おはようございます。今朝のコロちゃんとワンコの散歩は、「夜明け前」でしたよ。まだ真っ暗な早朝5時過ぎに家を出てみると、しんしんと寒さが身体に染みわたります。
サム━(((゚Д゚Д゚Д゚)))━ィ!
気温は1℃と、ワンコの足洗いの洗面器の水が氷るちょっと手前でしたね。 そういえば「夜明け前※」という小説がありましたね。
(※夜明け前:島崎藤村:1929年:中央公論社)
コロちゃんは、もうこの小説の内容はすっかり忘れていますが、たしか小説の冒頭が「木曾はすべて山の中である」だったような気が・・・?
(*´・д・)はて?
今朝は、そんな心身が凍るような「夜明け前」の町を、コロちゃんとワンコは散歩してきましたよ。下記にその「夜明け前」のフォトを添付しておきますね。
どうぞ、氷結直前の雰囲気を味わってくださいね。今日は「投資は人生の目的か?」をカキコキしますね。
0.「今日の記事のポイント」
コロちゃん
今日の記事は、下記のような内容になっていますよ。どうぞ最後まで楽しみながらお読みください。
☆「今日のテーマは投資ですと、株式投資は増えているけど、現金・預金が半分あるよ」
☆「株式・投資信託・公社債に投資する人は増えているよと、株価は上がっても利益を得るのは国民の2割もいないよ」
☆「株式投資はバブルと株価下落がつきものだよと、生きる目的は投資収益を得る事ではないよ」
☆「青年コロちゃんとお金の使い道」
1.「今日のテーマは投資です」
つい先日にコロちゃんが、朝の投稿を終えて翌日の原稿をカキコキしていたら、このブログの「編集長&株主様」からメールが入りました。以下ですよ。
編集長&株主様
コロ!
今日の記事の最後の方の
「投資考察」はいいね。
もっと追記した方が面白い。
誉めてつかわすぞ!
おー、嬉しいね。
(*ノ>ᴗ<)テヘッ✧
だけど何の記事だったかな?
(*´・д・)はて?
コロちゃんは、ブログ記事を書き終わると、すぐに内容を忘れて、次の原稿に意識が移っちゃうんですよね。
どらどら・・・あ、これだよね。「【経済考】来年の年金アップ額は1.9%増だって➀」の最後の項にあったね。
Σ((○゚∀゚σ)゚ミィ~ッケ♪
この日の記事は、「来年の年金アップ額1.9%の予測」を「ニッセイ基礎研究所の中嶋邦夫氏」のレポートからご紹介しました。
そして、➀の記事を翌日の➁に書き繋ぐにあたり、最後を以下の内容で〆ていたのです。
◎「コロちゃんの株式投資についての考え方」
➀「投資は気楽にお金を増やす行為ではない」
➁「投資は気力・知力・体力を多大に投じる行動だ」
➂「投資後の『投資金額の動向と増減』には多大な精神力・ストレスが伴う」
④「投資収益の欲には際限がない、膨れ上がる欲望とストレス」は管理するのが困難」
⑤「人間の持つ『アセット(資産)』には限りがあるから、『投資』に注力するアセットを別の道に使った方が充実した人生になる」
うーむ、確かにこれは「言っただけ」になってますね。
これを書いたコロちゃんの意図は、「政府・官僚さん」が「年金だけでは老後の生活は出来ないよ」と、「投資へ誘導している」と思われることへの感想でしたね。
「感想」と言っても、コロちゃんの「反論」とも言えますね。
アー良かった、今日のネタは何にしようかと・・・、あ、ゲフンゲフン・・。
(( ;д))o=3 ゲフンゲフン
いやいや、今日は、「編集長&株主様」からのご指示通り、「投資についてのコロちゃんの考え」を中心に書いてみますね。
2.「株式投資は増えているけど、現金・預金が半分あるよ」
まずコロちゃんは「株式投資」を始めとした、各種の投資は一切行っていません。
しかし、世の中にはいろいろな投資を行なっている方は大勢いらっしゃいます。その現状を見ておきましょう。
「日本銀行」は、毎年4回四半期ごとに「資金循環統計」を発表しています。年に4回になりますね。
この「資金循環統計」は、「家計の金融資産」が記載されていますから、国民の金融資産の増減がわかるのです。
