましたが、貧富にかかわらず参加するのが当たり前という時代でした。
その中には、トラブル・摩擦もありました。ただ、さまざまな社会階層のかたが同じ場に集合する効果もありましたね。みなが社会の実相を自分の目で確認できていたと思うのです。
目の前の日本
ところが今は、自分と同じ階層・環境にいる人しか付き合わないし出会わない。違う階層の人とはお互いに出会わないし、そもそも見えない。
地域コミュニティも無いし、あっても参加しない。参加するコミュニティは、限りなく同質化・均質化した小さなものばかりとなっているというのが、コロちゃんの感想です。
追憶の日本にはもどれない
どうですかみなさん、そんなはずはない、私の周りにはそんなに非正規の方や所得の低い世帯は見かけないよ、と思っている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
だけどこのデータは国が発表したものですから、間違ってはいないはずです。
昭和は良かったとか、昭和に戻ろうとか言うのではないですよ。ただ目の前にある日本を嘆く前に理解しようというのが今日のつぶやきの内容です。
4.じゃ、どうしようか?
答えがすぐに出てくれば苦労はないですね。コロちゃんは、いろいろ考えてもすっきりした答えを持ちません。
ただ、学びながら知りながら考えることが、いずれみんなが幸せになる道につながるだろうなーと楽観的に思っています。
尻切れトンボのつぶやきですみませんでした。
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に触りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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