今年の9月に「日銀」から発表された「資金循環統計」によりますと、6月末時点の「家計の金融資産」は前年同期比で4.6%増え、2211兆円と過去最高を更新しています。
下記に、その内訳を書き出しますね。
◎「2024年6月末現在の家計金融資産内訳:前年比」(兆円未満切り捨て:少数点以下切り捨て)
➀「現金・預金 :1126兆円」(0.8%増)
➁「債務証券 :29兆円」(7%増)
③「株式・投資信託 :428兆円」(18%増)
➃「保険・年金・定型保障:544兆円」(1%増)
❺「家計金融資産残高合計:2211兆円」(4%増)
https://www.boj.or.jp/statistics/sj/sjall.pdf
(出典:出典:日本銀行:2024第2四半期の資金循環統計より:12月9日利用)
ふむふむ、「金融資産全体」は過去最高の「❺金融資産金融資産残高合計:2211兆円(4%増)」 にもなったんですね。
_φ(゚ー゚*)フムフム
コロちゃんとこにはあんまりないけど、世の中のどっかにため込んでいるヤツがいるわけですね。
そして。「現金・預金:1126兆円(0.8%増)」が全体の半分ですね。
家計金融資産全体は2211兆円ですから、ちょうど50%になりますよ。
この「現金・預金」はあんまり増えていませんね(0.8%増)。
やっぱり増えたのは「③株式・投資信託:428兆円(18%増)」ですね。前年比で2割近くも増えていますよ。
3.「株式・投資信託・公社債に投資する人は増えているよ」
上記で「株式・投資信託」への投資額が、「日本全体」で428兆円と前年比で2割近くも増えていますが、それでは、全国の投資家の方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか?
「日本証券業協会」が、3年に1回「全国の7000人」を対象とする「証券投資に関する全国調査:2024年」を行なっています。下記ですね。
➀「4人に1人が有価証券を持っているよ」
最初は「有価証券(株式・投資信託・公社債)を持っていますか?」ですね。以下をご覧ください。
◎「有価証券(株式・投資信託・公社債)の保有実態」(カッコ内は2021年調査:少数点以下切り捨て)
➀「株式 :14%」(前回13%)
➁「投資信託:12%」(前回10%)
➂「公社債 :2%」(前回2%)
④「➀~➂のいずれかを保有:24%」(前回19%)
https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/data/2024zenkokuchousa.pdf
(出典:日本証券業協会:証券投資に関する全国調査2024年より:12月9日利用)
上記を見てコロちゃんは驚きましたよ。なんと4人に1人(24%)の方が、何らかの「有価証券(株式・投資信託・公社債」を保有しているのですよ。
(゚Д゚)ホントカヨ?
へー、こんなに多かったんだー。
( ゜д゜)ヘー
しかも、昨年(19%)より、5㌽も増えていますよ。これを見ると「岸田前総理」の「NISAとiDeCo戦略」は成果が上がっていますね。
➁「株式と投資信託保有率は15%しかいないよ」
上記は「有価証券(株式・投資信託・公社債)保有率」でしたが、次は「金融資産保有率」です。以下ですよ。
◎「有価証券(株式・投資信託・公社債)の保有実態」(カッコ内は2021年調査:少数点以下切り捨て)
➀「預貯金 :91%」(前回92%)
➁「株式 :15%」(前回13%)
➂「投資信託:15%」(前回10%)
④「いずれも持っていない:7%」(前回7%)
https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/data/2024zenkokuchousa.pdf
(出典:日本証券業協会:証券投資に関する全国調査2024年より:12月9日利用)
うーむ、これを見ると「株価が上昇」しても、喜ぶのはわずか15%の方々ですよね。この15%は、ほとんど「富裕層」なのかなー?
まあ、「④いずれも持っていない:7%」なのは、コロちゃんと貧しい方たちだと思いますよ。
➂「みんな老後が不安なんだよね」
次は「金融商品の保有目的」を聞いて見ましょう。上位3位まで書き出します。下記ですよ。
◎「金融商品の保有目的」(カッコ内は2021年調査:少数点以下切り捨て)
➀「将来・老後の生活資金 :98%」(前回98%)
➁「将来の不測の事態への備え:37%」(前回34%)
➂「子や孫への教育資金 :23%」(前回27%)
https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/data/2024zenkokuchousa.pdf
(出典:日本証券業協会:証券投資に関する全国調査2024年より:12月9日利用)
ああ、これは圧倒的に「➀将来・老後の生活資金:98%」が占めていますね。やはり「老後不安」は、高齢者だけにとどまらずに、「全世代・全国的」に拡がっているようですよ。
コロちゃんが、普段から感じていた通りの結果が、ここで見られましたね。
( ¯ O¯)アー
やはり、今の日本では「老後不安」を払拭しないと、お金を使って消費に回してもらえませんよ。
④「金融商品保有額は100~300万円が最多だよ」
最後に、皆さんが興味を持つと思われる「金融商品保有額」を見ておきましょう。
この調査は、前回2021年調査とほとんど数値が変わっていませんので、前回調査はカットしますね。下記ですよ。
◎「金融商品の保有額」(カッコ内は2021年調査:少数点以下切り捨て)
➀「10万円未満 :8%」
➁「10~50万円未満 :11%」
➂「50~100万円未満 :11%」
④「100~300万円未満 :19%」(ボリュームゾーン)
⑤「300~500万円未満 :13%」
⑥「500~1000万円未満 :14%」
⑦「1000~3000万円未満:11%」
⑧「3000~5000万円未満 :2%」
⑨「5000万円以上 :1%」
https://www.jsda.or.jp/shiryoshitsu/toukei/data/2024zenkokuchousa.pdf
(出典:日本証券業協会:証券投資に関する全国調査2024年より:12月9日利用)
上記を見ると。「④100~300万円未満:19%」が「ボリュームゾーン」で一番多いですね。
この金額が「長い投資歴の途中の金額」だったら良いですが、コロちゃんが見て思ったことは、「100~300万円の投資」なら「投資収益」もさほど多くはないと感じましたよ。
一般に「長期投資のリターン」は「年率4~8%」と言われていますね。
まあ「中央値は年5%程度」でしょうから、「100~300万円の投資でしたら年間5~15万円」となりますね。
しかし、これはあくまでも「長期投資のリターン」ですから、当然下落もあり得ますよ。そのリスクも考えると、収益はけっして高くはないでしょう。
4.「株価が上がっても利益を得るのは国民の2割もいないよ」
上記で、「現在の日本の投資の現状」を見てきました。まとめると、下記のようになります。
◎「日本の投資の現状」
➀「家計金融資産は2211兆円あるが、そのうちわけは預貯金が半分で、株式投資はその預貯金の4割程度」
➁「株式と投資信託保有者はそれぞれ15%で、、株式、投資信託、公社債のいずれかを保有する者は4人に1人」
➂「金融商品の保有理由は、ダントツで将来と老後の不安」
④「金融資産保有額は、100~300万円がボリュームゾーンで、さほど多くはない」
どうでしょうか、コロちゃんは上記のように「日本の株式投資の現状」をまとめてみましたよ。
コロちゃんは、これを見て「株価が上がって」も、喜ぶ人は2割弱程度だなと思いましたよ。そして「投資額が100~300万円」でしたら、さほど「投資収益は大きくない」とも感じましたよ。
5.「株式投資はバブルと株価下落がつきものだよ」
コロちゃんは、「長期投資」を否定するわけではないですよ。
「NISA(少額投資非課税制度)」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」で、少しずつ投資をして「資産形成」することは良い事だと考えますよ。
しかし、「経済」と言うものは、必ず景気が循環します。過去にも、数多くの株式暴落がありました。誰でも思い浮かぶのは「1990年のバブル崩壊」でしょう。
以下をご覧ください。
◎「日経平均株価:バブル前と後」
➀「バブル経済の旧最高値:1989年:3万8915円」
➁「バブル後の最低値 :2008年: 7162円」
上記のように「➀バブル経済の最高値:3万8915円」から「➁最低値:7162円」までは、なんと19年間も経過しています。
この19年間は、時には上昇し時には下降を繰り返しながら、長期的には一貫して低下しつづけたのです。まさに「失われた20年」でしたね。
そして、その後に「➃過去最高値:2024年」に戻るまでは、更に16年が経っています。
「株式投資」の歴史であったのは。この「1990年のバブル崩壊」だけではありません。その後の2000年代の「株式暴落局面」を、書き出してみますね。
◎「2000年以降の株式下落局面」
➀「2001年:米国同時多発テロ事件」
➁「2003年:りそな銀行に公的資金投入ショック」
➂「2007年:サブプライムショック」
④「2008年:リーマンショック」
⑤「2011年:東日本大震災」
⑥「2020年:コロナショック」
上記は、代表的な「株式下落ショック」だけを書きました。小さな下落は数多いです。
コロちゃんは、これらの「予知できない株価暴落」による「株式投資者」のストレスを重視するのですよ。
上記で見たように「株式などの投資者の目的」は、「将来や老後不安への対策」です。
それが「株価暴落」で「将来や老後不安」がますます高まったら、何のための「投資」かわからないじゃないですか。
だからコロちゃんは、「株式投資」はいつ株価が下落しても気にしないような「長期投資」以外は良い事と考えていないのですよ。
6.「生きる目的は投資収益を得る事ではないよ」
「投資」を行なう人は、誰しもが「投資収益」が頭に浮かぶでしょう。
コロちゃんは、「投資収益自体」を否定するものではないですが、「価値観」が「金銭の収益」に傾くことを嫌っています。
誰しもが「安定した生活と豊かな人生」を追求して生きていると思います。しかし、その「価値観」と「お金が欲しいという価値観」は、また別なのではないかと思うのです。
現在は「資本主義の時代」ですから、「お金を稼いだ人が偉い・お金持ちが正しい」との価値観が一番社会に拡がっていると思われます。
しかし、本来の「人間の生き方や目的」は、上記したように「安定した生活と豊かな人生」でしょう。
もちろんその為には「お金がないとかなえられない」ことも多いでしょう。
しかし、それでも「お金をより多く手に入れることに価値観が傾斜する」としたら、コロちゃんはそれは違うでしょうと言いたいのですよ。
「お金」は、人生を豊かにしてくれる「重要な手段」ですが、決して「最終目的」ではありません。
「株式投資」を行ない、「株価の上昇・下落」に一喜一憂することがあるとするならば、それは「人生の価値観」が「お金が大事の価値観」に浸食されているとコロちゃんは考えていますよ。
それと合わせて「株式投資」は、「長期投資でのリターン」は見込めますが、「短期の下落」は普通に必ず数多くありますと言いたいですよ。
7.「青年コロちゃんとお金の使い道」
コロちゃんは若い時にはお金を貯めることをほとんどしませんでした。その時に夢中になっていたことに、惜しげもなくお金をつぎ込んでいましたよ。
若い時代は、人生で二度と訪れてこないんです。
その時に例えお金をすっかり使いはたしても、やりたいことや、多くの様々な経験をしなければ、年を取ってから取り返すことはできません。
コロちゃんが、昔読んだ小説で「青春の門※」という本がありました。著者は五木寛之さんです。
(※青春の門:1969年:著者:五木寛之:講談社)
この五木寛之の「自伝的小説」の中で、早稲田大学に合格して九州から上京して来た少年が、「穴八幡神社※」の床下に寝泊まりするエピソードが載っていました。
(※穴八幡宮は現在も高田の馬場にあります。初詣でにぎわう神社ですが今では床下で寝られない作りの建物になっています)
その少年は、とにかくお金が無かったのです。貧窮の中の学生生活の「青春群像の小説」でしたね。
コロちゃんは、1970年代にこの「大河小説」を読んで、その貧窮の中で力いっぱい生きる「伊吹信介(主人公)」の姿に、自分を投影して元気づけられ、慰められましたね。
コロちゃんも、当時はその小説の主人公とほとんど同じ年頃だったのですよ。
コロちゃんは、この「青春の門」の主人公と同じくらいに貧しい青年でしたが、それでもその時に目指した道を力いっぱい振り絞って生きてきましたよ。
その時に働いて得た「お金」は、全て生きることと諸活動に使い果たして、「貯蓄」などはまったくしなかったというよりは出来ませんでしたね。
ただ、今と当時とは、「時代環境」も「社会システム」も「価値観」もまったく違います。
しかしそれでもコロちゃんは、「若い時・自由な時はさほど長い期間ではないのだからいろんな経験をすることが将来の生きる力になるよ」と言いたいですね。
「体験・経験」は、お金にはかえられないものがあるというのが、コロちゃんの実体験から得た「教訓」です。
今日のブログでは「投資は人生の目的か?」という話問いから、最後はちょっと踏み出した意見を述べてしまいましたね。
「お金」は大切ですが全てではありません。「投資」や「貯蓄」することも大切ですが、その目的は「人生の幸せ」です。
「幸せ」になるためには「充実した生活」が必要です。
その「充実した生活」を得るためには、好きなことやりたいことをやりきることが大切だと思いますよ。
なおこれらは、全部コロちゃんの勝手な考えと意見です。
これに反対の意見の方も数多くいらっしゃるかと思いますが、コロちゃんはもう「こらいまれ」のおジイちゃんですから、「年寄りの冷や水※」とご容赦いただけると幸いですよ。
(※年寄りの冷や水:年寄りが若いものの真似をし冷えた水を飲んで腹をこわすこと:年寄りが若い者の真似をすると碌なことが無い:語源: 江戸いろはがるたより)
コロちゃんは、社会・経済・読書が好きなおじいさんです。
このブログはコロちゃんの完全な私見です。内容に間違いがあったらゴメンなさい。コロちゃんは豆腐メンタルですので、読んでお気に障りましたらご容赦お願いします(^_^.)
おしまい。
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